September 11, 2020

Encumbrance って何?

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■Encumbranceの辞書的な意味

よくソーシャルメディアで見るような「海外で超難関の会計の資格を取りましたTOEICも満点でフォロワー数もすごいです」的な華やかな経歴を持っていない、一般事務員です、こんにちは。

というわけで会計士の資格もなく、会計の学校を出たわけでもないおじさんですが、仕事で会計関係の書類を処理する機会があります。

そこで初めて知った言葉がありました。

Encumbrance です。

辞書によると、負担とか、負債とか、そんな意味のようです。

参照:


■Encumbrance の実際の使われ方

このEncumbranceという言葉、自分は会計用語として学生時代に必死で覚えたわけではなく、仕事で普通に使っている言葉なので、一般事務のおじさん(しつこい)でもすんなり使えています。

その使われ方はこうです:

業者から備品を購入する契約をした時に、契約書の金額をパソコンに入力します。そして支払い時に請求書の金額をパソコンに入力すると残金が表示されます。つまり契約金が1万円だったとして、請求書の額が1000円だとしたら残金は9000円です。

この最初に入力した契約金の1万円が encumbrance というわけです。

会計士の方は未払金がいくらなのか、あといくら請求されるのか、みたいなことを帳簿に書くのにこの encumbrance とやらを知る必要があるのでしょうが、僕は一般事務なので(しつこい)パソコンを開いて encumbrance なんちゃらという画面を呼び出すのみです。

個人的に理解するならばウチの業務的には「契約金」。確かに負債や負担といった意味ですね。


■Encumbrance の話し方

というわけで、仕事で「Encumbrance なんちゃら」という画面を開いているだけで実際に言葉の意味を知っているわけではなかったのですが、ある時会話の中で言葉として encumbrance を耳にする機会がありました。

それは、どうやって encumber するか、という言葉でした。名詞が動詞になっただけなので意味は変わってなさそうでしたが、後で辞書で調べたらやはり意味は同じようでした。

参照:



■本当は怖い Encumbrance

今はなんでもパソコンで処理をするし、ソフトウェアも素人でも使いやすいように分かり易い画面になっているので、単語の意味を知らなくとも Encumbrance の画面を開きさえすれば何も考えずに操作できていますが、もし手書きの帳簿の時代だったら大変だったことでしょう。

英語圏で会計を学んでる日本人もきっと苦労する言葉かもしれませんね。

でも、今回この記事を書くにあたって辞書を調べたところ、見てはいけない物を見てしまいました…。

Encumbrance は「負債」の意味の他に「負担」という意味もあり、さらには「邪魔」「障害」という意味もあるようなのです…むしろそれらは最初の方に出てきます…。

契約金を「邪魔」「障害」と呼ぶなんて...。せっかく色々手続きして契約した結果なのに…。

知らない方が良かった真実…(おおげざ)。

でもたしかにこれから払う義務のある契約金は負債なわけで、その“縛り”のせいで他にお金を使えない「邪魔」な「障害」ですよね。そう考えるとしっくりきます。

そう、 encumbrance って、ニュアンス的には“縛り”という言葉がぴったりな気がします。

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