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August 12, 2021

英会話で省エネについて話す時の注意点

 




英会話で話が伝わらないときは、発音や言い回しが悪いのではなく、習慣の違いに気付いていないのが原因かもしれません。


最近省エネについて考えた時にそう思いました。

“省エネ”で実行することがカナダと日本では違うなぁと思ったんです。


カナダは、日本から見ると省エネ先進国のような印象があるかもしれません。


行政レベルでは、州ごとに色々な法律があります。日本では“お願い”程度なことが、カナダでは罰則付きの法律だったりするわけです。


そして政府や民間の団体も「環境を守ろう」のような広告を打ち出したり、民間企業も企業イメージとして環境に優しい経済活動をアピールしています。


しかし個人レベルの話となると別です。


たとえばエアコン。温度設定の目安などありません。そもそもあまり暑くならないのでエアコンが無い場所も多いのですが、オフィスなどで節電を呼びかける話は聞いたことがないですし、うちのオフィスもガンガンにかけています。寒い。

個人の違いを尊重されるカナダで、政府から「冷房は28℃」のようにお願いされることがありません。


※っていうか28℃って暑いですよね…ここカナダ東部では暑さ注意報が出ます。




そしてエアコンだけではなく、照明その他の電気代も、あまり気にしている人に会ったことはありません。

イルミネーションのような電飾を屋外で一晩中点けっぱなしな家もたくさんあるし、部屋の中でもインテリアとして電気が通る灯りを一晩つけている人にもたくさん会いました(ルームメイトとか、大家さんとか)。


そして僕が一番気になるのは、冷蔵庫。


「何食べようかなぁ」と、冷蔵庫を開けたまま中身をボーっと見ている人には

「早く閉めて!サッと取り出してサッと閉める!」

と言いたくなります(笑)。




そもそも10円20円を節約するという精神が無いようです。

日本のように貧乏を経験していない国だし、チップのようにお金は多めに払う文化だし、ギフトを贈り合う文化だし、というのが僕の見解です。


それからある人は、人口が多くないので1人1人が気を付けても大したことにならないと思ってるのだろう、という意見でした。



省エネというテーマで英会話をしていても、

「部屋の灯りをマメに消す?はて?今は省エネの話をしているんだけど…」

「節約のために冷蔵庫の開け閉めを素早く?この人は英語が本当に分かっているのだろうか…」

「オフィスの冷房の温度を28℃に?室内には何人も社員がいるのにそんなの実行できないだろうに。果たしてこの人は会話のテーマを分かっているのだろうか…。」

…のように、あなたの発音や文法や語彙には何の問題もなくても、話が見えない・入ってこない・伝わらない、ということが起こり得るのが文化の違いの恐ろしさです(←大げさ)。


国内だけでも語学としての英語の勉強は出来ますが、文化や習慣の違いで話が伝わらないこともありますよ、というお話でした。



Photo by pixabay.com

June 3, 2021

非完璧主義宣言


 

これは英会話には関係ない話かもしれないけれど、“海外で働く”って言うテーマと、異文化っていうテーマにちょこっとかするので、このブログに書かせてもらいますね。

これは大事なことなのによく忘れてしまうので、“自分に言い聞かせる”という意味でも書いておこうと思います。





過去記事で書いたかもしれませんが、職場で同僚に対する態度が悪いとカウンセラーに会うように指導されたことがありました。

その時は反省か何かさせられると思っていたのですが、カウンセラーのおじさま(笑)に言われたことは、わざとミステイクをしなさい、ということでした。


要するに、完璧主義をやめる練習をしなさい、ということ。全部完璧にしようとするとイライラするから、ある程度はテキトーでいいだ、ということですね。





例として教えてもらったのは、“会議に5分遅れて行く”ということ。5分に抵抗があるなら2分でも1分でもOK。意識して遅く行く、ということが大事だそう。

出勤時間に遅刻したら勤怠に問題アリとなってしまいますが、勤務時間中の会議(例えば9時出勤の人が出席する10時からの会議)なら、遅れても勤怠には影響はないはずです。

5分前行動が根付いている日本の会社なら1分の遅刻でも“だらしがない人”というレッテルを貼られ査定に響くかもしれませんが、少なくともうちの職場では必ず数人は会議に遅れるし、それを咎められることはありません。

(なんなら出勤時間が5分10分遅くても「交通事情はコントロールできないからしょうがない、焦って交通事故でも起こしたら大変!」と寛大な上司にしか会ったことがありません。)

カウンセラーのおじさまはうちの会社の人ではないので、きっとカナダってそういう国(会議に遅刻しても問題なし)なんでしょう。



でも、5分前行動が染みついていて、他人の目が気になり、常に優等生キャラを演じてしまう自分にはいまだに難しい事です。

そもそも遅刻するやつは大っ嫌いで、言い訳するヤツはサイテーだと思っているので…。

それがだめなんですね。


そういえば今でも、インターネット回線に問題があって時間通りにオンライン会議にログインできないととてつもなくイライラしてしまいます…。

大口の契約が掛かっている顧客との会議でもあるまいし、同僚とのオンライン会議に1、2分遅れても「ごめんねー、アハハ」で済む事だし、回線トラブルは同僚の誰もが経験していることです。

そうやって物事が完璧に進まない状態に耐性を付けて行きましょうということのようです。



他の例として、1日ぐらい皿洗いをサボってみるとか、あとはなんだか忘れましたが、そんなような“わざとサボったりミスをしても実は影響がないもの”を提案されました。


そして2週間に一度のカウンセリングでは、仕事でどんな“ミス”をしたのか、カウンセラーとの秘密として報告していました。

“どうしても、じゃないけど、ついでに出来ればやって欲しい”というのを「時間がありませんでした」と言って敢えてやらなかったり、間違いを発見しても金額等の重大なミスでなければ(そして自分の担当の仕事でなければ)敢えて訂正しなかったり、自分を犠牲にしてまで完璧に仕事をこなすのをやめました。



自分の目標として「寛大になる」というのがあるのですが、僕は日本人だからか(昭和生まれだから?)他人にも自分にも厳しくなってしまいがちです。


でも、故意にミステイクをすることによって「多少テキトーでも大丈夫」という考えが身に付けば、他人にも寛大になれそうです。



そういえば20年以上前ですが、日本で働いていたときの上司が

「仕事は『いかにサボるか』よっ!」

と言っていました。名言。

効率化ってそもそもそういうもんですもんね。



会議に1~2分遅れても自分にも周りにも影響がないなら、遅れまいとピリピリする必要はナシ!

毎回95点の出来でも仕事が回るなら、100点を出そうと神経すり減らす必要ナシ!(最近はまた“もし出来たら、これも“みたいに120点を出そうとしてる)


というわけで、また思い出したように自分の中で絶対に失敗してはいけないと思い込んでいる事を探して、敢えてミスをしたいと思います。



Photo by pixabay.com

May 27, 2021

日本人は意地悪?



某SNSで日本人は意地悪、という投稿が流れてきました。

それはニュース記事の紹介で、僕はその記事は読まなかったのでどういう文脈かはわかりませんが(読まなかったんかい)、僕も日本人は意地悪だなと思う事があります。

「日本人が」というより、僕が他人に対して意地悪だなぁと思うことが多いのです。

そしてそれは日本人的な考えなのかな、と思うのです。




カナダでは「個人それぞれ事情がある」というのを尊重される傾向にあります。


たとえば給食で全員が同じものを絶対に食べなければいけない、というようなことがありません。一人一人好みが違うのはもちろん、アレルギーの有無、体格、食べられる量、宗教、食事療法(ベジタリアンとか)も違うのは当たり前ですよね。


でも…。

現地の日本食レストランでアルバイトしていたときも、好き嫌いがある人の多い事といったら!

