February 3, 2020

「キッチンリセット」なんていい加減な和製英語を作ったのはどこのミニマリストだ、と思ったら英語だったみたい




■ キッチンリセットの動画、おススメです


最近キッチンリセットなる動画にハマっています。

色々な方が投稿されていますが、基本的に投稿者は女性で、

  • 仕事から帰宅
  • 作り置きなどをうまく使って夕飯の支度
  • 食べる
  • キッチンリセットをする
  • ゆっくりお茶を飲む

みたいな構成になっています。





■ 食器洗いは面倒



要はひたすら食器洗いをする動画なのですが、洗い物が片付いていく様子を見るのは気持ちが良いし、なにより自分も面倒くさいことも頑張ろうという気になれるのです。


動画のナレーションや字幕も、

一度まったりしてしまうと食器洗いは面倒になってしまうので、頑張って片付けて、それからリラックスタイム。

のような説明になっています。

コメント欄も女性からのコメントが多く、

  • わかる。一度ゆっくりすると動きたくなくなる。
  • 偉い。
  • わたしも見習わなくちゃ。


のような共感の嵐。

食器洗いが面倒くさい家事ナンバーワンという印象です。




■ うちは食洗機


Amazon.co.jp (うちの食洗機ではありません)



我が家のキッチンリセットは、洗い物を自動食器洗い乾燥機に入れるだけです。

そんなに面倒臭いなら食器洗い機買えばいいのに…と思います。

キッチンリセットしてからソファーに座るのではなく、ソファーに座っている間にキッチンリセットが勝手に行われています。

(その代わりYouTubeの撮れ高ナシ)


でも、そもそも住宅自体が食洗機に対応していかなったり、賃貸で工事が出来なかったりと、いろいろありますよね。

多分水道代は手洗いも機械もあまり変わらないのでは、と思いますが、ウチは水もお湯も定額なので、また日本とは違います。

食洗機が当たり前のイメージの英語圏でも賃貸では食洗機が無い所が多いです。

ホームステイ先のように、家を購入した家庭にはほとんど食洗機があると思うので、留学経験者は揃って「カナダでは食器洗い機は当たり前」と言うでしょう。

カナダで外国人として1人ぐらしするとそーでもないよ。




■ キッチンリセットって、英語?




ここで本題に入ります(前置き長っ!)。

このあちこちで言われているキッチンリセットと言う言葉。

今の今まで和製英語だと思っていました。


「そんな英語、ありません!」と書こうと思って検索したら…。

ありました。

が、どうやら誰かが発案した有料のプログラムなどが数件ヒットしただけで、一般的には使われ方としては見つかりませんでした。


一般的には、

Do the dishes (食器を洗え)
Doing the dishes (食器洗い)

と言われています。

でも、「キッチンリセット」と聞くと、台所を片付けるやる気が出てきますね。




February 2, 2020

Dearは英文メールで普通に使うの?英文メールの書き出しと最後

pixabay.com

ご質問を頂きました(ありがとうございます!)


ご質問内容は、普段英文メールを書く時に Dear で始めて Regards で終えているけどそれは自然な書き方なのか、ということでした。


またこれも一言で回答するのは難しいのですが、順を追ってざっくり答えさせて頂きましょう。

あ、毎度のことなら、個人の感想ですよ(笑)。



Dear は特別な時に


日常の社内メールで Dear で始まるメールを受け取ることはあまりありません。


Dearで始まる文書は、
  • チャリティーの寄付のお願い
  • 年に一度の従業員感謝イベントの案内
  • 昇進や人事異動等の特別な通知
  • 社内のお悔やみのメール
  • 会社の業績が特別に良かったときの社長からのお礼のメール

など、

  • 年に一度か二度のイベント
  • 特別なお願いなど
  • 正式な通知
  • 従来ならば紙に印刷して渡されるべき文書

の場合が多いです。




これは自分がお客の立場になっても同じです。

Dear で始まるメールや手紙は、

  • 出身大学からの寄付のお願い
  • 銀行からクレジットカードや金融商品の営業
  • 行きつけの店のポイントカードの規約が変った時の案内
  • 保険会社からのセールス


のように、年に一度か二度しかないような特別なお願いで、一営業担当者からではなく偉い人名義で出されているような正式な通知で、ダイレクトメールのように郵便で届くような紙に印刷された書類が多い気がします(ズコーッ)


それでも僕が日本に居た頃、同僚の中には毎回メールの書きだしが Dear だった人もいたので、人によるのかもしれません。


普段は Hi

日常の業務連絡は、社内でも社外でも Hi が多いです。


Hi Tom,


Thank you for _______.



