September 14, 2017

ウォータースライドとローラーコースター

PAKUTASO/ぱくたそ フリー写真素材


ウォータースライダーではない


「やっぱ再生回数が稼げるのって、プールの滑り台の動画だよね~。GoProとか持ってさ。」

という話をするのに、カナダ人の聞き手になかなか話が通じません。


どうやら僕はプールの滑り台のことを water slider  と連呼してしまっていたようなのです。
ハズカシイ。

滑り台はslideなので、水が流れる滑り台は water slide 、ウォータースライ、なのです。ウォータースライダーではなく。

ジェットコースターでもない


自分でもなぜスライドではなくスライダーと言い続けてしまったのか考えましたが、きっと絶叫マシーンのことを考えていたんでしょうね。

「だって英語でもローラーコースターって言うじゃん!ローラーコーストではなく!」

と言おうとしたら大声で jet coaster と言ってしまいました(和製英語)。

これは即座に気づいて roller coaster と訂正しましたよ。



結局和製英語に騙されてた(笑)

と、このブログ記事を書くにあたり、念のため「ウォータースライダー」で検索してみたらたくさん出てきました。

どうやら僕も和製英語で覚えていた一人のようです...。

ちなみになぜ話が通じなかったかというと、water slider とer を付けて「滑る人、モノ」と聞こえたので、プールの滑り台を滑る人、または滑り台を滑る乗り物(浮輪など)の動画の話かと思ってしまったからだそうです。






September 11, 2017

RiceをLiceと言っても気にすんな

英会話業界の脅し

正しい発音を教えることを商売にされている方々にとっては、日本人が発音を気にしなくなって、他の国の人々のようにズケズケと自己主張し始まったら商売あがったりです。

だからレストランで「ライス」をriceではなくliceと言ってしまったら米じゃなくてシラミが出てきてしまいます!なんてことを言うわけです。

LとRの違い

確かにLとRは難しいですよね。celebrateのLとRを入れ替えてしまったら何のことか聞き取ってもらえないし、law(法律)と raw(生)じゃ大違いです。

文章では難しいですが、Lは舌が前の方、上の歯の裏につく感じ、Rは舌が口蓋につかない感じですね。

文章じゃ難しいw

文脈でわかるだろ普通

でも、普通レストランでシラミ出すか?キッチンでシラミ用意してるってか?w
文脈でわかるはずです。

明らかに関東弁でない人が
「雨なめる?」
とそれなりの状況(手に飴を持ってるとか)で言ってきたら、関東民なら
「あ、この人『飴なめる?』って言ったつもりなんだな」
とわかるでしょう。

そもそもカナダのレストランは日本のようにパンかライスかが標準ではありません
たいていパンは最初から付いてきます。



聞かれるとすればパンかライスではなく「フレンチフライかサラダか(とかマッシュドポテトかベイクドポテトか)」だったりします。そう、田舎町ではそもそもライス自体が選択になかったりするのです。もちろんアジア料理の店にはありますよw

まとめ

その場の状況でわかるはずなので、過度な心配は無用です。
生魚のことを law fish と言ってしまったところで誰も「法の魚」などとは思わないでしょう。意味は通じるはずです。単語によっては陰で笑われるかもしれないけど

...そう、意味は通じるけど恥ずかしいかもね。
やっぱり発音矯正の教材は買いましょう(なんだそりゃ)。



※すべて個人の感想です。

September 5, 2017

フライドポテトは英語はじゃない?

 ©なんちゃって英会話


フライドポテトって、ちゃんと「フライ『ド』」って「揚げ『た』」っていう受け身になってるし、ジャガイモはポテトだし、文法的には合ってるので、ちゃんとした英語です。

でも、ハンバーガー屋さんでフライドポテトって言いません。多分きっと、フライドポテト下さいって言うと、「揚げた芋下さい」みたいになってしまうのではないかと思います。

「揚げた芋」は日本語の文法として間違ってないけれど、慣習的に「揚げた芋」とは言わないですよね?みなさんは何て言う?そう、「フライドポテト」。


北米では、よくハンバーガーショップで売ってるあのフライドポテトは

Fries
フラー

と呼ばれています。
フレンチフライズのフライズです。

なぜフレンチかというと、フランス語を話す移民(ベルギー?)がニューヨークでなんちゃら、ってミステリーハンターが言ってました。詳しくはググって下さい。

このブログBloggerの運営はGoogleなので私はGoogle推しです)


