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20年ほど前、ニュージーランドでワーキングホリデーをしていて、日本人スタッフのいる店で働かせてもらっていました。
当時は僕は英語ができなかったので、現地のお客様が来た時には日本人スタッフの方々の英語に助けてもらっていました。
現地の人と結婚して移民したと言う社員さんと英語の話になると決まってその人は
旦那が9位だから
と謙遜なさるのです。
いやいや、旦那様は9位かもしれないけど、あなたは1位ですよ、などと言っていましたが...って言うか!(ノリツッコミ)そんなこと言いませんでしたよ。
どうやら彼女は
旦那がキーウィ―だから
※キーウィー=ニュージーランド人の愛称
と言いたかったようなのですが、毎回「9位」に聞こえていました…。
“キウイフルーツ”のようにカタカナではキウイと書くので、もしかしたらそれが影響していたのかもしれません。
でも、お言葉ですが、もしKiwiを英語っぽく言うなら、キューイよりキー・ウィ―と言った方が近くなりますよ。なんてことは言えませんでした。
話は逸れますが、そこの店ではワーホリできているアルバイトと正社員の日本人スタッフの上下関係…というより、永住権、ワークビザ、学生ビザでの制限付きアルバイト、ワーキングホリデービザの順で士農工商のような越えられない階級の壁があって、ぶっちゃけとっても嫌でした。
ワーキングホリデーの年齢制限ギリギリで来ている三十歳近いスタッフでも「ワーホリの“子”」呼ばわりされていたし、なんだかなぁ、でした。
* * *
ダンナが9位だろうが10位だろうがキーウィ―だろうがオージーだろうが本人の英語力にはあまり関係がないと思うので、そういう所がキーウィ―をキューイと言わせてしまうのでは、と20年経ったいまでも思います。
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