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June 7, 2021

人生が変わった瞬間


 



このブログは、“おじさん上司が飲み会の席で若い社員に何度も話すしつこい昔話”な立ち位置を目指しているので(目指すな)、そんな風に読んでもらえたら幸いです。




誰しも人生が変わる瞬間って、あると思います。

その時は気付いていなかったかもしれません。単なる偶然だった場合もあるでしょう。

例えば学校選びとか、就職・転職などは、

  • ただ周りに流されてそうなった
  • 切羽詰まって仕方なくそう決断した
  • その頃は◯◯にハマっていたのでそれをやってみたかった
  • たまたま詳しい人と仲良くなっていた時期だった

などなど、当時はあまりよく考えていなかったりするかもしれません。少なくとも、「人生を変える!」という意思の元の決定ではない、という人が多いように思います。

もちろん個人の感想ですが。



おそらく現在50歳ぐらいの人で、

  • 若い頃には想像もしていなかった仕事に就いている
  • 当時は考えてもみなかった場所に住んでいる

という人は多いのではと思います。

そして若い頃には考えてもいなかった生活をすることになったきっかけは、“ひょんなこと“がほとんどだと思います。


たとえば仕事なら、最初はアルバイトのような小さな仕事から、わらしべ長者のように転職していって、気付いたら大きな仕事に就ていた、など。


僕の場合は、ありがちですがワーキングホリデーが転機になったと思います。

ワーキングホリデーなんて参加資格は年齢制限ぐらいで誰でも行けるようなものですし、大学留学と違って学位が取れるようなものでもありませんし、ましてや履歴書に書けるようなものでもありません。

でも、たった1年の滞在ですが、その後海外に永住することになることを考えるようになったきっかけになりました。

帰国後に定職に就けたわけでもなく、英語力が格段についたわけでもなく、人脈が出来たわけでもありませんでしたので、実は10年経っても“ワーホリなんて時間の無駄だったかな”と思っていましたが、20年経った今振り返ると、あのときに自分の人生が変わっていったのだと思います。



と、むりやり海外生活の話をして当ブログのテーマに合わせましたが(笑)、英語や海外生活に関わらず、半世紀近く生きていると、20代の頃には想像もしていなかった生活になっているって人は多いということや、30歳の頃に不安だったことは現実にはならなかったと思うようになりました。





なんだか隙あらば自分語りになってしまいましたが、何が言いたいかというと、例え今30歳でも、50歳のときには今と同じ生活をしているとは限らないから心配すんな、ってことです。



あ、これ、芸能人だったらターニングポイントとか言って半生を振り返る番組で取り上げられることですね。

好きな事の方向へ進んでいけば、わらしべ長者のようにちょっとずつ成長して行って、風が吹けば桶屋が儲かる理論で後から思えばあれがターニングポイントだったんだな、という“ひょんなこと”が起こるから大丈夫。

って若い人のネガティブなつぶやきを見るといつもそう思います。



Photo by pixabay.com

March 3, 2021

海外の店で差別されてると感じたら


◆ 留学生あるある

これは留学生あるあるというか、海外滞在あるあるだと思うんですけど、よく店の人から差別された、なんて話をブログやSNSで読むことがあります。

例えばレジの店員が、自分の前に並んでいた人にはニコニコしていたのに、自分の番になったら急にムスっとして挨拶もなかったとか、あからさまに嫌な顔をしたとか。

実は僕も渡航後しばらくはそう感じていて、いや、感じていただけではなく、対応してもらえなかったなどの実害もありました。

その後、滞在歴が長くなるにつれて、いくつかの作戦を編み出したのでここでご紹介しようと思います。


◆ 実は差別されてない

作戦をご紹介する前に、まず、大前提として、なんでもかんでも差別されていると言っていないか一度考えてみてください。

と言うのも、僕は職場で、差別されていると上司に相談した時に、自然と誰に(どのグループの人々に)差別されているかを言う流れになり、人種の話をしたとして警告をうける羽目になってしまいました(幸い実質的な処分はありませんでしたが)。

