January 6, 2019
ドギーバッグは古い?レストランで食べきれなかった分を持ち帰る時の英語
カナダのレストランは、基本的に量が多いです。
高齢者向けに量の少ないシニア・メニューなるものがあるレストランもあるほど。
もちろんレストランによっては完食してもまだ物足りない量の店もありますが。
そんな量が多い外食産業なので、食べきれなかった分を持ち帰る文化があります。
もしくは、完食したとしても、デザートを持ち帰りで別途注文したりします。
そうそう、ファストフードではない、普通に座って食べるレストランでもテイクアウトを受け付けている店もあります(電話注文をしておいて取りに行く)。
一般的なカナダのレストランで出される食べ物はラーメン、そば、うどんのように麺が伸びてしまったりスープの油が固まって浮いてきてしまうような、店から家まで持ち帰る間に状態が変化してしまう食べ物はあまり多くありません。
サラダ、パスタ、ピザ、スープ…もちろん出来立ての方がおいしいに決まっていますが、まあレンジで温め直せばまた食べられますよね。
それから気温も湿度も日本と比べて圧倒的に低いので、日本ほど食材の痛みの心配がありません(でも気を付けなきゃだめだYO!)。
というわけで食べきれなかったら残りを持ち帰るのは普通に行われています。
従業員にコソコソ隠れて持ち帰る必要はなく、お店の人に頼めば食べきれなかった分を持ち帰り用に包んでもらえます。
20年ぐらい前、ニュージーランドでワーキングホリデーをしましたが、そこでも持ち帰りは行われていました(日本食レストランでバイトしてましたw)。
僕よりも先にニュージーランドで英語を勉強していた日本人と外食したときのことです。その人は、レストランで
「これ、ドギーバッグに入れて下さい」(ドヤ)
と言っていました。
ドギーバッグとは、ドギー(犬)のバッグ(袋)で、食べ残しを犬にあげるのに入れるそれ用の袋、のことです。
実際には犬にあげると言うのは建前で、ドギーバッグというのが持ち帰り用の袋の俗称だそうです。
日本でも昔、犬にあげるから、という理由でタッパーを持参したり店の人に包装をお願したりする人がいたと聞きます。
英会話の本や旅行のガイドブックなどでもドギーバッグの話はわりとよく見かけましたが、英語圏でも日本でも「犬にあげる」という発想は同じなんですね。
でもこれ、20年前の話だし、日本人のワーホリの人の話だし、信用できません(笑)。
しかも、カナダに来て十数年経ちますが、ドギーバッグなんて聞きません(笑)。
もしかしたらNZ英語(キーウィ―・イングリッシュ)とカナダ英語の違いなのかもしれませんけどね。
僕がカナダのレストランでアルバイトしていた頃、カナダ人のお客さんからよく言われたフレーズは
Could you wrap this up, please?
これ、包んでもらえますか?
でした。
そこのレストランもテイクアウト(電話注文の後お客さんが取りに来る)をやっていたのでテイクアウト用の容器があるので、食べきれなかったお寿司などをその容器に入れてビニール袋に入れてあげてました。うん、確かに包んでる感じ。
なので自分がお客さんの立場になった今、僕も
「これ包んでもらえますか」
と言っていたのですが、あることに気付きました。
店員さんは「包む」というより「箱」と言っているのです!
僕の発音がダメダメなので、包んで下さいと言うと聞き返されるので
「これ持ち帰りたいんですけど」
と言い返すと、
「ああ、箱ですね」
(Oh, you need a box)
みたいに言われたり、たまに同席者(友達とか)が言ってくれるときも
「箱ありますか?」
(Do you have a box?)
のように「包む」よりも「箱」と言うことの方が多いように感じます。
そして僕がよく行くレストランという狭い行動範囲の話ですが、ほとんどの店では容器だけくれて移し替えるのは客がやっています。
だから包むのは自分なので、「包んでもらえますか」より「箱下さい」の方が自然ですよね。
その箱とは、写真のような発泡スチロールの容器が多いです。
でも「箱下さい」よりも、
「これ持ち帰りたいんですけど」
Can I take this home?
I'd like to take this home.
みたいな表現のほうが、「じゃ、お包みしますね」とか「じゃ、容器をお持ちしますね」みたいに店員さんにお任せ出来て良いかも、と思う今日この頃です。
個人的には、食べ残しの皿を指さして
Could I have a box?
と言っていますけど参考にしちゃだめだよ!間違ってるかもしれないから(笑)。
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