カナダ名物と言えば?
「カナダ料理」と聞いてもピンとこないかと思いますし、カナダ人に聞いても人それぞれ違う答えが返ってくると思います。
海外で
「日本料理と言えば?」
と聞くと、間違いなく
「スシ!」
と言う人が大多数だと思いますが、カナダ料理と呼ばれているものって、
「それイギリス料理じゃね?」
とか、
「それ中東料理だし、カナダで広まったのたった30年前じゃね?」
みたいのが多くてアレなんですが、ここカナダ東部の田舎の港町で、カナダ人に
「カナダの食べ物と言えば何?」
と聞いて割と多くの人から返ってくる答えがこれ、poutine です。
全国チェーンのドーナツ屋、Tim Hortons の poutine
Poutine って、何?
poutine とは、グレービーのかかったフライドポテト(「フライドポテトは英語じゃない?」参照)にチーズをのせたものです。
ラーメンやお好み焼き同様、トッピングに応じて様々なメニューがあります。
でもまあ、フライドポテトです。
カナダじゃなくても食べられるんじゃね?みたいなことを言うのは野暮ですね。すみません、失礼しました。
元々はケベック州のフランス系カナダ人の料理のようで、ケベックの poutine屋さんは「元祖」「本場」みたいな雰囲気を醸し出しています。1回しか行ったことないけど(日本領事館があるんです)。
チェーン店 New York Fries の poutine
Poutineの発音
さて、この poutine ですが、日本ではあまり知られていないため、同じカナダ在住の人の間でもカタカナ表記が人によって違います(聞こえたままをカタカナにするので)。
しかも元々はフランス語が公用語のケベック州の言葉なので、本場の発音は英語ではありません。
本場ケベックで言われている発音はもちろんフランス語ですが、英仏がどちらも公用語の州(ニューブランズウィック州)の人などはやけにフランス語の発音が良かったりしますし、英語しか話さない人でも poutine だけはフランス語っぽく言ったりする人もいますので、カナダ人の間でも人によるところがあるかもしれません。
つまり同じ日本人の間ででも、 poutine を食べたのがどこで(ケベック?ニューブランズウィック?アルバータ?)、誰と(フレンチカナディアンの彼?英仏バイリンガルの彼女?それとも英語しか話さないアイツ?)だったのかによって、どうカタカナで書くかが変わります(いや、実際に食べなてなくてもいいんですけどねw)。
そして仮にカナダ人全員が同じ発音をしたとしても、日本人全員が同じよう聞こえるわけではないので、カタカナ表記が違ってくるわけです。
ざっと検索しても、
プーティン
プーティーン
プティン
プーチン
プチン
プッチン
と、様々です。
近所のピザ屋の出前の poutine
Poutineをカタカナで
さて。前置きが長くなりました。
ここまで全部前置きです。長っ!
ツイッターで仲良くして頂いてるフォロワーさんからご質問を頂いたので、僕なりの、文字通り「なんちゃって英会話」な poutine の発音を発表したいと思います。
プーティーン
です。
あくまでもフランス語を話せる人がめっちゃ少ない、カナダの一番東(島を除く)の田舎の港町の話ですが、自分の周りの人はほぼプーティーンと言っています(そう聞こえます)。
Wiktionary の音声ファイルでは「プチン」に聞こえますが、これは(ケベックの)フランス語のようです。
merriam-webster.com では「プーティーン」と言っています。人によっては「プティーン」と聞こえるかもしれませんが、poo-TEEN と書いてあるので、カタカナにするなら「プーティーン」で間違いないでしょう。
っていうかみんなそう言ってるモン!(みんなって誰だよ)
以上、140字で済むようなことをブログ記事にしてみました(最近ネタ切れ)。
〇〇さん、ご質問ありがとうございました☆
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