サビぬきとかガリなしなんてレベルじゃなくて、セットメニューから一部の材料を変えろとか(マグロの代わりにサーモンくれとか)、この醤油じゃなくてあの醤油はないのか、やりたい放題(別の醤油なんてありません)。

アレルギーを持つ人も多く、甲殻類アレルギーの人なんて寿司屋にはそもそも来なければいいのにと思うことも。だって甲殻類を調理したまな板の物は食べられないなんて言うんだもん。




そしてこのご時世で、マスク着用が義務になったり、バスの運行時刻が変更になったり、店の営業時間が変更になったりと、いろいろ変更がありますが、そのたびに、SNSは個人の主張で荒れます。

「私は肌のアレルギーでマスクが出来ないのに!」とか、「病院に行くのにバスが必要なのに!」とか。

ユーザー同士で口論になるぐらい荒れていても、そんな個人的な都合については叩かれていないように見えます。



職場でも、

  • 仕事の覚え方や覚える速度は人それぞれ、
  • 子供の発熱や親の介護など家庭の事情も人それぞれ、

なんて言って、仕事の覚えが悪くても、家庭の事情で早退や欠勤になっても、人それぞれ事情があるんだからしょうがないでしょ、という空気感です。

それで従業員にしわ寄せが来ても、社員同士で愚痴を言う時の矛先は従業員じゃなくて、社員に穴埋めをさせてくる上司や会社です。





でも、僕個人としては、なんか大げさに聞こえるんですよね。

甲殻類アレルギーなんて自分の周りには1人もいないし、なのに小さな日本食レストランに毎日のように甲殻類アレルギーのお客さんが現れるのも変だし、清潔にしているとはいえエビを調理したまな板で刺身も作るのに店内でアレルギー反応が出た人もいなかったし、そもそも注文前に念を押すような人が寿司や刺身がメインの店に来てる事自体不自然。

言っちゃいけないことだけど、アレルギーじゃなくて単なる好き嫌いじゃないの?と言いたくなるくらい。


マスク着用の件だって「じゃあ外出は控えて下さい」とか、バスの件も「運転できる友人に頼んだりタクシーを利用すれば?」と思ってしまいます。


仕事だって、同じ役職なのに「私は覚えが悪いから」なんて3年も言い続けて仕事の量が違うのは納得が良いかないし、子供もいなければカナダ国内に親類がいない自分は家庭の事情で遅刻早退欠勤をすることもないのでなんだかなーと思います。


でもこういう考えって意地悪ですよね。なんだかそんな意地悪に思ってしまう自分が、日本人っぽいんだなぁと思います。

(そうじゃない日本人も多いんでしょうけど)


ま、レストランのアルバイトは20年前の話だし、マスクやバスに文句を言っている人はSNSの中だけで知り合いにはいないし、仕事は在宅になってから作業量がガラっと変わって何一つ困ってることはないんですけどね。


本来みんなで守ると決まっていることなのに誰かが“個人の都合”で免除されているのを見ると、「そんなの知らん、ルールは守れ」と意地悪な気持ちになってしまいます。



ちなみに1人1人違う個人の事情に合わせるようなことを、英語では accommodate (アコモデート)と言います。

ベジタリアンなので職場のポットラックに参加できません、と上司に言ったことがありましたが(自分も個人の都合で免除してもらってるw)、

We can accommodate

(それなんとかできますよ)

と言われました。 

なんとかできるって言われても参加者に肉料理を遠慮してもらうのも誰かの肉料理を避けるのも嫌なので改めてお断りしましたが。

嗚呼、やっぱり意地悪w



Photo by pixabay.com

July 26, 2020

海外のファミレスにドリンクバーはあるの?



■ ファミレスなんてTVディナー?


日本に居た頃、カナダ人の友人にファミレスに行こうと提案した所、ファミレスはTVディナーを出すだけの店なのでいやだと言われました(チェーン店ではなく個人経営のレストランがいいとのこと)。

TV(ティー・ヴィー)ディナーとは、調理済みの冷凍食品のことで、電子レンジから出したらそのまま移し替えることなく食べられるもの。

ファミレスでアルバイトしたことがありますが、確かに本社から送られてくる冷凍の食材が多いです。そして全て同じ工場で作られているのか、どの店舗も同じような、判で押されたような仕上がり。

確かにファストフードのように全て画一的で、どの店舗も同じ味で、新しい発見や驚きはありませんが、低価格で、セットメニューが多くて、ドリンクバーで飲み放題、長居ができるということでファミレスが好きな自分にとっては、ファミレスへは行きたくないという意見にびっくりしたのを覚えています。



■ 現地のレストランはこんな感じ


僕が住んでいる町は田舎なので、レストランのほとんどはチェーン店ではなく個人経営の店で、感覚的に言えばファミレスが普及する前の日本のような感じです。1980年以前のような感じですかね(あまり記憶にありませんが)。

個人経営の店は大手ファミレスのように本社から冷凍食品が送られてくるわけでもなく、フレンチフライひとつとっても各店舗でカットしなければならないので大きさがバラバラだったりします。

またそもそもレストランの提供するサービスは食材だけではなくお客様のおもてなしだったりするので、料理を運んでくれる、飲み物のおかわりを持ってきてくれる、というもレストランでは省くことのできないサービスだったりします。

そのサービスを提供しないということはお客様からチップをいただくことができなくなってしまうのでドリンクバーにしてしまうとウェイターやウェイトレスの収入が下がってしまうと思われます。

僕に言わせれば、ドリンクバーを希望する人は何でレストランに行くの?という感じです。席に着いたまま食事や飲み物を持ってきてもらう(サーブしてもらう)というのもレストランを利用する理由の一つなので。

とはいえパンのおかわり自由とかサラダバーとかでお客さんが自ら席を立ってに取りに行くスタイルのレストランもあるのであれなんですけど。




■ 海外のファミレスにドリンクバーは…おそらく少ない!


英語でもファミリーレストラン(family restaurant)という言葉はあります。日本語でファミリーレストランといえば全国チェーンのいわゆるファミレスのことを指すと思いますが、英語の場合は文字通り「家族向けレストラン」という意味であって、必ずしもチェーン店とは限りません。

家族向けレストランというのはどういうことかと言うと大人から子供まで対応できるメニューを提供しているということになります。

僕が住んでいる町に全国展開しているようなチェーン店はおそらくないのと、カナダ全土のレストランについて知ってるわけではないので「カナダではこう」と断言することはもちろんできませんが(ましてや「海外の」とか)、一般論として、カナダには日本のようなファミレス(全国展開をしている、メニューに写真がある、低価格)は少ないということ、そしてドリンクバーというシステムはあまり普及していないことは間違いないと思います。





■ 個人的には一時帰国をしてまでファミレスに行きたいとは思わない…


低価格で長居ができるファミレスはもちろんメリットはありますが、ファミレスは行く前からその店がどんな感じか既にわかっているし、店舗ごとの個性がないのでワクワク感があまりないと個人的には思っています(子供の頃はファミレスに行くのが楽しみだったけど)。

今となっては先に述べたカナダ人の友人のファミレスではないレストランに行きたいと言っていた気持ちがよくわかります。

確かに行く前からどんなメニューが出てくるか想像がつくし、工場で作られた画一的な冷凍食品と言っちゃあそれまでですからね。

とはいえ、数年前に一時帰国した時に、20年ぶりに会った友人と24時間営業のファミレスで、当時のように深夜2時ぐらいまでドリンクバーをおかわりしながら懐かしい話をしていた時は
「そう、これこれ。こういうの。懐かしい。」
て思いました。


だからドリンクバーのことディスってないからね!





July 20, 2020

英語名のススメ











■ ニックネームは自分でつける


英語を勉強して色々な人に会って、英語圏の人は自分のニックネームは自分でつけるということに気付きました。

例えば Michael さんが Mike で行くのか Mikey で行くのかそれともそのまま Michael で行くのかは本人が決めるようなのです。 

ちなみに英語で「私はMikeで行きます」と言う場合は
I go by Mike.
です。
Call me Mike 
と同じような意味です。

もちろん子供の頃は自分で決められないので、周りの大人が呼ぶ愛称があるようですが。



■ 英語名でもいいじゃない

日本では基本的にあだ名は周りの人が付けてくれるもので、自ら名付けるのはちょっとハズカシイ感じがするかもしれません。

英語圏では逆に、呼び名を言ってくれないと周りが困惑することがあります。
  • ウィリアムと言ったけど、ウィルとかビルとかニックネームはあるのだろうか
  • うっ、あまり聞いたことない名前…復唱できない…
そんな場合、自己紹介の時に

        Please call me _______.

