Showing posts with label モチベーション. Show all posts
Showing posts with label モチベーション. Show all posts

June 7, 2021

人生が変わった瞬間


 



このブログは、“おじさん上司が飲み会の席で若い社員に何度も話すしつこい昔話”な立ち位置を目指しているので(目指すな)、そんな風に読んでもらえたら幸いです。




誰しも人生が変わる瞬間って、あると思います。

その時は気付いていなかったかもしれません。単なる偶然だった場合もあるでしょう。

例えば学校選びとか、就職・転職などは、

  • ただ周りに流されてそうなった
  • 切羽詰まって仕方なくそう決断した
  • その頃は◯◯にハマっていたのでそれをやってみたかった
  • たまたま詳しい人と仲良くなっていた時期だった

などなど、当時はあまりよく考えていなかったりするかもしれません。少なくとも、「人生を変える!」という意思の元の決定ではない、という人が多いように思います。

もちろん個人の感想ですが。



おそらく現在50歳ぐらいの人で、

  • 若い頃には想像もしていなかった仕事に就いている
  • 当時は考えてもみなかった場所に住んでいる

という人は多いのではと思います。

そして若い頃には考えてもいなかった生活をすることになったきっかけは、“ひょんなこと“がほとんどだと思います。


たとえば仕事なら、最初はアルバイトのような小さな仕事から、わらしべ長者のように転職していって、気付いたら大きな仕事に就ていた、など。


僕の場合は、ありがちですがワーキングホリデーが転機になったと思います。

ワーキングホリデーなんて参加資格は年齢制限ぐらいで誰でも行けるようなものですし、大学留学と違って学位が取れるようなものでもありませんし、ましてや履歴書に書けるようなものでもありません。

でも、たった1年の滞在ですが、その後海外に永住することになることを考えるようになったきっかけになりました。

帰国後に定職に就けたわけでもなく、英語力が格段についたわけでもなく、人脈が出来たわけでもありませんでしたので、実は10年経っても“ワーホリなんて時間の無駄だったかな”と思っていましたが、20年経った今振り返ると、あのときに自分の人生が変わっていったのだと思います。



と、むりやり海外生活の話をして当ブログのテーマに合わせましたが(笑)、英語や海外生活に関わらず、半世紀近く生きていると、20代の頃には想像もしていなかった生活になっているって人は多いということや、30歳の頃に不安だったことは現実にはならなかったと思うようになりました。





なんだか隙あらば自分語りになってしまいましたが、何が言いたいかというと、例え今30歳でも、50歳のときには今と同じ生活をしているとは限らないから心配すんな、ってことです。



あ、これ、芸能人だったらターニングポイントとか言って半生を振り返る番組で取り上げられることですね。

好きな事の方向へ進んでいけば、わらしべ長者のようにちょっとずつ成長して行って、風が吹けば桶屋が儲かる理論で後から思えばあれがターニングポイントだったんだな、という“ひょんなこと”が起こるから大丈夫。

って若い人のネガティブなつぶやきを見るといつもそう思います。



Photo by pixabay.com

March 3, 2021

海外の店で差別されてると感じたら


◆ 留学生あるある

これは留学生あるあるというか、海外滞在あるあるだと思うんですけど、よく店の人から差別された、なんて話をブログやSNSで読むことがあります。

例えばレジの店員が、自分の前に並んでいた人にはニコニコしていたのに、自分の番になったら急にムスっとして挨拶もなかったとか、あからさまに嫌な顔をしたとか。

実は僕も渡航後しばらくはそう感じていて、いや、感じていただけではなく、対応してもらえなかったなどの実害もありました。

その後、滞在歴が長くなるにつれて、いくつかの作戦を編み出したのでここでご紹介しようと思います。


◆ 実は差別されてない

作戦をご紹介する前に、まず、大前提として、なんでもかんでも差別されていると言っていないか一度考えてみてください。

と言うのも、僕は職場で、差別されていると上司に相談した時に、自然と誰に(どのグループの人々に)差別されているかを言う流れになり、人種の話をしたとして警告をうける羽目になってしまいました(幸い実質的な処分はありませんでしたが)。

他の人にはニコニコするのに僕にはムスっとしている人達は、態度こそ悪いものの、僕の肌の色の話や人種の話は一切していないのです。つまり人種差別とは言えず、単に機嫌が悪かった、と言われてもこちらは反論できません。相手の挑発に乗ってはいけないのです。