のように、僕が受け取るほぼすべての社内メールや取引先から受け取る日常的なメールは

Hi ファーストネーム, 

で始まります。


たまに

Tom,

と名前だけで始まるメールもありますが、なんとなく目上の人からのメールに多い気がします

とは言っても、取引先の人でも簡潔すぎるぐらい簡潔なメールを送ってくる人もいるので、やっぱり人によるんだと思います。



Hello もアリ


ちょっと話はそれますが、僕は大昔に

担当者の名前がわからない時は To Whom It May Concern と書く

と教わった気がしますが、実際英語圏で働いてみると、そんな場合は


Hello,



だけでOKということを知りました。

例:

Hello,
I'm reviewing your letter but ________. (いきなり本文でOK)

To Whom It May Concern というのは Dear と同じく特別な感じです。

差出人によっては、堅苦しすぎて怖い印象かも。

何か正式な苦情とか、社内の誰かに押し付けなければいけない案件とか…(個人の感想ですよ!)。




Dear が「様」で Hi が「さん」 、さらに英語圏では部下も上司も取引先もお客様も「ユミコ」「タカシ」「ナオミ」「アキラ」とファーストネームで呼び合う仲(つまり「様」じゃなくて「さん」でOK)、と思うとしっくりくると思います。


普段は

「山田さん、お疲れ様です。」
「鈴木さん、いつもお世話になっております。」
「松本さん、毎度ありがとうございます。」

というメールのやりとりをしていても、何か特別な時や、正式な文書では

「山田様 この度は~」
「鈴木様 日頃は~」
「松本様 平素は格別の~」

となりますよね。


日本では、会社によってはお客様を「さん付け」で呼ばず必ず「様」でお呼びするという方針もあるので、英語にした場合過剰に丁寧になってしまいますが、上司さえもファーストネームで呼んでしまう英語圏では、こまけぇことは気にすんな、です。


〆は Regards,



最後に文章を〆るときの言葉は、もういろいろあるのでググって見た方が良いかもしれません。

が、それを言っちゃあ英会話ブログの名が廃るので、とりあえず個人の感想を書いてみようと思います。

と思いましたがやっぱりググりました。良いまとめが見つかりました。


英語メールの「結びの言葉」の使い方・使い分け方 (Weblioさんより)




個人的には、僕は Thank you 推しです。

社内、社外、よほど特別な状況でない限り、すべて Thank you です。

以前検索した英語のサイト(ここに引用しようと今検索しましたが、見つけられませんでした…)によると、Thank you は新人っぽさ、素人っぽさを出すのに良いとありました。

実は僕もそれが狙いです。ノンネイティブなので完璧じゃなくてもいいでしょ感を演出しています。


January 31, 2020

Quicksilver の語感はどんな感じ?

pixabay.com


ご質問を頂きました。ありがとうございます!
Quicksilverという言葉に対する語感が知りたい、とのこと。うーむ。難しいご質問…。






Quicksilver と言ったら、一般的なネイティブはどう思うかはわかりませんが、僕ならアパレルブランドを思い浮かべます。

カナダでも展開しているので普通にショッピングモールなどで目にします。

アパレルブランドのQuicksilverのサイト:









ですが、今回この記事を書くにあたり、検索してみたらマーベルの Quicksliver というキャラクターを見つけました。僕は今の今まで知りませんでしたw(アメコミ興味無し)。

ウィキペディア(英語):
Wikipedia Quicksilver (comics)









辞書で調べてみたら、「水銀」だそうです。
Weblio 英和辞典・和英辞典 quicksilver



アルクの英辞郎 quicksilver によると、
〔水銀の変化のような〕快活さ、移り気

ともあるので、あのアパレルブランドの雰囲気や、アメコミのキャラクターに合っているのかもしれません。









と、色々調べていると、一発で語感がわかる素晴らしいサイトを発見しました。


語源から学ぶ英単語 ~ 英・語・源 ~ (quicksilverのページ)

 quicksand (蟻地獄)と同じ語源だそうなので、「生きている砂」のように「生きている銀」というニュアンスのようです。



蟻地獄の銀バージョン、というのがしっくりきませんか?







