August 14, 2018

破棄して下さい、を英語で





間違って受け取ってしまった画像とか、間違って送られてきた紙の文書、破棄して下さいって言われることありますよね。

そんなときに、destroy して下さいと言われ、ビックリしました。

Please destroy that.

デストロイって。

そんな。

大げさな。

…みたいな。





シュレッダーにかけて下さい、だったら please shred it

削除してください、だったら please delete it

捨てて下さい、だったら please throw it out/away



でも、please destroy it はやっぱり破壊力があるw



クレジットカードとか、既に署名のある重要な書類とか、間違って送信しちゃった見られちゃいけないあんな画像やこんな画像のファイルなど(どんなの)、完璧に処分して下さい、といったニュアンスの時に使えます。









August 1, 2018

英語でLadyはおばちゃん?




素敵なレディ



レディ(Lady)と聞いて何を思い浮かべますか?

女性アイドルが歌う、素敵なレディになりたい、系の歌。
男性ロック歌手が歌う、君は素敵なレディ、のような歌。


僕が思い浮かべる「レディ」は、

ちいさな女の子が

「あたし素敵なレディになるの」

とあこがれるような、具体的にいえば

二十代で鹿鳴館みたいなドレスを着て日傘をさしている女性


でしょうか(なんだそりゃ)。または

80年代の歌に出てきそうなバブル時代の都会の働く若い女性


とか。まぁこの場合「レディ」じゃなくて「レイデー」ですが。





でも、カナダで働いて経験から気付いたことは、

Lady = おばちゃん


ということです。







英語で Lady の使い方



なぜLady=おばちゃんかと思ったかというと、職場での誰かが「Ladyが来た」と言うときは、大抵その「Lady」は中年女性(またはおばあさん)だからです。

例えば、

 There is a lady at the front desk.
フロントデスクにご婦人がいますよ(だからフロントに出てきて下さい)

とか、

I saw a lady in the hallway but is she for a job interview?
廊下で女性を見ましたけどあの人面接に来た人ですか?

とか言う場合のLady。

大抵中年~高齢のご婦人です。




Ladyは「ご婦人」



長々と書きましたが、「Lady= ご婦人」で、

「フロントデスクにご婦人がいますよ」
「廊下でとあるご婦人を見かけました」

ということです。
(3行でまとまってしまった…w)




でもあまり普段「ご婦人」とは言わないし(明治時代などは言ったのでしょうか…?)、先に述べたようにLady(レディ)といえば若い女性のイメージがあるので、僕の中では

Lady=実はおばちゃん

なんです。

ちなみにそう言う自分は「おじちゃん」だってことはしっかり自覚してます、ハイ。



まとめ



日本語でも親戚でもない女性に「おばちゃん」は失礼ですよね。

英語圏でも、どんな年齢になっても「レディ」として、女性アイドルが憧れるような素敵な女性として「ご婦人」と呼んで差し上げる文化のようです。



本文中、さんざん「おばちゃん」を連呼してしまいましたが、親戚でもない見知らぬ人をおばちゃんって呼ぶのはやめようね。



だって中年男性だけど見知らぬ人から「オッサン」って呼ばれたくないモン!w







July 22, 2018

英語を手書きで

今回の記事は英会話にまったく役に立ちません。
(むしろ役に立ってる記事はあるのか)






意外と知らないあの人の筆跡


カナダはカード文化なので、誕生日などにカードを贈り合います。

そして友達からカードをもらうと、

「この人ってこんな字を書くんだ~」

とほっこりします。



親しい人なのに筆跡を知らないのです、デジタル時代なので。






デジタルばっかじゃつまらない


21世紀になって、いや、世紀末の頃から(世紀末って書くとおどろおどろしいw)、友達とのやりとりはデジタルになりました。

90年代のパソコンのメール、ケータイのテキストメッセージに始まり、今はソーシャルメディアのコメントのやりとりや各メッセージアプリなど、親しい人ほどデジタルでやりとりするようになりましたね。