他の人にはニコニコするのに僕にはムスっとしている人達は、態度こそ悪いものの、僕の肌の色の話や人種の話は一切していないのです。つまり人種差別とは言えず、単に機嫌が悪かった、と言われてもこちらは反論できません。相手の挑発に乗ってはいけないのです。

対応してくれなくても、僕がアジア人の血を引いているから差別されたという明確な証拠(発言を録音したものとか)がないと、訴えたこちらが差別したという流れにされてしまうので(特に自分以外の移民が絡むと厄介)、「感じ悪い店員」は単に感じ悪いだけで、それ以上でもそれ以下でもありません。

と言うわけで、以下、店員に対して「感じ悪ぅい、ムカつくんですけどぉ」と思った時の対処法書き出してみます。


◆ ご苦労様、と思う

その店員さんは感じ悪くてムカつくかもしれませんが、ちょっと待って下さい。レジの時給なんてそれほど高くないでしょうし、レストランのようにチップもありません。

僕もレジを含む元接客業経験者なので、それを思えばどんな接客をされようが「大変だよねー、つらいよねー、笑顔なんていいよ、疲れるから」という気持ちにしかなりません。

そして僕が留学していた頃と違って今ならではの考えですが、このご時世、多くの職種で在宅勤務を導入しているのに、レジなど店頭での仕事は感染のリスクも高い最前線の仕事です。感じ悪くたってなんだって、まず出勤してレジに立っているだけで「ご苦労様です」の気持ちしかないです。

ご苦労様です、大変だよね、と思うと、ムカつく気持ちはフッと消えていきます。


◆ アイドル作戦

これはまず日本の「お客様は神様です」という考えを捨てなければいけないのですが、客側である自分がアイドルだと思うようにするのです。そして店員が自分のファン。あたおか(頭がおかしい)と思わず、続きを読んで下さい。

レジは握手会会場。お金を渡す時はサイン色紙を渡す時(カナダはカルトンは使わない)。膝をちょこんと曲げて「ありがとうございまーす♥」のノリで。

基本的に、こちらが感じ良くしていれば(日本的な礼儀正しさではなく、おおげさな身振り手振りで明るく朗らかな感じ)、相手も普通に対応してくれるものです。

それでも言葉などの証拠は残さず態度で差別をしてくる感じの悪い店員はいますが、それも握手会と一緒。わざわざ握手券を買って推しに小言を言ってくるファンもいるそうじゃないですか。感情的に受け取らず、そういう人なんだ(あるいは接客ロボットなんだ)と右から左へ受け流せばイライラもしなくなります。


◆ 引き寄せの法則~ポジティブしか勝たん

巷で言われているように、ポジティブ(前向き)な事を言っているとポジティブなことが起き、ポジティブな人の周りにはポジティブな人が集まるというのは本当らしいのです。

“引き寄せの法則”というと、宗教のようだとかスピリチュアルのようだと敬遠されてしまうのですが、心理学的にも引き寄せの法則に似たような事は心がけ次第で起きるようです(ナントカ効果とかナントカ理論とか)。

そんなことない、と否定されそうですが、「こいつらワシのこと差別するんじゃろ」と思って入店するのと、あこがれの地に降り立って念願の海外の店に入れてキャッキャウフフしながら入店するのでは、その後の経験も違ってきます。

もちろんこちらが明るくふるまったって我々のような外国人(彼らから見て)の対応をウザい、面倒くさいと思う人もいるでしょう。でもそれはしょうがない。スルーするしかありません。


◆ 本当に“差別”されてたら英語を頑張れ

明らかな差別用語を言われたりしたのなら別ですが(帰宅するなど安全な場所に避難してから本社にメールなどで報告するのが良いと思います…)、店員の態度が気に入らない程度の“差別”だったら、厳しいようですがもっと英語を頑張りましょう…。

見た目でアジアからの外国人観光客と思われて面倒くさそうな態度をされることがあっても、話してみたら全然そうでもなかった、ということも何度もあります。

地元のネイティブなら客の方から店員に世間話を始めたり、なんなら客側が店員の機嫌を取るようなこともあります。

とあるドーナツ屋で態度の悪かったアルバイトと思われる若者に、同行していた友人(カナダ人)は「何時間働いてるの?あと1時間?じゃあもうちょっとじゃん。スマイル!」と店員を笑顔にさせていました(すげぇ)。




そういえば過去に似たような記事を書いていますが、若干考えが変わりました。

スルースキルがついたのかもしれません。


Photo by pixabay.com

February 29, 2020

英語の論文の書き方

pixabay.com


英語の論文の書き方、教えます?