蟻地獄といえば、どこか怖い・クール・悪役的なイメージがあります、個人的な感想ですが。



そういえばアパレルの Quicksilver はお坊ちゃまブランドというよりは、ちょっとワイルドなイメージがありますよね。



上に貼ったYouTubeの動画を見ても、Quicksilver もワイルドで、蟻地獄のように罠をしかけられる頭の良さそうなイメージ。




「Quicksilver の語感はこうです」とはまとめられませんでしたが、アパレルブランド、コミックスのキャラクター、辞書の意味、語源など、多方面から見て何かを感じとれたら幸いです。




January 30, 2020

英語圏では印鑑の代わりにサイン

pixabay.com





カナダで事務仕事をしています。

ご存知かもしれませんが、日本と違って、印鑑を使わないんです。




じゃあ上司からの承認印の代わりは何かというと、サインです。

sign は動詞なので、Please sign here のように文章で使います。

名詞としてのサインは、signature です。

「Your signature (あなたの署名)」 のように使います。






訂正印とか、認印のような、簡易的なサインもあります。

それはイニシャル initial です。

ファーストネーム(下の名前)とラストネーム(名字)の頭文字を取ったアレです。

Your initial は「あなたのイニシャル」です。

「あなたのイニシャル」ってフレーズが出てくる歌、なかったっけ?

と思って検索したら見つかりました。ああスッキリした。



* * * * *



レストランに行くと signature dish なるおすすめメニューがあったりします。

看板メニューというか定番メニューというか、そんな感じです。

「署名のように他では真似できない(そのシェフにしか作れない)」というニュアンスがあるのでは、と推測していますが、どうなんでしょう。

軽くググってみたら「署名入りで出しても恥ずかしくないメニュー」という意味だというサイトもありました。

みなさんも考えてみてください←読者に丸投げしちゃうなんちゃって英会話。






sign は、日本語と同じく
「空腹感は脳がブドウ糖を欲しているサイン」
とか
「店頭の値下げサインをご覧ください」
という意味の「サイン」でもあります。
(例文が下手すぎる)




* * * * *



そして、職場で使うことはありませんが、芸能人にもらうサインは autograph です。

オートグラフ。北米英語で言うと「おーろぐらーふ」。





January 29, 2020

日本を脱出して海外移住を実現!したはいいけど…

pixabay.com





夢の海外生活



最近「日本を出て海外で暮らそう」的なブログ記事を良く目にします。

窮屈な日本を脱出して伸び伸びと暮らそうぜ、みたいな論調の記事です。







SNSを見ても、
  • 〇〇国では、残業はありませんよ。
  • ××国では、有給休暇は〇〇日間です。
  • △△国では、最低賃金は日本円にして〇〇円です。
  • □□国では、ホニャララです。
と、日本を脱出すればストレスから解放されるかのような印象ですね。






海外生活の現実



いいなあ、夢の海外生活。

僕も毎日満員のバスで片道1時間の通勤から解放されたい。

納得のいかない仕事を押し付けられたり、理不尽なことで注意されたり、サラリーマンは嫌だなぁ。

そういう記事を見るたびに、そう思います。


ってもう既に海外移住してるんですけど!
(ノリツッコミ)



「夢の海外生活」の記事を書いている人は、きっと不労所得でガッツリ稼いでいる人や、リタイアして年金生活を送っている人や、要するにお金持ちのみなさんなんですよね、きっと。