なのでそういうデジタルで繋がっている人の手書きの文字をみるとハッとするのです。この人の手書きをハッとするほど知らない、って。





英語の筆跡を見分けられる



僕が現在交流のある人達は、全員インターネットの出現後に知り合いました。なので普段のコミュニケーションは手書きではありません。

差出人名がなければ、何年も付き合いがある友達でも筆跡が見分けられないでしょう。

それって、

・手書きが主流だった学生時代からの友達がいない
・家でメモを冷蔵庫に貼ったりする配偶者や子供がいない

ってこと。

悲しい(苦笑)。



そんな僕にも、手書きがすぐ判別できる人物が居ます。それは…。

職場の人。

これはこれで悲しい(笑)。








英語を手書きで


もちろん職場ではパソコンを使うので、日本同様、手書きで書類を作成することはありません。

でも、意外と手書きってあるんですよね。

・サイン(作成や承認)
・ちょっとした修正
・注意事項
・電話のメモ
・不在時の伝言



入社したばかり(または異動したばかり)の頃は、どれが誰の筆跡かわかりませんが、慣れると誰の手書きかわかるようになります。





最近はカナダでも筆記体は教えないようで、若いスタッフの筆記体を見ることはありませんが、年配の人(自分の世代含むw)は筆記体だったりしますが、そんなときは文脈と、日本の中学校で習った筆記体の大文字の記憶を合わせて推測します(文部省に感謝)。

またカナダでは真似しづらいのでサインは良しとされるのでみなさん字が下手…いえ、個性的です。読みづらい。






新入りの人や他部署の人、または外部の監査の人に

「これは誰のサイン?」
「これは誰の手書き?」

と聞かれて答えられると、なんだか自分が職場以外に友達がいない人みたいで悲しくなります。






…ってどんな記事これ?




July 21, 2018

Sound Good? これで大丈夫?を英語で


Is it OK? と言いがち


英語で話している場合、自分の英語が伝わったかどうかを含め、何かと確認したくなるので「これで大丈夫ですか?」と言いがちです、僕の場合。

そこで言うのが
Is it OK?
オッケーですか?大丈夫ですか?という言葉。

例えば、
「明日の予定を、こんな感じで立てておいたからね」
の後に言うとき。

こんな感じで大丈夫?というときに、
Is it OK?
と言っていましたが、ちょっと不自然だったようですね。

「このスケジュール、どう?」

「このスケジュールでよろしいでしょうか?」
では、微妙にニュアンスが違ってきますもんね。


Is it ok? は許可を求める感じ


ところが、この Is it OK? は、許可を求める感じなんですよね。

よろしいでしょうか?
みたいな。

なので、例えば友達に
「明日の予定を、こんな感じで立てておいたからね」
の後に
「よろしいでしょうか」
と言っているような感じなのだと最近気付きました。



こんな感じでオッケー?を英語で


許可・不許可のような答えがイエスかノーかはっきりしたような場合ではなく、
「どーすか?」みたいな質問の時の「これでいい?」の場合は、

(Does it) Sound good?

というのをよく聞きます。

これに対する返事は、イエスの場合

(It) Sounds good!

です。

サウンド・グッド、サウンズ・グッドと、疑問文と肯定文で sound の後の sの有り無しに注意してくださいね。

大抵の場合、念のための確認なので、答えがノーになることがあまりない場合に使われます。

万が一答えがノーの場合、

It doesn't sound good 

となります。




いい感じ!だけじゃないSounds Good!