と言ってくれるとホッとしますよね。

語学学校で、日本人が突然「ブリトニーと呼んで下さい」と言い始めたら「あの顔でブリトニーだって」「スター気取りかよ」などと失笑されてしまう場面に出くわしたことがあります。

実は僕もそう思っていました。

親が英語名でもないのに、帰国子女でもないのに、クリスチャンでもないのに、そう思っていたけれど、今思えば本人が Please call me Britney と言っているのを他人が「いや、お前はブリトニーではない」と言うのはおかしな話です。

芸名やアーティスト名って、ツイッターのユーザー名、ユーチューブのアカウント名だって自分たちでつけた名前なのに、おかしくはないですよね?そんな感じでブリトニ―でも何でも読んで欲しい名前をつけましょう。


■ おすすめの英語名


英語名をつける時によく言われるのが、日本人としてのアイデンティティを失ってもいいのか、外国人に合わせて自分の名前を失ってしまってもいいのか、というような意見です。

でも、最初に言ったように、自分でつける名前であれば、植民地になって母国語の名前を失ったのとは違い、あくまでも自分の意思です。

ユーザー名、アカウント名だって、別に SNS の運営会社に強要されて本名をねじ曲げられているわけではありません。

これは日本人対英語圏の人という構図ではなく、他のどの国の人でも同じです。発音が難しい国の人が自己紹介をして、こちらが名前をお呼びできない場合、◯◯と呼んでください、と言ってもらえると助かります。

英語圏の人の名前でも、発音が難しい場合もあります。ありがちな名前かもしれないけれど、聞き取りの不審者には難しい名前だってあります。そんな時にニックネームを言ってもらえるとやっぱり助かります。

例えばタカヒロさんならTakaではなく、英語っぽいTucker(タッカー)なんかはどうでしょう。 

もしエミさんだったらEmi じゃなくてAmy(エイミー)とかエリさんなら Ellie(エリー)とか。
 
全然似てなくても、最初の一文字さえあってればもうOKでしょう。


■ 英語名は便利



オンライン英会話レッスン家や、スクールで英会話レッスンを受けてる人は、是非今日から英語名で名乗ってみましょう。

僕は英会話スクールでは恥ずかしくて本名でやっていて、英語名でやるのは、留学したら、就職したら、移民手続きが完了したら、と思っていながら結局タイミングを逃してしまいました。

一時期途中から名前を変える宣言をしてみたのですが、周りの人も混乱するし、自分が呼ばれても気づかないこともあったし、やっぱり自己紹介の時にすでに英語名を持っているとスムーズにいくと思います。

講師が毎回変わり、自己紹介がつきものの英会話のレッスンは絶好のチャンスです。

スクールに限らずこれから新しい人達に会う機会があるみなさん、ぜひ英語名を持ってみませんか?



June 5, 2020

How are you? とか聞く理由(わけ)




うちの犬は、昼間はじゃれて噛みついたりするのですが、夜になると目がトロンとして部屋の片隅に横になりウトウトしだします(なんだか語彙力が無くてすみません)。

そして1日が終わる時、この子にとって今日は良い日だったのかなぁ、今日は楽しかったのかなぁ、と思います。

今は在宅勤務なので家にいるとはいえ、その短い寿命の大半が飼い主を待つ人生、いや、犬生なんて悲しいじゃないですか。

なので遊べるときはなるべく遊んであげて、おやつもいろいろ買ってきてあげるんですけど、How was your day? Did you have fun?と聞いてしまいます。

そこでハッとしました。 

カナダに限らず、英語圏の人はやたら How are you? とか How's your day?とか聞いてきて、なんなら1時間前に会っても How are you? と聞いてくるので、「さっき言ったやん」とか思うのですが、これって

「人生を無駄にしないで生きてる?楽しんでる?大丈夫?」

っていう確認なんじゃないかなと思ったのです。

どこかで「多民族で狩猟民族で銃社会だから会話を始めるまえにお互い機嫌が悪くないことを確認し合っている」というようなことを目にしましたが、その説よりも

「お互い悔いのない人生にしようぜ」

という意味で確認しあってる、ということにしておこうと思います。






March 2, 2020

英語でトイレットペーパーの別の言い方?&トイレに行くを英語で

pakutaso.com


英語でトイレットペーパーを気取って言うと



トイレットペーパーって英語っぽいですよね。

っていうか英語ですよね、toilet paper って。

はい、れっきとした英語です。



でも、違う言い方をするお店もあります。



その別の言い方とは…


bathroom tissue (バスルーム・ティシュー)


です。


英語で検索してみてくださいね。



トイレとバスルーム



日本では、「便所」だと直接すぎるので、昔の人は「トイレ」とカタカナ語に呼び変えて、それが定着しました。

でも英語で toilet というのはトイレという場所のことではなく便器そのものなので、トイレに行ってきますというつもりで

I'm going to the toilet (×)

と言ってしまうと「便器に行ってきます」となり、ある意味「便所に行ってきます」より直接すぎるほど直接的な表現になってしまうので、ホームステイ先などで言おうものなら怪訝な顔をされてしまうでしょう。

では日本語の「トイレ」にあたる言葉は何かというと、

  • bathroom バスルーム
  • washroom ウォッシュルーム

です。


  • bathroom はお風呂が一緒になったトイレ、つまり一般家庭のトイレです(日本のようにトイレが独立してある家は、家にトイレが何個もあるような大きな家がほとんどです)。

  • washroom はトイレしかない(お風呂やシャワーが付いてない)トイレ、つまり店舗や商業施設でのトイレです。

なので、

アパートや一軒家など、誰かの家のトイレは bathroom

ショッピングモールやレストラン、職場などのトイレは washroom

となりますがすべてbathroomでも問題ないです(ここまでの説明をすべて台無しにする)。アメリカ人はいつもbathroomと言ってる気がします、個人の感想ですが。



英語ではトイレは借りない



というわけで、一般家庭でトイレをお借りする場合、トイレがお風呂と一緒になっているかどうかで bathroom か washroom か使いわけなくても良いのです。


トイレお借りできますか?と言う時は bathroom を使います。

でも、借りるではなくて use なのです!

Can I use the bathroom?

となります。


「トイレに行ってきます」を英語で



トイレに行ってきますは、
  • I'm going to the bathroom
  • I'm going to the washroom
などと言えます。

が、レストランなどに行った時、カナダ人の友達の多くはこう言います:

I'll be right back.

(すぐ戻ります)


わざわざ排泄を連想させるトイレに関する言葉を言わないのです。

「あーすっきりした」

みたいなことも too much information です。


まとめ



話が脱線しました。


というわけで、 toilet paper もちゃんとした英語ですが、意識高い系の皆さんはぜひ「バスルーム・ティシュー」というのも使ってみて下さい。

あ、あと、買い占めはダメ、絶対。

(↑これが言いたくてこの記事書いたw)






February 21, 2020

カナダの洗濯事情・人には聞けない?バスタオルを洗う頻度は?

pixabay.com

外に干せないカナダの洗濯事情


今回はカナダの洗濯事情についてお話したいと思います。家庭によって違うし、人に話したりする内容でもないのでちょっと面白いトピックかと思います(ハードル上げる)。

まず、カナダでは洗濯物は外には干しません。

というと語弊がありますね。田舎にポツンとあるような一軒家では干すかもしれませんが、住宅地ではまず洗濯物を見かけません。

そもそも外に脱水したばかりの濡れた洗濯物を干したら凍ってしまいます。

こちら大西洋側では冬が長く、その冬もほぼ毎日氷点下なので干せる日数など半年も無いでしょう。

一軒家に住む人が夏の間に洗濯物を干すとしても、裏庭です。カナダの家は一般的に道路に面したところに玄関があり、家の裏側の勝手口を開けると庭がある造りになっているので、通りから洗濯物が見える事はありません。

というわけで、日本で洗濯物を外に干すのが当たり前のように、カナダでは衣類乾燥機を使うのが当たり前のこととなっています。


1人暮らしをしても洗濯機は買わない


日本では1人暮らしを始めるときに冷蔵庫や洗濯機を買うのが普通だと思いますが、カナダのアパート(日本で言うマンション)では冷蔵庫はたいてい備え付けである場合がほとんどです。

洗濯機は、各部屋に蛇口や排水などが設置されたあの日本でおなじみの洗濯機を置く場所(伝われ!)が設けられていることはほとんどないので、一部の物件を除き買っても設置することができません。

