そういえば、テストで隣の席の人の答えを盗み見するカンニングって英語じゃないって知ってました?
英語では cheating と言います。
海外ドラマなんかを見てると、カンニングをした子を発見したクラスメイトが先生に
He is cheating! (ズルしてる!)
なんて言ってるのを見たりします。
それからトランプのババ抜きなどで隣の人の手札を盗み見しようとしている人に
No cheating! (ズルしちゃダメ!)
なんて言ったりもします。
大学でテストのときに、何センチ×何センチまでなら1枚のみ方程式などを書きこんだ紙を持ち込んでも良いというクラスがありましたが、その紙も“cheat sheet(チート・シート)”と先生自ら言ってました。
スピーチマーク(“”)付きで俗称というニュアンスでしたが。
そして就職先では、エクセルやワードなどのマニュアルがないソフトウエアの特殊な使い方をメモした紙も cheat sheet (チート・シート)と呼んだりします。
本当は何も見なくても使えるべきなのに、とか、本当は手順書などの正式文書を見なければいけないのに、手書きのカンニングペーパーを作ってズルしてる、という意味合いです。
この“カンニングペーパー”こそが cheat sheet ですね。
カンニングという英語はありますが(cunning)、同じ「ずるい」という意味の言葉でも、テストでの盗み見には使われません。
cheating には不正の意味があり、ずるして正解、ずるして勝つ、の「ずるい」なので、 cunning のようなしたたかなイメージとは真逆ですね。
…などと偉そうなことを書いてしまいましたが、これはもう、英語学習の鉄則ですが、あまり頭で理由を考えずに「テストでの盗み見=cheating」とセットで覚えるのが確実だと思います。
単語の理由を考えるより、英語⇔日本語の反射神経を鍛える!
ちなみに cheat は浮気をした、という意味にも使われて、He cheated on me (彼は浮気をした)なんて言ったりします。
普段からカタカナ語を使っていると英会話の時に役立ちますが、日本語でも最近はダイエット用語で「チート・デイ」(ズルして好きな物を食べちゃう日)なんてのがありますね。
ズル=チートと覚えておくと、英会話の最中にちょうど良いタイミングでポロッと口から出て来るかもしれません。
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