確かに日本のように、有給休暇が取りづらいとか、遅刻は厳しいのに退勤時刻には緩いとか、「お客様は神様」とお客様自ら言っちゃうとか、そういうことはありません。

でもカナダは家賃を含め物価は高いし、消費税も高いし、日本に住むのと一緒で仕事は辞められない。

しかも仕事を辞めると福利厚生の面で歯科保険とかいろいろ困る。




海外生活で出来ないこと




あれ食べたいなー、これ食べたいなー、というのもあります。

田舎なので日本食材は手に入りづらく、売っていたとしても聞いたことのないメーカーで値段も高い。

周りの人と懐かしのテレビ番組の話も出来ず、カラオケに行っても知ってる曲…あ、カラオケこの街には自体ない。

街を歩いていて、同級生や前の会社の先輩に会う事は絶対にありません。そもそも日本人とすれ違うことがありません。


日本語の書籍は売ってないし、電子書籍も購入可能なタイトルは限られています(おそらく「消費税は商品を消費した場所によって課税される」という原則が関わっているためと思われます)。


それでも海外移住したいですか、って話。





住めば都



僕の場合、一度永久帰国するつもりで、勤め先を退職し、アパートを引き払い、日本に帰りました。

でも逆ホームシックになってカナダに帰ってきました(笑)。

カナダに戻ってからも、有給休暇を取って日本に帰省していますが、カナダの自宅に戻るとほっとします(これは国云々でなく、実家よりも自宅、っていうアレかもしれないですね)。


それでもSNSで日本在住の方々と絡む機会があると、日本に住んで仕事してたら楽しかったかもな、居酒屋行ったり温泉行ったりしてたんだろうな、と思うことはあります。

(どっちやねん)
(隣の芝生はなんちゃら)






(また今日も全く英会話に関係のないことを書いてしまった)




January 28, 2020

英語のコンカッションって何?

pixabay.com


同僚が長期の冬休みを取ったのですが、冬休み中にスケートで転び頭を打ったそうで、まだ復帰してません…。

ですが、幸いにも大事には至らなくて、もうすぐ復帰するそうです。



…という説明を上司がしてきたときに、

「えーっと、あれ、あれだ、そう、コンカッション。」

と言いました。






コンカッション?

えーっと、なんだっけ?

コミッション(歩合)のような、リパーカッション(反響)のような、なんだろ。

「思慮分別」みたいな感じの言葉やね。

と思って、特に意味も調べませんでした(笑)。







まさに海外に住んでいても一向に英語が上達しない人の典型!

生活していて問題が無ければ気にしないという…。






ですが、今日のブログネタがないので、調べてみました。

concussion

“コンカッション”という音から綴りは推測できました。イェイ!

イェイと言えば…→イェイはYeahで本当にいいの?


えーっと、辞書によると、

脳震盪

だそうです。





ひぇぇぇぇ。同僚は脳震盪を起こしたのか!

知らぬが仏。無事だそうで良かった!







暗記にはエピソードが有効です。単語との出会い方も覚える鍵になります。

僕の場合、concussion と聞いたらきっとこの同僚のことを思い出すでしょう。

この記事がいつか皆さんのお役に立ちますように。ナムー。





January 27, 2020

英語で話しているときに、アイスバーンをそのまま英語でアイスバーンって言って恥ずかしかった話。

pixabay.com





アイスバーンってカタカナで、英語っぽいので、何気なく

「アイスバーンには気を付けないとね」

と英語で言ったことがありました。

はい、英語で。

英語で「アイスバーン」。

なぜかスペルは ice burnのつもりで。












「え?アイス何?」

と言われ、通じず、自分でも言ったあとに ice burn って何やねんと気づき、

「あ、その、路面が凍るやつ」

と焦って言い訳。

その時はそれで終わり、英語でなんていうか、そもそも英語なのか、判明しなかったと記憶しています。

ドイツ語らしいじゃないですか。

日本にそのまま訳さず輸入したのどこのドイツだ!









月日は流れ、最近。

毎朝氷点下です。寒い日でマイナス10度ぐらい。

出勤すると、上司が

「歩いて来るけど大丈夫?路面凍結してるでしょ?」

と話しかけてきました。

そう… black ice と言ったんです。ブラックアイスと。

AH!

