October 29, 2018

ビハインド、バハインド、ビリーブ、バリーブ





Believe、バリーブ。Behind、バハインド。 



 某SNSで、相互フォローして頂いているフォロワーさんの「Believeはリーブなのかリーブなのか」という質問が流れてきました。

とあるアメリカ人歌手がそう歌ってるのに気づいたそうです(なんという耳の良さ)。

別に僕に質問してきて下さったわけでもないのですが、出しゃばってコメントをさせて頂きましたw

だってずっと誰かに言いたかったことなんですもの!

といっても、言語学専攻でもないし、英会話講師でもないので、あくまでの個人の意見で、憶測の域を出ないものなんですけどね。

語っても良いですか?

1つ目は、人による、というお話。
2つ目は、あいまい母音のお話。




1.方言でもなく、流行語でもなく、人による。


まずは、言葉の違いを生み出す要素の話。

英語の話になると、「アメリカでは」「イギリスでは」というように、英語か米語で分けがちですが、それ以外にも言葉の違いを生み出す要素はあります。

  • 地域(南部訛りとか、〇〇島のアクセントとか)
  • 階級(貴族階級と労働者階級とか)
  • 家庭環境(アフリカ系とかラテン系とか)
  • 出身(例えば日本出身の移民(僕)の場合、英語がカタカナっぽい)
  • 世代(若者言葉と年寄り臭い言葉とか)
  • 口語と文語
などなど。


でも、忘れていませんか?「人による」という、もう一つのパラメーター。


日本語を学んでいる外国人に下記のようなことを聞かれて困ったことはありませんか?

  • 良い→「よい」と「いい」の違い
  • 行く→「いく」と「ゆく」の違い
  • 10分→「じっぷん」と「じゅっぷん」の違い

厳密に言えばこれらは正式な言い方と口語的な言い方なんでしょうが、別に「いい」も「ゆく」も「じゅっぷん」もちゃんとした場で言えることですよね。

これらは方言でもなければ若者言葉でもない。

つまりそういうこと(どういうこと?)。




2.曖昧母音でテキトーに 


2つめは曖昧母音について。

繰り返しますが英会話の専門家ではないので、テキトーなことを書きます。

曖昧母音という発音があります。英語は日本語と違って、ア、イ、ウ、エ、オという母音だけではなく、曖昧な母音があるのです。

…かと思っていましたが、この記事を書くにあたってサッとググってみたら、ある特定の発音記号のことを曖昧母音というようですね。


言語学で言う曖昧母音には特定の法則があってちゃんとした発音方法があるのでしょうが、ここでは

ア、イ、ウ、エ、オ、と、ハキハキ言わずにダラダラ言うと英語らしくなるぜ

というのを提唱したいと思います。



英語をよく聞くと、必ずしも母音がアイウエオのどれかではないんですよね。

日本の小学校の朗読の時間に言わされるようなアイウエオではない母音も発音されています。

イーッ!
ウ・イ・ス・キ・イーッ!

という呪縛(どんな呪縛よ)から離れて、一度イッツオーライを

エッツオーライ

と言ってみると、カタカナの憑依がスーッと落ちると思います。
(エッツのエは曖昧に小さく言ってね)

英語っぽくなりませんでしたか?




同じように、


バリーヴ
ビリーヴ
ブリ―ヴ
ベリーヴ
ボリ―ヴ

と、バ行を小さく、そしてリーを大きして行ってみて下さい。
ビリーブじゃなくてもおかしくないと思えてきます…(?)。




まとめ:バリーブはあります!


なんだかポリープの話をしてるんだかブリーフの話をしてるんだかわからなくなってきましたが(笑)、バリーブもバハインドもビリーブやビハインドと同様に使われていて、どちらが正しいとか間違ってるとか、どちらが口語でどちらが文語でなどいうことはない、というのが僕の個人的な見解です。

そうです、ここは個人の感想を述べるブログですw


なんとなくアメリカ人がバリーブ、バハインドと言うようなイメージがあります(冒頭で英語や米語の違いではないと言っておきながら)。

アメリカの映画を見ると、はっきり「バ・ハーインド」って言ってますもんね。

というわけで、正解は1つではないので、お気に入りのBelieveやBehindを見つけて下さいね。

(なんちゅーまとめ)








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