ちなみにイギリスとかニュージーランドとかの British English ではfriesと言わず、はい、そうです、fish and chips でおなじみ chips ですね。


というわけで、やたらカタカナを使いたがるちょっと気取った人が「フライドポテト」と言うと「タートルネックをとっくりって言った人のこと笑ってるけどフライドポテトも英語じゃねーし」と思うし、「ポテトのMサイズ」って聞くと「やたら横文字言ってる風だけどそれ本当は medium (French) fries だし」と思います。


とはいえ日本でフライズと言っても通じないので、おとなしく「ポテトの〇サイズください」って言っているので人のこと言えないんですけどね。



※すべて個人の感想です。

July 15, 2017

言葉は文化な件



海外生活の後、日本で英語を使う会社に勤めたことがあります。

確かに英語は使うのですが、日本式だなぁと感じたことがありました。

発音のことではありません。
(私も人のことを言えないので。)

おかしな表現のことでもありません。
(文法のミスは仕方ないです。)

でもやっぱり何か、日本式なのです。

海外のお客様に対し、
朝の挨拶はGood morningと言うし、
少々お待ち下さい、もOne moment, please (に近いこと)と言うし
別れる時も Bye と言う。

ちゃんと英語で言っています。

でも何か、日本式なのです(重要なことなので二回言った)。


How are you?

Have a nice day.
がないのです。



カナダではHow are you?と聞かれる度に

「なんで毎回聞くんだよ(怒)」

と思っていました、日本では

「聞かねーのかよ。いきなり本題かよ。」

と思ってます。



How are you?
は、本題に入る前に相手のことを気遣ってるんだな、と実感してます。

朝出勤してきた人に、いきなり業務を頼む前に、
調子はどう?元気?と確認して、
人間として扱ってから、本題に入る感じでしょうか。

聞かないと、相手を思いやっていない感じ、かな。

日本人がHow are you? と言わずに会話を進める場に遭遇すると、

廊下で上司や同僚とすれ違っても
「お疲れ様です」
と言わないような、

はたまた

取引先に対して
「お世話になっております」
とか言わないような、

そんな気分になります。
挨拶なしかよ、みたいな。






別れるときに
Have a nice day!
に相当することを言わないのは、

「お疲れ様でした」とか
「お世話様でした」とか
「ご苦労様でした」とか
「またお願いします」
「では本日はこれにて失礼いたします」
のような、

「ありがとうございました」の他に言うべき何かを言っていない、
そんな感じに近いのかもしれません。

そして密かに

「ぶつ切りかよ!締めの挨拶なしかよ!」

と思っています(笑)。




こういうのは語「学力」とは関係ないから、
どんなにTOEICの点数が高くても、
どんなに難しい単語を知っていても、
違和感を覚えないんでしょうね。


まあ文化が違うと言われればそれまでですが(笑)。
でも言葉と文化は密接に繋がっているから、
言葉だけツールとして文化と切り離してしまうと
こういう違和感が生まれてしまうのかと思ったり思わなかったり。