なるほど!




というわけで、朝暗いうちとか、夜遅い時間とかに、凍ってるようには見えないけど実は凍ってて車の運転してるとき怖いよね、っていうアレは、英語でブラックアイスと言うようです。








January 26, 2020

短期間でTOEICのスコアを上げるにはひたすら問題集をやるのみ。僕が初めてのTOEIC620点から795点に伸ばした方法。

pixabay.com



最後のTOEIC受験から20年近く経ってしまっていますが、それでも普遍的な対策はあると思うので書き出してみます。

語学学校で対策コースを受験


初めてTOEICを受験する前に、ニュージーランドの語学学校のTOEIC対策コースを受講しました(3か月・午後のみ)。

自分探しでワーキングホリデーに出たものの、目的を見失ってしまったのでせめて記念にカタチに残るものを、と思って受験しました(良い子のみんなはもっと充実したワーホリにしましょうね)。

コース内容は、ひたすら問題を解いて答え合わせをする、でした。

それならきっと独学でも出来たでしょう。でも、結果的には受講して良かったと思います。

僕は大学には行かなかったので受験を経験しておらず、読み書きが苦手でした。ひとつひとつ解説してもらうことは座学が苦手な僕にとって助かりました。

結果は620点でした。

帰国後インターネットの掲示板でTOEICについての書き込みを読んでいると、大学受験で単語や文法をさんざん詰込みで覚えたという方や、TOEIC受験を義務付けられているような職場にお勤めの方も「600点の壁」がなかなか超えられないと書きこんでいたので、初受験であっさり壁など超えてしまったのはTOEICコースを受講したおかげだと思いました(個人の感想です)。


図書館でひたすら問題集


2回目のTOEIC受験は、カナダでのワーキングホリデー中でした。

今回は学校へは通わず、図書館で問題集を借り、ひたすら問題を解いて答え合わせをしました

ちなみに現地で販売している問題集は解説もすべて英語になります。

それでもTOEICはそもそもパターン認識の反射テストだと思っていたので、答えを見て意味がわからなくても「そういうもんだ」と受け入れる事にしました(英文の意味は理解はしていない)。

結果は795点でした。

そしてまた図書館で勉強すること数か月。更に受験しました。

結果は865点でした。

スコアは受験者の平均値を元に出されるとかなんとかで、海外で受験すると高得点が取りやすいという噂なんですけどね。



まとめ:ひたすら問題を解いて答え合わせをしよう


長期的には語彙や慣用句などをたくさん覚えていかないとスコアは伸び悩んでしまうかとは思いますが、短期的にスコアをアップさせなければいけない場合や、何から手を付けていいかわからないという場合は、ひたすら問題を解いて答え合わせをすることである程度まで伸びると思います。



最後に繰り返しますが、これ、約20年前の話です(!)。


ニット帽は英語で何て?【帽子の英語】

pixabay.com





ニット帽って、英語で何て言うか知ってますか?


僕は元アパレル店員なのですが、うちのショップでは「ニットキャップ」などと呼んでいました。


元アパレルと言っても、20年前の話なんですけどn...え、ちょっとまって、20年前はもう退職してワーホリに行ってました。

アパレル店員だったのは20年以上前の話です。時の流れの速さ、恐ろしい…。


今でも「ニットキャップ」ですよね…。

日本語ではファッション用語はコロコロ変わります。


親の世代では「チョッキ」と呼ばれていたものが自分の世代では「ベスト」になり、さらに今ではジレ…?ホント?ジレって使われてる?