Sounds good というのは「いい感じ」という単なる感想かと思っていましたが


会社で打ち合わせのあと、
・良い案ですね
・了解しました
・大丈夫です
という意味にも使えます。

また友達と会う日程を決めているときも
Sounds good to me. 
などと言ったりします。

to me をつけると
「私は別にいいけど」
のような、複数の人のスケジュールを調整するときの
「私は大丈夫ですけど」
みたいな、
「そのスケジュールに合わない人がいるかもしれないかどうかはわからないけどとりあえず私にとっては良い案です」
という、とりあえずのコメントが出来ます。




長くなりましたが、要するに、

Sound good? は「いい?」

Sounds good! は「いいね!」

です。

(2行で済んだ)












July 15, 2018

英語がペラペラになるという夢を現実に

引き寄せの法則


自己啓発系にしろ、スピリチュアル系にしろ、「〇〇すれば夢は叶う」というのがありますよね。

手帳に書けば叶うとか、声に出して宣言すれば叶うとか。

ジャンル・メソッド問わず、それ系の本では「英会話をマスターする」はわりとありがちな「夢」だったりしませんか?

そう、英語がペラペラになるというのはわりとあちがちな(叶いがちな)夢なのです。



逆算する合格者インタビュー


ある予備校の広告で見たのですが(もしくはその話を自己啓発書で読んだのかもしれません…とにかくどこかで聞いた話)、その予備校では入会直後に、志望校に受かった自分を想像して、感想文を書かせるそうです。

合格する前に合格者インタビューをするということ。

すると、モチベーションが上がるんだか何だか忘れましたが、合格率が上がったそうです。 

風が吹けば桶屋が儲かる、ですね。合格者インタビューは直接の原因じゃないかもしれないけれど、何かがああなってこうなって、結果的に何かが作用するのでしょう。





脳のストッパーを外す


昔、お互いに励まし合って英語の勉強を一緒に頑張りましょう的な掲示板で、「脳のストッパーを外しましょう」的な書き込みがありました。

真面目に取り組みすぎると、「できない」、「難しい」と言う思い込みからスランプに陥ってしまうので、「英語なんてカンタン、余裕」というように「できる」と思い込むことが大事とのこと。

自分はできる、大丈夫、という、脳のストッパーを外すのに良いのかもしれません、合格前の合格者インタビュー。






さあ、実践


前置きが長くなりましたが(ここまで前置きだったのですw)、一度英語がペラペラになったところを妄想してみましょう、という話です。

例えば
・英語で談笑している妄想
・日本人が自分だけの職場で英語でバリバリ働いている妄想
・どうやって英会話をマスターしたか誰かに経験談を話している妄想
・TOEIC満点までの道のりをインタビューされている妄想


これが意外と効果的で、意外と忘れた頃に現実になったりします。

少なくとも、リズムみたいなものはつかめます。

…なんのリズムかは謎ですが、何て言うか、現実になったときに割と慌てません。妄想で頭の中で予行練習というかシミュレーションしていたことなので。




というわけで、僕は「どうやって15キロ痩せたか」、食事と運動で痩せた秘訣を得意になって話している所を妄想したいと思います、まだ痩せてないけど。

15キロ。 カナダでピザとフレンチフライ食べ過ぎ。

_| ̄|○




フレンチフライの過去記事はこちら→ フライドポテトは英語はじゃない?


July 11, 2018

セルフレジを英語で







最近日本でもセルフレジが増えているようですね。

なんで知ってるかって?

ツイッターのタイムラインに良く出てくるからですよ!
(ツイッターが友達…)









セルフレジと言う言葉、個人的にどこか違和感があります。

朝シャンのことをモーニングシャンプー、略して「モニシャン」と言うようなモヤっと感…(なんだそりゃ)。



セルフもレジも英語からの外来語なのに「セルフレジ」となると英語ではないから?

…か、どうかはわかりませんが、なぜか違和感。









その違和感の原因は、

「ここカナダ某所(英語が公用語の州)では、誰も『セルフレジ』などと言っていないから(なのにまるで英語をカタカナに直したかのような誤解を招く使われ方だから)」

なのでは、と思います。

「無人精算」とでも言ってくれればスッキリするのに。

(「無人精算」と聞くと実家の近所の「無人精米所」を連想してしまう私はヤンキーの多い田舎出身です)












