June 21, 2018

ファッション用語の英語

アパレル用語は英語の近道


ファッション用語、続編です。
その1:ズボンの裾上げ




20年以上前、アパレル店員としてファッションビル内のブランドショップの店頭に立っていました。正社員で役職もあったので、バリバリ接客していました。

商品知識、という観点からもそうですが、説得力という意味で専門用語の知識が必要ということを接客を経験していくうちに気付きました。

例えば

「こちらのとっくりセーターは最後の1点なんです。」

と言わずに

「こちらのタートルネックニットは最後の1点なんです。」

と言った方が、オシャレな店員と思われて、結果、この店員にコーディネートを任せよう、買うならこの人から、と思って頂ける可能性が高くなります。



のちにアパレル専門用語辞典を買って勉強するようになったのですが、勉強をすればするほど

ヘリンボーン(生地の名前)=ヘリン(魚のニシン)+ボーン(骨)
ハウンドトゥース(生地の名前)=ハウンド(犬)+トゥース(歯)
スカラップスカート(スカートのデザイン)=スカラップ(ホタテ貝)のような裾

というように、英語を知っていれば有利だと感じるようになりました。

ヘリンってなんだっけ?スカラップってなんだっけ?と毎回忘れていたので、英語の知識があれば余裕なのになーと思っていました。







和製英語の落とし穴


というように調子に乗ってアパレル用語(カタカナ)をたくさん覚えていたのですが、落とし穴がありました。

そう、和製英語(または英語でない外来語)。



アパレル会社を退職し、アパレル用語をひっさげて語学留学をしたのですが、着るものを英語で言う授業の時は先生から訂正されてばかりでした。


たとえば。

ニット=動詞なので名詞としてニットと言わない。セーター、もしくはジャンパー(ニュージーランドだったので)。

ブルゾン=フランス語でブラウスの意味。つまり英語ですらない。

カットソー=完全なる和製英語らしい






カナダのファッション英語



同じ英語圏でも国によって違うようですが、ちょこっとカナダで耳にするファッション用語を思いつくまま書き出してみます。

ハット=野球帽のこともハットと言います。野球帽はハットではなくキャップと教わりましたが皆さんハットと言います。

ジャケット=コートでもブレザーでもジャンパーでも、羽織るものはジャケットと呼ばれています。

ボーダー=アパレル時代、横の線はボーダー、縦の線はストライプと教わり、ボーダーのことをストライプと言ってしまうとダサい人呼ばわりされていましたが、英語の本場では縦でも横でもストライプだよ、と声を大にして当時の先輩や上司に言いたいです。





まとめ

  • ファッション用語を通して語彙を増やすのがおススメ!
  • 和製英語や非英語の外来語も混じっているので注意!
  • カッコ良さではなく実用性で学びましょう









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