対応してくれなくても、僕がアジア人の血を引いているから差別されたという明確な証拠(発言を録音したものとか)がないと、訴えたこちらが差別したという流れにされてしまうので(特に自分以外の移民が絡むと厄介)、「感じ悪い店員」は単に感じ悪いだけで、それ以上でもそれ以下でもありません。

と言うわけで、以下、店員に対して「感じ悪ぅい、ムカつくんですけどぉ」と思った時の対処法書き出してみます。


◆ ご苦労様、と思う

その店員さんは感じ悪くてムカつくかもしれませんが、ちょっと待って下さい。レジの時給なんてそれほど高くないでしょうし、レストランのようにチップもありません。

僕もレジを含む元接客業経験者なので、それを思えばどんな接客をされようが「大変だよねー、つらいよねー、笑顔なんていいよ、疲れるから」という気持ちにしかなりません。

そして僕が留学していた頃と違って今ならではの考えですが、このご時世、多くの職種で在宅勤務を導入しているのに、レジなど店頭での仕事は感染のリスクも高い最前線の仕事です。感じ悪くたってなんだって、まず出勤してレジに立っているだけで「ご苦労様です」の気持ちしかないです。

ご苦労様です、大変だよね、と思うと、ムカつく気持ちはフッと消えていきます。


◆ アイドル作戦

これはまず日本の「お客様は神様です」という考えを捨てなければいけないのですが、客側である自分がアイドルだと思うようにするのです。そして店員が自分のファン。あたおか(頭がおかしい)と思わず、続きを読んで下さい。

レジは握手会会場。お金を渡す時はサイン色紙を渡す時(カナダはカルトンは使わない)。膝をちょこんと曲げて「ありがとうございまーす♥」のノリで。

基本的に、こちらが感じ良くしていれば(日本的な礼儀正しさではなく、おおげさな身振り手振りで明るく朗らかな感じ)、相手も普通に対応してくれるものです。

それでも言葉などの証拠は残さず態度で差別をしてくる感じの悪い店員はいますが、それも握手会と一緒。わざわざ握手券を買って推しに小言を言ってくるファンもいるそうじゃないですか。感情的に受け取らず、そういう人なんだ(あるいは接客ロボットなんだ)と右から左へ受け流せばイライラもしなくなります。


◆ 引き寄せの法則~ポジティブしか勝たん

巷で言われているように、ポジティブ(前向き)な事を言っているとポジティブなことが起き、ポジティブな人の周りにはポジティブな人が集まるというのは本当らしいのです。

“引き寄せの法則”というと、宗教のようだとかスピリチュアルのようだと敬遠されてしまうのですが、心理学的にも引き寄せの法則に似たような事は心がけ次第で起きるようです(ナントカ効果とかナントカ理論とか)。

そんなことない、と否定されそうですが、「こいつらワシのこと差別するんじゃろ」と思って入店するのと、あこがれの地に降り立って念願の海外の店に入れてキャッキャウフフしながら入店するのでは、その後の経験も違ってきます。

もちろんこちらが明るくふるまったって我々のような外国人(彼らから見て)の対応をウザい、面倒くさいと思う人もいるでしょう。でもそれはしょうがない。スルーするしかありません。


◆ 本当に“差別”されてたら英語を頑張れ

明らかな差別用語を言われたりしたのなら別ですが(帰宅するなど安全な場所に避難してから本社にメールなどで報告するのが良いと思います…)、店員の態度が気に入らない程度の“差別”だったら、厳しいようですがもっと英語を頑張りましょう…。

見た目でアジアからの外国人観光客と思われて面倒くさそうな態度をされることがあっても、話してみたら全然そうでもなかった、ということも何度もあります。

地元のネイティブなら客の方から店員に世間話を始めたり、なんなら客側が店員の機嫌を取るようなこともあります。

とあるドーナツ屋で態度の悪かったアルバイトと思われる若者に、同行していた友人(カナダ人)は「何時間働いてるの?あと1時間?じゃあもうちょっとじゃん。スマイル!」と店員を笑顔にさせていました(すげぇ)。