では、ここカナダ(の田舎街)ではセルフレジを何と言うか。

Self check-out

です。



いつも行くスーパーの、機械の声の

「Thank you for using self check-out」

が余裕で脳内再生されます。

それぐらい毎日のように聞いているので、聞きなれない「セルフレジ」に違和感があるのかもしれません。


なので同じカタカナでも、「セルフレジ」ではなくて「セルフチェックアウト」ならモヤっとしないんですけどね(まったくもって個人の感想です)。







一時帰国の際に self check-out を日本語で言おうとして「無人精算」とドヤ顔で言ってしまいそうな予感。「セルフレジ」のような英語でも日本語でもなさそうな日本語が意外と難しいです。日本人ですけど。





June 30, 2018

No Loitering ってどういう意味?No Soliciting ってどういう意味?




公共の場にある表示って、老若男女にわかるように簡単な言葉で書いてありますよね?


でも、バス停にあった上の写真(↑)、意味がわかりませんでした。


No Loitering?
No Soliciting?


この街の大学に4年も通って英語で学位を取ったというのに!
そしてこの街でずっと英語で仕事をしているというのに!
そしてこの街のバスを利用して10年以上だというのに!


自分の英語力のなさには情けなくて涙出てくらぁ、です。





というわけでググってみたところ、


Loitering は、徘徊したりたむろしたりすること
Soliciting は、勧誘やセールスをすること

だそうです。


要はバスを待っているわけではないのにそのスペースにたむろしたり、バスを待っている人達に何かの勧誘勧誘活動をしてはいけませんよ、という意味らしい。


っていうか絵がぜんぜん合ってなくね?
ここのバス停には階段らしきものもドアも無いし。




海外に住んでるからって英語がペラペラなわけじゃないよ、というお話でした。


June 25, 2018

電話の英語






電話の英語ってハードルが高いですよね。
でも日本語の電話対応だって最初は緊張したはずです。

慣れるまでは、フレーズを書いておくのも有効ですよね。

「毎度ありがとうございます。〇〇会社〇〇支店でございます。」
「かしこまりました、少々お待ちくださいませ。」

などなど、言い慣れるまではある程度の暗記のようなものが必要ですが、言い換えればフレーズさえ言い慣れてしまえば電話の取次ぎなんて余裕ですよね、社会人歴ウン十年の皆さん(このブログの読者層がわからないのでアレですが)。

ということで、今回は市販の参考書よりもうちょっと簡単な、日本人だから多少カタコトでも大目に見てね的な電話対応のフレーズを書き出してみたいと思います。

(「もっと丁寧な言い方がある」とか「ネイティブはそうは言わない」とかそういうの無しでお願いします)



1.電話に出る第一声



Good morning, 〇〇 Centre, Tom speaking


(正午以降は Good afternoon)
毎度ありがとうございます。〇〇センター、Tom でございます。的な。

How may I help you? とかは無しで簡単に。



2.レスポンス第一声




電話に出ると、たいてい相手は
「総務部のブライアンです。How are you?」
というように本題に入る前に How are you? と聞いてくるので、

Good, how are you?

と言う準備をしておきます。



3.担当者へ繋ぐ


1)担当者が在席

OK, one moment please.



(Sureは発音的にハードルが高いのでOKで間に合わせるw)

担当者がいれば簡単ですね。


「お繋ぎします I'll put you through 」とか個人的にはあまり言いません。本当は言った方がいいのかもしれないけれど、まずは最低限言えるようにするのが目的ですから(と十数年言い続けてる)。




2)在籍者が不在


(1)一日欠席



She is not in today.
欠席はノット・インです。病欠にしても休暇にしても個人的なことなので理由は言わなくても結構。



(2)会議中



She is in a meeting right now.

ミーティングなら言っても良いかもしれません。繰り返しますが「彼女は今日歯医者なので」とか正直に言う必要はありません(日本語でもそうですよね)。



(3)とりこみ中



She is not available right now.


言い方はいろいろありますが、「彼女は利用不可」が一番使いやすいと思います。




(4)ちょっと離席中



She just stepped out.

この stepped out (「ちょっと出て行った」)は本当に便利!



