April 28, 2019

バイリンガルってどんな感じ?

2つともネイティブなバイリンガルと、2言語をとりあえず話せるバイリンガル


バイリンガルと言うのは、多分、 2つの言語が母国語レベル、というか、 母語が2つ、という意味だと思います。日系2世(3世)、帰国子女、両親が別々の国の出身、などの方々で、2つの言語をまるでスポンジのように吸収してどちらもネイティブレベルで話す人たちですね。

でもカナダの田舎では英語しか話せない人がほとんどなので、完璧では無いにしろ2つの言語を話せているので、一応バイリンガルキャラとして扱われています。

うん、たしかに2か国語話せる。英語はボロボロですけどね(汗)。

なので、日本ではとてもじゃないけどバイリンガルなどとは名乗れませんが、カナダでは一応バイリンガルと名乗っています。

例えばネットで仕事に応募するときに「話せる言語」の欄は英語と日本語にチェックを入れるし、職場の雑談中に「この中にバイリンガルっている?」となったときに真っ先に名前が出ます。

というわけで、帰国子女やハーフのような天性の特殊能力を持った人間ではありませんが、一応2つの言語を話す「なんちゃってバイリンガル」として、バイリンガルってこんな感じなのかな、と言う感覚的なことを書いてみようと思います。




バイリンガルってこんな感じ?



昔からバイリンガルの人に、英語と日本語をどう切り替えているの?とか、普段どっちで考えてるの?という質問をしたいと思っていました。

たいていテレビや雑誌などで見るバイリンガルタレント達の答えは、「わからない」「特に意識していない」「説明が難しい」といったものでした。

その感覚が、最近わかるようになったのです。


「りんご」と「アップル」




簡単に言うと、「りんご」と「アップル」のように、単に2つ表現を知っている、という感覚です。

りんごもアップルも一般的な日本人なら頑張って覚えたような単語ではないと思います。普通に生活していく上でりんごもアップルも自然に身に付く言葉ですよね。

使い分けも、英語モード、日本語モード、と、文脈によってりんごとアップルを無意識に、自然に使い分けていると思います。

例えば青森県の話をしてる時。きっとほとんどの人は
「青森と言えばアップルだよね。」
ではなく、
「青森と言えばりんごだよね。」
と言うと思います。

でも、洋風のスイーツの話をしている時は
「りんごパイ」
と言わずに
「アップルパイ」
と言うし、海外の調味料の話をしているときは
「りんご酢」
と言うより
「アップルサイダー」
と言う方が多いと思います。

もしジュースの話をしてるなら、家で健康のためにジューサーで手作りするのは
「りんごジュース」
で、カフェやレストランで注文するときは
「アップルジュース」
と言うと思います。

そのほかにも、上着と言ったりジャケットと言ったり、鏡と言ったりミラーと言ったり、髪と言ったりヘアーと言ったり、机と言ったりデスクと言ったり、無意識のうちに英語(カタカナ)と日本語を使い分けていると思いますが、バイリンガルもそれの延長です。



単語もフレーズも文章も



「りんご」や「アップル」は単語ですが、文章も同じです。

最初は

「りんご」=「apples」

だけだったのが、英語を勉強していくうちに

「This is a pen」=「これはペンです」
「I have a pen」=「私はペンを持っています」

のように、だんだん対になる文章が増えていきます。そして単語と同じく、状況によって自然と英語で考えるか日本語で考えるかが変ってくるのです。

僕の場合、例えばブログネタにしようとすれば日本語で考えるし、職場の誰かに話すネタになるなら自然と英語で考えます。

また、そのペンを持っていたのが日本の芸能人なら日本語、ハリウッドスターなら英語、のように、元ネタにつられて言語もつられることもあります。








まとめ


ここまで書いて気付きました。上記、すべて間違いです。僕は自然に英語で考える、なんてことはないようです。

英語で考えているときは、英語で何て言おうか考えてるときでしたw

会議で質問する内容を英語で考えるときとか、電話で問い合わせをする前に問い合わせ内容をブツブツ練習するとか、友達に聞いて欲しい内容を事前にブツブツ練習するときとか。

やっぱりあくまでも「なんちゃってバイリンガル」なのでした。





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