そういえば過去に似たような記事を書いていますが、若干考えが変わりました。

スルースキルがついたのかもしれません。


Photo by pixabay.com

July 2, 2020

英語も複利で増えていく

pixabay.com




ありきたりで、手垢にまみれた、使い古された事を書きます。
でもこれは本当の話です。
あなたもこの未来の話がいつか分かる日が来ます…ふふふ。


■英語は時間がかかる


英語をマスターすることは呪文を覚えるようなものです。いろんな単語やフレーズを覚えていく修行ですからね。

それゆえ攻略本さえあれば一夜で英語が話せるようになるのではないかと思ってしまうことがあるかもしれません。

「英語はこれだけでOK」「聞き流すだけで~」「多読をすればいつのまに~」という広告がとても信憑性があるように聞こえるのはそのせいでしょう。一部当てはまることがありますので。

でも、英語を話せるようになるという最終目的のためには、ふさわしい呪文を選んだり、呪文と呪文の隙間を埋めて繋げたり出来なければいけません。

パソコンだって、ソフトウェアに単語やフレーズを入力するだけでは話をするようにはならないので、人工知能的として会話をするには単語を選んだり繋げたりする機能が必要じゃないですか。

そのためには時間が必要となります。コンピューターも学習機能で所有者が良く使うコマンドを覚えていくじゃないですか。漢字の予測変換とか。


■時間を味方に付ける方法


英語の習得には時間がかかる、と聞くと、その時点で自分には無理だ、と思ってしまう人が多いかもしれません。

たしかに初心者の場合、たった1年ではたとえ外国で英語漬けになっても上達には限度はあるでしょう(すっっっごく上達するとは思います)。

でも、時間と言うのは何もしなくても、過ぎていきます。あっという間に年を取ります。年を取るとわかるのですが、20代の頃は自分が40代になるなんて想像もつきませんでした。でも、なるのです…。病気や事故で命を落とさない限り、誰もが40代になるのです…。時間が過ぎていくことは難しくありません。勝手に過ぎていきます…。

気付いたら、40代も後半になりました。職場でも勤続10年。職場では、何も努力をしていなのに気付いたら同僚からのほとんどの質問に答えられるようになっていました。英語もとりあえず問題なく通訳なしで仕事をしています。毎日使う、それ以外は何もせずに。

毎日取り組んでいけば、時間は勝手に過ぎて行ってくれます。つまり時間を味方に付ける方法は「毎日やる」です。

今30代でも、毎日英語に触れていれば50代になる頃には洋画を字幕なしで理解するぐらいにはなると思います。


■英語も複利で増えていく


この「毎日やってりゃ10年、20年後には今の想像以上に話せるようになってる」というロジックはわかりづらいと思うので、お金に例えてみます。

毎月の積立をタンス貯金で行えば、1年後、2年後の金額は簡単に計算が出来て、10年後、20年後の金額を計算してがっかりするかもしれません。

でも…これが複利で利子がついたら。投資信託だったら。個人年金だったら。普通の計算機では簡単に出ない額の意外さに驚くでしょう(つまりローンを組んでも合計支払い額に驚くんですけど…)。

英語にもそんなところがあって、単語を毎日1つ覚えても1年で365個とは限らないのです。毎日続けることで、似た言葉なら予想が付いたり、関連する言葉の場合まとめて2つ3つ覚えられたり、その単語のお陰で文章も簡単に覚えられたり、単純計算で出た以上の量の英語が身に付いたりします。もしそれが10年続いたら…。

利子の計算と同じで、時間を味方につけるとすごいことになります。


■まとめ:気付けば上達しているはず


魔法使いが成長していくように、人工知能が学習していくように、同じ場所に長く勤めているとなんでも答えられるように、長期で投資をすると思っていたより多く金額になるように、毎日やることは大したことはなくても10年ぐらい続けてみると思った以上の成果になるものです。

そして何もしなくても気付いたら年は取っていくもので、今英語に不自由を感じていても、1日に30分しか受講できなくても(ラジオ講座でもオンライン講座でも)、5年、10年と経てば意外なほど上達していると思います。




February 13, 2020

カタコト英語の日本人が割と英会話のお手本になる話

pixabay.com

英会話でスランプに陥ったら他の日本人の英語を聞いてみよう



英会話を練習してると、行き詰ってしまうことがありますよね。

どれだけ英語で話しても上達していると思えないとか、どう考えてもネイティブのようにはなれないと遂に悟ってしまったりとか。

そんな時は、一旦英語の教材や洋画や海外の動画などは忘れて、日本人の英会話の先輩の英語を聞いてみることをお勧めします。

ネイティブの英語を聞いても絶望しか生み出さないかもしれませんが、日本人、特に自分と同レベルかちょっと上のレベルの人の英語を聞くのは良い刺激になります。

というわけで今回は僕の経験を書いてみようと思います(需要ある?)。

例1:英会話スクールの日本人スタッフの例


■目標がなかった!