3)用件を聞く


会話集にもありますが、
Can I take a message?
が一番おススメです。言いやすいから。

でも僕は聞き取りが苦手なので

Would you like to leave a voicemail message? I can transfer your call.

と判で押したように言っています。
こんな日本語訛りのスタッフにメッセージを託すより自分で直接留守電を残した方が良いと思う人も多いのか、伝言をご希望の方はあまりいらっしゃいませんw







4.〆の言葉






これは生きた英語というか、教科書には書いていない、学校では習わない、海外と取引のある日本の企業はあまり言わないことなんですが、電話を切る前に



Have a nice day (またはweekend).

がよく言われる〆の言葉です。

どれくらいよく聞くかというと、日本語の電話でいうところの、切るときの

「はーい、では、失礼致しまーす」

と同じぐらいの頻度です(つまり毎回)。




面識のない人同士でも言う挨拶です(立派なビジネス英語)。

あ、似たような事前にも書いてましたね(汗)。
似たような事→言葉は文化な件










June 21, 2018

ファッション用語の英語

アパレル用語は英語の近道


ファッション用語、続編です。
その1:ズボンの裾上げ




20年以上前、アパレル店員としてファッションビル内のブランドショップの店頭に立っていました。正社員で役職もあったので、バリバリ接客していました。

商品知識、という観点からもそうですが、説得力という意味で専門用語の知識が必要ということを接客を経験していくうちに気付きました。

例えば

「こちらのとっくりセーターは最後の1点なんです。」

と言わずに

「こちらのタートルネックニットは最後の1点なんです。」

と言った方が、オシャレな店員と思われて、結果、この店員にコーディネートを任せよう、買うならこの人から、と思って頂ける可能性が高くなります。



のちにアパレル専門用語辞典を買って勉強するようになったのですが、勉強をすればするほど

ヘリンボーン(生地の名前)=ヘリン(魚のニシン)+ボーン(骨)
ハウンドトゥース(生地の名前)=ハウンド(犬)+トゥース(歯)
スカラップスカート(スカートのデザイン)=スカラップ(ホタテ貝)のような裾

というように、英語を知っていれば有利だと感じるようになりました。

ヘリンってなんだっけ?スカラップってなんだっけ?と毎回忘れていたので、英語の知識があれば余裕なのになーと思っていました。







和製英語の落とし穴


というように調子に乗ってアパレル用語(カタカナ)をたくさん覚えていたのですが、落とし穴がありました。

そう、和製英語(または英語でない外来語)。



アパレル会社を退職し、アパレル用語をひっさげて語学留学をしたのですが、着るものを英語で言う授業の時は先生から訂正されてばかりでした。


たとえば。

ニット=動詞なので名詞としてニットと言わない。セーター、もしくはジャンパー(ニュージーランドだったので)。

ブルゾン=フランス語でブラウスの意味。つまり英語ですらない。

カットソー=完全なる和製英語らしい






カナダのファッション英語



同じ英語圏でも国によって違うようですが、ちょこっとカナダで耳にするファッション用語を思いつくまま書き出してみます。

ハット=野球帽のこともハットと言います。野球帽はハットではなくキャップと教わりましたが皆さんハットと言います。

ジャケット=コートでもブレザーでもジャンパーでも、羽織るものはジャケットと呼ばれています。

ボーダー=アパレル時代、横の線はボーダー、縦の線はストライプと教わり、ボーダーのことをストライプと言ってしまうとダサい人呼ばわりされていましたが、英語の本場では縦でも横でもストライプだよ、と声を大にして当時の先輩や上司に言いたいです。





まとめ

  • ファッション用語を通して語彙を増やすのがおススメ!
  • 和製英語や非英語の外来語も混じっているので注意!
  • カッコ良さではなく実用性で学びましょう









June 13, 2018

休憩から「戻りました」って英語でなんて言う?

 

お世話様でした?




