■ 英会話でも、「話し上手は聞き上手」
日本人でもそうですが、相談をしているようで実はただ聞いて欲しいだけ、という人はよくいますよね。
良い相談相手というのは、じっくり話を聞いてくれる人。例え適切なアドバイスでも、話も聞かずにズバッと提案をしたら「あの人は何もわかってない」と言われるでしょう。
顧客からの苦情も、まずは言いたいことを言わせてあげるのが基本ですよね。ロクに話も聞かず謝罪だけしたら「謝れば良いってもんじゃない」と火に油を注ぐことになるのがオチってもんです。
よく、ネイティブスピーカーの友達と話す機会があったなど、英会話の実践の場で上手く話せなかったと落ち込んだ話を聞きますが、もしかしたらお友達はたくさん聞いてもらえてスッキリしたかもしれませんよ?
■ 多くを語らず聞いてくれる上に時々確認してくれる
以前友達に「You're a good listener.(君は聞き上手だね)」と言われたことがありました。理由を聞いてみると、じっくり話を聞いてくれる上に、分からない所は質問してちゃんと話を理解しようとしてくれているから、というのです…ちょーウケるんですけどwww
そもそも、その友達の言う事は7~8割程度しか理解していませんw なぜなら仕事の話と違い話題の範囲も広い上に、いきなり突拍子もないことを聞かれることもあるからです。なので、真剣に聞くしかありません。
そしてすべてのトピックに対して自分の意見があるわけでもなく、またその分野の表現を知っているわけでもないので、気の利いたことは言えず相槌を打つのが精一杯なのですが、それが「余計な事を言わず聞いてくれている」というよう感じるようです。
繰り返しますが7~8割程度の理解度ですので(笑)、途中で確認しないと話についていけなくなってしまいます。
ですから
「つまりその『She』っていうのはさっき言った管理人さんってこと?」
「◯◯◯ってどういう意味?」
「その地名聞いたことはあるけどここから遠いの?」
などど途中で確認しなければいけないのですが、それが「ちゃんと理解しようとしてくれてる」という印象につながるようです。
■ 隙あらば自分語り、をしない
英語を話せるようになる、という意識のあまり、外国人の友達と語らいの場になった時に、自分が話すことばかりに集中してしまうことがあるかもしれません(「語らい」って表現の昭和感…)。
やっぱり会話はキャッチボールなので、相手にも話させる、聞き役に回る、ということも考慮しないといけませんね。
友達やその他、世間話の相手は、スピーキングのテストの試験官ではないのでこちらが話す量は気にしなくても良いはずです。
隙あらば自分語り、では、聞いてるほうも疲れてしまいます。ましてやノンネイティブの片言の英語ですから。
■ 無理に話さなくても良いんだ
英会話の練習をしている人にとっては、話すことは大事です。それでも、スピーキングのテストでもない限り、人間対人間の会話だということを忘れてはいけません。
いかに自分が話せないか落ち込んだ後、友人に聞き上手だと言われたことは目から鱗でした。
確かに自分の接客業の経験からいっても、心理学のクラスで受けたカウンセリングに関する内容でも、聞くということは話すのと同じぐらい大事なことだということを思い出しました。
というわけで、英会話の実践の場であまり話せなかったとしても、今日は聞くことに徹することができた、聞き上手だった、と思えればいいじゃないですか。ま、あんまり気にすんな、てことです。
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