あちらを立てればこちらが立たず、みたいなことってよくありますよね。
会議をしているときなど、意見が対立することもあります。
事務職で派遣社員さんと働いていた時の話です。
派遣社員といっても立派な即戦力ですから、上司もその方には専門職として対応して、会議にも参加してもらっていました。
いくら期間限定とはいえ経験者ですから、みなさん正社員と区別することなくその方の発言にもきちんと耳を傾けていました。
しかしそうは言っても期間限定の派遣社員。来年はいないであろうその人が来年のことを決定するのにゴネてはいけません。
ですがその人は頑固というか、主観が強いというか、感情的になって意見を主張するのです。
来年ウチで働いているかどうかも分からないその人が、来年以降も確実に残るであろう我々の業務について口を出すなんて...。
空気読めよ(笑)。
どんな内容だったかはうろ覚えですが、我々が提供している複数あるサービスのうち、その方が担当していた業務を、普通は5営業日頂いているところカスタマーサービス向上のために当日お渡しにしましょう、みたいな発言だったと思います。
きっとみんな内心、
「いやいや、それをやったらウチら他の業務が出来ないから別のサービスを依頼してるお客様にしわ寄せがいくでしょうに…。」
と思ったことでしょう。いや、もしかしたら、
「っていうかお前来年いるかもわからんのに何言うてんねん、残る人の身にもなれや。」
と思ってたかも知れません。
そんな中、上司が口をを開いてこう言いました。
「◯◯さん、You can't make everyone happy.」
これは文字どおり、全員をハッピーにすることは出来ない、という意味です。
あちらを立てればこちらが立たずというのは、世の中の真理。
全員から「いいね」をもらうのは無理。
完璧主義の考えにとらわれて悩んでしまったときなども、自分に
You can't make everyone happy.
と言い聞かせると気持ちが軽くなります。
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