January 14, 2020

やって良かった7つの英語上達法




またまた質問を頂きました。英語を上達させる際にやって良かったことと効果の無かったことは何か、というご質問です。

基本的に英語学習には無駄はなく、何をやっても血となり肉となり、読み、書き、聞き取り、書き取り、相互作用で相乗効果が生まれ、長い目でみればいつか目にした単語や表現が何かの拍子に役立つこともあると思っています。

ですが、とりあえず、良い・悪いで書き出してみたいと思います(結局書くんかい)。


やって良かった7つの英会話対策


やってみて楽しかった、続いた、直接的に効果を実感した瞬間がある、というのを基準に「良かった」とします。

  1. TOEICテスト受験 

    • TOEIC のスコアそのものに振り回されてはいけないと思いますが、ドリル形式の問題集を解いて、答え合わせをして、スコアという形で成果を実感、ということの繰り返しは大いに継続する力になったと思います。
    • 文法力や単語力がかなりついた気がします。
    • 他に TOEFL も IELTS も受験しました。 
  2. DVD で洋画を見る

    • ランダムにたくさん見る事も大事かと思いますが、僕は1本の映画を英語音声で字幕は日本語と英語を交互にして何度も見ました。セリフも覚えます。「天空の城ラピュタ」を何回も見てるうちに「40秒で支度しな」をドーラと同じタイミングで一緒に言えるようになるようなものです。ちなみに 「キューティー・ブロンド(Legally Blonde)」という映画でした。嗚呼20年前。
  3. 海外のテレビ番組

    • 日本語では海外ドラマと呼ばれていますが、実際にはコメディ-の「フレンズ」「ウィル&グレイス」やアニメの「ザ・シンプソンズ」は何度も見ました。登場人物や舞台が毎回同じなので、同じエピソードでなくてもシリーズを通してみているうちに繰り返し見ているのと同じ効果があったのではと思います。NHKで放送していたり、ワーホリ時代にカナダで観たり、帰国後DVDを買ったりしていました。
  4. 駅前の英会話スクール

    • 某英会話スクールに通っていました。通うだけでは効果が無いと言われますが、僕は英語の知識ゼロだったので効果がありました。生身の人間から少人数制のクラスで教わるのも独学と違って続けられる結果となりました。ただ、僕が受講を終えて数年後に倒産してしまい色々トラブルがあった企業なので、気安く前払い制のスクールはお勧めできません。
  5. NHKのラジオ英会話

    • これは本当に効果がありました。ラジオ英会話で学んだことを英会話スクールで実際に使っていたからかもしれません。ラジオだけの独学なら続いていなかったかもしれませんが、教科書も安く、番組という音声教材は無料なのに内容は教え方の構成も使われるフレーズも本当に良く出来ています。
  6. ヤフーの掲示板(英語学習者スレッド)

    • 周りに英語学習を頑張っている人がいなかったので、励まし合ったり刺激をうけたり、効果のある学習法について情報を交換しあったり、勉強を継続するのにお世話になりました。勉強の息抜きとしても良かったです。
  7. 単語の丸暗記

    • 上記のテスト対策に被りますが、それぞれのテスト用に出版された「テストに出る単語300語」みたいな本を丸暗記するのが今でも役立っています。そもそも単語の暗記は良い現実逃避になり、辛いときや何か忘れたいことがあるときにこそ好んで単語の暗記に励んでいました(掲示板の常連さんより「単語セラピー」として教わりました)。

効果の無かった7つの英会話対策


やってみたけど自分にはわりと苦痛だった、続かなかった、もしかしたら長い目でみて間接的な効果はあるのかもしれませんが特に実感しなかった、というようなものを「効果の無かった」もの、とします。
  1. 外国人の友達を作る

    • やっぱり友達を利用してはいけません。あからさまに英語学習に利用すると友情にもひびが入るし、仲良くなると「あれ」「それ」「例の」で話が通じてしまうので伸びません。
  2. ランゲージエクスチェンジ

    • 何度か利用しましたが、「友達募集」で会ったわけでもない2人が毎週または毎月継続して会うのはキツいようです、お互い。または相手も日本語の学習に飽きたり、逆にこちらが日本語を教える一方だったり、相手も英語を教えるプロではないのでこちらも飽きたり。
  3. 児童書を読む

    • 「赤毛のアン」等、数冊英語でなんとか読了しましたが、これといって表現を覚えたり読む速度が速くなった実感はありません。きっと何かの役には立ってるんでしょうけど…。
  4. 英字新聞を読む

    • そもそも興味がなくて続きませんでした。日本語もそうですが新聞は独特な表現が多いので読みづらい上に時事問題にも興味が持てませんでした。
  5. ディクテーション

    • カセットやMD(古っ)に録音したものを一時停止していきながらノートに書きとっていくディクテーションですが、聞き取りに対して驚くほどの効果はあると思います。でも時間がかかりすぎて続きませんでした。結果、ディクテーションで得た効果はほんの少し。
  6. 英語のニュース番組を視聴

    • CNN とか BBC とかを見ると良いと聞いたことがありましたが、新聞同様、内容に興味が持てず続きません。映像とナレーションもマッチしませんからね。画像は現在の現場(昼まで無人)、でも音声は昨夜起きた事件の話(夜で登場人物多数)。
  7. 英英の問題集や参考書

    • 英語を英語で理解するというと聞こえはいいですが、母語で解説を受けられるならその方がよっぽど効果的です。ワーホリ滞在中は英英の問題集しかなかったので図書館から借りていましたが、答え合わせの解説を読んでも「???」でした。同じ図書館の日本語コーナーに文法書があってその丁寧な解説に驚いたのを覚えています。


ダーッと書きましたがよく考えたらすべて20年以上前(!!)のことですね。出て来る洋画や海外ドラマのタイトルも古いしカセットもMDもヤフーの掲示板ももうありません(涙)。今の人には全然役に立ちませんね。同世代の人が読んで懐かしんでくれればそれでいいやw

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