でも、英語ではそうそう変わるものではないのでここで紹介してみようと思います。







カナダでは「トゥーク」



ニット帽は、上の写真のようなニット帽はカナダではトゥーク(toque)と言われます。

※写真をクリックするとAmazon.caのページに飛びます。

または、ハット (hat)。

そう、帽子なら何でもハット (hat)。








アパレル用語はマニアック




アパレル時代、上司から商品名や色名を言うときには気を付けるように言われていました。

同じ商品でも、言い方ひとつでダサく聞こえたり最先端に聞こえたりするからです。


  • 前だけにつばのある帽子(例:野球帽)→キャップ
  • まわりにぐるっとつばのある帽子(例:麦わら帽子)→ハット
  • 毛糸でスポッと被る防寒用の帽子(例:ニット帽)→ハット

さらにテーマによって細かく呼び名を変えなければいけませんでした。アパレル用語辞典買いましたよ。

カントリー風、カウボーイ風がテーマだったらテンガロンハットとかカウボーイハットとか。

トータルコーディネートでお買い上げいただくには「帽子。」じゃ説得力に欠けるようなのです。

英語でも、baseball cap (ベースボールキャップ)のように、種類やデザインによって呼び名が違いますよね。

でも一般人は気にしなくても良いみたいです。







それでもやっぱり帽子はハット


元アパレル店員として、英語で話す時もハットとキャップの使い分けには気を付けていました。

ですが、周りのカナダ人はその使い分けを気にしていないようなんです。

野球帽(キャップ)を被っていても、ニット帽(キャップ)を被っていても、仮装用のカウボーイ帽子(ハット)を被っていても、こんな風に言われます。

  • I like your hat.
    素敵な帽子ですね。
  • Don't forget your hat.
    帽子(を持って帰るのを)忘れないでね。

そう…どんな帽子を被っていても「ハット (hat)」と呼ばれます。



日本語でもそうですよね。

「素敵なカラーフェルト中折れつば広帽子ですね」

と言えなくても、

「素敵な帽子ですね」

で良いじゃないですか。



日本語では、野球帽も麦わら帽子もニット帽も「帽子」と呼んで間違いありません。

同じように、この「帽子」にあたる単語はハット (hat) のようです。





というわけで「ニット帽は英語で何というか」の答えは hat でした!

(個人的にはトゥークがお気に入り)



January 25, 2020

ホームステイにお土産は要らない

おみやげ」で検索したらこんなん出てきた。かわいい。 by pakutaso.com




日本に住んでいた頃、旅行に行くという外国人の友人に、

「気を付けて行って来てね」
「しっかり楽しんで来いよ!」

と言うノリで

「お土産買って来てね」

と言ったことがあります。








何でも言える仲で、お土産は毎回あげたりもらったりしていましたが、その時は

「日本人はすぐ『お土産買ってきて』と言う。失礼。」

と言われてしまいました。



確かに図々しいですね。(反省)


お土産は「気持ち」なので、こちらから「下さい」と依頼するものでもないし、旅行したら必ず買わなければいけないものでもありませんよね。

なので申し訳ないと思い、挨拶代わりに言ってしまっただけで本当に何かが欲しかったわけではない、と謝りました。

今回友人が僕に不満を言ったのは、職場であまりにも多くの人たちに

「お土産買って来てね」

と言われてたからのようです。





そう、日本の職場(少なくとも僕が働いた数社)では、

「お土産よろしくね」
「お土産待ってまーす」

は、

「仕事の事は忘れて、楽しんで来て」
「留守は任せろ!」

というニュアンスで言われていたような気がします。
(お土産でチャラにしてやる、という意味だったのかな?)





僕はカナダで働いて十数年になりますが、カナダで日本のようなお土産文化を経験したことははありません。

お土産という言葉はありますので(「souvenir」と言います)、お土産という概念や習慣はもちろんあります。

ただ、日本のように、お土産を買ってくるのが当たり前だったり、社員一人一人に買ってくるようなことはありません。

出張でお土産を買ってくる人もいません。

有給休暇のあとなど、外国のお菓子などを持ってくる人もいますが、それはどちらかというと「おすそ分け」の感覚に近く、「ご自由にどうぞ」的なコーナーに置くことが多く、日本のように「これは〇〇さん」とか「社員〇人だから〇個買わなきゃ」みたいになことはありません。

そして旅行帰りでもなんでもない時に、家からマフィンを焼いてきたり、ドーナツのお徳用パックを買ってきたりする人もいるので、こういうお土産は「おすそ分け」の他に「差し入れ」とも呼べるでしょう。

