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February 16, 2021

Wowとウォウとワオ

 



中学生の頃(80年代です)から小室哲哉さんの曲が無条件で好きでした。

いや、今でも好きです。Spotifyで聴いています。

僕が老人ホームに入ったら、入居者のみなさんと歌う懐メロは小室さんの作ったダンスミュージックにして欲しいほど。

もう引退されてしまったので、わからない若いみなさんはグーグルで検索してみて下さいね。



小室哲哉さんは80年代からバンドのメンバーとして表舞台で活躍していて後にソロデビューもしましたが、他のアーティストにも楽曲提供をしていました。

小室さんの楽曲には不思議な魅力があって、メロディーなのかリズムなのかサウンドなのか、どこか引き込まれてしまうんです(我々の世代だけでしょうか)。

アイドル歌手に提供すれば歌い手が楽曲の力でアーティストっぽくなり、既に人気だったアイドルはさらにきらめき、無名だったアイドルは小室マジックで歌声が再評価されたりしていました。

こんなブログの1記事じゃ小室哲哉大先生の楽曲の魅力は語り尽くせませんが、あの楽曲たちは実は催眠プログラムでウチら洗脳されてたんじゃないかってぐらい素晴らしいんです(←まだ洗脳が溶けていないようで…)。



そんな小室哲哉さんの楽曲の多くには、作詞が本人でも別の作詞家によるものでも、ウォウという言葉がよく出てきます。

歌詞カード(CDジャケットの裏面のことです…僕は配信でしか音楽を聴かなくなったので懐かしい響きです)によると wow とありました。

歌によってwow wow と2回だったり、wow wow wow と3回だったり、wow wow wow wow と4回だったり様々です(イェイ・イェイ・イェイ・イェイ・イェイが付いたりもする)。

90年代、社会人だった当時は、カーステレオで運転しながら、はたまた職場の人とカラオケに行って騒ぎながら、ウォウ・ウォウ・ウォウ・ウォウ歌ってました。


でも…英語を勉強し出してから気付いたんですけど… 


wow ってワオですよね。


  • bow (バウ/お辞儀)
  • cow (カウ/乳牛)
  • how (ハウ/どうやって)
  • now (ナウ/今)
…のように wow だってワオですよね。

と、思いましたが、 

  • low(ロー/低い)
  • mow(モー/刈る)
  • sow(ソー/種を撒く)

…と、オーの音で言う言葉もあるのでややこしいですね。

更にはイギリス英語を話す地域(オーストラリアやスコットランドも?)の方々は綴りのままオーと発音するようですし...。

※ちなみにカナダでも僕の住んでいる地域では mouse をマウスではなくモウスと発音する人が多いです。


そういえば小室哲哉さんは一時期ロンドンにお住まいでしたね。

そのせいもあるのかな?



今回も英語に関するお役立ち情報を書いているフリして、おじさんの昔話を書いてしまいました。読んでくれてありがとう。



Photo by pixabay.com

April 24, 2019

アメリカ英語とイギリス英語




同僚の英語が聞き取れない


職場に、自分以外にも外国出身の人が居ます。生まれも育ちもよその国で、大人になってから、というか、数年前にカナダに移住してきた人。

といっても、出身国は英語圏なので、英語のネイティブスピーカーです。

でも、僕にはその人が何を言っているかまったくわかりません…。僕のリスニング能力は確かに難アリかもしれませんが(苦笑)、その人の英語はまったくもって聞き取れません。

カナダ人の同僚は、わかっているようですが、それでも何回か聞き返すこともあります。

つまりその人の北米英語でない英語が聞き取りづらいのです…。





母音は大事


聞き取れないので何回も聞き直すのですが、聞き返してやっと聞き取れた時に、気づくことがあります。

それは、母音の違いは大きいということ。

英語の発音と言えばLとR、SとTH、FとHなど、舌の位置や唇がどうのといったことに気を取られがちですが、アイウエオと言った母音の違いで話を見失って違うことがあります。

カレッジをコレッジと言ったり、メリーさんをマリーさんと言ったり、北米式の英語に慣れていると、スコットランドやイングランドの、多分首都ではないどこかの地方のアクセントは半分も聞き取れません…。



気付いたらカナダ訛り


イギリス英語とかオーストラリア英語を聞き取れず、言い直してもらったあとには

「えー、普通は〇〇って言うじゃん」

と思うのですが、同時に自分とっての普通がカナダが基準になってることに気付きます。

これって逆に言えば、もし僕がイギリスに行ってジャパンのことを「ジャぺーン」と言ったら

「何それ普通ジャパーンじゃん」

と思われるのと同じですよね。つまり僕はカナダ訛りが染みついてしまったということ。

カナダに来て以来、郷に入っては郷に従えの精神で周りの人に合わせるようにし、その「周りの人」というのがすべて地元出身の人達の生活をしているので、きっと大西洋沿岸の港町の訛ったカナダ英語になってしまったのでしょう。