昼休みから職場に戻ったら何て言いますか?
特に交代制で自分の持ち場を担当しててもらった時とか。

日本時代は

「戻りました~」
「お世話様でした~」
「お先にお昼ありがとうございました~」

などと言っていましたが、今の職場ではあまりそういうことは言いません。



「休憩ありがとうございました」なんて、どこの奴隷だよって話ですし。

「休憩行ってもいいですか?」ではなく「休憩行ってきます」という感じなので、先輩よりも先にお昼に行ったからと言って「お先にお昼ありがとうございました」なんて言わせていたあの会社、許さんぜよ(注:退社して二十年経ってます)。

休憩は権利なので、上司の許可が特別に必要なものではありません。一声かける必要はあるかもしれませんが。

とにかく、戻ったら何かを言わないと気が済まないので
I'm back.
とか言っていました(結局「戻りました」と言っている)。



さっきも会ったのに Hello




カナダ人を観察していると、どうやら Hello = こんにちは、というわけでもないようです。

「もしもし」も Hello
「やぁ」も Hello
「お邪魔しま~す」も Hello

というように、一日の最初に「おはようございます」なり「こんにちは」なり言っても、何度でも言う言葉のようなのです。


というわけで休憩から戻って「戻りました~、お世話様でした~」に相当する英語は、

Hello.

です(ズコーッ)。


Helloは「こんにちは」よりも使用度が高く、例えば
「〇〇さんすみません、お時間よろしいですか?」
の代わりに、
「ヘロゥ~?」
と茶目っ気たっぷりに言うことができます、というかカナダ人同士ではそう言っています。




…とここまで書いて、自分はそう言われずに「エクスキュ―ズミー、〇〇(名前)」と言われていることに気付きました。

同郷出身者同士(または英語のネイティブ同士)のあのくだけた感じとは違って、丁寧に接してくれるんだーと今実感。

ブログをやっているからこそ気付きました。
という書き始めには思ってもみなかったとんでもない着地点で〆たいと思います。





June 11, 2018

アクティブリスニング

外国人は黙りがち



日本人がすごく少ない街に住んでいます。いや、日本人だけではなく、移民自体少ない田舎です。

自分の交友関係に限って言えば、同僚や友人は全員カナダ人(しかも州内出身)で、外国人は自分だけ。

これはどういう意味かというと、僕のなんちゃって英語は通じないことが多いということです。

英語を教えている人や、毎日留学生の相手をしているような人でない限り、むこうもこちらも話が通じなくてイライラすることも。

こちらの発音が悪くて通じなくてイライラ、相手もこちらの意味がわからずイライラ。

自然な表現が浮かばず直訳的な文章を組み立ててしまったり、勘違いしたままその場にふさわしくない表現を使ってしまい誤解されてお互いイライラしたりすることは日常茶飯事です。

そんな感じですから、海外生活をするとわりと挫けがちです。







口は禍の元


なんかこう、良い天気ですね、とか、髪切ったんですね、とか、間を繋ごうとして言っただけなのに

「え?なんですって?」

と聞き返されたり、

「どういうこと?」

って聞かれて説明しなきゃいけなくなったり、

「もしかしたら文化の違いでこれってセクハラに受け取られちゃったのかも」

みたいな余計な心配をしてしまったり、カナダに十数年住んでいても、もしかしたら自分が知らないだけで今まで失言をしていたのかもと不安になったり、

面倒くさいから黙ってよう

と思うようになりました。

口は禍の元のことわざ通り、黙っていれば波風も立たず平和に時が過ぎていきます。






僕が聞き上手だって?


あるとき現地の友人から、聞き上手(good listener)だと言われました。

え?

70%ぐらいしか理解してないのに?

