July 8, 2020

動詞を克服する方法


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■日本語があやしくなってきている


個人的な話ですが、最近日本語話してないんです。

去年帰国して以来、ずっとw

というわけで、自分が知っている言葉以外、頭に浮かびません。

なので、ネット記事や各SNSへの投稿やコメントを読むと、動詞に感心させられるのです。ああ、こう言うのか、と。



■自分が使わない動詞を再発見


自分はこう言う→ネットで見た表現、の順で、例を書き出してみます。

検索する→検索をかける
重圧である→重圧をかける
発注する→発注をかける
メールする→メールを打つ
マウンティングする→マウントを取ってきた
冷え性を改善する→冷え取り
肩甲骨のストレッチをする→肩甲骨はがし

最後の2つはちょっとアレですねw


特に誰とも話さず、脳内での自分との対話だけの生活を長い事しているので、ほぼ「◯◯する」で済ませているのがわかりました…。

なので、ネットのコメントなどで他の人が「◯◯をかける」「◯◯をとる」など、「◯◯する」以外の動詞を使っているのを見ると、色々な言い方があると勉強になるのです。




■動詞を変えると文章が生き生きする


先日の記事にも書きましたが、言い方を変えると同じ内容でも違った印象になりますよね。

上の例で言うと、「マウントを取る」の「取る」には感動すら覚えました。

こう、何て言うか、相撲で相手の力士のまわしを取るような、主導権を握るような、こちらが何も言えなくなるような状況にするような嫌な感じが伝わってくるじゃないですか。

きっとこのブログが平坦でつまらない理由は、使われている動詞にも問題があるのではないか、と思うんです。

「◯◯する」ばかりで、文章に奥行きがないというか、色彩がないというか、ジェットコースターにならない(英語ではローラーコースター)。

「検索をする」を「検索をかける」にすると、コンピューターが1つ1つのデータを瞬時に照会してピコピコ音がなって両側にミシン目と穴の開いた長く繋がった用紙にジジジジジっと印字されるイメージがするじゃないですか(いつの時代のパソコンだよ)。



■動詞を克服する方法



英語の勉強を始めたばかりの頃は、動詞が苦手でした。

英会話(スピーキング)としてフレーズごと暗記していた頃はそれほど苦手意識はありませんでしたが、問題集とか参考書とかの机に向かって覚えるのが苦手でした。

でも当時は英会話スクールに通っていたので、レッスンで使えそうな表現は、「使える!」と思って自ら積極的に覚えていました。

当時はカタコトだったので(今も!?)、
「これを言えばちゃんと通じそう!」
と思うと勉強にも身が入るというもの。

make, take, get などの違いのまとめなど、参考書などで見た時は「どっちだっていいじゃん」とか「メンドクサ」としか思えなかったのですが(笑)、もっとちゃんと伝える、文章に奥行きを、彩りを、雰囲気を…(芸術家かw)みたいに思っていたら、動詞が怖くはなくなりました。

というわけで動詞を克服する方法は、「覚えればより正確にニュアンスを伝えられるようになる」と思って頑張る、でした(これ動詞に限らない…自己ツッコミ)。



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