pixabay.com |
■ 日本人は reborn がお好き
日本の企業や芸能人が使うキャッチコピーに reborn (とか re-born とか re:born とか)って多くないですか?
「生まれ変わった」という意味合いで使うやつ。
「食べる」とか「寝る」のようにあまり日常生活では使う単語ではないし、職場(事務員です)でもあまりというか、ここ10年で一度も耳にしたことはありません。
テレビコマーシャルはもちろん、YouTubeでもSpotifyでも無料会員なのでたくさんのコマーシャルから逃げられずにいますが(笑)、企業が reborn と言っているのを聞いたことは僕は無いと思います。
なので色んな企業や芸能人がキャチコピーやテーマ、スローガンに reborn を使っていると
またか
と思います。reborn を re-born とハイフンを入れるのはまぁいいとして、re:born となると意味不明。メールの件名かよ、と。
ただ、あくまでも僕自身の経験という狭い視野での話ですので、もしかしたら、業界によっては、文脈によっては、または人によってはよく使うのかもしれません、reborn。
■ 日本人は born もお好き?
さて、日本人が好んで使う reborn ですが、好まれている理由に born が既に日本人に浸透している英単語だからというのがあると思います(いつものように個人の意見です)。
学校教育や英会話スクールなどで「私は1996年生まれです」と言う時には
I was born in 1996.
などど言いますもんね。
(僕はもう96年にはとっくに成人してましたが)
大物歌手が発売したビデオクリップ集にも「Born」というシリーズがありました。
そして「 re~」で「やりなおし」という意味があるのも日本人にとって割とおなじみの接頭辞。
re も born もお馴染みの言葉。
それだけなく、 reborn という言葉は多くの日本人にとって get や start などの言葉に比べたら割と新鮮(最近は使い古された感があると思うのですが...)。
※これを書いていて気付いたのですが、reprocess や retake、redo は re + 動詞なのに reborn はre + 過去分詞ですね。ま、いいでしょう、とりあえず続けます…。
■ 英語で「生まれた」は分かった。では「生んだ」は?
「I was born in _______」と言うのは多くの人が言う機会があると思うのですが、
赤ちゃんが「生まれました」
という過去分詞ではなく
赤ちゃんを「生みました」
という動詞を使うには何と言えば良いのでしょう?
複数の辞書(オンライン)によると
bear(現在形)bore(過去形)Born (過去分詞)
のようです。
■ 「生む」で和英辞書で調べてみよう!
辞書(オンライン)をいくつか調べてみると、以下の文章が出てきます:
bear
have
give birth to
be delivered of
辞書をそのまま使うなんて“生きた英語”を紹介している当ブログにはふさわしくないのですが(笑)、とりあえず「彼女は昨日赤ちゃんを産んだ」という例文を当てはめてみると、
She bore a baby yesterday.
She had a baby yesterday.
She gave birth to a baby yesterday.
She was delivered of a baby yesterday.
となりますね。
お子さんがいらっしゃるご家庭と接点がないので、この件に関しては生活に密着した英語はご紹介できません…。
ただ、「生む」って英語で何て言うの?という疑問を取り上げるにあたりいろいろ検索してみたところ、日本語で解説している分かり易いサイトがたくさんありましたので、みなさんも
「生む 英語」
で検索して見て下さいね (英会話系ブログにあるまじき丸投げ)。
当たり前のように使っている born/reborn ですが、「現在形は!?」と考えるきっかけになれば幸いです(うまいこと言ってるまとめてるつもり)。
No comments:
Post a Comment