アパート(日本で言うマンション)の地下などにコインで動く洗濯機*が設置されている場合が多いです。

*coin operated washing machines と言います

同じ建物内に設置されていない場合は、最寄りのコインランドリーまで行くことになります。



バスタオルの洗濯の頻度問題


というわけで、もちろん子供がいる家庭など、各世帯によって違いますが、各家庭に洗濯機がないこと、衣類乾燥機を使うこと、などの理由で、おそらく大抵の家では洗濯は週に1回程度だと思われます。

  • 地下のコイン洗濯機を使いたくても近所の人が使用中だと使えないことがあるのでまとめて一気に洗濯したい
  • 建物内に洗濯機がない場合はわざわざコインランドリーまで行かなければならないのでまとめて一気に洗濯したい
  • 衣類乾燥機を使用するので洗濯物がある程度たまってから洗濯したい
などの理由で、週1程度になります。

かといって皆さんタオルを7枚用意して日替わりで使っているかといえばそうでもなく、数日間連続で使ったりします。

1枚を7日間使うのか、それとも1週間で2枚ぐらい使うのか、3枚使うのか…は人それぞれなのでなんとも言えませんが。

日本から来たばかりだと不潔に思うかもしれませんが、慣れます。

そしてなぜそれが毎日出来るかというと、カナダはとっても乾燥してるからです。

もう一度言います。

とっても乾燥してるんです。極度乾燥(してる)。

肌が痒い(知らんがな)。

でもやっぱり数日使うと生乾きの匂いがして臭くなる(´;ω;`)ウゥゥ



洗濯関連の英語


というわけでオチがないので英単語で〆たいと思います。

Loads 

一回分の洗濯を load (ロード)と言います。

例えば洗濯洗剤の容量が「50回分(これ1本で50回洗濯できます)」という場合、50 loads となります。



Pods

最近、粉でも液体でもないポッド形式の洗剤をよく見ます。




食器洗い機用の洗剤もこの形式が出ているのですが、要はカプセル形式の洗剤です。ただカプセルと言っても、殻はやわらかいビニールのような素材です(多分溶けるのでしょう)。

Dryer Sheets


衣類乾燥機に入れて、香りを良くしたり静電気を防ぐシートです。


個人的には無香料・無着色のが良いんですけどね。肌が痒くならない気がします(知らんがな)。

February 20, 2020

日本とカナダ・印刷用紙のサイズの違い

pixabay.com

「レターサイズ」は日本でいうA4のような立ち位置




日本では、職場にもよりますが日常的に使う書類のサイズはA4ですよね。

あまりインフォーマルではない書類だと小さめのB5を使ったり。



カナダでは日常的に使うサイズはレターサイズ(Letter Size)と呼ばれる規格です。

A4よりちょっと短くて、ちょっと幅広いサイズです。



カナダから大学の入学許可書が日本の実家に届いた時には、外国っぽいと思って感動しましたのを覚えています。


が、今ではサラリーマンの日常の一コマにすぎません…。

逆に日本やイギリスにからA4の書類が来ると、

細長っ!

って思ってしまいます。







リーガルサイズという大きすぎる用紙




もう1つ、仕事で使う用紙があります。


Legal size リーガルサイズです。



これは縦の長さがレターサイズの1.5倍ぐらいあるのですが、単に広い範囲をプリントしたい時にも使われますが、契約書や試験など、その名の通り法的な事に関わるような、正式な書類に多く使われます。



書きづらいしファイルしづらいし、個人的にはあまり好きじゃないんですけどね。



January 30, 2020

英語圏では印鑑の代わりにサイン

pixabay.com





カナダで事務仕事をしています。

ご存知かもしれませんが、日本と違って、印鑑を使わないんです。




じゃあ上司からの承認印の代わりは何かというと、サインです。

sign は動詞なので、Please sign here のように文章で使います。

名詞としてのサインは、signature です。

「Your signature (あなたの署名)」 のように使います。






訂正印とか、認印のような、簡易的なサインもあります。

それはイニシャル initial です。

ファーストネーム(下の名前)とラストネーム(名字)の頭文字を取ったアレです。

Your initial は「あなたのイニシャル」です。

「あなたのイニシャル」ってフレーズが出てくる歌、なかったっけ?

と思って検索したら見つかりました。ああスッキリした。



* * * * *



レストランに行くと signature dish なるおすすめメニューがあったりします。

看板メニューというか定番メニューというか、そんな感じです。

「署名のように他では真似できない(そのシェフにしか作れない)」というニュアンスがあるのでは、と推測していますが、どうなんでしょう。

軽くググってみたら「署名入りで出しても恥ずかしくないメニュー」という意味だというサイトもありました。

みなさんも考えてみてください←読者に丸投げしちゃうなんちゃって英会話。






sign は、日本語と同じく
「空腹感は脳がブドウ糖を欲しているサイン」
とか
「店頭の値下げサインをご覧ください」
という意味の「サイン」でもあります。
(例文が下手すぎる)




* * * * *



そして、職場で使うことはありませんが、芸能人にもらうサインは autograph です。

オートグラフ。北米英語で言うと「おーろぐらーふ」。





January 22, 2020

カナダは水道使い放題?




水を出しっぱなしにしていると、水道代がかかりますよね…。

でもそれは、日本の常識。

今回は英語とは直接関係ないお話ですが、英会話スクールに通っている方が講師と雑談するときのネタになればいいなと思って書きます。




日本ではアパートに入居したら水道局と契約をして一軒一軒水道メーターに基づいて使用料金を支払いますが、カナダでは家賃に含まれていることが多いです(つまり使い放題)。

大家さんのご厚意で、とかではなく、高層アパート(日本で言うマンション)などでは、管理会社に払う家賃にそもそも水道代と暖房費が含まれている場合があります。

分譲マンションでも、毎月の管理費に水道代が含まれている所もあるそうです。

とはいっても、一軒家の場合は各自市の水道会社と契約をしなければいけないので、日本と同じで使用料金が発生すると思います…(一軒家を所有したことがないので間違ってるかも)。








僕が住んでいるのはカナダの東海岸なのですが、クリスマス休暇にブリティッシュ・コロンビア州のとある島のコテージに泊まった時に、水道から出た水が井戸水で硫黄の匂いがしたのにびっくりしました。

飲み水は水道からの水を浄水器に入れてしばらく置いておくかミネラルウォーターを買うかしなければならず、シャワーのお湯はまさに日本の温泉のように硫黄の匂いがしました。

…という話を東海岸に帰ってきて友人にしたら、カナダではほとんどの地域で井戸水を使用していると言うじゃないですか。

でもここ東海岸の某市でも市営の水道会社に水道代を払うし、ブリティッシュ・コロンビアにあるバンクーバー市でも市営の水道会社があるとネットで見たことあるけど?

と言ってみたところ、上水道が通っているのは都市部だけだそうです。

例えば僕が住んでいる地域の場合、市バスが通っているようなシティと呼ばれるエリアは市営の水道会社に水道代を払っているけれど、郊外の一軒家などは井戸水を屋内の水道に引いて使っているそうです。

たしかに僕の住んでいる地域の場合、車で1時間も走ればすぐに一軒家がポツンポツンとあるだけのどかな風景が広がるし、休暇で訪れたブリティッシュ・コロンビアもバンクーバーや近隣の街を抜けて北上するとすぐに広大な自然が広がるので、あれを全部水道会社が管理しているわけではないというのは納得がいきます。






話が逸れましたが、水道については日本と同じかと思っていたのに、アパートの場合一軒一軒メーターがなかったり、水道会社も都市部だけだと知って、ところ変われば常識も変わるもんだと思ったのでした。


英会話の雑談の際に、
「キミん所は水道料金は一軒一軒契約してるの?それとも家賃に込み?」
などと言うネタになれば幸いです。




ちなみに水道料金は英語で water です(そんだけ?って感じですよね)。
「水道代を払う」は pay water でも通じます。
通じやすいのは pay water bill です。
「水道料金の請求書」は water bill です。

(かろうじて英会話系ブログらしく〆る…)


January 16, 2020

英語でイケメンの褒め方?




またご質問を頂きました。英語でイケメンを褒めるには、です。

たまたま街ですれ違う人を褒めるのか(バス待ちの間、レジに並んでる間、など)、初デートの時に褒めるのか、ラブラブな関係の彼氏を褒めるのか、見た目を褒めるのか、行動を褒めるのか、色々な状況が考えられますが、ここではイケメンに「イケメンですね」と見た目を褒めるシチュエーションとしましょうw

イケメンは「ハンサム」です。
今日本ではあまり聞かなくなりましたね。
You’re handsome.