冗談で言っているのかと思ったら、本心のようでした。


どうやら、英語が母語ではないので、

  • 理解しようと(聞き逃すまいと)必死
  • 途中で質問する(「その she ってナンシー?それともマリリン?」とか)
  • カナダ人なら当たり前すぎてスルーしてしまう点についても説明を求める

この辺が「ちゃんと聞いてくれてる」という印象に繋がっているようです。

ましてや質問され、それに答えるということは、まさにインタビュアーのように話を引き出されていることらしいです。

70%ぐらいしか理解してないのにね

そもそも人は、悩みや不安を吐き出すだけでスッキリするので理解してようがしてまいが聞いてあげるだけで感謝されますよね。




アクティブリスニング


なんか気の利いたこと言わなくちゃとか、沈黙が怖いとか、会話集のフレーズ暗記してないどうしようとか、そんなの気にすることないんです。

さ、一緒にご唱和お願いします。
話し上手は聞き上手!

どーんと構えましょう。

もし気まずければ、ニッコリ笑って。
黙っていても、身振り手振りで「怒ってません」アピールは可能です。

チャップリンとか、ノッポさん(40代以下は知らないかな)のように、言葉がなくても楽しく空間を共有することは可能です。

相手に話させましょう。


相手の言っていることを理解するためにきちんと聞くことをアクティブリスニングと言うそうです(勤務先のカウンセラーから聞きました)。





英語が苦手であまり話せなければ、いっそ聞き役に徹して感謝されちゃおう、というお話でした。







June 5, 2018

最初は a 、二回目以降は the








英語学習者で、最初の文でいきなり the を使う人がいます。

I bought the pen. 
そのペンを買いました。

どのペン?????w

「私って犬が苦手じゃないですかぁ」
って言われて
「初めて聞いたし」
って思うぐらい戸惑ういきなりの the 。

The には、「あの」「例の」「前に話した」的なニュアンスがあるので、いきなり the を使うと話が見えなくなります。


だから、聞き手が「あのペン」「例のペン」「先ほど出てきたペン」などと文脈からわからない場合は、the pen と言うのはおかしいんです。


I bought a pen. ←1回目の登場 (1)

The pen was so expensive. ←2回目の登場 (2)

(1) と (2) は同じペン。




太陽とか月は世界に1つしかないので、
「あなたどの太陽のことを話してるの?」
とはならないので(「あの」太陽しかない)、常に
the sun 、the moon なわけです。 


でも、固有名詞には the を付けないので、例えあなたが世界で唯一無二の存在だとしても、あなたの名前に the はつけません(a もつけない)。





冠詞は難しいので、まずは

 the = 「あなたも知ってるあの」
と思うと良いかもしれません。


I bought the book.
あなたも知ってるあの本を買った。

I enjoyed the sun.
あなたも知ってるあの太陽を楽しみました。

…ちょっと無理があるかな? 





June 4, 2018

Something と Anything


somethingとanythingって、わりと紛らわしいですよね。
そこで今日はその簡単な使い分け方法についてお話したいと思います。

ざっくり言うと、

Something →なにか(なんでもいいわけじゃない)
Anything →なにか(なんでもいい)

です。

I want to eat something.
何か食べたい(なんでもいいわけでない)。

I can eat anything.
なんでも食べられるよ。

I can't eat anything.
何も食べられない。

I can't eat something
何か食べられないものがある、私はあるものが食べられない
(さてそれは何でしょう)

Would you like something to drink?
何かお飲み物はいかがですか?
(ドリンクメニューに限りがあるので、anything ではない)
(具体的に提案する飲み物を思い浮かべている)

Would you like anything to drink?
何かお飲み物はいかがですか?
何でもあるよ、的な印象。または、何も要らないと思うけど一応聞いてるよ、的な感じ。


I can do something.
何かは出来るよ。

I can do anything.
何でも出来るよ。


Something は有限(なんでもいいわけではない)で、anything は無限(なんでもいい)、というのを覚えておくと便利かもしれません。


同様に、
someone 誰か(誰でもいいわけではない)
anyone 誰か(誰でもいい)


脱線しますが、
everyone は全員(社員全員、とか、ここにいる全員、とか有限な「誰も」)
anyoneは誰でも(社員じゃない人もここにいない人も含めて「誰も」)


誰でもいいだなんて。失礼しちゃうわ。