たまにバンクーバーなどの西海岸(ここから飛行機で5時間ぐらい)に行くと、言語学のクラスで教わったとおり、訛りのない英語に気付くことがあります。

たとえばうちの近所ではCanadaを「きぇーぁなだ」と言うので(ラジオのアナウンサーも!)それが普通なのですが、バンクーバー(のある州)の出身の人が「キャナダ」と控えめにサラッと言っているのを聞いて、ハッとしてグーっとすることも(なんのこっちゃ)。



綴りはブリティッシュ



はっ!そういえば「アメリカ英語とイギリス英語」というタイトルで書き始めたんでした。

英語と米語の違いの特徴と言えば、

母音

(米)カレッジ  (英)コレッジ
(米)ジャペーン (英)ジャパーン
(米)デンス    (英)ダンス
(米)フェンスィー (英)ファンスィー
(米)ハット   (英)ホット

や、

語彙
(米)クッキー  (英)ビスケット
(米)ブックストア (英)ブックショップ

などがありますが、カナダは発音も語彙もアメリカ英語に近いです。

「近い」というのがポイントで、微妙に違います。

例えば「熱い」のホットはハットとは言わないけれど、カレッジはアメリカ同様カレッジ。コレッジとは言いません。

クッキーやブックストアはカナダでも言うので「語彙はアメリカ寄り」と言えますが、カナダ英語にはフランス語から来ている言葉や(例えばニット帽をトゥークと言うとか)、その他カナダ国内のみで使われるような表現や方言もあるようなので、アメリカ人には通じないカナダ英語なるものもあります。


もう英語と米語(そして加語!)の違いはそれだけでブログが1つ立ち上げられるほど奥が深い話なのでこの辺にしておきますが、最後に一言。



カナダでは綴りはイギリス式です(センターは center じゃなくて centre ♥ )。






February 25, 2019

ディティール?ディテール?



テーかティーか問題


Detail って言葉、すでもう日本語ですよね、ディテールって。

「ディテールまでこだわったプラモデル」
「細かいディテールが好きなんです、ここのブランドの服」
「食器やテーブルなどのディテールもフランス風」
「ディテールはのちほど連絡します」

などなど、詳細とか細部とか、そんな意味で使われますよね。



でも、たまにディ「ティ」ールって言う人がいます。

「T」はテーではなく「ティー」ですが、ディテールは detail なので「テー」。
ディズニーランドを「デズニ―ランド」言ってしまうのとは違うのです。


ポニーテールをポニーティールと言わないのと一緒。 
綴りは違いますがフェアリーテールをフェアリーティールと言わないのと一緒。
机(デスク)ディスクと言わないのと一緒。


でもやっぱり、テーシャツとかデズニ―とか言ってしまう年配の人のようになりたくないという意思が働くのでしょうか。

日本の英会話スクールで働いていた頃(十数年前)、先輩が「デティール、デティール」とよく言っていました…。



イントネーション問題


ここでニュージーランドでワーキングホリデーをしていた頃の話。

ええ、20年ぐらい前の話です…もう年齢制限のあるワーホリが出来る年齢はとっくに過ぎてしまいました…。

和食レストランでアルバイトの面接をしましたが、オーナーは英語がペラペラな韓国人で(見た目はサンタクロース)、面接は英語でした。

曜日や時間帯といったシフトなど、詳細(detail)は後程、と言われたので、帰宅後アメリカ人のルームメイト(ニュージーランドではフラットメイトと呼ばれていました)に面接はどうだったか聞かれた時に

「 details は後で、だって。」

と言いました。

すると、

「何が後でだって?」

とルームメイト。僕の detail の発音が通じなかったのです。




日本語で「ディテール」と言う時は、

  • お歳暮
  • 55(ごじゅうご)
  • カレー粉
  • ドリカム
  • 擬音語

みたいなイントネーションなので、そんな感じで言っていたのですが、そのアメリカ人が言った「ディテール」は、

  • ハッピー
  • ラッキー
  • ジョンソン
  • 団さん
  • 長男
  • しょっちゅう
のような抑揚の「ディィィィィテ―(ル)」でした。


でも、今オンライン辞書の音声ファイルを聞いてみたら違いました。

dictionary.com は発音付きです。


北米とイギリスでも違うらしく、また名詞と動詞でも違うみたいです…。

なんだよここまで書いてて間違ってたのかよ。





まとめ


この「detail」という言葉、カタカナの発音と英語の発音が違うのは確かです。
RもTHもないのに通じない発音だなんて。
油断できませんね(なんのこっちゃ)。

正しい発音に関しては各自調べて頂くとして(笑)、ディテールのことをドヤ顔で「ディティール」と言ってしまう先輩がいたんです、ということを誰かに伝えたかったので、記事に出来てよかったです♥



November 16, 2018

カナダ名物 Poutine 発音は?




カナダ名物と言えば?



