握手は強く
ニュージーランドでワーキングホリデーしてました。
その時のルームメイト(ニュージーランドではフラットメイトと言われてました、そう言えば)のうちの1人、Sさんは日本で英語の先生をしていた人で、日本語がペラペラ!
入居するときに「宜しくお願いします」の握手をしたかどうかは覚えていませんが、いつだったか握手の話になりました。
「知ってる?握手の強さは、日本のお辞儀の深さと同じ意味なんだよ。」
日本ではお辞儀が深ければ深いほど、頭の位置が低ければ低いほど相手に敬意を払っていることになりますが、英語圏では握手の力が強ければ強いほど気持ちがこもっているそうな。
と言われても、そのときはいまひとつピンと来ませんでした。
冷めた握手
その後カナダに渡ってワーキングホリデーをしたり(人生2回目♥)、日本で英会話関連の仕事に就いたりしてたくさんの英語圏出身の人達と会ううちに、ニュージーランドで会ったSさんの話を思い出すようになりました。
というのも、明らかに僕に興味のない人の握手が、弱いんですw
カナダのワーキングホリデーで会ったカナダ人たちは、全員が全員、日本人などの外国人に興味があるとは限りません。冷めた目で見られることもありました。
また日本で会った、採用されたばかりの新人英会話講師だって必ずしも全員がやる気に満ち溢れてるとは限りません。日本人を見下してやる気のない不良外国人予備軍の人だっていました。
そんなうつろな目をした人達(笑)の握手は力がこもってなく、相手の手を触るだけ、つまむだけだったことが多かったのです。
熱い握手
冷めた人達とは逆に、
「これからよろしくな!」
みたいな、熱血系の人たちの握手は力強いです。
想像通りというか当たり前っちゃー当たり前なんですけど。
商談が成立したドラマのシーンを思い浮かべて下さい。
商談成立!握手!となったときに、ガッツリ握手をするのではなく、もしも相手の手に触るだけの弱々しい握手だったら。
こんな冷めた人に商談を任せられるのか、と思い始めるでしょう。
カナダの就職面接では、始める前に面接官と求職者が握手をします。
(着席前のタイミングだったりすることが多い)
その時に、もし弱々しい握手だったら。
面接官にとっては、求職者がやる気がないように思えるし、求職者にとっては、面接官が冷めた人だと思えてくるでしょう。
握手の強さはお辞儀の深さ
力の入っていない弱い握手は、冷めた印象になるみたいですね。
お辞儀で例えると、ひょこっと頭を動かすだけの、
「ちーっす」
的な、相手の目も見ないような、そんな感じの感情のこもっていないお辞儀。
逆に力のこもった握手は、熱血な印象になるようです。
お辞儀で例えると、頭を深々と下げて
「末永くよろしくおねがいします」
と言っているような、感情のこもったお辞儀。
もちろん痛がられるほどの強い握手はいやがられますが(笑)、
ぎゅっと感情のこもった握手は相手に敬意を示すことになるようです。
お詫びの代わりに握手はしないので、お辞儀と握手を同じように語ることはできませんが、深いお辞儀と力強い握手は丁寧さという点では同じ意味合いになるようです。
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