女性にも使えると聞いたことがありますが、男性に使っていれば間違いないと思います。

おめかしした子供に、
You’re handsome.
などと言うこともあります。

また、顔の整った犬に対して
You’re a handsome dog!
などと言うこともあります。

ただ、成人男性に言う時は、ナンパしている時や口説いている時、またはおうちでラブラブな時のみにしましょう。

職場などで容姿についてコメントするのは厳禁です。

もしどうしても職場でイケメンの見た目を褒めたいのなら(どんな状況よ)、服や靴、財布、ネクタイ、カバンなどの持ち物を褒めましょう。

I like your shirt.
I like your shoes.
I like your wallet.

I like 〜が使えます。
これはセクハラにもならず、初対面の人にも使えます。


誰々に似てる、も禁句です。
あなたがカッコいいと思っている俳優でも、彼は嫌いかもしれません。それに、誰々に似てるというのは、人をカテゴライズしているというか、レッテルを貼ってるというか、とにかく良くないのです。

あなたみたいな◯◯◯人(人種や国籍)が好き、も禁句です。
「日本人が好き」と言うと、「日本人なら誰でも良いと思っていて日本人を手当たり次第口説く1人」と思われてしまうのと一緒です。

見た目が良いことをgood-looking と言ったりもしますが、本人には容姿の話はしないのが無難です。

あ、質問の答えになってない?



January 9, 2020

カナダで大麻吸ってる人は多いですか?







カナダで大麻吸ってる人は多い?


ご質問を頂きました!(ありがとうございます)

タイトル通り、カナダでは大麻は合法だけれども、実際吸ってる人は多いの?というご質問です。

「多いです」「少ないです」とスパッと答えづらい質問ですが、街で大麻の匂いがすることもあるので、大麻が違法である日本から見たら多いと思うかもしれません(匂いについては後程ご説明します)。

ですが、合法だからといって日本におけるタバコのような状況を想像していると、少ないと思うかもしれません。

もちろんエリアや時間帯にもよるでしょうから一概には言えませんが、個人的な感想を書いてみようと思います。





大麻使用者に遭遇する状況

先ほども書きましたが、大麻を吸っている人がわかる状況は、匂いです。

街を歩いていると、匂ってくるのです。

例えば夕飯時に家の前を歩いていると料理の匂いがしてくるように、ある家の前を通ると大麻の匂いがしてくることがあります。

また、横断歩道を渡っていると、信号待ちの車から匂ってくることもあります。

その他、バスに乗っていると、乗ってきた乗客から匂うこともあります。

カナダではタバコは基本的に自宅や自分の車以外で吸える場所はなく、屋外でも建物の近くでは喫煙禁止だったりするので、大麻もタバコ同様場所を問わず吸うようなものでもないらしく僕は実際に吸っている場所を見かけたことは無いのですが、匂いで大麻を吸っている人に遭遇したとわかります。



大麻ってどんな匂い?

さて、匂いでわかると言いましたが、大麻を見たことも触ったこともない僕がなぜ大麻の匂いがわかるかというと、過去に街で大麻の匂いに遭遇した時に一緒にいた友達が「大麻の匂いだ」と言ったからです。

強烈な匂いなので一度(か二度)嗅げばみなさんもきっと忘れないでしょう。

どんな匂いなのか、言葉で説明するのは難しいですが、僕がいつも思うのはこれです:

「味がなくなるほど噛んだキスミントガムを噛んでる人の口臭」

もうキスミントガムは販売していないそうですね(今ググりました…)。

初めて大麻の匂いを嗅いだ時に、なぜか、直感的に、「高校の頃に同級生がキスミントガムを味がなくなるまでずっと噛んでいたときに話しかけてきたときの匂い」を思い出しましたのです。決してその同級生の口臭がキツいと言っているわけではなく、「劣化したガムの匂い」というか、あくまでもガム寄りの匂いです。

(キスミントってうちらが高校の頃発売されたみたいですね…当時は新発売だったのか…30年以上前だって!時の流れにせつなくなります)

とはいえ大麻の匂いは決してガムのフレーバーの匂いではありません!

人によっては、ニンニクのような匂いと言うかもしれません。生のニンニクを切った時に出るような匂いとでも言いましょうか。ニラのような、そっち系(どっち系?)の匂いがすると思ったこともあります。

でも犬のウンチの匂いのように感じることもあります。

上手く説明できませんが(苦笑)、ツンとする匂いです(上に挙げた例が全部バラバラw)。


大麻は一般英会話ではウィード

大麻の匂いがしてくると、一緒にいるカナダ人が「あ、大麻だ」「マリファナだ」という感じで「weed」と言います。

口語的にはweed(草)と言うようです。友達とカジュアルな英会話をするときにはweedで良いみたいですね。

僕は日本語の「マリファナ」につられて「マリワナ」と言うことが多いです。綴りはMarijuanaのようです(たったいまググりました)。

政府発行の販売店用の張り紙などにはcannabisと書いてあったりします。



というわけで、「吸っている人は多いの?少ないの?」「どんなの匂いなの?」「英語で何て言うの」のどれにもきちんと答えないまま、この記事を終わりにしたいと思います。



January 8, 2020

Snow Day とは


今日は雪で仕事が休みでした。

 日本語で言うと、雪が降ったから休んじゃったのか、雪が降ったから出勤できなかったのか、それとも会社から有休を使えと言われたのか、はたまた会社都合で休みなのか、説明が長くなります。

今回は会社の判断で大雪のため臨時休業日とし、会社都合なので出勤扱いとなりました。

これ、英語で言うと「snow day」の2ワードで済んじゃうんです。

今まで職場で snow day と言われていても「雪の日」と言っているとしか思っていませんでしたが、普通に出勤だった日はいくら雪が降っていても snow day とは言わないことにだんだん気づきました。

そのうち僕も大雪注意報が出た時、「明日休みになりますように」と言う時には「明日 snow day になりますように」と思うようになりました。

今日、インスタグラムに同業他社に勤める知り合いが「snow day」というキャプションをつけてベッドで二度寝をしている写真を上げているのを見て、彼の会社も休みと再確認。

そして僕も「snow day」という文字と共にインスタに雪の積もった景色の写真を上げたところ、日本で英語を教えている英語圏出身の友人から日本はそれが無いので羨ましい、日本は雪でも出勤、とのメッセージが届きました。

はい、わかります、台風でも大雪でも出勤…。

カナダでは注意報が出ていて明らかに危険が伴うような日に出勤命令を出すのはあまりよろしくない傾向にあるので、公的機関の場合、休業にしてしまう場合が多いです。民間企業でもパソコンを使う仕事の場合従業員自ら在宅勤務を申し出ることが多いようです。

日本語だと「今日は大雪のため会社の判断で臨時休業、でも会社都合なので出勤扱いにしてくれる」が英語では「snow day」で済んでしまうのが面白いと思いました。あ、そんなに面白くはないですね。

June 5, 2019

ポットラックって何?

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カナダに住んでいると、やたら「ポットラック」で集まる機会があります。

Potluck。ポットラック。なんでしょう、これ。




簡単に言うと、料理の持ち寄りパーティー、です。




誰かの家でパーティーをする場合、その家の人が料理を用意したら材料費も手間も、1人に負担が掛かってしまいます。そんな時、各自1品ずつ持ち寄れば、1人1人の負担は大してかからずに結果的にたくさんの料理が用意できるわけです。

また、職場で社員が自発的にするような親睦費では、そうそう経費が出ない場合が多いと思いますが、それでもみんなで1品ずつ持ち寄れば、経費なしでも、1人1人の負担は大したことなくても、ケータリングのような料理を用意できるわけです。

日本だと外食が安いこともあって、居酒屋にでも行きますよね。

ただカナダの場合、拘束時間外に親睦会を行うことはあまりないし、昼休みの1時間を有意義に使うにもポットラックの方が都合が良いのです。テーブルセッティングさえすればすぐ食べられるので。

女性が多い職場(男女平等なカナダでも、まだまだ女性が料理担当の家庭が多いようです)なので、家からスロークッカーのようなものを持参し、職場のコンセントを使って昼休みまで保温しておいて、昼休みに休憩室まで移動させるツワモノまでいます。

