January 27, 2018

英語は「いかにカタカナに置き換えられるか」

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日本語チックな発音になっちゃうし、和製英語を覚えてしまうという弊害からも、普段の日本語の中にカタカナ言葉をたくさん使うのはあまり良くないという意見を聞きます。

確かにその通り。

ですが、普段使っているカタカナ語が、英会話で言葉に詰まった時に身を助けることも忘れちゃいけません。

意外と大きいんですよ、このパワー。

テコのように、小さな労力(英単語を覚えようとしたわけじゃなくて元々知っていた言葉)で大きな効果(中断しかけた会話を続行できる)が出せるので。








僕がこの効果に初めて気付いたのは(おおげさw)、英会話スクールのレッスン中でした。

何かの説明をしていて、確か「時と場合」「その場の状況」的な言葉が言えなくて(そもそも英語で何て言うか知らなかった)、言葉に詰まってしまった時。なぜか、

「シチュエーション」

と言う言葉が浮かんだのです!

なぜ僕が「シチュエーション」という言葉を知っていたかというと、小室哲哉さんが観月ありささんに提供して小室さん自らもアルバムでカバーした、1992年発表のキリンビバレッジ「シャッセ」CFソング、「TOO SHY SHY BOY!」の歌詞に出てくるからです。

もしかしたら当時における「意識高い系」の外来語だったのかもしれません(アジェンダのプライオリティーをディシジョンして、みたいな)。

当時既に発売から何年も経っていましたが、発売後もずっと「TOO SHY SHY BOY!」を聴き続ていて良かった、と思った瞬間でした(なんのこっちゃ)。






最近もカナダ人と話していて、
「生活の感じっていうか暮らし方みたいな趣味嗜好的なアレ」
と言う言葉が出てこなくて、
「なんていうか、その、えーと、アレが違うんだよね、アレ」
みたいになってしまいましたが、咄嗟に

「ライフスタイル」

と言う言葉が浮かんで会話を続行することができました。




カタカナ語って意外と役に立つんです。

それを知ると、英会話へのハードルが下がります。意外と、気負わずに、平坦な言葉(カタカナ語という日本語)で出来るんですから。



カナダの大学で中国から来た留学生たちと話していてもそう思いました。

日本人はそもそも外来語を漢字の言葉に翻訳せず、例えばcomputer という言葉を取り入れた時も「コンピューター」と英語の音をそのままカタカナ表記で済ませちゃいますが、中国の皆さんは「電脳」ときっちり翻訳されているようなので、共同で課題に取り組んでいるときなど

「パソコン上に文字を動かすのって英語でなんて言うんだっけ」

と会話が途切れてしまうことがありました。

日本人ならとりあえず「スクロール」って言えますもんね(LとRの問題はありますが)。






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