英語で注文出来ない事
SNSでやりとりをしている人と英語での注文の話になり、そもそもメニューを知らないと注文できないのは英語以前の問題だよね、という結論に至りました。
たとえば「ビッグマック」を知らないと、「あのぅ、えっと、このお店で有名な大きいハンバーガー」みたいな、わけのわからない注文になってしまいます。
それでも固有名詞というか、世界的チェーンのファストフード店のメニューだったら特に問題ないわけです。レジの上のパネル(今は画面と言うのでしょうか)にでかでかと出てますもんね。
それでもお店独自の固有名詞ではない、商標登録®™されてるような名前ではない、一般に言われる料理名だと困るわけです。
例えばメニューらしいメニューもないようなバーやクラブ(ダンスフロアがあるようなクラブ)で、「〇〇ありますか?」と聞く場合。それで僕が思ったのはお酒でした。
お酒の英語
日本でも、居酒屋に行ったらメニューを見る前に「とりあえず生3つ」とか言いますよね。そういうときに「生」を英語で言えないと困るよね、というわけです。
カナダでとりあえずビールを頼むときは、おそらく扱ってるであろう銘柄を言います。コアーズライトを瓶で、とか、アレクサンダーキースをドラフトで、とか、バドワイザーありますか?など。
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《追記》
ドラフトの他に、on tapという表現もあります。
ボトルと生と両方ある場合、「生で」という代わりにon tap と言えます。
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そこでビール以外の、甘くて飲みやすいカクテル系の物を注文しようと意外と英語で言えないことに気付きました。
モスコミュール、カシスオレンジ、カンパリオレンジ、ソルティードッグ、巨峰サワー…。どこまでが英語でどれが和製英語なのかわかりません(巨峰サワーは漢字つこうてるやん)。
2006年以来日本の居酒屋には行っていないので上記の酒の種類が古臭かったらごめんね。
※モスコミュールにはカナダで実際に遭遇して注文しました。モスコとはモスクワの英語読みで、日本の居酒屋同様、銅製のコップで出されましたが全然甘くなくてアルコールとジンジャーの味しかしなかったとか言う話はどうでもいいですね。
飲むものが違う
なんちゃらソーダは英語でなんて言うんだろう、ほにゃららサワーは何て言うんだろう、と考えるより、現地の人が飲んでるものを飲む、というのが正解な気がします。
イタリア料理もそうですが、日本人の方が詳しい!たとえば日本人なら一般人でも「アルデンテ」を知ってる人は多いですが、僕の周りのカナダ人でアルデンテを知ってる人はいませんでした(サンプル少なっ)。
お酒の種類も、よっぽどこだわりのある人でないと知っていません。日本でもバーテンダーさんはカクテルにくわしいけれど一般人はあまり知らないというのに似てますね。ただ日本人は和洋折衷を楽しみ流行も追うのでイタリアで人気のカクテルも全米で話題のお酒も今年出来立てのボジョレーヌーボーも知っていますが、人種のるつぼでない地域のカナダ人は冒険をしないので決まったお酒しか飲みません(期間限定とか興味ないらしい)。
カナダでよく見る、どこにでもありそうなビールでない酒といえば、ロングアイランドアイスティー、ラム&コーク、マルガリータでしょうか。日本の居酒屋ではあまり見なかったような気がします。
郷に入ればなんちゃら
やっぱり名前を知らないと注文出来ないのはビッグマックと一緒ですね。でも、「カシスソーダ」と言えてもお店になければ出てこないので、現地の人と同じようなものを頼みましょう(誰に向けてのアドバイスだこれ)。
こうして単調な食生活になっていき、日本の懐かしい味はなんでも作ってしまう在留邦人になっていくのです…w 僕はまだその道には手を染めてはいませんが、レシピを見ては「自分でつくれるかも…」と思ってしまうのです。
また出だしと関係のないオチ。
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