このブログでは支離滅裂な事を書いているので信じてもらえないかもしれませんが、一応英語圏の4年制大学を卒業しているので、英語の論文は書いたことがあります。

こんなに読みづらいブログを書いておきながらナンですが、英語の文章の書き方を伝授しようと思います。

今流行りのネットでの稼ぎ方教えます系の自称インフルエンサーさん達のように言うならば、これは有料レベルの情報です。

…冗談です。とてもお金を取れるレベルの情報ではないので、早急にTOEFLやIELTSのスコアが必要だという方は、早急にブラウザを閉じ、ライティングの参考書を探して下さい!




英語の論文の書き方


結論が先、最後にもう1度結論。


英語の論文では結論を先に述べて、次に本文、最後にまとめなります。

例題:日本とアメリカ、どちらに住みたいですか?
  1. 結論:日本に決まってる。
  2. 本文:納豆うまいもん。
  3. まとめ:やっぱり日本。
ね?説得力あるでしょう?(あるか?)


例1、例2、と続けていくパターン


本文は多ければ多いほど説得力が増すので、2つにしてみます:
  1. 結論:日本に決まってる。
  2. 本文1:納豆うまいもん。
  3. 本文2:醤油も欠かせない。
  4. まとめ:やっぱり日本。
このように“本文”を例1、例2…のように書くことができます。


本文1と本文2で比較するパターン


また、本文1と本文2で反対のことを書くこともできます。

  1. 結論:日本に決まってる。
  2. 本文1:日本は納豆あるでしょ。
  3. 本文2:アメリカは納豆ないもん。
  4. まとめ:やっぱり日本。

このテンプレートさえ覚えれば大丈夫

上記のどのパターンも、こんなテンプレートにまとめられます:


  1. Introduction 序文(結論を言う)
  2. Body 1 本文1
  3. Body 2 本文2
  4. Conclusion まとめ(再度結論)

これは日本語のブログを書く時も使えると思うのですが、このブログは読み物として読者さんにワクワクして欲しいので起承転結を心がけて書いていました。

でも結論を先に言うパターンに変えるかもしれません…(どうでもいい情報)。





裏付けを足して脱・個人の意見



さて。ここまで書いていてなんですが、実際の論文ではリサーチに基づく裏付けが必要です。

例えば上記の例だと、学術書やジャーナルその他、学者が書いた刊行物の中から、

「納豆は日本特有」
「日本の納豆は有名」
「アメリカでは納豆は手に入りにくい」

のような文章を探し出し、自分の論文内で引用し、

「これは私の個人的な意見や思い込みではありません。過去にそのように発表された論文があります」

という、まるで

「私だけじゃありません。みんながそう言っています。」

のような空気を作り出さなければいけません。


そして「みんなって誰?」と言われないように著者名、タイトル、発行年、該当ページなどを明記しなればいけません。

ちなみにこれ、すべて大学のデータベースやグーグルブックスなどで検索し、キーワード検索で欲しい文章を探しだし、引用もコピペでできます。

今の若者からしたら当たり前かもしれないけれど、留学前に 「お弁当を2つ用意し図書館に閉館時間まで籠って大量の資料に目を通した」 みたいなことを経験者から聞いていたので、拍子抜け。

全部自宅からアクセスしてお菓子を食べながら論文を作成していました。

だから今は留学のハードルも随分下がりましたねぇ。



…はっ!気が付けば自分語り。

飲み会で若い部下に武勇伝を語るおじさん上司みたいなことをしてまった。



* * * * *


というわけで、やっぱり無料レベルの記事でしたね。

人様に論文の書き方を教える前に、読み易い日本語ブログの書き方を教わらなければいけなさそうです…。