日本国内の英会話スクールに通っていました。

営業トークの一環として、スタッフの方々から散々目標を聞かれました。目標を達成するまで契約を更新する生徒さんが多いのでしょう。

でも僕は趣味で通い始めたので、目標がありませんでした。

最初は外国人講師に自分の言った単語が通じたりして楽しかったのですが、当然行き詰ります。

「洋画を字幕なしで理解できるようになる」なんて映画好きでもない僕には関係のないこと。そして当時は海外に出るつもりもありませんでした。

目標はせいぜい「アメリカ人やイギリス人みたいにペラペラ話せたらカッコイイだろうなぁ」という程度。

そしてそのお手本としていたアメリカ人やイギリス人はペラペラ過ぎて、自分があんな風になるとは思えませんでした(実際そうなってない)。

■目標が出来た!



そんなとき、受付カウンターで次回のレッスンの予約をしていると、カウンター内の日本人スタッフと外国人講師が英語で会話をしている場面に遭遇しました。

「すごい。」

それが感想です。

その日本人スタッフの英語は明らかに日本人の英語とわかるレベルで、おそらく中級者ぐらいのレベルだったように記憶していますが、それでも日本語を介さず英語で話しているのがすごいと思ったのです。

むしろ、中級者レベルだったから、自分にもできそう、と思えたのかもしれません。


例2:ワーホリ中のバイトの先輩


■ネイティブの英語だけの毎日


英会話スクールの後、ワーキングホリデー(略してワーホリ)でニュージーランドに一年滞在しました。

日本と違って英会話の教材もなければ、日本人慣れした英語のネイティブスピーカーもあまりいません。

例えるなら、英会話スクールで英語を話すのはプールで泳ぎの練習をするようなことで(いつでも水から上がれる)、海外で英語を話すのは海で泳ぐことです(陸に着くまで水から上がれない)。

ワーホリ中は英会話スクールと違って会話中に先生に助けてもらえませんし、外でも英語、家に帰っても英語です(実際には日本人との出会いの方が多かったけど、まぁそれ以外はいつも英語、ってことです)。

プールで泳ぐなら途中でフォームが乱れても一度プールサイドに上がって確認したり気持ちをリセットすることができます。でも海ではクロールが乱れて犬かきになってしまっても泳ぎ続けなければいけません。

海外で英語のみの生活をしていると、自分の英語が合っているのかどうかもわからないし、一旦日本語で確認したりもできず、とりあえず英語のみで帰国まで生活し続けなければなりません。


■実際に自分のような人が英語を話している場に出くわす


というわけで大海原を泳ぎ続けるような英語の生活をしていましたが、アルバイト先の日本食レストランには日本人スタッフがいました。

全員ワーホリ中の若者でしたが、そのうちの1人はこれがワーホリ3か国目というベテランで、英語でも物おじせず非日本人の経営者やお客さんとも堂々と話す人がいました。

でもその人の英語は、まさにカタカナ英語。発音だけ言えば、英語らしくないのです。

それでも自分と同じワーホリでアルバイトという立場の日本人が、暗記した文章ではなくて、英語で考えながら文章をリアルタイムで組み立てていく様子を目にして、自分にもできるのでは、もうちょっと単語なり文法なり勉強すればこの人ぐらいにならなれそう、と思いました(ある意味失礼?)。



まとめ:トップモデルや読者モデルより同僚やクラスメイト


長々と書きましたが、これはよく言われる「目標設定は高くし過ぎず、現実味のあるものにしなさい」ってヤツですね。

ダイエットをするなら、トップモデルばかり目標にするより、もっと身近な読者モデルとか、さらに身近な最近ダイエットに成功した同僚の〇〇さんを目標にするほうが、モチベーション回復には良さそうですよね。

それと同じで、夢や憧れの存在として理想のハリウッドスターやアナウンサーがいるのは良いですが、スランプに陥ったような時にはネイティブスピーカーという高い理想のことは忘れて、自分と同じような経歴の人で英会話歴はちょっと先輩、というような人がいるといいかもしれません。





