August 12, 2020

本当に児童はPupilsで生徒Students?細かい事は気にするな!

 

※画像は本文と関係ありません。
揚げたモッツァレラチーズ、オニオンリング、そしてポテトのチーズ乗せ。




■ホームステイでStudent


大昔のことですが、ニュージーランドでワーキングホリデー(略してワーホリ)してました。 

ワーホリの最初の1ヶ月は、現地に慣れるためにホームステイ付きの語学学校に通いました。

自分の中では、学生ビザで来てる人達とワーホリビザで来ている自分達には大きな違いがあったのですが、ホームステイ先の人から見ればどちらも同じ語学学校から宿の提供を依頼された students 。

当たり前ですがホストファミリーは学生ビザの子もワーホリの僕も分け隔てなく“students” と呼んでいました、

「students が~」という話になると
「あ、僕ワーホリです…」
と言いたくなりましたが、英語を学びに来た人達という文脈だから間違いではないですよね。


■ワーホリなのにStudent?


ニュージーランドでのワーホリの最後の数か月は学校にも通わずバイトもせず、シェアハウスに滞在していました。

そこのシェアハウスはニュージーランド人のオーナーが同居していましたが、それ以外は日本人が自分を含め3組いました。

1人は学生でフルタイムの語学学校に通っていましたが、自分ともう1人は特に何もせず(旅行とかしてた)、身分的にはとてもじゃないけど学生とは呼べるものではありませんでした。

それでもオーナーは我々日本人3人を呼ぶときに「students」と言うんです。学生向けに部屋を貸していたし、語学学生もワーホリも英語を学んでいるし、なんならワーホリビザで学校も行けるし、まあ目くじら立てることでもないですよね。


■児童か生徒か


そんな「ネイティブはなんでもかんでもスチューデントと言う」という思い込みのあと、帰国して英会話講師派遣の仕事に就いたのですが、そのせいで細かい事は気にならず外国人英語講師への書類はすべて「students」としていました。

でも、ご存知の方も多いと思いますが、小学校は「生徒」ではなく「児童」なんですよね。顧客、つまり学校や教育委員会へ提出する書類では使い分けないといけませんでした。何しろ小学校に「生徒」は居ないのですから。

とはいえ英会話講師は当社で採用した人たちなので、彼らに渡す英文の書類は内部文書なわけです。そしてウチの会社には海外での事務経験のある人はおらず、誰かがビジネス英会話の言い回しを知っているわけでもなく、基本的にメールも文書も日常会話レベルの直訳英語で「意味が通じれば良い」という社風でした(今考えると恐ろしい…外国人従業員とのトラブルは日常茶飯事でした)。

上記の2つの理由(僕のワーホリでの“students”経験、細かい文法や語彙チェックにコストをかけない社風)で、英会話講師の派遣先が小学校、中学校、高校、公民館、一般企業、カルチャー教室など色々な所であっても授業を受ける人はすべて「students」と書き記していたのですが、中途採用の年配の男性から児童はpupilsではないのかという指摘を受けました。

その方は僕のような海外でヘラヘラしながらノリで英語を覚えちゃう人ではなく必ず辞書で確認するようなきちっとした方なので英語の児童と生徒の違いが気になったようです。

その時は
「社長の確認が取れてますので大丈夫ですよ☺」
とだけお伝えしましたが(その会社では英文では何年も 児童・生徒問わずstudentsという表現を書面で使っていた )、ちょっとモヤっとしました(別に全部ひっくるめてStudentsでいいじゃん、と)。



■細けぇことは気にすんな



契約書のように言葉の書き方が命取りになるような文書は別かもしれませんが、英会話のレッスンプランとか、日常的なメールとか、日々のやりとりにおいては厳密なこだわりはいらないと思います。

のちにカナダでも英語学校で働くことになりましたが、その時は基本的に「Students」でした。厳密には「学生」以外にも「留学生」「語学学生」「短期留学生」「交換留学生」「受講生」「受講者」その他いろいろありますが、よほど特別な文脈でなければ「Students」と呼ばれていました。特にネイティブがノンネイティブに話す時は敢えてシンプルに「Students」と言っていた気がします。

業務連絡などの内輪の話のときに、スタッフやインストラクターが「Students」以外にどう受講者たちを陰で呼んでいたかというと、

kids

でした(ズコーっ!)。そこの学生はほぼ10代でしたので。

そう言えば口語なら「子供たち」って言えますもんね。児童も pupils より children の方がより口語的で自然かもしれません。

これぞ「生きた英語」って感じがしませんか?あまり辞書の英語にとらわれなくても良いのかもしれません。
 


 






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