残念ながら、それは本当のようです。
結局、読み、書き、聞く、話すを満遍なく勉強したり練習したりを一定の年数続けないといけないというのが個人的な感想。
英語に近道はないのです。
もし、10個の単語を覚えるのに一時間かかるとしたら、一時間かかるのです。
30分にはできないのです。
でもそれは、最低一時間、ということ。
30分にはできないけれど、二時間かけてしまうことは可能。
一時間で覚えられることを、二時間、三時間かけてしまう場合もあるということ。
近道や抜け道はないけれど、意識せず遠回りしてしまうことはあるのです。
以下具体例。
■TOEIC
TOEICはビジネス英語です。広告や請求書を読み取るテストです。リーディングのページも短いです。
なので古典や詩などの英文学を読むのは、いつか役に立つ日がくるかもしれませんが、TOEICのスコアを上げるのが目的なら遠回りです。EメールやFAXなども出てこないし。問題集をやるのが手っ取り早いでしょう。
僕はそんなことよりマークシートを早く塗る練習をしてました(笑)。
■トラベル英会話
旅行に出てくるフレーズ、用語はある程度決まっています。接客8大用語と同じです。
「いらっしゃいませ」は考えて作り出せる言葉でありません。「いらっしゃいませ」の語源とか、原型とか、未来形とか、過去形とか、いろいろ調べるよりも、朝礼で唱和して覚えるのが手っ取り早い。
・・・というのと同じで、トラベル英語はトラベル英語としてそういう教材を使用した方が早いかもしれません。
目標が「外国人の友達と話せるようになる」という人の場合、自分がよく話すことをカテゴリー別に英語に置き換える練習をしておくと良いんじゃないかな、という、最もありきたりなことを言ってしまいました。ごめんなさい。
* * *
というわけで、近道を探すのに労力をかけるより、遠回りを避けて最短距離で行けることを意識した方が良いのになぁと思います。
(英会話教育業界としては、それではインパクトに欠けますね)
聞くだけでペラペラになる教材って何なんでしょうね。
聞くだけでデータプランとかSIMカードとかメガバイトとかギガバイトとか詳しくなって電気屋でスマホの買い替えができるようになるんですかね?
プリペイドのスマホがもうそろそろ買い替え時なんですけど、同じSIMカードが使える機種がわからない。しかも飛行機で7時間かかるエリアに引っ越して来たので、電話会社も微妙に違うような違わないような。
聞き流すだけでスマホに詳しくなる英語教材なんてないので、おとなしく電気屋の広告を見て店員に聞きます。
ここまで書いておいてなんですが、英語の勉強に無駄なことはありません(矛盾してんじゃんw)。
新幹線で行く旅より、各駅停車でぶらり途中下車でもした方が多くの思い出ができるように、遠回りして覚えた単語や表現がポッと出てくることもあるのです。
聞きかじったことがポロッと口から出てくるようになります。なんでこんな単語知ってるんだ?と自分で思うことも。
そう、いつかあの町で見た景色を思い出すように・・・(詩人か)。
(すべて個人の感想です)
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