June 10, 2021

年を取るのは悪くない



20代の頃は、40歳とか50歳とかになったら、人生ももう楽しい事なんかないんだろうな、と思ってました。

その頃(20代の頃)、実際にそのぐらい年齢(40代、50代)の方々が書いたエッセイやコラムで、

  • この年になってようやく人生を楽しめるようになったとか
  • 肩の力が抜けて、これから歳を重ねて行くのが楽しみ
  • 若い頃には戻れるとしても戻りたくない

のようなことを読んでも、強がりとしか思えませんでした。


でも最近、自分でもそう思うようになったんですよね。


これを読んでいる若いあなたに(若い読者はいるのか?)、なぜ中高年になるのが悪くないのか、以下、説明してみようと思います。


■経済

ちゃんと貯金をしていれば、若い頃よりははお金は増えてるはず。僕の場合は貯金をはたいてワーホリに行ったり留学をしてしまっているので参考にはなりませんが(涙)、貧乏留学生だった10年前を考えると気持ち的には楽になっているので、人と比べたらアレですが、過去の自分と比べるとマシになっているのは年を取ったからこそ、です。


■音楽

歳を取れば取るほど、知ってる歌が増えます。

今の20代の方は、ちゃんと覚えていて口ずさめるのは2010年代以降の歌しかないと思いますが、僕は80年代アイドルやアニメ主題歌、90年代に連発されていたミリオンヒットやドラマ主題歌、00年のCMソングなどもリアルタイムで良く聴いていましたから、“聞いたことがある”というレベルじゃありません。ガッツリ歌えます。

なのでサブスクでもYouTubeでも聴きたいと思う楽曲がたくさんあって一生楽しめます。きっと日本に帰省してカラオケに行っても歌いたい曲がたくさんあることでしょう。これも年を取ったからこそ。


■趣味

楽器でもスポーツでもイラストを描くのでも、長く続けていればそれなりに上達します。もちろん期間が長いだけではそれを仕事にすることは出来ないかもしれませんが、趣味として個人として楽しむ分には十分です。

僕は絵を描くのが好きで長い事ノートの隅に落書きを描くような生活をしてたのですが、最近ペンタブを買って絵を描き始めたばかりのときに既に楽しかったので“長年の”落書き生活があってこそだと思いました。


■海外生活

ここでやっとこのブログのテーマらしい話。海外に住んでいても別にシリコンバレーで最先端のエンジニアというわけでもなくカナダの田舎で無駄に年を取っているのがコンプレックスでしたが、最近SNS等でチラっと見るカナダ在住の若い人の「カナダって◯◯でビックリ!」というのを見ると、年を取ってる分だけカナダでの経験値が増えて生活で驚くことや困ったことはなくなったなと思いました(その分ブログのネタに困ってますが)。


■英語力

このブログのテーマその2。カナダで仕事をするようになってからは英語そのものの勉強はしなくなってしまったし(英語の教材を使って勉強してはいない)、英語圏で仕事をしているといっても毎日同じ事の繰り返しなので新しい表現や単語などに出会うこともなくなりつつありますが、それでも歳を重ねて昔よりは英語での会話が楽になりました。




年を取れば取るだけ各分野で蓄積が増えていくので、ありきたりな表現ですが、年を取るのも悪くないなって思います。


もしこれを読んでいるあなたが若ければ、年を取るということはたくさん経験や知識や慣れが積み上がっていくことだ、と中高年になるのを楽しみにしていてください。


英会話に伸び悩んでいても時間が味方してくれるので(貯金と一緒)、気長に続けましょう。


そして実際に外国人と英会話をしたときのネタにもなるので、お絵描きとか、スポーツとか、盆栽とか、若いうちから趣味を持ちましょう。途中で中断しても、中高年になったときに感覚を思い出したりしますよ。


ペンタブを買ってお絵描きを始めた時に“昔取った杵柄”ってこういうことを言うのかと思ったので。


(最近ブログの内容が年寄り臭くてすみませんw)







Photo by pixabay.com

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