January 14, 2020

やって良かった7つの英語上達法




またまた質問を頂きました。英語を上達させる際にやって良かったことと効果の無かったことは何か、というご質問です。

基本的に英語学習には無駄はなく、何をやっても血となり肉となり、読み、書き、聞き取り、書き取り、相互作用で相乗効果が生まれ、長い目でみればいつか目にした単語や表現が何かの拍子に役立つこともあると思っています。

ですが、とりあえず、良い・悪いで書き出してみたいと思います(結局書くんかい)。


やって良かった7つの英会話対策


やってみて楽しかった、続いた、直接的に効果を実感した瞬間がある、というのを基準に「良かった」とします。

  1. TOEICテスト受験 

    • TOEIC のスコアそのものに振り回されてはいけないと思いますが、ドリル形式の問題集を解いて、答え合わせをして、スコアという形で成果を実感、ということの繰り返しは大いに継続する力になったと思います。
    • 文法力や単語力がかなりついた気がします。
    • 他に TOEFL も IELTS も受験しました。 
  2. DVD で洋画を見る

    • ランダムにたくさん見る事も大事かと思いますが、僕は1本の映画を英語音声で字幕は日本語と英語を交互にして何度も見ました。セリフも覚えます。「天空の城ラピュタ」を何回も見てるうちに「40秒で支度しな」をドーラと同じタイミングで一緒に言えるようになるようなものです。ちなみに 「キューティー・ブロンド(Legally Blonde)」という映画でした。嗚呼20年前。
  3. 海外のテレビ番組

    • 日本語では海外ドラマと呼ばれていますが、実際にはコメディ-の「フレンズ」「ウィル&グレイス」やアニメの「ザ・シンプソンズ」は何度も見ました。登場人物や舞台が毎回同じなので、同じエピソードでなくてもシリーズを通してみているうちに繰り返し見ているのと同じ効果があったのではと思います。NHKで放送していたり、ワーホリ時代にカナダで観たり、帰国後DVDを買ったりしていました。
  4. 駅前の英会話スクール

    • 某英会話スクールに通っていました。通うだけでは効果が無いと言われますが、僕は英語の知識ゼロだったので効果がありました。生身の人間から少人数制のクラスで教わるのも独学と違って続けられる結果となりました。ただ、僕が受講を終えて数年後に倒産してしまい色々トラブルがあった企業なので、気安く前払い制のスクールはお勧めできません。
  5. NHKのラジオ英会話

    • これは本当に効果がありました。ラジオ英会話で学んだことを英会話スクールで実際に使っていたからかもしれません。ラジオだけの独学なら続いていなかったかもしれませんが、教科書も安く、番組という音声教材は無料なのに内容は教え方の構成も使われるフレーズも本当に良く出来ています。
  6. ヤフーの掲示板(英語学習者スレッド)

    • 周りに英語学習を頑張っている人がいなかったので、励まし合ったり刺激をうけたり、効果のある学習法について情報を交換しあったり、勉強を継続するのにお世話になりました。勉強の息抜きとしても良かったです。
  7. 単語の丸暗記

    • 上記のテスト対策に被りますが、それぞれのテスト用に出版された「テストに出る単語300語」みたいな本を丸暗記するのが今でも役立っています。そもそも単語の暗記は良い現実逃避になり、辛いときや何か忘れたいことがあるときにこそ好んで単語の暗記に励んでいました(掲示板の常連さんより「単語セラピー」として教わりました)。

効果の無かった7つの英会話対策


やってみたけど自分にはわりと苦痛だった、続かなかった、もしかしたら長い目でみて間接的な効果はあるのかもしれませんが特に実感しなかった、というようなものを「効果の無かった」もの、とします。
  1. 外国人の友達を作る

    • やっぱり友達を利用してはいけません。あからさまに英語学習に利用すると友情にもひびが入るし、仲良くなると「あれ」「それ」「例の」で話が通じてしまうので伸びません。
  2. ランゲージエクスチェンジ

    • 何度か利用しましたが、「友達募集」で会ったわけでもない2人が毎週または毎月継続して会うのはキツいようです、お互い。または相手も日本語の学習に飽きたり、逆にこちらが日本語を教える一方だったり、相手も英語を教えるプロではないのでこちらも飽きたり。
  3. 児童書を読む