May 5, 2017

英語はモノマネ




やっぱり、なんだかんだ言って、英語はモノマネだと思うんです。



■発音

発音はモロそうですよね。

モノマネ芸人とかが声のトーンや語尾を変えたりするあの感じ。



■言い回し

言い回しだって同じです。あの政治家がいかにも言いそうなことを言う、みたいに、あのカナダ人(でもナニジンでも)がいかにも言いそうなことを言うのが英語です。





だから、新年会や忘年会、歓送迎会で、

「えー続きまして、『お水を下さい』と言うイギリス人。」

と言ってから発音するぐらいの感じで取り組むのが正しい姿勢なんじゃないかなぁと思ってます。



※個人の感想です。



April 30, 2017

セリフの練習と一緒








「舞台役者がセリフ覚えてるんじゃないんだから・・・」

と、教科書のダイアログを覚えるのは意味がないという人がいます。




でも、英語が第一言語でないということは、基本的には他人のセリフを言うようなものなのです。


ものを落としたとき、自分だったら

「あ!」

って言います。


絶対 Oops! なんて言いません。コッパズカシイ








日本人が自分だけとか、頭が英語モードに切り替わっている時とか、そういう意識している状況の時でないとそんなの出てきません。



だから、英語の練習というのは、役になりきってセリフを練習するのと一緒です。



「おっと」は「ウップス」って頭でわかっていても、言い慣れていないと出てきません。



また、言えたとしても、棒読み(または日本式の抑揚)では通じません。

ましてや Oops! はアナウンサーのように冷静に言うような言葉でもありません。











さぁ、ペンを落としてしまったハリウッド映画の主人公になりきりましょう。



Oops! I dropped my pen!



あなたは女優よ!(なんのこっちゃ)









そんなフレーズ一体いつ使うんだよ、と今は思っても、そんなフレーズを言うシチュエーションが必ず数年後、もしかしたら十数年後、にやってきます。


読み書きやテスト対策ではなく、英語が話せるようになりたいというのであれば、会話文を丸暗記して自分で言ってみたり誰かに使ってみたりすることを強くお勧めします(何様のつもり)。



April 28, 2017

英語に近道はない、でも遠回りはある

英語に近道はない、とよく言われます。

残念ながら、それは本当のようです。

結局、読み、書き、聞く、話すを満遍なく勉強したり練習したりを一定の年数続けないといけないというのが個人的な感想。

英語に近道はないのです。

もし、10個の単語を覚えるのに一時間かかるとしたら、一時間かかるのです。
30分にはできないのです。

でもそれは、最低一時間、ということ。

30分にはできないけれど、二時間かけてしまうことは可能。
一時間で覚えられることを、二時間、三時間かけてしまう場合もあるということ。

近道や抜け道はないけれど、意識せず遠回りしてしまうことはあるのです。

以下具体例。

■TOEIC

TOEICはビジネス英語です。広告や請求書を読み取るテストです。リーディングのページも短いです。

なので古典や詩などの英文学を読むのは、いつか役に立つ日がくるかもしれませんが、TOEICのスコアを上げるのが目的なら遠回りです。EメールやFAXなども出てこないし。問題集をやるのが手っ取り早いでしょう。

僕はそんなことよりマークシートを早く塗る練習をしてました(笑)。


■トラベル英会話

旅行に出てくるフレーズ、用語はある程度決まっています。接客8大用語と同じです。

「いらっしゃいませ」は考えて作り出せる言葉でありません。「いらっしゃいませ」の語源とか、原型とか、未来形とか、過去形とか、いろいろ調べるよりも、朝礼で唱和して覚えるのが手っ取り早い。

・・・というのと同じで、トラベル英語はトラベル英語としてそういう教材を使用した方が早いかもしれません。



目標が「外国人の友達と話せるようになる」という人の場合、自分がよく話すことをカテゴリー別に英語に置き換える練習をしておくと良いんじゃないかな、という、最もありきたりなことを言ってしまいました。ごめんなさい。

* * *


というわけで、近道を探すのに労力をかけるより、遠回りを避けて最短距離で行けることを意識した方が良いのになぁと思います。

(英会話教育業界としては、それではインパクトに欠けますね)


聞くだけでペラペラになる教材って何なんでしょうね。

聞くだけでデータプランとかSIMカードとかメガバイトとかギガバイトとか詳しくなって電気屋でスマホの買い替えができるようになるんですかね?

プリペイドのスマホがもうそろそろ買い替え時なんですけど、同じSIMカードが使える機種がわからない。しかも飛行機で7時間かかるエリアに引っ越して来たので、電話会社も微妙に違うような違わないような。

聞き流すだけでスマホに詳しくなる英語教材なんてないので、おとなしく電気屋の広告を見て店員に聞きます。



ここまで書いておいてなんですが、英語の勉強に無駄なことはありません(矛盾してんじゃんw)。

新幹線で行く旅より、各駅停車でぶらり途中下車でもした方が多くの思い出ができるように、遠回りして覚えた単語や表現がポッと出てくることもあるのです。

聞きかじったことがポロッと口から出てくるようになります。なんでこんな単語知ってるんだ?と自分で思うことも。

そう、いつかあの町で見た景色を思い出すように・・・(詩人か)。



(すべて個人の感想です)