December 20, 2017

良いお年を、を英語で

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今日が仕事納めでした。今から年末休暇!

その代わり1月2日から通常営業ですよ。とほほ。



というわけで今日は職場では、日本語で言うところの

「良いお年を~」

というのをたくさん聞きました。








「良いお年を!」

を職場の皆さんが英語で何て言っていたか、というと、




Merry Christmas 🎄





でした。
そのまんま(笑)。




人によっては Happy Holidays! と言うのかもしれないけれど、僕が働いているのはキリスト教の影響が残る組織だし、社内カレンダーにも Christmas Closure (クリスマス期間のオフィスの閉鎖)と書いてあるし、どのオフィスもツリーをバンバン飾るってるし、ほとんどローカルなカナダ人だし、というわけで、ほぼ全員 Merry Christmas と言っていました。



日本では Merry Christmas! と言うのはクリスマス会で乾杯をするときだけですよね?

しかも日本ではクリスマスディナーは当日の25日じゃなくて24日のクリスマス前夜に食べちゃうという...って、今日のテーマに関係ないですね。



カナダに来たばかりの頃は、周りの人がクリスマスの何日も前から Merry Christmas と言い出すことに慣れませんでした。








僕は日本で育った純日本人なので、職場で「メリー☆クリスマス」なんてこっぱずかしくて言えなかったので、


Same to you!

とか

See you next year!

とか、返事をするだけにしておきました。



今年はカナダで過ごす十数回目のクリスマスなんですが、いつか自分から

「おつかれさまでしたー。じゃあメリークリスマス!」

なんて言える日が来るんでしょうか…(笑)。







みなさんも、乾杯の時以外にも、「よいお年を」の意味で、別れ際にMerry Christmasと言ってみてくださいね。※宗教問題についてうるさくなさそうな人に限る





December 19, 2017

アイスを英語で

家にお呼ばれして、

「何か飲む?水でいいの?はい了解。」

ってなったときに、

Would you like some ice?

言われて、

No, I don't need ice cream.

と言ってしまった日本人の友達がいました。実話です。



ここでの ice は、氷のことです。
ここでの、っていうか、アイスクリームを ice と略すことは絶対にありません。


そう、アイスクリームは、クリームなんです。
クリーム。
つまり、牛乳由来。


どうやら牛乳の生産のためには、牛さんは人工的に無理やり妊娠させられ、しかも乳牛として生まれた以上人間で言う思春期から更年期までずっと妊娠・出産をさせられ続け、子牛は生まれるとすぐ引き離され、親牛も子牛もなんのために生まれてきたのかという人生、いや、牛生を送らなければいけないようなので、同じアイスクリームでも豆乳アイスクリームの消費活動に参加した方が...って話じゃないですね。





乳製品の良し悪しは置いておいて、

「 ice は水だけで出来た氷(ベタベタしてない)、ice creamは乳製品(カロリーが高くてベタベタする)」

みたいな感じの印象を感じて頂き、カナダにお越しの際には ice と言われても氷以外思い浮かばないようになって頂ければ幸いです。










December 17, 2017

How's it going? にどう答える?




Hey, how's it going?

って、返答に困りますよね…。

How are you? なら I'm ~で答えられるけど、
How's it going の It って何よ?って感じじゃないですか?


そこで今日はカナダ生活十数年で得た、教科書にも載っていない、海外ドラマでも出てこない(多分)、衝撃の事実をご紹介。






How's it going? に対する返事は、

It's going.


なんじゃそりゃ!



でも、そもそも How's it going? 自体が意味のない質問だから、答えも意味がなくて良いんだな、とある意味納得な回答だと思います。






Me, Too と You, Too

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誰かが

「アイスクリーム大好き!」
I love ice cream!

と言ったとします。
そしてあなたもアイスクリームが大好きなので

Me, too!

と答えます。

これはOK。











初めて誰かに会った時。
その人が

「お会いできて光栄です」
It's nice to meet you.
(実際には「初めまして」的な意味)

と言ったとします。
そしてあなたもその人に会えて光栄に思ったので

Me, too.

と答えました。

これはダメ!




なぜならばこれは
「私も私に会えてうれしいです。」
になってしまうから。

その他、
I love you.
の返しも同様、「私もです」と言おうとして
Me, too.
と言ってしまうと
「私も私を愛しています」
という意味になってしまいます。


なので、

私もお会い出来て光栄です。
Nice to meet you, too.
とか
私もあなたを愛しています。
I love you, too.

を短く言いたい場合は、

You, too.

です。


Nice to meet you, too.
I love you, too.

ね、you, too でしょ?





December 16, 2017

Happy Holidays はホリデーおめでとう!ではない





最近は職場でMerry Christmasって言ってしまうとその人がキリスト教以外認めてないみたいになってしまうからHappy Holidays に言い換えましょうという動きがありますね。

最近といってももう十年とか二十年とか経つんでしょうけど。

そこで今日はこのHappy なんちゃらについて書こうと思います。
(ああブログのネタ探しって大変)



Happy Birthday が「お誕生日おめでとう」と訳されるので、
Happy Mother's Day も「母の日おめでとう」、
Happy Father's Day も「父の日おめでとう」、
Happy Halloween も「ハロウィンおめでとう」、
などと訳されたりしますが、
「母の日おめでとう」とかって、おかしくね?