「カナダ料理」と聞いてもピンとこないかと思いますし、カナダ人に聞いても人それぞれ違う答えが返ってくると思います。

海外で

「日本料理と言えば?」

と聞くと、間違いなく

「スシ!」

と言う人が大多数だと思いますが、カナダ料理と呼ばれているものって、

「それイギリス料理じゃね?」

とか、

「それ中東料理だし、カナダで広まったのたった30年前じゃね?」

みたいのが多くてアレなんですが、ここカナダ東部の田舎の港町で、カナダ人に

「カナダの食べ物と言えば何?」

と聞いて割と多くの人から返ってくる答えがこれ、poutine です。


全国チェーンのドーナツ屋、Tim Hortons の poutine




Poutine って、何?



poutine とは、グレービーのかかったフライドポテト(「フライドポテトは英語じゃない?」参照)にチーズをのせたものです。

ラーメンやお好み焼き同様、トッピングに応じて様々なメニューがあります。

でもまあ、フライドポテトです。

カナダじゃなくても食べられるんじゃね?みたいなことを言うのは野暮ですね。すみません、失礼しました。

元々はケベック州のフランス系カナダ人の料理のようで、ケベックの poutine屋さんは「元祖」「本場」みたいな雰囲気を醸し出しています。1回しか行ったことないけど(日本領事館があるんです)。





チェーン店 New York Fries の poutine




Poutineの発音



さて、この poutine ですが、日本ではあまり知られていないため、同じカナダ在住の人の間でもカタカナ表記が人によって違います(聞こえたままをカタカナにするので)。

しかも元々はフランス語が公用語のケベック州の言葉なので、本場の発音は英語ではありません。

本場ケベックで言われている発音はもちろんフランス語ですが、英仏がどちらも公用語の州(ニューブランズウィック州)の人などはやけにフランス語の発音が良かったりしますし、英語しか話さない人でも poutine だけはフランス語っぽく言ったりする人もいますので、カナダ人の間でも人によるところがあるかもしれません。


つまり同じ日本人の間ででも、 poutine を食べたのがどこで(ケベック?ニューブランズウィック?アルバータ?)、誰と(フレンチカナディアンの彼?英仏バイリンガルの彼女?それとも英語しか話さないアイツ?)だったのかによって、どうカタカナで書くかが変わります(いや、実際に食べなてなくてもいいんですけどねw)。


そして仮にカナダ人全員が同じ発音をしたとしても、日本人全員が同じよう聞こえるわけではないので、カタカナ表記が違ってくるわけです。

ざっと検索しても、

プーティン
プーティーン
プティン
プーチン
プチン
プッチン

と、様々です。



近所のピザ屋の出前の poutine




Poutineをカタカナで




さて。前置きが長くなりました。

ここまで全部前置きです。長っ!

ツイッターで仲良くして頂いてるフォロワーさんからご質問を頂いたので、僕なりの、文字通り「なんちゃって英会話」な poutine の発音を発表したいと思います。


プーティーン


です。

あくまでもフランス語を話せる人がめっちゃ少ない、カナダの一番東(島を除く)の田舎の港町の話ですが、自分の周りの人はほぼプーティーンと言っています(そう聞こえます)。



Wiktionary の音声ファイルでは「プチン」に聞こえますが、これは(ケベックの)フランス語のようです。

merriam-webster.com では「プーティーン」と言っています。人によっては「プティーン」と聞こえるかもしれませんが、poo-TEEN と書いてあるので、カタカナにするなら「プーティーン」で間違いないでしょう。

っていうかみんなそう言ってるモン!(みんなって誰だよ)



以上、140字で済むようなことをブログ記事にしてみました(最近ネタ切れ)。

〇〇さん、ご質問ありがとうございました☆



November 14, 2018

ツナとトゥナ





英会話の勉強を始めた頃は、TとかDの音を「ちー」とか「ぢー」みたいに言うのが英語っぽいと思っていました。

例えば me too と言うときにミー・チューと言ったり、touch をチャッチみたいに言ったり、do you をジュー・ユーと言ったり。


でも、気付いたんです。

40代の英会話学習者にはおなじみの海外ドラマ(ちなみに英語では「ドラマ」ではなく「コメディー」と呼ばれる)、「フレンズ」のジョーイの言う How are you doing? の doing は「ヂューイン」ではなく「どぅーいん」だということに。

do をヂューと言わないのはなんとなく移民の英語のような気もしていましたが、そうでもないみたいです。









それに気づいた頃、カナダの日本食レストランでウエイターのバイトをしていました。

そこでよくマグロ(tuna)という単語をよく言っていたのですが、オーナーの日本人の方はチュナと言っていました。

ツナというよりは英語っぽいですよね。
ナイスチューミーチューのチューですから。

なので特に何も思いませんでした。







そして日本に帰り、カナダに行く前から仲良くしているイギリス人の友達とYouTubeの話をしていた時に言われました。

イギリスではユーチューブって言う、と。

まあそうでしょうね、としか思わなかったのですが、その友達曰く、アメリカ人の同僚はそう言わないとのこと。

アメリカ人は

ユートゥーブ

と言うんだそう。


スチューデントもストゥーデントで、チュナはトゥナ。


そう言えばパーティーはイギリス英語ではパーチ―、アメリカ英語ではパーリー、ウォーターもイギリス英語ではウォーチャー、アメリカ英語ではワールーですもんね(そうなのか)。




僕はカナダに住んでいるので、もっと t の音に力を入れて舌先で口蓋を叩かなきゃ、と思いました。

↑雑なまとめw