    • 「赤毛のアン」等、数冊英語でなんとか読了しましたが、これといって表現を覚えたり読む速度が速くなった実感はありません。きっと何かの役には立ってるんでしょうけど…。
  4. 英字新聞を読む

    • そもそも興味がなくて続きませんでした。日本語もそうですが新聞は独特な表現が多いので読みづらい上に時事問題にも興味が持てませんでした。
  5. ディクテーション

    • カセットやMD(古っ)に録音したものを一時停止していきながらノートに書きとっていくディクテーションですが、聞き取りに対して驚くほどの効果はあると思います。でも時間がかかりすぎて続きませんでした。結果、ディクテーションで得た効果はほんの少し。
  6. 英語のニュース番組を視聴

    • CNN とか BBC とかを見ると良いと聞いたことがありましたが、新聞同様、内容に興味が持てず続きません。映像とナレーションもマッチしませんからね。画像は現在の現場(昼まで無人)、でも音声は昨夜起きた事件の話(夜で登場人物多数)。
  7. 英英の問題集や参考書

    • 英語を英語で理解するというと聞こえはいいですが、母語で解説を受けられるならその方がよっぽど効果的です。ワーホリ滞在中は英英の問題集しかなかったので図書館から借りていましたが、答え合わせの解説を読んでも「???」でした。同じ図書館の日本語コーナーに文法書があってその丁寧な解説に驚いたのを覚えています。


ダーッと書きましたがよく考えたらすべて20年以上前(!!)のことですね。出て来る洋画や海外ドラマのタイトルも古いしカセットもMDもヤフーの掲示板ももうありません(涙)。今の人には全然役に立ちませんね。同世代の人が読んで懐かしんでくれればそれでいいやw

July 1, 2019

英語学習におススメのサイト?

pixabay.com



どんな英語のサイトを読んでいますか?


最近「英語の習得におすすめのサイトはありますか?」とご質問を頂きました。
普段どんなサイトを読んでいますか、とも。

 実は、僕は英語のサイトは読まないんですよね.…英語が苦手なので。

でも、具体的なオススメのサイトは挙げることできませんが、英語を読むのが楽になったことを実感したいくつかのサイトの種類ならご紹介できます。




必要に迫られたものを読む


僕は英語が苦手なので読みたくて読みたくて仕方がないようなものはありませんでしたが、やむを得ず読んでるうちに結果的にその分野の表現に慣れたことがあります。


留学前

最新かつ公式の情報を得るべく該当する大学や部署のサイトから直接原語(英語)を何度もチェックしていました。1つでも必要書類を忘れてしまったら大変なので、読まないわけにはいきません。


留学中 

留学中は言わずもがな教科書やハンドアウト(配られるプリント)などをたくさん読みます、というか宿題を片付けたり試験対策をしたりするためには資料を読まないわけにはいきません。どこかにヒントが隠されているわけですから読む必要があったわけです。「英語を読むのが面倒臭い」という感情よりも「英語でもいいからヒントをくれ」という気持ちでした。

海外就職

就職してからも留学時代同様、カナダでの労働許可に関する書類、就職に関する書類(求人票や採用後の申請書類)はもちろん、業務に関する書類た指示書など、リーディングのスキルを上げるためではなく、必要に迫られて読んでいます。

その他、日常生活でも、ごみの捨て方、部屋探し、銀行関係などなど、
「え!なにこれ!どうやるの!?」→「これ読め」
みたいな読まざるを得ない状況で鍛えられます。

興味があるものを読む



学校や仕事で英語を強制的に読まされる環境でないと、なかなか読むのは難しいですよね。〇〇は英語学習者にも読み易く書かれている、などと紹介されても、易しく書かれたものは内容も平坦なことが多いもの。平坦な感動に興味はないし退屈な時間は要らないですよね。

というわけで、どの英語学習サイトでも書かれているしこのブログでも何度か書きましたが、みなさんがご自身で興味のあるものを読むのがやっぱりリーディング上達のコツという結論になります。

でも興味のあるものって言われても、難しいんですよね。できれば日本語では得る事の出来ない情報が「読まざるを得ない」状況になって良いですよね。

例えばまだ翻訳されてない芸能人の取れたてゴシップとか、日本ではまだ人気の出ていない俳優のウィキペディア(もちろん英語版)とか、あまり日本人観光客のいない地域の観光情報などはどうでしょう(テキトーw)。

