October 1, 2020

カナダ人を見習って自分ファースト




■ 仕事中でも自分ファースト


今のところ在宅勤務です。

会議や研修はテレビ電話で行われるのですが、たまに予定の時間に終わらなかったりします。

外部講師などは、ウチらの勤務時間を知らなかったりするので、話が脱線して時間を越えてしまう場合もあります。

そんな「早く終わらないかなぁ」と思っている状況だったある日、ふとチャット画面に目をやると、

「お先に失礼します」

とチャットを残して去っている人が数人いるではないですか!




その日は僕の画面を共有していたので勝手に画面を閉じるわけにもいかず、最後までつきあいましたが(とは言っても10分程度)、なんだかなぁと思いました。

研修がお開きになる前に退席しちゃった人達は、お咎めなしです。

別の日は他の人が画面を共有してましたが、その日気付いたら数人退席してました…。



■ 病院は仕事より大事



定時になったら退席するのは当然です。見習わなくっちゃ(まあ知らないうちにチャットだけ残して退席するより、通話中に一言声を掛けても良いとは思いますが)。

それだけではなく、病院の予定もバンバン入れます。

確かにカナダは医療費が無料な分、アポイントメントの融通が利かなかったり待たされたりするので会社の都合よりも病院の都合に合わせるのは仕方ないんです。

日本に居た時は(15年前)、病院の予約を取る前に、
「この日あたりで予約を取ろうと思ってるんですけど大丈夫ですか」
と上司にまずお伺いを立てていた気がするけど、それは病院の予約が取り易いからかもしれないですね。

というわけで、上司には前日とか当日の朝には言ってるんだろうけど、会議中に
「アポなんで」
とチャットを残し退席する人が多いです。

正直まじめにやってるこっちがシラケてしまいますが、見習わないと、と思いました。



■ 具合が悪けりゃ自分で言え


これは過去記事でも書いたと思うのですが(当ブログ内を検索したけど見つからなかった)、日本で働いていたときに、上司から、

言われなくても分かってるかとは思うけど、子供じゃないんだから具合が悪かったら自分で判断して早退を申し出てね。

と言われました。

僕は昔からまわりの人に“大丈夫?帰った方が良いんじゃないの?”って言われないと帰り辛く思っていたので、そう言ってもらって以来、

  • 自分の体の不調は自分しかわからない
  • 自分の体は自分が大事にしなければいけない
  • 自分が不調な時には自分が声を上げなければいけない
という当たり前のことに気付いてハッとしたのを覚えています。

同僚たちがまるで強い意志でも持っているかのように躊躇せず早退を申し出たりするのを見るたびに、僕も病院に行くのを遠慮してはいけないと思うんです。



■ まずは自分の酸素ボンベを


飛行機の安全ビデオを見るたびに大事なことを思い出します。

酸素ボンベが降りて来たら、まずはご自分の分を着用してください。周りの人のお手伝いをするのはその後でお願いします。

というナレーションで、母親が先に着用してから子供に着用させているビデオです。
たしかに自分が酸欠で倒れてしまったら共倒れになってしまうので、納得。

そんな風に、他人に優しくするにもまずは自分ファーストだな、と周りの人を見て思いました。

自分の時間を守るには、自分から声を上げないとね。




Photo by pixabay.com
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