これ、「〇〇の日おめでとう」じゃなくて、

「良い〇〇の日を」

と訳すとぴったりなんです。





そう思う理由1:

カナダの職場では、従業員の誕生日にみんなで寄せ書きしたバースデーカードをサプライズで贈ることが多々あります(本人には内緒で回覧板のように部署内で回す)。

そのときカードに一言書くのですが、僕の感覚だと

「今年もたくさん素敵なことがありますように」
「生まれてきてくれてありがとう」

など、年単位の将来や過去について書くものかと思っていましたが
(実際にはそんなクサイセリフは書いたことはありませんが)、
ネイティブの同僚たちが書いていることは

「今日一日が素敵な誕生日になりますように」
「良い誕生日をお過ごしください」
「良い一日を」

というように誕生日という一日のピンポイントなんですよね。
それでもしかして Happy Birthday! って Have a happy birthday!のことなのでは、と思うようになりました。





理由その2:

誕生日以外のハッピーなんちゃらって言葉は、たいてい、

「お疲れ様でした」
「ではまた来週」

と同様、帰り際とか別れ際に言われるんです。


例えば

Happy Holidays!
Happy Canada Day!
Happy Halloween!

のように。

つまり「Happy 〇〇!」は「良い〇〇Day を」というように考えるとしっくりきます。

母親に「Happy Mother's Day!」と言うのは「母の日おめでとう」ではなく
「今日一日、良い母の日を過ごしてね」
と言っているんです。




まだクリスマスにもなってないのに「Merry Christmas」とか「Happy Holidays」とか実際より数日早めに言うのは、まだ仕事納めではないけれどあなたと年内に会うのは今日が最後という状況の時に言う「よいクリスマスを」(とか「よい祝日を」とか)と言う意味。

だから早めなんですね~。







December 15, 2017

ノンネイティブあるある Introvert編

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いくらカナダは人種のるつぼだと言っても、僕の職場は田舎で、仕事も全然国際的ではないので、うちの課の人間は全員地元の人です。

よその州から来てる人ゼロ。

というわけで、食事会なんてなったら
  • ネイティブ並み、いや、リアルガチのネイティブのスピード
  • ESL(第二言語としての英語)では習わない言い回し多数
  • 複数の人間が同時に話す言葉の大縄跳び(しかもダブルダッチ)
なので、AH無理な話。












そもそも自分は単身でカナダに移民したので、
  • カナダで育ったわけでもなく、
  • 州内に家族もおらず、
  • 現地に友達や恋人がいるわけでもなく、
  • 何かボランティア活動などをしているわけでもなく、
  • カナダのテレビも見ず(日本のユーチューブしか見ない)、
  • カナダやアメリカの芸能人も知らず、
共通の話題が無いばかりか話についてもいけず、会話に困ります。



二時間苦痛だった(笑)。

昼休みは一時間なのに、上司自らちょっとぐらい遅れてもいいと言ってみんな食後のコーヒーやデザートも頼んで話が進む進む(自分以外)。







自分が唯一の日本人だとか、自分の英語が使い物にならないとか、忘れがちなんですよね。それが当たり前の環境で10年以上過ごしてきたから。

だから仕事の話以外となると何も言えないのを、社会不安障害かも、とか、人見知りかも、とか、何かセラピーやトレーニングが必要かも、と思っていましたが、それって

ただ英語ができないだけじゃん。

ということに気付きました。









今後は、社会不安障害ぎみなんですとか人見知りでツラいんですという理由ではなく(使った経験アリ)、

「ビジネス英語ならまだしも英語での世間話はキツイので電話番しています、どうぞ時間を気にせず楽しんできてください。」

と正直に言おう。
使用期間中とかに言うと英語力を理由に首になりかねないけど、まあ信頼できる上司には言ってみるわ。

ちょっと introvert (内向的)過ぎるけど、やっぱり身の丈ってものがあるし、職場のみんなには仕事で恩を返そうと思います。








Excuse My Reach

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ウチの会社の今年の仕事納めは、12月20日です。
というわけで職場の全員でランチに行ってきました。

有休と合わせて早めに仕事納めを迎える人もいるので、
最終の金曜日である今日でした。

はっ。
今日が今年職場で最後の金曜日だったのか。
早っ!

忘年会のようなものですが、退勤後ではなく
昼休みに行うのがウチの課の毎年の習わしです。




今年の会場は職場近くのパブでした。

総勢12名なのでぎゅうぎゅうに座っているし、
壁際の席なので裏から周ることもできず、
店員さんが飲み物や料理を出してくれるときに

「前失礼しま~す」

と、我々客の目の前を横切って
腕を伸ばして言った言葉が

「Excuse my reach」。


Excuse me だと言い方によっては
「あなた邪魔」
みたいに受け取られないかもしれないけれど、
これならまさに
「前失礼しま~す」
的な表現だなぁと思いました。




日本人の間でも
「エクスキューズ・ミー」
はおなじみですが、
ミー以外も咄嗟に言えると便利です。



Excuse us
ちょっと失礼します、前通ります、
みたいな表現の複数人向けバージョン。
自分だけならエクスキューズミーだけど、
友達の一緒の時はエクスキューズアス。

Excuse my language
ついお下品な言葉が咄嗟に出てしまったときのお詫び。




という僕はエクスキューズミーしか言わないんですけど。