僕は日本に帰国した後に出社するときには、お徳用のキットカットを買っていったりしますが、これも「おすそ分け」「差し入れ」に近く、個別の箱に入ったキットカットを「これは〇〇さんへのお土産」などと人数分買っていくようなことはしません。


個別に「これは〇〇さん」と買うお土産は、家族や友人などに対してのみだと思われます。もしくは社内でも親しい人とか。旅行から帰ったカナダ人の友人からご当地グッズを貰ったこともありますし、また新婚旅行帰りの直属の上司から僕と同僚の数人だけお土産をもらったことがあります。

とここまで書いて良い表現を思い出しました。義理チョコがないのと同じ原理です。義理お土産の習慣がないのです。義理チョコはありませんが、バレンタインだからと大量にチョコを持ってきて社員向けの「ご自由にどうぞ」コーナーに置いたり、出勤前に社員の机に数個置いてまわる人はいます。でも、それは大抵上司や年配の社員で、日本のように上司に気を使って買って来るようなものではありません。

そうそう、おすそ分け/差し入れ的なお土産を買ってくるのも大抵は上司とかベテラン社員で、新人はそういうことしません…って僕はどうやら年配社員的なポジションのようです...。





というわけで、「義理お土産」の無いカナダ(多分他の英語圏もそう)。

一緒に働いている人ならまだしも、会ったこともない人に「おすそ分け」や「差し入れ」的な行動をする意味がありません。家族や友人と違い、会ったこともない人に「こういうの好きかなって思って」という行動も不自然です。

まだ会ったこともないホストファミリーには、手ぶらで行っても失礼なことはないと思います。

もちろんホームステイ先にお土産を持って行くことは失礼なことではありませんが、持っていかないことも失礼ではない、とこれから語学留学をする若い皆さんに覚えておいていただきたいと思いました。


※読者層はきっと同世代(40代)と思われるが、ネタの都合上無理矢理な所に着地。











January 24, 2020

英語の Buy 1, Get 1 Free ってどういう意味?






スーパーで買い物をしていると、

BUY 1 GET 1 FREE 

というPOPを見かけます。






と、本題に入る前に、2つの単語について解説。

Supermarket はウィキペディアの英語版にもありますし、普通に通じる英単語ですが、grocery store と言う人の方が圧倒的に多い気がします(個人の感想です)。確かに grocery store の方が食材ぃぃぃぃ、って感じがしますよね(これも個人の感想です)。


POPは「手書きPOP」のように小売業で使われる言葉ですが、一般の方も分かると思います。しかし、カナダでは POP と言っても、point of purchase の略ですと言っても、伝わらないと思います。英語でなんて言うんでしょうね。price sign でしょうか。そう思って画像検索したらたくさん出てきたのできっとそうなんでしょう。






さて、本題に入ります。

このスーパーで良く見る、Buy 1, Get 1 Free ですが、1つ買えば1つ無料でついてくる、というものです。実質半額なのですが、2つ買わなければいけません。賞味期限の短いものなど、1つしか要らないときに困ります。


それから買ってすぐ食べてしまうつもりのものがコレだったときに、2つ目が荷物になってしまって困ります。

たとえば今日一日外出するときに、ちょっと小腹がすいてお惣菜を買おうとしたらコレ。2つは食べられないから1つは今食べて2つ目はバッグに入れておく…って、お惣菜をバッグに入れて1日外出ってつらい。

それと価格表示。1つ1つは定価で、レジを通して初めて2つ目が無料になるので、レジを通すまで信用できない。そしてカナダのPOPはわりといい加減です。実はセールは昨日までだったのにPOPはそのままとか、対象商品はイチゴ味のみでチョコレート味は対象外なのにあたかも全商品対象のように見せるとか、ほんとわかりづらい。もしくは対象はSサイズなのにPOPはLサイズのところに置いてあって、レジを通したら定価で2つ買ったことになってしまっていた、とか。


あ、話がそれました。

何が言いたかったかというと、1つ買えばおまけでもう1つ、は英語で Buy 1, Get 1 Free ですよ、ということです。

(我ながら1行で終わる内容をまあよくも長々と…)