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夢の海外生活
最近「日本を出て海外で暮らそう」的なブログ記事を良く目にします。
窮屈な日本を脱出して伸び伸びと暮らそうぜ、みたいな論調の記事です。
SNSを見ても、
- 〇〇国では、残業はありませんよ。
- ××国では、有給休暇は〇〇日間です。
- △△国では、最低賃金は日本円にして〇〇円です。
- □□国では、ホニャララです。
海外生活の現実
いいなあ、夢の海外生活。
僕も毎日満員のバスで片道1時間の通勤から解放されたい。
納得のいかない仕事を押し付けられたり、理不尽なことで注意されたり、サラリーマンは嫌だなぁ。
そういう記事を見るたびに、そう思います。
ってもう既に海外移住してるんですけど!
(ノリツッコミ)
「夢の海外生活」の記事を書いている人は、きっと不労所得でガッツリ稼いでいる人や、リタイアして年金生活を送っている人や、要するにお金持ちのみなさんなんですよね、きっと。
確かに日本のように、有給休暇が取りづらいとか、遅刻は厳しいのに退勤時刻には緩いとか、「お客様は神様」とお客様自ら言っちゃうとか、そういうことはありません。
でもカナダは家賃を含め物価は高いし、消費税も高いし、日本に住むのと一緒で仕事は辞められない。
しかも仕事を辞めると福利厚生の面で歯科保険とかいろいろ困る。
海外生活で出来ないこと
あれ食べたいなー、これ食べたいなー、というのもあります。
田舎なので日本食材は手に入りづらく、売っていたとしても聞いたことのないメーカーで値段も高い。
周りの人と懐かしのテレビ番組の話も出来ず、カラオケに行っても知ってる曲…あ、カラオケこの街には自体ない。
街を歩いていて、同級生や前の会社の先輩に会う事は絶対にありません。そもそも日本人とすれ違うことがありません。
日本語の書籍は売ってないし、電子書籍も購入可能なタイトルは限られています(おそらく「消費税は商品を消費した場所によって課税される」という原則が関わっているためと思われます)。
それでも海外移住したいですか、って話。
住めば都
僕の場合、一度永久帰国するつもりで、勤め先を退職し、アパートを引き払い、日本に帰りました。
でも逆ホームシックになってカナダに帰ってきました(笑)。
カナダに戻ってからも、有給休暇を取って日本に帰省していますが、カナダの自宅に戻るとほっとします(これは国云々でなく、実家よりも自宅、っていうアレかもしれないですね)。
それでもSNSで日本在住の方々と絡む機会があると、日本に住んで仕事してたら楽しかったかもな、居酒屋行ったり温泉行ったりしてたんだろうな、と思うことはあります。
(どっちやねん)
(隣の芝生はなんちゃら)
(また今日も全く英会話に関係のないことを書いてしまった)
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