事前に表を作って、誰が何を持参するか各自書き出し、みんなに知らせておきます。そうすればAさんはミートボール、Bさんはラザニア、Cさんはサラダ、Dさんはチョコレートケーキ…のように他の人と被らずに「全員デザートかよ!」みたいなことが防げるのです。

留学生のブログなどを見ると、日本人は巻き寿司を用意する人が多いみたいですね。うん、良いアイデア。




でも、僕はポットラックは苦手です。暗黙の了解で全員参加ですが、いつも空気を読まず不参加です。

料理ができないから。

いや、料理ができなくても、スーパーマーケットの出来合いのカット野菜の盛り合わせとか、カットフルーツの盛り合わせとか、安いスポンジケーキとか、参加する手段はいくらでもあるのです。

でも、留学生時代、自分が作った炊き込みご飯が誰にも手を付けられずに残った思い出とか、ルームメイトと住んでいた時に毎週末に3人で交代に料理を作ることになったのに自分の作ったスパゲティーを半分も手を付けずに「美味しいけどお腹いっぱいだから」と言われ2人ともそれを捨てて、それっきり料理当番の話はなくなったとか、本当に自分が用意した食べ物を誰かに評価されるのが苦痛。(評価はしないんだろうけど、まあ味見はするよね)。

あとは昼休みぐらい英語を使わずに日本の芸能ニュースをチェックしたいし。
友達とはポットラックより外食する方がよっぽど簡単だし楽しいし。


日本だったらお惣菜もあるし、自分が好きで誰かにもおススメの料理もあるけど、カナダでは好きな食べ物がなくて仕方なく食べてるものばかりなのに「こういうのが好きなんだ」「こういうのを食べてるんだ」って思われるのも気持ち悪いし。


変人だ、って自分でもわかってるけど、どうしてもダメなんです。対人恐怖症とか社会不安障害とかと同じレベルでダメ。



というわけで、みなさんもポットラック、やってみて下さいね(説得力ゼロ)。




May 21, 2019

英語で説得するときは科学的事実を

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出羽守あらわる



ツイッターでは「フランスでは」「ドイツでは」と白人の国を持ち上げ日本を時代遅れかのように悪く言う人達が定期的に出て来て炎上してますね。

そんな「〇〇では」「〇〇では」とではでは言ってる人たちのことを「出羽守(でわのかみ)」と呼んでいる人達をタイムラインで見かけて、ネーミングのセンスに感心しています。


他国の習慣を知る機会がない?



確かに人権でもマナーでも、日本の習慣にはちょっと苦笑いしてしまうようなことはあります。日本以外の国で日本語が公用語の国はないので、他の国のマナーなどがあまり入って来ず、他の国でのムーブメントなどが価値観を変えるほどには簡単に入ってこないのでしょう。

例えば英語が公用語のA国で人種差別の概念が浸透すると、同じく英語が公用語のB国の人もその情報を母国語で得られるのでその新しい概念が浸透しやすくなります。元々ナイフとフォークの国々はそもそも文化や価値観が似ているので共感しやすいというのもあるのかもしれませんが。



「欧米では」というパワーワード



日本は他の国で失礼とされていることがいまいちピンとこなかったりします。例えば小学校や中学校でクラスに外国人がいたことがあるのを経験したことがある人はあまり多くないでしょうし、人種をネタに冗談を言われたことがある人も日本国内においては多くないでしょう。

元々日本は明治時代から西洋の文化が貴族や富裕層に取り入れられたり、戦後はアメリカに憧れ、現在でもファッションモデルは西洋人、おしゃれなマナーはヨーロッパ、意識高い系の人は横文字…と「フランスでは」「ドイツでは」が説得力を持ってしまう背景があると思います。

そして多くの日本人は普段西洋の生活習慣に日常的に関わることがないので、一度海外で生活をしたり海外の文献を読むとこの「欧米では」と言う言葉を言いがちです。説得するのに手っ取り早い感じがするからです。



「みんなやってます」ではなく科学的に



ではそもそも欧米と言われる括りの国、特にカナダでは他の価値観や概念や新しい常識を紹介するのにはどうするのでしょうか。カナダ人に「フランスでは」「ドイツでは」と言ったところで説得力はありません。〇〇国のほうが上、という認識がないので。

もちろんある分野においては進んでいる国もあるので、そういう場合もあるでしょう。例えば「(ハイテクの最先端の)日本のトイレは便座が自動的に上がるんですよ」とか「(経営管理で成功した)日本ではカイゼンという言葉があります」など。

でも出羽守の皆さんのように、「私知ってます・あなた遅れてます」的に新しい情報をカナダ国内でカナダ人同士で教える時は、

A study shows ~
(ある研究によると~)

など、統計や研究結果などデータに基づいた表現が多いです、ネットの記事をみる限り。

もちろんカナダ人が日本に行くと「カナダでは~」を連発すると思いますが、カナダ人が別のカナダ人に「アジアではお辞儀をします(だからお辞儀をしないお前らはマナーがなってない)」などと言う事はないと思います。

そう言えばカナダではレストランでも家庭でも掃除をするときに「固く絞った雑巾」とかよりも洗剤をスプレーで吹きかけてペーパータオルで拭く所が多いんですよね。水では雑菌が繁殖するから。日本のように水のお清めパワーの信仰が無い。風邪のウイルスはマスクを通してしまうということでマスクをしている人は皆無。やっぱり科学的です。


話めっちゃそれた。

April 18, 2019

カナダで宗教アピール?





※今回もまったく英会話に関係ない話です…。






日本で生まれ育つと意識しないかもしれませんが、日本人は知らず知らずのうちに仏教に根付いた生活をしています。

例えばカレンダー。
お盆とか、大晦日とか…。あ、これらは祝日ではないですね。でも、これらの日が書いてあるカレンダーもあります。

カナダは実際、こういう宗教がらみの日が公式にカレンダー上で国民の祝日になってるんです。

有名な所で言えばクリスマス。それからあまり日本では知られていませんがイースター。

※お菓子会社が乗ってこないのが不思議です。バレンタインやハロウィンに続きチョコレート(ウサギまたは卵の形)を売る良いチャンスなのに。

こうも「イエスキリストが〇〇した日」を公式に祝日としてしまうあたり、ちょっと引いちゃいます(おおげさか)。

きっとカナダで生まれ育った人たちは、あまり宗教色が強いということを意識してないんでしょうね。

宗教の話はタブー、といわれる英語圏ですが、ここまでカレンダーで国民の祝日としてキリスト教がアピールされていると、宗教色のアピールも良いのかなと思ってしまいます。









宗教と言えば。

最近Netflixで犬夜叉にハマり、週末一歩も外出せずに見まくってしまったのですが、外国生活をしているせいか神社、巫女、破魔矢、お札、結界など、日本らしさ全開(でも高橋留美子先生らしさもちりばめて)のストーリー展開にいい年して釘付けになってしまいました。どちらかといえばアニメは苦手な方なのに(昭和のアニメ除く)。

普段派遣社員やカナダ人たちにひどい扱いを受けているせいもあって(笑)、犬夜叉を見ているうちに大和民族としての血が騒ぎ、本気で勾玉や破魔の矢やお札が本気で自分を守ってくれる気がしてきました。

次回日本に帰省したら、破魔の矢やお札が欲しい。きっと守ってくれそう。
...でも翌年お焚き上げで返納しなきゃいけないんだよね?

少なくともアクセサリーは勾玉みたいな、弥生時代のような石が欲しい!
(たしか犬夜叉は戦国時代が舞台のはず…w)

仏教と神道がごっちゃになりがちな今どきのオッサンですが、カナダにいるからこそ、神道(または仏教)的な何かを身に付けたら、強くなれそうな気がします。








ちょっと宗教とは違いますが、カナダでも、以前ワーキングホリデーで滞在したニュージーランドでも、自国の国旗を堂々と身に付けるんですよね。

例えばリュックに国旗のワッペンを付けたり、マンションの窓に国旗を掲げたり。

日本は日の丸を掲げると右翼と呼ばれたり、お隣の国から苦情が来たり、いろいろ遠慮してしまうことがあるような気がします。

スポーツの国際大会ぐらいしか堂々と日の丸を掲げる場所が無いような。
でも、愛国心はもともと悪くないはず。もっと堂々としてもいいよね?

