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ご質問を頂きました(ありがとうございます!)
ご質問内容は、普段英文メールを書く時に Dear で始めて Regards で終えているけどそれは自然な書き方なのか、ということでした。
またこれも一言で回答するのは難しいのですが、順を追ってざっくり答えさせて頂きましょう。
あ、毎度のことなら、個人の感想ですよ(笑)。
Dear は特別な時に
日常の社内メールで Dear で始まるメールを受け取ることはあまりありません。
Dearで始まる文書は、
- チャリティーの寄付のお願い
- 年に一度の従業員感謝イベントの案内
- 昇進や人事異動等の特別な通知
- 社内のお悔やみのメール
- 会社の業績が特別に良かったときの社長からのお礼のメール
など、
- 年に一度か二度のイベント
- 特別なお願いなど
- 正式な通知
- 従来ならば紙に印刷して渡されるべき文書
の場合が多いです。
これは自分がお客の立場になっても同じです。
Dear で始まるメールや手紙は、
- 出身大学からの寄付のお願い
- 銀行からクレジットカードや金融商品の営業
- 行きつけの店のポイントカードの規約が変った時の案内
- 保険会社からのセールス
のように、年に一度か二度しかないような特別なお願いで、一営業担当者からではなく偉い人名義で出されているような正式な通知で、ダイレクトメールのように郵便で届くような紙に印刷された書類が多い気がします。(ズコーッ)
それでも僕が日本に居た頃、同僚の中には毎回メールの書きだしが Dear だった人もいたので、人によるのかもしれません。
普段は Hi
日常の業務連絡は、社内でも社外でも Hi が多いです。Hi Tom,
Thank you for _______.
のように、僕が受け取るほぼすべての社内メールや取引先から受け取る日常的なメールは
Hi ファーストネーム,
で始まります。
たまに
Tom,
と名前だけで始まるメールもありますが、なんとなく目上の人からのメールに多い気がします。
とは言っても、取引先の人でも簡潔すぎるぐらい簡潔なメールを送ってくる人もいるので、やっぱり人によるんだと思います。
Hello もアリ
ちょっと話はそれますが、僕は大昔に
担当者の名前がわからない時は To Whom It May Concern と書く
と教わった気がしますが、実際英語圏で働いてみると、そんな場合は
Hello,
だけでOKということを知りました。
例:
Hello,
I'm reviewing your letter but ________. (いきなり本文でOK)
To Whom It May Concern というのは Dear と同じく特別な感じです。
差出人によっては、堅苦しすぎて怖い印象かも。
何か正式な苦情とか、社内の誰かに押し付けなければいけない案件とか…(個人の感想ですよ!)。
Dear が「様」で Hi が「さん」 、さらに英語圏では部下も上司も取引先もお客様も「ユミコ」「タカシ」「ナオミ」「アキラ」とファーストネームで呼び合う仲(つまり「様」じゃなくて「さん」でOK)、と思うとしっくりくると思います。
普段は
「山田さん、お疲れ様です。」
「鈴木さん、いつもお世話になっております。」
「松本さん、毎度ありがとうございます。」
というメールのやりとりをしていても、何か特別な時や、正式な文書では
「山田様 この度は~」
「鈴木様 日頃は~」
「松本様 平素は格別の~」
となりますよね。
日本では、会社によってはお客様を「さん付け」で呼ばず必ず「様」でお呼びするという方針もあるので、英語にした場合過剰に丁寧になってしまいますが、上司さえもファーストネームで呼んでしまう英語圏では、こまけぇことは気にすんな、です。
〆は Regards,
最後に文章を〆るときの言葉は、もういろいろあるのでググって見た方が良いかもしれません。
が、それを言っちゃあ英会話ブログの名が廃るので、とりあえず個人の感想を書いてみようと思います。
と思いましたがやっぱりググりました。良いまとめが見つかりました。
英語メールの「結びの言葉」の使い方・使い分け方 (Weblioさんより)
個人的には、僕は Thank you 推しです。
社内、社外、よほど特別な状況でない限り、すべて Thank you です。
以前検索した英語のサイト(ここに引用しようと今検索しましたが、見つけられませんでした…)によると、Thank you は新人っぽさ、素人っぽさを出すのに良いとありました。
実は僕もそれが狙いです。ノンネイティブなので完璧じゃなくてもいいでしょ感を演出しています。
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