July 2, 2020

英語も複利で増えていく

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ありきたりで、手垢にまみれた、使い古された事を書きます。
でもこれは本当の話です。
あなたもこの未来の話がいつか分かる日が来ます…ふふふ。


■英語は時間がかかる


英語をマスターすることは呪文を覚えるようなものです。いろんな単語やフレーズを覚えていく修行ですからね。

それゆえ攻略本さえあれば一夜で英語が話せるようになるのではないかと思ってしまうことがあるかもしれません。

「英語はこれだけでOK」「聞き流すだけで~」「多読をすればいつのまに~」という広告がとても信憑性があるように聞こえるのはそのせいでしょう。一部当てはまることがありますので。

でも、英語を話せるようになるという最終目的のためには、ふさわしい呪文を選んだり、呪文と呪文の隙間を埋めて繋げたり出来なければいけません。

パソコンだって、ソフトウェアに単語やフレーズを入力するだけでは話をするようにはならないので、人工知能的として会話をするには単語を選んだり繋げたりする機能が必要じゃないですか。

そのためには時間が必要となります。コンピューターも学習機能で所有者が良く使うコマンドを覚えていくじゃないですか。漢字の予測変換とか。


■時間を味方に付ける方法


英語の習得には時間がかかる、と聞くと、その時点で自分には無理だ、と思ってしまう人が多いかもしれません。

たしかに初心者の場合、たった1年ではたとえ外国で英語漬けになっても上達には限度はあるでしょう(すっっっごく上達するとは思います)。

でも、時間と言うのは何もしなくても、過ぎていきます。あっという間に年を取ります。年を取るとわかるのですが、20代の頃は自分が40代になるなんて想像もつきませんでした。でも、なるのです…。病気や事故で命を落とさない限り、誰もが40代になるのです…。時間が過ぎていくことは難しくありません。勝手に過ぎていきます…。

気付いたら、40代も後半になりました。職場でも勤続10年。職場では、何も努力をしていなのに気付いたら同僚からのほとんどの質問に答えられるようになっていました。英語もとりあえず問題なく通訳なしで仕事をしています。毎日使う、それ以外は何もせずに。

毎日取り組んでいけば、時間は勝手に過ぎて行ってくれます。つまり時間を味方に付ける方法は「毎日やる」です。

今30代でも、毎日英語に触れていれば50代になる頃には洋画を字幕なしで理解するぐらいにはなると思います。


■英語も複利で増えていく


この「毎日やってりゃ10年、20年後には今の想像以上に話せるようになってる」というロジックはわかりづらいと思うので、お金に例えてみます。

毎月の積立をタンス貯金で行えば、1年後、2年後の金額は簡単に計算が出来て、10年後、20年後の金額を計算してがっかりするかもしれません。

でも…これが複利で利子がついたら。投資信託だったら。個人年金だったら。普通の計算機では簡単に出ない額の意外さに驚くでしょう(つまりローンを組んでも合計支払い額に驚くんですけど…)。

英語にもそんなところがあって、単語を毎日1つ覚えても1年で365個とは限らないのです。毎日続けることで、似た言葉なら予想が付いたり、関連する言葉の場合まとめて2つ3つ覚えられたり、その単語のお陰で文章も簡単に覚えられたり、単純計算で出た以上の量の英語が身に付いたりします。もしそれが10年続いたら…。

利子の計算と同じで、時間を味方につけるとすごいことになります。


■まとめ:気付けば上達しているはず


魔法使いが成長していくように、人工知能が学習していくように、同じ場所に長く勤めているとなんでも答えられるように、長期で投資をすると思っていたより多く金額になるように、毎日やることは大したことはなくても10年ぐらい続けてみると思った以上の成果になるものです。

そして何もしなくても気付いたら年は取っていくもので、今英語に不自由を感じていても、1日に30分しか受講できなくても(ラジオ講座でもオンライン講座でも)、5年、10年と経てば意外なほど上達していると思います。




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