このブログは、“おじさん上司が飲み会の席で若い社員に何度も話すしつこい昔話”な立ち位置を目指しているので(目指すな)、そんな風に読んでもらえたら幸いです。
誰しも人生が変わる瞬間って、あると思います。
その時は気付いていなかったかもしれません。単なる偶然だった場合もあるでしょう。
例えば学校選びとか、就職・転職などは、
- ただ周りに流されてそうなった
- 切羽詰まって仕方なくそう決断した
- その頃は◯◯にハマっていたのでそれをやってみたかった
- たまたま詳しい人と仲良くなっていた時期だった
などなど、当時はあまりよく考えていなかったりするかもしれません。少なくとも、「人生を変える!」という意思の元の決定ではない、という人が多いように思います。
もちろん個人の感想ですが。
おそらく現在50歳ぐらいの人で、
- 若い頃には想像もしていなかった仕事に就いている
- 当時は考えてもみなかった場所に住んでいる
という人は多いのではと思います。
そして若い頃には考えてもいなかった生活をすることになったきっかけは、“ひょんなこと“がほとんどだと思います。
たとえば仕事なら、最初はアルバイトのような小さな仕事から、わらしべ長者のように転職していって、気付いたら大きな仕事に就ていた、など。
僕の場合は、ありがちですがワーキングホリデーが転機になったと思います。
ワーキングホリデーなんて参加資格は年齢制限ぐらいで誰でも行けるようなものですし、大学留学と違って学位が取れるようなものでもありませんし、ましてや履歴書に書けるようなものでもありません。
でも、たった1年の滞在ですが、その後海外に永住することになることを考えるようになったきっかけになりました。
帰国後に定職に就けたわけでもなく、英語力が格段についたわけでもなく、人脈が出来たわけでもありませんでしたので、実は10年経っても“ワーホリなんて時間の無駄だったかな”と思っていましたが、20年経った今振り返ると、あのときに自分の人生が変わっていったのだと思います。
と、むりやり海外生活の話をして当ブログのテーマに合わせましたが(笑)、英語や海外生活に関わらず、半世紀近く生きていると、20代の頃には想像もしていなかった生活になっているって人は多いということや、30歳の頃に不安だったことは現実にはならなかったと思うようになりました。
なんだか隙あらば自分語りになってしまいましたが、何が言いたいかというと、例え今30歳でも、50歳のときには今と同じ生活をしているとは限らないから心配すんな、ってことです。
あ、これ、芸能人だったらターニングポイントとか言って半生を振り返る番組で取り上げられることですね。
好きな事の方向へ進んでいけば、わらしべ長者のようにちょっとずつ成長して行って、風が吹けば桶屋が儲かる理論で後から思えばあれがターニングポイントだったんだな、という“ひょんなこと”が起こるから大丈夫。
って若い人のネガティブなつぶやきを見るといつもそう思います。
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