...そんな感じで、もっと大和民族っぷりを出してもいいのかな、と思います。







最近まで宗教は迷信だとか意味がないとか思ってしましたが、実際は以外と役に立つかも、と思っています。

たとえば精進料理。
(神道の話かと思いきや早速仏教)

ダイエットなり動物愛護なりそれぞれの理由でヴィーガン食に挑戦したいと思ったとき、精進料理という文化が日本には既にあり、書店でレシピ本がたくさんあるのは宗教のおかげ。

また、嫌な客が来たら塩をまく、ということも(これも仏教?)、実際は塩には何も科学的な効果はなくても、気持ち的な面では何かの役に立ってるはず。

塩や水でお清めをすることで少しでも気分が晴れるなら、メンタルの不調の予防になるかもしれません。







仕事をしていて思ったんです。

パソコンの仕事で、AさんとBさんでアクセスできる権限が違っているのでAさんはログインできるのにBさんはできない場合。またはAさんは顧客の生年月日が見れるのにBさんの画面ではそれは表示されない場合。そんな時、すぐさま

結界が張られている!

と思うようになってしまいました(重症)。





それから僕が使っているソフトウエアは、画面を呼び出すのにそれぞれ文字の羅列を入れるのですが、非ユーザーフレンドリーなので新人ではさっぱり対応できません。

エクセルなら合計を出すには「SUM」で、TOTALでは計算してくれません。このSUMは、考えてわかるものではなく、知っていないと出てきませんよね? 同様に、その文字の羅列は暗記するか表を見るかしないとわかりません。

エクセルの場合、関数を知らなくてもとりあえずファイルを開くことはできますが、この職場のソフトウエアの場合、その文字の羅列を知らないと開くことすらできないのです!

最初は住所録ぐらいしか開けませんが、慣れてくると支払い履歴が見れたり、会計の入力画面を呼び起こせるようになります。

それが技の名前のようなのです。

エクセルで例れば、新人はSUMぐらいしか知らないものの、業務で使っていくうちにVLOOKUPなどが使えるようになるようなものです(SUMが小技で、VLOOKUPが大技…あまりエクセル詳しくないので例えが下手w)。

そしてVLOOKUPを使うときには犬夜叉が大技を使うときのように

ブイルックアーップ!

と言って使う、みたいな…。

そしてまだその技を習得していないと、敵を倒せない(セルにエラーが表示されてしまう…)。




そう考えると、この世の中は妖術や霊力(に例えられるパソコン入力w)であふれているな、と思うようになりました。今までパワーストーンとか全く興味なかった(そして今でも信じてはいない)けど、勾玉を身に付けたら面倒くさい仕事を持ってくる妖怪たち…もとい、同僚たちから身を守れそうじゃね?と思う今日この頃です。






まとめ:
四捨五入して50歳なのに犬夜叉見過ぎ。







April 8, 2019

ベビーシャワーって何?



ベビーシャワーに行ってきた



友人のベビーシャワーに行ってきました。

ベビーシャワーが何かわかりもしないまま。


てっきり出産後の赤ちゃんのお披露目的なものかと思っていましたが、まだ生まれてないそうで。

よく考えたら新生児を大勢の人に会わせたら免疫力がないから危険ですよね。これだから子育て経験のない中年男性(僕のこと)はダメだw





会場の様子



会場は公民館のようなスペースを貸し切っていました。

着いてみると、「赤ちゃん、ようこそ」みたいなフレーズの入った垂れ幕や飾りつけがありました(市販のものがあるのでしょう)。

軽食も振舞われ、妊婦さんとその旦那さんに関する簡単なゲームやクイズも行われ、なんていうかその、子供会のクリスマス会みたいな感じでした(伝われ!)。

子供服・赤ちゃん用品の店で、ベビーシャワー用のアイテムはたくさん売ってるんだなと思わせる感じでした。

その後、プレゼントの開封大会。

妊婦さんとそのお母さんが前に座り、みんなの前で、みんなからもらった出産祝いを披露するのです。

1つ1つ、妊婦さんが取り上げる度にみんなでどよめき(可愛い物を見た時のそれ)。

結婚祝いや出産祝いは日本ではお金ですが、カナダは品物が一般的だそうです。

「カナダもお金だったらよかったのに」と言うカナダ人に会ったこともあります(同僚)。



基本的に女子会


参加してから気付いたのですが、基本的に女性しかいませんでした。

女友達や親せきのおばさんがほとんど。出産経験者たちが見守るような感じ。

日本でも、出産祝いパーティー、いや、出産前の前倒しパーティーがあったら、大抵女友達や女性の親戚が集まると思うんです。

かなり浮いてしまいました。

だってベビーシャワーが何かよく知らなかったんですもの。




シャワー違い



外国で結婚だか出産だかに関わるシャワーと言えば、ライスシャワーとか、教会で赤ちゃんに水を掛ける系のアレ(洗礼?)とか、そんなのを想像していたので、こんなにカジュアルなものとは思ってませんでした。


てかライスシャワーもなし、水かけもなし、いったい何のシャワーなの?という感じですが、語源や由来その他については、ぜひググってみてください(ここは個人の感想を書き綴るチラシの裏的なブログですので…w)。


出席者の服装もカジュアル。ラフな恰好とは言いませんが、まあ普段着でした。

もちろんご夫婦の当家はいろいろ準備したり出費がかさんだり大変かとは思いますが、友人や親せきみんなで生まれてくる赤ちゃんを迎え入れる準備をする、心温まる会でした。


っていうか、これすごいビジネスチャンスだと思うんです。

当家はベビーシャワー用に赤ちゃんがモチーフの紙皿や紙コップ、飾りその他を買い、参加者はベビーシャワー用のギフトを大量に買うわけです。

クリスマス、ハロウィンに続き、西〇屋とか〇ちゃん本舗が取り入れて日本でも流行らせればいいのに、と思いました。

子供がいないのでベビー用品界隈についてはよくわからないので、既に出産祝い業界は一大産業だったらアレですけど。





March 9, 2019

英語で Enjoy

今を楽しむ



最近気が付けば考え事してるんです。
なんなら独り言さえ言ってるかも。
常に上の空というか、常に頭の中が騒がしいというか。

貧乏性なので時間を無駄にしたくないんです。

例えばシャワーを浴びている時も、どうやって上司に横柄な派遣社員の態度を伝えようかブツブツ練習(英語で言うなら事前に準備が必要なんです…)。

良く言えば常に一歩先のことを考えている。
でも悪く言えば今この瞬間を楽しんでいない。

シャンプーを買う時に店頭で散々香りを嗅ぎ比べたのに、実際頭を洗っているときはシャンプーの匂いなんて意識すらしていない。

せっかく迷って買ったんだから深呼吸して香りを楽しまなくては。
シャンプーの泡立ちを楽しまなくては。

と思った時に、思い出しました。

よく
「Enjoy 〇〇!」
って言われるな、と。




英語で Enjoy!



例えば職場で備品を購入したとき。
キーボードが届いたとしましょう。

うちの会社の総務の人は

「Enjoy typing!」

などと言ってくれます。


その他、ペンや付箋なども
「Enjoy!」
と言って渡してくれます。






大量のデータ入力があるので残業しなければならない時、先に帰る人が
「がんばってね」
の代わりに

「Enjoy posting!」

と言ったりもします。

もちろんデータ入力の残業が楽しいわけがありません。
楽しめるもんですか!

でもそこを、冗談でですが「楽しむ」と言い換えられる視点の切り替えは良いと思います。






これらの職場でのお約束ギャグ(うちの職場だけかもしれませんw)には元ネタがあります。

それは食べ物を出すときに言う

「Enjoy!」

です。




レストランでも家庭でも料理を出すときに

「Enjoy your meal」 

と「どうぞお召し上がりください」的な意味で言われるのですが、それのもっとフレンドリーな感じが

「Enjoy!」

です。





それを「頑張って」と言うべき時に言うので面白いのです。
(解説しちゃって面白くなくなるパターン)



エンジョイしましょう


そう言えば昔の人、というか自分の親世代の人たちは割とエンジョイという単語を言っていたような気がします。

70年代か80年代の若者向けの広告でそんなものも見たことがあるような気がします。


逆に90年代とか00年代とか、今どき…とはもう言えないので言い方を変えるとデジタル世代というか現代のようなライフスタイルが確立された頃にはもう当時の若者はエンジョイとはあまり言わなくなった気がします。

まったくもって個人の感想なのですが。




そんな感じの「エンジョイ」に近い、ちょっとネイティブ感のない表現が、「Let's enjoy ~」。そう、中学校の英語の先生とかがよくいう、アレ。

日本で英語を教えている友人が「日本人の口癖」として
「レッツエンジョイ!」
と言います。

「日本人レッツエンジョイ言い過ぎ」
だそうな。


Enjoy の後は名詞が動名詞が来ます。
Enjoy your meal.
Enjoy eating.

