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ウチら目的語を忘れがちだよね
日本語だと、
「愛してます!」
「気付かなかった!」
「今作ります。」
はどれも立派な文章です。
何を愛しているのか
何に気付かなかったのか
何を今作るのか
は、話の前後でわかります。
ウチら日本人は空気が読めて和を大切にする以心伝心で美男美女な民族なので、いちいち言わなくてもわかります(そうなのか)。
なのでつい、
大好き!→ I love!
気付かなかった!→ I didn't realize!
今作ります。→ I make now!
と言ってしまいがちで、かつ疑問にも思いません。
が、ご存知の通り英語には目的を伴う動詞があるので、動詞によっては文章の最後に来てしまうとリズム的に不自然です。また目的語無しでは対象が広すぎる上、新しい話題の可能性だってあるので、
I love ____ !
I didn't realize _____!
I make ______ now!
の空欄に当てはまる何かを入れなければなりません。
もしわからなければ、it を入れておけば安全です。
複数形の物でなければ。
We will love の後に目的語の無い Can You Celebrate? の歌詞
目的語が無いと(will が入っていたりすると特に)、結婚する2人 (we) が愛するモノは、
将来買う家とか家具とか車かもしれないし、将来生まれてくる子供かもしれないなど、ちょっと話が見えない感じになってしまいます。
言い方は悪いですが、英会話学校の初級・中級クラスの子が作ったような文章を読んでいるような気持ちになります…。
そして celebrate。
もし、「歌だから何を祝うかは聴き手の想像にまかせる」というのであれば、前述したように it でも付けときゃぁ良いのです。それなら it が何を指すかは聴き手次第、と言えます。
celebrate には享受とか謳歌するという意味合いもあるので(大学の教科書で人権系の話でたくさん出てきた気がする...)、日本語圏と違って celebrateイコール結婚式のようなお祝いではないので、やっぱり目的語がないと語学学校の生徒に話しかけられて話が見えなくて困るのに似た気分になるので、明日からは目的語、どうぞよろしくね。
念のため申し上げておきますが、小室哲哉さんの楽曲は中学1年生の時にTMネットワークのアルバム「Gorilla」を購入して以来、すべて神曲だと思っています。あの楽曲の数々のお陰で登校拒否や出社拒否ももせずに楽しい日々を過ごせましたから。
CAN YOU CELEBRATE? も聴くだけで当時の暖かくなりはじめた、でもまだ寒い時期の通勤や、当時持っていたSONYのMDデッキのことなど思い出すかけがえのない楽曲です。
決してdisってません☺
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