May 5, 2021

英会話上達のコツは、他人と比べない事






◆ ネイティブと比べたら絶望しかない


大人になってから英会話の勉強を始めた時、ネイティブのように話せたらなぁと思っていました。

英語圏出身と間違われるレベルの英語が当時の最終目標でした。

なので英会話スクールは“講師は全員外国人”が売りのスクールを選びました。

でもね…講師の発音と自分の英語には、越えられない壁がありました。

発音はもちろんのとこ、言葉選びとかもそうでした。

それでも講師達はゆっくり話してくれるので、頑張って練習すれば近づけるかもしれないと思い、家では洋画を多く見るようにしましたが、逆効果でした。

リアルな英語(洋画など、英語圏の俳優が英語圏の観客に向けて話している英語)を聞けば聞くほど、

「あんな風にはなれない。あれは生まれつき。」

と、絶望しか感じませんでした…。




◆ すごい人とは比べない。でも手の届きそうな目標はアリ。


ネイティブの英語を聞くと絶望しかありませんでしたが、英会話スクールでは講師はゆっくり話してくれるので楽しく通っていました。

そんなある日、普通のレッスンとは別の、スクール内で開催される受講者のクラス(レベル)関係なく集まって教科書を使わず自由に話し合う場に参加する機会がありました。

そこで僕より1つか2つ上のクラスであろう参加者が、つっかえながらも、そしてカタカナ発音ながらも、外国人講師と意思の疎通が出来ている様子を目の当たりにしたのです。

ネイティブみたいに話すのはもちろん無理でも、あれくらいなら自分でも話せるようになるかも!と刺激を受けました。

※こう書くと失礼に聞こえますが、“あんな風になりたい”というリスペクトしてました。

きっとこの場合、自分と比べているのではなく、単に刺激を受けたんでしょうね。

ライバルがいると切磋琢磨できて良い何て言われますが、きっとそういうことでしょう(一方的に勝手にライバル視)。



◆ ネガティブ発言は自分への呪い


色んな所で見聞きした受け売りですが、脳の仕組みから言っても、誰かの悪口は自分への呪いになってしまうようです。

たしかに嫌いな人のことの愚痴ばかり言っていると、その人を見かけただけで動悸がしたり頭痛がしたりするようになったりしてしまうこともあるので、これは自分に呪いといってもあながち間違いではないと思います。

ネガティブ発言も同じく、繰り返していると自己暗示にかかりネガティブ目線でしか世界を見れなくなってしまい、毎日がつまらない生活になってしまうようです。

ライバルから刺激を受けるのは良い事ですが、それが自分との比較ばかりに意識がいってしまうと、「自分はダメなんだ」「あんな風に出来ない」という自己暗示にかかってしまいます。

ネイティブの話す英語を聞いて絶望的になってしまったのは、この自己暗示により英語そのものを飛び越えて自分で人格否定をしてしまっていたからなのでは、と今になって思います。

あ、ネガティブだのネイティブだの似たようなカタカナ語ばかり連発してごめんなさいね。



◆ 去年より成長してればいいじゃない


英語の勉強を始めると、恥をかいてしまう機会が増えて自信がなくなってしまうことがあります。

普段は人に教えるような立場の人でも、英語を学ぶときは一字一句指摘される側になるのです。

たとえば、うちは両親が東京出身なので、僕自身は地方で生まれ育ちましたが家では方言を話しませんでした。なのでイントネーションで困ったことはなく、雨と飴、橋と箸、のような話になると常にツッコミの側でした。友達の誰かがお年寄りしか言わないような本格的な方言を言うと、笑う側でした。

それが初心者として英語を話している間は、常にアクセントなどの発音に悩まされ、何を言っても突っ込まれ(ウケを狙ってボケてるわけじゃないのに)、普段言い慣れてない言葉を言うと笑われる側になりました。

でも。

英会話スクールに通っていると、少しはレベルアップしてるんですよね(レベルごとにクラス分けされている)。

1年ぐらい経てばTOEICなどのテストのスコアも上がるし。

スクールのレベルやテストのスコアが去年とあまり変わらなくても、ラジオ英会話で覚えたフレーズは増えてるはずだし、相槌や感嘆文のような、テストには関係ないけれど会話には大事な潤滑油のような表現もきっと増えてるはず。

初級・中級だと、バリバリ英語を話している人を目の当たりにすると挫けてしまうこともあるかもしれません。

越えられない壁に注目するより、ちょっとでも成長したことに注目すると、意外と楽しく学習が継続できると思います。



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