February 18, 2019

海外に住んでも英会話が上達しない理由(わけ)

ネットフリックスでハットリくんを英語で観るでござる、の巻




最近ネタ切れです。

英会話の勉強をしていてコツが掴めた頃から、誰かにそれを伝えたくなりました。英語圏に滞在してからは、英語圏の文化や習慣なども誰かに伝えたくなりました。たとえば「カナダの人参は細長いんだよ」とか(←この情報必要?)。

でも最近、英会話を上達させようとか、もっと現地の習慣を身につけようとかいう気持ちは薄れてます。

そんなわけで今日は海外に住んでも英会話が上達しないのは何故(なぜ)か、その理由(わけ)を本気(マジ)で書こうと思います。

※こういう漢字を無理矢理違う言葉に読ませる歌謡曲(J-POP)、嫌いじゃない。



在住年数、関係ない


ワーキングホリデーという査証プログラムを2回利用したので、2か国にそれぞれ1年ずつ滞在したのですが、英語力の問題もあって日本人のいる店やレストランでアルバイトをしました。

つまり日本人としか働かなかったわけです。うふふ(笑ってごまかす)。

というわけでバイトの先輩達も当然日本人で、ワーキングホリデーで僕より数か月先に来ていた人、現地の人と結婚で数年前に移住した人、若い頃に移民してもう何年も住んでいる人、などなど、どう考えても自分より英会話が上達してて当たり前、な人達ばかりでした。

しかし。必ずしも移民2年目の人が移民3年目の人より英会話がスムーズというわけでもありませんでした。

何年も住んでいる日本人妻がカタカナ発音だったり決まった単語しか言わなかったりするのに対し、ワーホリ仲間の方がスラスラ話したりしていたりしました。



むしろ日本に憧れる


そんな在住年数の長い日本人の方々と接して気付いたことがありました。

僕らワーホリは出来るだけ英語の知識を吸収したり現地の土地勘などを身に着けようと必死で、ワーホリ同士の知ったかぶり合戦というかマウントの取り合いが酷かったのですが、現地の日本人の方は日本の情報についてマウントを取ってくるのです。


例えば新しく出来た空港。合併して名前の変わった市町村。終了したテレビ番組。結婚した芸能人。最近ヒットチャートで1位になった歌手。

そんなの数か月前まで日本にいた僕らワーホリの方が詳しいのが当たり前なのに、負けじと知ったかぶりして話に入ってくる。

当時は今と違ってネットでは音声や映像は手に入らなかったので、芸能人の名前や新しい市町村名などの固有名詞の漢字は文字の情報しかなかったので、読み方が間違ってる。なのに「はいはい、〇〇がまた1位取ったんでしょう?」とか知ったかぶる。

僕は早く「日本に住んでないからもう日本の事はついて行けないな(ドヤ)」と海外かぶれがしたかったので、それは意外な発見でした。

でもね、今ならわかる。

国内旅行の話をする時に新しい空港のことを忘れないようにしたい。「え、なんで羽田まで行く必要があるの?」とかつっこまれたくない。電車での移動の話をするときに、新しい駅のことを忘れたくない。「なんで遠回りするの?」と言われたくない。やたら新しい市町村名を言いたい。テレビ朝日を10チャンネルとうっかり言ってしまいたくない。

流行に置いて行かれたくない、という感じでしょうか。




プールで水泳、海で遠泳


これはいつも僕が例えることなんですが、英会話スクールで習う英会話はプールで泳ぎを習うようなもの。途中で足をつくこともできるし、一旦プールから上がることも出来る。一方海外で英会話をすることは海で遠泳をするようなもの。足もつけないし一旦水から上がることもできないから泳ぎのフォームなんか気にしてられない。もし楽な息継ぎの仕方を見つけたらそれが非効率でも正しくないフォームでもそれに逃げる。



実際に海外で生活をすると、もう「通じればいい」の世界。

もし「コンマリ」で通じるのなら、「整理整頓」「収納」「捨てる」「ミニマリスト」「ときめき」「片付け」など、いちいち説明しなくても良いので、そういう語彙を覚えようとする機会が減ります。

発音もそうで、通じている限りそれを正してくれる人はいません。お金を払って発音矯正でも受ければビシビシ指摘してくれるんでしょうが、普通に生活していてはそんな正しいフォームなど気にする機会もなく、犬かきでもなんでも会話を続けさせることでいっぱいいっぱいです。

いや、なんなら会話をしなくても「おとなしいのね」「無口なんだね」で済みます。

こうして自己流の英会話の海の“泳ぎ方”が確立されてしまい、何年住んでも上達しない人が出来上がるわけです(はい、僕のことですw)。


モチベーションは上がらない


通訳や翻訳や英会話講師など、言葉そのものを職業にしていない限り、何年英語圏に住んでも一般のサラリーマンでは仕事で触れる語彙や表現は限られてします。

毎日同じことの繰り返し。とほほ。
(とほほ、は嘘。効率化を狙えるのでルーティンは楽しい)

しかも仕事では略語や専門用語があるので同僚にいちいち文章で説明することもあまり多くありません。

そして海外在住邦人の憧れ、日本のテレビや映画(笑)。休みの日の楽しみはYouTubeやNetflix(笑)。

永住手続きが終わっている人は英語のテストも受けることもなく、日本の会社と違ってTOEICなどを定期的に受ける必要もなく、そりゃぁモチベーションも上がらないよね。


…と、英語の勉強のモチベーションが上がらない理由をダラダラ書いてみました(笑)。











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