February 17, 2018

カナダの国民食、ピザ

今日は英語には関係ないけれど、カナダで親睦会的な何かがあったら知っておくと便利かも、いや、そうでもないかも、的な、心構え的な内容です。

とりあえずピザ


友達と会うとき、とりあえずお昼どうする?みたいなことありますよね。食事会が目的ではなくて、とりあえず何でもいいからたべようぜ、みたいな、日本で言うととりあえずラーメンでも、みたいな時。そんなときは決まってピザになります。ラーメンが嫌いな人がいないように、ピザが嫌いな人はあまりいないと思われているみたいです。

職場でも、親睦会や打ち上げのランチ(退勤後まで飲み会や食事会などで職場の人と付き合うのはまれ)で選ばれるのは決まってピザ。日本だと出前の幕の内弁当や寿司にあたる感じでしょうか。


よっぽど
「今日はロブスターを食べるぞー!」
「日本人なんだから寿司作ってよ」
みたいにテーマが決まってない限り、「ピザでいいよね」となります。


またピザか


移民が多い都会の街ならまだしも、一般的なカナダの田舎ではピザ屋かハンバーガー屋しかないと言っても良いでしょう。

もちろんファーストフード以外にも、町の中心部ならレストランはありますが、そこでもピザかハンバーガーかフィッシュアンドチップスぐらいしかないと言っても過言ではありません。

最近ではどんな田舎でも中国人による中華料理の店はありますが、そもそも新しい料理に挑戦しない人が多いのも事実。

日本だと、和洋折衷でカレーだってスパゲッティーだってチャーハンやラーメンだってプリンだって、老若男女子供の頃から食べているものですが、カナダ人の中にはピザやハンバーガーやステーキなどの肉料理以外は特殊な料理と見ている人が多いのです。

シーフードは食べない人はまったく食べません(漁業の街でシーフードは観光の目玉なのに!)。和食や中華も苦手な人が多く、一緒に行くなら相手を選ばなければいけません。しかもなぜか和食も中華も激辛料理だと思っている人が多く、話になりません。

わかりやすく言うと、日本なら

・お年寄りはピザの好き嫌いが分かれる
・激辛料理は好き嫌いが分かれる
・コーヒーは好き嫌いが分かれる 

みたいな感じなので、とりあえず寿司の出前と緑茶を用意しておく、みたいなもんですかね。寿司だって好き嫌いはあるけど、まあカッパ巻きとかあるし、みたいな。

そう、書いていてやっと良い言い回しが見つかりました。

カナダにおいてピザは好き嫌いが分かれないのです。
(ん?これもおかしな日本語?)

というわけで、またピザか、という状況に多く遭遇すると思います。
覚悟しておきましょう。


割と有能なピザ


カナダでは好き嫌いの分かれにくいピザですが、それでもベジタリアンだのヴィーガンだの各種アレルギーだのちょっとでも辛いの苦手だの、また別の問題があります。

「出されたものはすべて食べる」という食育ではなくて、「無理して吐く前に嫌いな物はきちんと申告。自分の身は自分で守る。」というのがカナダの食育なので(※個人の感想です)、一言で言うと好き嫌いが激しい国民性。

でも、ピザならトッピングで対応できます。事前に聞いておけば、ベジタリアン向け、肉食向け、プレーンなもの、と取りあえず分けて注文できます。

日本における寿司の出前と同じかもしれないですね。カッパ巻き多めで、とか、玉子多めで、とか、刺身が苦手な人がいても注文時に事前にアレンジが利くという意味で。

なので、好きなトッピングの具をいくつか知っておくと、パッと答えられて良いかもしれません。ちなみに海苔とかネギとか餅とかもちろん無くて、つまんねぇ普通の具しかないです。 

あ、和食レストラン(寿司屋)によっては「寿司ピザ」なるご飯の生地に刺身が乗ったピザ風のメニューがありますけど今日の記事とは関係ないですね。



〆はピザ


というわけでちょっとした親睦会にはピザが定番というお話をしましたが、飲み会の〆もピザだったりするお話も。

日本に居た頃は飲み会の後にはラーメンが定番でしたが、カナダは吞みの後の〆はピザです。こってりして油っぽくて炭水化物、って、似てますね。

ここアトランティックカナダの某州ではドネア―というケバブが〆の定番ですが、ドネア―の店ではピザも売ってるので、ピザだったりもします。なので店が早く閉まるこの田舎町でも、ピザ屋は飲み屋が閉まる頃まで開いています(条例で飲み屋も2時ごろまでしか営業できないみたいですけど)。





と言うわけで、ピザって10回以上言いました。間違って肘のことを膝って言わないようにしたいと思います。



※今後はもっと自前の写真を使いたい…。






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