May 31, 2020

これって英語で何て言うの?は答えがない場合もある

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英語学習に関する質問は、どんな質問でも頂くと嬉しいです。
いつもありがとうございます。

割と多く頂くのが
「_____て英語で何て言うの?」
というご質問。





たとえば
など。





実は日本での生活や風習に基づく表現に関してだったりすると、回答が

「無し」
(英語ではそもそもそんなこと言わない)

の場合があります。




例えば男の子と違う女の子って「好き」と「嫌い」だけで「普通」が無いってクリィミーマミも言うじゃないですか(本当よ)。



あ、例えを間違えました。別の例えを。



英語圏では、誰かがくしゃみをすると
「Bless you!」
と言ってあげるのですが(参考:Wikipedia Response to sneezing)、
日本語は何も言いませんよね。

(強いて言うなら「お大事に」?)


上の3つの表現、
  • 「いただきます」
  • 「お疲れ様でした」
  • 「お先に失礼します」
で言うと、記事内では敢えて代替えとしてのフレーズをご紹介しましたが、実際のところこれらを英語で何と言うか聞かれたら
  • 「該当なし」
が適切な回答かと思われます。





体に染みついているぐらい当たり前に使う表現の場合、どうも言わないと気持ち悪いという人もいるかもしれません。

大昔、ニュージーランドでワーキングホリデー中に知り合った、同じ語学学校のクラスメイトだった日本人の女の子が、

「ホームステイ先でも『いただきます』だけは絶対言うようにしているの。だって気に入っている言葉だから。」

と言っていましたが、彼女はどうしても日本語で「いただきます」を言わないと気が済まなかったのでしょう。手を洗わないまま料理をすると気持ち悪いとか、歯を磨かないまま寝るのは耐えられないといったレベルで。もしくはそれを言わないと呪われるとさえ思ってしまうような強迫観念だったのかもしれません。

ホストファミリーからしてみれば、日本人留学生が必ず食事の前に「itadakimasu」と言っていることは奇妙に映っていたかもしれません。必ずしも悪く受け取っていたとは思いませんが、きっと「アーメン」のような、宗教的な何かと思っていたかもしれません。

なぜなら該当する言葉が英語には無いからです。

疑問に思ったことの答えが無いとそこで行き詰ってしまうかもしれませんが、
「該当なし!ハイ次!」
あまり悩まないことも英語学習には必要かもしれません。









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