everyone は、3人称単数です。
「みんなそれが好き!」は
Everyone likes it!
です。
「誰もが自分のお金を使います」は
Everyone spends their money ではなく、
Everyone spends his or her money.
が正解です。
英語が母語の人でも their と言ってしまっていますが、カナダでも学校では his or her で習います。
でも、his or her は面倒くさいですよね。
口頭ならなおさら。
筆記でも、his/her とスラッシュで書くか、or と書くか悩んだりもします。
それから「彼」と男性を先に書くのも男女平等でないと言う人が出てきそうな気もします。
もし全員女性なら Everyone spends her money となるべきなのに his なんて書いてしまったら女性蔑視だと「また」言われかねません(トラウマ)。
参照→過去記事:人種の話は絶対タブー
というわけで、 everyone とか anyone とかは避けたいところ。
これ、大学で履修したビジネスライティングのクラスの先生によると、こういう面倒臭さを回避するために主語は極力複数形で書いたほうが良いそうです。
上記の例の場合、
Everyone spends his or her money. は
People spend their money.
They spend their money.
All of them spend their money.
などと言い換えられます。
そして everyone 以外にも、こんな例も。
「ユーザーはパスワードを入力しなければなりません。」
というのも、
A user needs to enter his or her password.
とも言えますが、
Users need to enter their passwords.
とすればジェンダー問題を回避できます。
Photo by pixabay.com
No comments:
Post a Comment