僕が個人的に最近読まざるを得ないと思わされている「興味のあること」は、アマゾン(カナダ)での自分が興味のある商品の商品説明、レビュー(口コミ)です。気付いたら真剣に読んでることが多いです。





リーディングとリスニングの化学反応



リーディングの話ばかりしてきましたが、実はリスニングもリーディングを楽にするのに役立つこともあります。


英語をたくさん聞いていると、活字を目の前にしたときに脳内でその音が蘇るのです。


だとえば、僕は昔(20年ぐらい前)、although、 however、 in order to などの日本語にはない(または個人的につかわなかった)ような用法の単語がどうしでも引っかかって、読んでいても内容が頭に入ってきませんでした。


Although:
 おるぞう?「~であるが」、って日本語では「~」が先なのにalthough は最初だから脳内で入れ替えなきゃいけない。

However:
辞書によると「しかしながら」。普段「しかしながら」なんて言わないから、この単語が出て来るたびに頭に「シカシナガラ」という音が出て来てしまい黙読に詰まる。

In order to:
イン・オーダー・トゥ、ってそもそも3つも単語が出るし意味も「~するために」とかいう to と変わんねぇんじゃね?的な用法でこれも黙読中に引っ掛かる。


ところが、テレビや周りの人の話などでこれらの言葉を耳にしているうちに、活字に出て来る時に音が脳内再生されるのです!つまり、リス二ングがリーディングで役に立った、ということ!

同時に、リーディング時にこれらの単語に引っ掛かっていたからこそ、実際にそれを耳にした時に
「あ、今 although って言った。おるぞうじゃなくて『おどー』って言ってたw」
のように引っ掛かり、頭のどこかで覚えていたわけです。

読む、聴く、書く、話すの4技能は、まんべんなく取り組むと相乗効果をもたらすのです!

ずっとリーディングだけをしていると足し算のような伸び方ですが、たまにはリスニングなどの違うアプローチすると掛け算になるという化学反応が起きるわけです。

…「化学反応」言いたいだけやん。








June 13, 2019

英会話の上達に独り言作戦







ある分野のことならよくしゃべれるのに、別の分野のこととなるとしどろもどろになってしまうことがよくあります。

例えば会議中に現在の仕事の問題点等を発表する場があれば、ここぞとばかりに不平不満を言うのですが、たくさん文句を言って自己嫌悪になると同時に、こんなカナダ人だらけで日本人が自分1人だけなのに普通に英語で喋って相手のことも普通に理解して、自分で自分を褒めてあげようとも思ったりします。

なのに、フィギアスケートの話をしようとした途端、全くしゃべれなくなってしまいます。つっかえつっかえでしどろもどろ。

日本人は、普段別にフィギアスケートのファンじゃなくてもオリンピックの前とか世界選手権の前だとつい夢中になっちゃうんだよね。

ってことが言いたかっただけなのに全然ちゃんと言えない。世界選手権って英語でなんていうの?というレベル(お恥ずかしい)。

この違いはなんだろうと思った時にふと気づいたのが普段の自分の独り言の癖。

英語なので言いたいことが自由自在に言えるわけではありません。

例えば明日会議があるという時に普段思ってることを事前にシュミレーションとしてぶつぶつ言ってみることがあります。もしくは会議の後、1人反省会じゃないですけどあー言えばよかったこう言えばよかったと言うのをぶつぶつ言ってみたりもします。後は機会があったらこれを言ってみよう、と言うものもぶつぶつ口に出して言っています。

 最初は英語的なのが目的だったのに、最終的にはまるで誰かと電話でも話しているかのように感情的にエンドレスで口が出てきます(笑) 。

ということで普段口に出して言ってることなので会議でもすらすら出てきます。

ところが普段はフィギアスケートの話はしないんですよね。日本語だったら普段話をしてなくても自由自在に操れるのに、 英語だとやっぱり普段言っていない言葉は出てこないみたいです。

うーむ、世界選手権、何と言うのでしょうか。ワールドチャンピオンシップ、かな?

 カナダではあんまりフィギアスケートは人気じゃないし職場でも話題にもならないけど、日本はすごい人気なんだよね、 テレビとかでも結構視聴率いいみたいだよ。

…みたいなこんな簡単なことがどうしてすらすら言えないんでしょうか、自分。もっと修行が必要ですね。

あ、話が脱線しました。

というわけで英語学習をしている皆さんもぜひ独り言を取り入れてください。頭の中でこしらえた彼と一緒に…じゃなくてもいいけど、頭の中でこしらえた聞き手にじゃんじゃん話しちゃってください。

April 28, 2019

バイリンガルってどんな感じ?

