September 23, 2020

羽織るコートを英語で言うと

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風が冷たくなって、落ち葉が目立つようになるこの季節になると、毎年若い頃の記憶が蘇ってきます。

そう、デパートに出店しているテナントで働いていた頃の、毎年10月のスーツキャンペーン、11月のコートキャンペーンのことを。

(25年前の話です…)

昔は、スーツにコートがサラリーマンの定番の通勤着だったと思います。よく売れてました。

今はカナダ(のとある町)では銀行やお役所でもあまりスーツを着ている人を見なくなりましたが、日本はどうなんでしょうか。ブランドショップも百貨店もどんどん撤退してるようですね😢






さて、英語の coat には羽織るコートの意味もあり、辞書で見ても、ネットで検索してもそう説明があり、coat で画像検索をするいわゆるコートの画像がたくさん出てきます。


ただ、個人的に coat と言って通じないことがたまにあるので、教科書や参考書には載っていない、ズルいコートの言い方をお教えしたいと思います。

※「お教えしたい」って誰目線

おすすめポイント①:すべてジャケットと呼ぶ


自分を含め、日本人の中高年以下はコートをジャケットと呼ぶことには抵抗があるんじゃないでしょうか(気のせい?)。

それからブルゾンやジャンパーはジャケットではないという事実に同意していただけると思います(笑)。

ですがカナダでは(というか僕の周りでは)、コートでもブルゾンでも革ジャンでも何を着ていても、
  • I like your jacket 
  • Don't forget your jacket.
などと言われがちです。

確かに coat という言葉はあるし、英語の雑誌でもオンラインショップでもコートの商品紹介には coat と表示してあるけれど、日常会話ではすべてひっくるめて「上着 (jacket)」と言うほうが多いようです。

これはコートはコートときっちり分ける日本人も、素敵なコートですねと言う時に「素敵なピーコートですね」とか、帰り際にコートを忘れないように言うときも「帰る時にダッフルコートを忘れないでね」などとわざわざ種類までは言わないようなものかと最近思うようになりました。

なので、
  • コートって英語で coat でいいの?
  • これはコートと呼べる?むしろブルゾン?ブルゾンって英語で(以下略)
のように迷ったらジャケット(jacket)と言ってしまうのがおすすめです。



おすすめポイント②:コート単体を避ける



検索すればいろいろ出てきますが、繰り返しになりますが coat は日本語の「コート」同様、羽織るあのコートなので、coat と言えば通じるハズです。

ですが、coat というのは意外と発音が難しく、我々ノンネイティブは気を抜いていると coat, caught, call, go, goat...などなど、似た発音の言葉になってしまうのかなんなのか、聞き返される恐れがあります(言う方だけではなく、聞き手側が気を抜いているのが問題なのかもしれませんが)。

なのでなるべく◯◯コート、例えばウィンターコート、ピーコート、GAPで売ってるコート、今年の新作コート…のように、「コート」単体で言うのを避けると、例えあなたの coat の発音(または相手の聞き取り)に難ありでも、前後関係から聞き取れなかった部分を推測してもらえるかもしれません。

発音以外にも coat というのはいろいろな意味があるせいか(コーティングの意味とか)、正しい発音で言っても文脈関係なく突然言うと今度は意味の面で通じないこともあるので、やっぱり「◯◯コート」と言うのがおすすめです。


 

日本に居た頃は冬といっても関東はせいぜいマイナス2~3℃ぐらいにしかならなかったのでコートは着ているうちに暑くなってしまった印象ですが、逆にここカナダ某所では日本で売っているようなウールのオシャレなコートでは風は通すわ雪でびしょびしょになるわであまり実用的ではありません。こちらではスキーウエアのようなジャケット(ジャンパー、ブルゾン)を着ている方もよく見かけます(スキー場のような場所に住んでます…)。

あとオシャレなコートは細身でお腹が出てると着れないのでダイエットがんばります(なんのこっちゃ)。


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