Let's の後は動詞の原型が来ます。
Let's go.
Let's eat.

なのでレッツエンジョイの後は名詞か動名詞です。
Let's enjoy eating.



そのせいか、レッツ ~ing という和製英語になってしまうようです。

× Let's eating
× Let's drinking


おそらくですが、全校でたった1人の外国人である友人を気遣って英語科でない担当外の先生方も一生懸命話しかけてくれるのでしょう。

「レッツエンジョイ」(楽しみましょう)の他に、今後は「エンジョイ!」(楽しめ!)と命令するのも良いかもね。



まとめ:人生を楽しもう


話があちこち行ってとっちらかってしまいましたが、これからは人生を楽しもうと思います。

頭を洗っているときはシャンプーの香りを楽しむ、職場で備品が届いたら文房具マニアなのを隠さずに新しい文具の支給を喜ぶ、など。

つまり、エンジョイなになに、を口癖とする!

Enjoy shampooing!
Enjoy the new shampoo!
Enjoy the new sticky notes!
Enjoy the new pens!
Enjoy typing!
Enjoy blogging!


…って自分に言い聞かせようと思います。









February 26, 2019

日本人がカナダに住まわせてもらってる感

関係ないけど靴を買いました★

「生意気」と言われた気分



なんか周りに敵が多い気がして、みんな自分の話を聞いてくれない気がするんです。

例えば職場で、新人が自分の意見を押し通そうとするんです。

もう僕は今の雇用主の元で11年目で、今の部署では6年目なので、誰が何をやるとか、どこで何が処理をされるとかは知っているので、例えば派遣社員とかに

「〇〇証明書は僕の机の上ではなくで、入り口の横の受信箱に入れて下さい」

などと言うと、それはおかしい、あなたが処理をすべき、とか、コミュニケーションをとるために直接渡すべき、などなど、その派遣さんが入社する前に何年もかけて話し合いで決めたシステムを批評してきます。

でも他の人には言わない。むしろ仕事の話はせずに世間話をしているように感じることも。


新人とか派遣だけでなく、社内の他部署の人達の態度もそんな感じ。
常に命令口調というか、ムスっとしているというか、汚い物でも見るかのような態度。
でも他の人にはお得意のHow are you?で始まる世間話。


How are you? は普通に使います 


でも一度でも、その派遣さんや他部署の人のピンチを救ってあげたりすると、態度が変わる。

僕は今の部署ではまだ6年目だけど、まだ数か月しか在籍していない派遣が経験したことのない、年に数回しか起きないことに対処出来たりするのです。





そこで気付いたのが、見た目とか属性とか、外側で判断されていたということ。

それでもまだそこまで関わりの無い人には、ミーティング等で意見を言うと、「彼は間違っている」という前提で否定される(上司が間に入ってくれる)。

これって一言で言うと、「生意気だ」って言われてるみたいな感じ。

何の癖に生意気、なんでしょうね。

アジア人の癖に生意気、英語も一人前じゃないのに生意気、資格もないのに生意気、ということなんでしょうか。







誰だって強い人にはペコペコするでしょ




こういうのは逆の立場で考えても同じことが言えるかも。

例えば日本で、あなたが発展途上国から来ていると思われる外国人アルバイト店員にレジの対応をされたとします。彼らに対して、がんばってるね、おつかれさま、という気分にはなるかもしれないけど、就職の面接官に会う時みたいな緊張感は無いでしょ?

もし職場に学生バイトがいて、そのバイトがミスを犯してしまったら、
「なんだよぉ、しっかりしてくれよぉぉぉ、間違えられると困るんだよぉ」
とは思うかもしれないけど、上司には同じような態度はとらないでしょ?

もし街で物乞いが寄ってきたら無視するし、うぜーなって思うけど、街でバッタリ会ったのが同僚とか近所の人とかだったら愛想笑いするでしょ?


僕の職場の場合、見た目や肌の色…というより、カナダ生まれ(または英語圏生まれ)でないということが見下されている原因で、さらにはその外国がフランスやロシアではなく黄色人種の国というのが下に見られている原因なのでしょう。

カナダ人からしてみれば、口には出さないけれど、何かと野蛮な文化と思われている節がありますから。

まず英語を話さないということが、すでに未開の地といったイメージのようです、彼らの潜在意識的には。日本や中国、韓国に英語を教えに行く英語講師は、まるで識字率の低い国の人達に言葉を教えに言っているような感覚の人が多いですよ(元英会話スクール勤務です)。

ナイフやフォークを使わずに木の棒で食事をする民族。火をきちんと通さず、生魚を食べる民族。藻のような、海岸の岩に張り付く、カナダでは家畜のえさとなる海藻を食べる民族。浴室を水浸しにしてシャワーをあびる人達(カナダでは浴槽に立ってシャワーを浴びるので浴槽の外に水が行かない)…みたいな、多文化を見下す感覚が無意識レベルであるんでしょう。

誰を弱い人・強い人と見るかは、価値観のような、深い所にある心理的なものだからしょうがない。

誰だって強い人にはペコペコするでしょ?












但しイケメンに限る



と、さんざん書いたけど、必ずしも外国人、とくに発展途上国の多いアジア地域の出身の人が下に見られているわけではない(書いてて思ったけど、カナダの田舎者から見たら日本も東南アジアも一緒のくくりなのかもね)。

僕は留学生時代、既に髪も薄くなっていたし、服もみすぼらしかったし、そもそも若くなかったから、どこへ行っても(店でも、大学内の部署でも)ウザがられた。

でも、例えばファッション雑誌から出てきたような小ぎれいな女の子とか、モデルみたいな長身の男の子なんかは、例え英語が下手でも対等に扱われていたような気がする。

なんていうか、例え生意気でも、迷惑かけられても、なんか許しちゃう魅力っていうのがあるんだよね、美男美女には。

これって単に、「但しイケメンに限る」ってヤツだ。

僕は男なので女子同士の「ブスはつらいよ」的な話はわからないけど、メンズの場合、背が高いとか、手が大きいとか、声が低いとか、そういうフェロモンプンプンな人が何をしても許されてる。とくに女性が多い職場の場合(うちの職場な)。

僕はこの但し書き(「但しイケメンに限る」)に当てはまらないので、「移民のくせに生意気だ」カテゴリーに入るので、存在そのものが生意気らしい。








まとめ


一言で言うと、立場をわきまえないと、と思いました。

立場、と言っても、本来なら派遣社員に指示をしたり訪問者に手順を教えるべき立場なんだけど、そういう立場ではなくて、自分は移民、とくに黄色人種の移民という立場、ということ。

人種差別は職場でも明確に禁止されていることだけど、無意識レベルで移民を快く思ってない人も中にはいるはず。

人種のことに触れるような、明らかな人種差別はされることはないけれど、背の高い既婚の白人の同僚にはニコニコなのに、アジア人で背も低くていい年して独身の僕に極端に失礼なのは、潜在的な人種差別だと思う。証明はできないので人事部に訴えられないけど。

とびきりのイケメンだったり、難しい資格を持っていたり、生まれながらの英語話者でもない限り、何もしなくても「移民のくせに生意気だ」という扱いを受けているので、「自分が正しい」と声を上げる前にちょっと考えてみよう、ちょっと大人しくしよう、と思った。

残念だけど。

バイアスは心理的なものだから頭で考えてどうにかなるものでもなく、生理的に受け付けられないようなもの。ほぼ白人の中で自分だけ日本人なので、味方を作るのも難しい。

納得のいかないことに悔しくて寝れない日もあったけど、白人様の国に住まわせてもらっていることを忘れずに、上司にこっそり訴える作戦でいこうと思います(幸い上司2名は味方で、僕の訴えを聞いてくれて手順を変えたりしてくれてる♥)。

今日の記事全然英会話と関係なくね?
(毎度のことw)