2つともネイティブなバイリンガルと、2言語をとりあえず話せるバイリンガル


バイリンガルと言うのは、多分、 2つの言語が母国語レベル、というか、 母語が2つ、という意味だと思います。日系2世(3世)、帰国子女、両親が別々の国の出身、などの方々で、2つの言語をまるでスポンジのように吸収してどちらもネイティブレベルで話す人たちですね。

でもカナダの田舎では英語しか話せない人がほとんどなので、完璧では無いにしろ2つの言語を話せているので、一応バイリンガルキャラとして扱われています。

うん、たしかに2か国語話せる。英語はボロボロですけどね(汗)。

なので、日本ではとてもじゃないけどバイリンガルなどとは名乗れませんが、カナダでは一応バイリンガルと名乗っています。

例えばネットで仕事に応募するときに「話せる言語」の欄は英語と日本語にチェックを入れるし、職場の雑談中に「この中にバイリンガルっている?」となったときに真っ先に名前が出ます。

というわけで、帰国子女やハーフのような天性の特殊能力を持った人間ではありませんが、一応2つの言語を話す「なんちゃってバイリンガル」として、バイリンガルってこんな感じなのかな、と言う感覚的なことを書いてみようと思います。




バイリンガルってこんな感じ?



昔からバイリンガルの人に、英語と日本語をどう切り替えているの?とか、普段どっちで考えてるの?という質問をしたいと思っていました。

たいていテレビや雑誌などで見るバイリンガルタレント達の答えは、「わからない」「特に意識していない」「説明が難しい」といったものでした。

その感覚が、最近わかるようになったのです。


「りんご」と「アップル」




簡単に言うと、「りんご」と「アップル」のように、単に2つ表現を知っている、という感覚です。

りんごもアップルも一般的な日本人なら頑張って覚えたような単語ではないと思います。普通に生活していく上でりんごもアップルも自然に身に付く言葉ですよね。

使い分けも、英語モード、日本語モード、と、文脈によってりんごとアップルを無意識に、自然に使い分けていると思います。

例えば青森県の話をしてる時。きっとほとんどの人は
「青森と言えばアップルだよね。」
ではなく、
「青森と言えばりんごだよね。」
と言うと思います。

でも、洋風のスイーツの話をしている時は
「りんごパイ」
と言わずに
「アップルパイ」
と言うし、海外の調味料の話をしているときは
「りんご酢」
と言うより
「アップルサイダー」
と言う方が多いと思います。

もしジュースの話をしてるなら、家で健康のためにジューサーで手作りするのは
「りんごジュース」
で、カフェやレストランで注文するときは
「アップルジュース」
と言うと思います。

そのほかにも、上着と言ったりジャケットと言ったり、鏡と言ったりミラーと言ったり、髪と言ったりヘアーと言ったり、机と言ったりデスクと言ったり、無意識のうちに英語(カタカナ)と日本語を使い分けていると思いますが、バイリンガルもそれの延長です。



単語もフレーズも文章も



「りんご」や「アップル」は単語ですが、文章も同じです。

最初は

「りんご」=「apples」

だけだったのが、英語を勉強していくうちに

「This is a pen」=「これはペンです」
「I have a pen」=「私はペンを持っています」

のように、だんだん対になる文章が増えていきます。そして単語と同じく、状況によって自然と英語で考えるか日本語で考えるかが変ってくるのです。

僕の場合、例えばブログネタにしようとすれば日本語で考えるし、職場の誰かに話すネタになるなら自然と英語で考えます。

また、そのペンを持っていたのが日本の芸能人なら日本語、ハリウッドスターなら英語、のように、元ネタにつられて言語もつられることもあります。








まとめ


ここまで書いて気付きました。上記、すべて間違いです。僕は自然に英語で考える、なんてことはないようです。

英語で考えているときは、英語で何て言おうか考えてるときでしたw

会議で質問する内容を英語で考えるときとか、電話で問い合わせをする前に問い合わせ内容をブツブツ練習するとか、友達に聞いて欲しい内容を事前にブツブツ練習するときとか。

やっぱりあくまでも「なんちゃってバイリンガル」なのでした。