September 27, 2018

ミドルネーム、言う?




某ソーシャルメディアで、「友人・知人のミドルネームって知らないものなの?」という質問を目にしたので、その話をしたいと思います。

結論から言うと、「知らない」です。




例えばウチの職場の人。
自分以外全員アングロサクソン系なのですが、全員ミドルネームはあります。

でも僕は知りませんw


多分カナダ人同士も、よほど付き合いが長くない限りお互い知らないと思います。
全従業員の氏名・住所・生年月日などを入力するデーターベースには、ファーストネーム、ミドルネーム、ラストネームという欄があるので、調べればわかります。

言い換えれば、調べなければわからないのです。通常はファーストネームとラストネームしか使わないので。


日本で言う訂正印や認印のような意味合いで書かれるイニシャルの署名はミドルネームを入れて3文字にする人もいますが、通常は2文字が多いです。




ただ、全体の1割2割ぐらいだと思いますが、職場でもミドルネームを使う人がいます。

英語圏ではどう呼ばれたいかは本人が主張することなので、本人の申請によりミドルネームは従業員名に入れられます。
ハイフンがあったりなかったりしますが、従業員リストにミドルネームがある人も一定数います。





また、ミドルネームをファーストネームとして使う人もいます。

例えばジョン・スミスさんの給与明細を作成するとします。

ジョン・スミスさんの従業員番号が見当たらないので従業員名簿を調べてみると、法的な名前(パスポート上の名前)はブライアン・ジョン・スミスだったりするのです。

なぜミドルネームをファーストネームとして使っているのかというと、
  • 「自分のファーストネームは好きじゃないから」
  • 「ファーストネームが父親と同じでナントカジュニアと名乗りたくないから」
  • 「なんとなく」
など、やっぱり本人の希望によるみたいです。






ミドルネームとは話がそれますが、パスポートの名前(本名)がトーマスだとしても、トムでもトミーでも自分が決めた愛称が社員の名前として名刺や名簿、ネームプレート等に使われます。

ただし、税務署が絡むような給与明細などには本名(ここではトーマス)が印刷されます。



でも職場でニックネームが“ちゃんとした名前”として使われるなんて、自由ですよねw

日本だったら、例えば友達に「カズ」と呼ばれてる「〇田かずひろ」さんの名刺やネームプレートは「〇田カズ」で、取引先からも「カズさん」と呼ばれ電話でも「〇田カズでございます」と言うわけです。

あ、日本なら「〇田さん」「〇田でございます」ですかね。






先述の通り、パスポートとか、税務署の書類とか、法的な書類はミドルネーム込みのフルネームで印刷されたりします。

なので、人事からの書類の宛名をみて

「〇〇さんってミドルネームはアレクサンダーって言うんだ、へぇ。」

みたいに知ることもあります。






仲の良い友達のミドルネームは、わりと知ってるかもしれません。

でも、「聞いたけど忘れた」、ということも多いと思います。








ミドルネームを言うか言わないか、という話題になったときに、

日本で言う〇〇みたいなもんです。秘密にする必要もないし、知られてもいいけれど、滅多に使われないしベラベラ言いふらしたりするものでもない。知られたらちょっと照れる。」

と言いたいと思っているのですが、イマイチ「日本で言う〇〇」に当てはまる良い例えが見つかりません。



日本の職場における、普段名字でしか呼ばない怖くて厳しい年配の上司の下の名前

がしっくりくる…かな?




「えー!〇〇部長って〇太って名前なの?〇太っぽいw」

「〇〇専務って下の名前『さくら』なんだよねw」

とか。


なので、ミドルネームを知っているというのは、親しい関係になると言えます。


  • パスポートを見せてもらった時に見たミドルネームを覚えている(怖っ)
  • データベースの個人情報欄で見たミドルネームを覚えている(怖っ)
  • ミドルネームが印刷されているような重要書類をよく手渡す
  • 家族同様に親しい(親の名前と同じだとミドルネームで呼ばれたりする)
  • 本人が教えてくれた


職場で自分だけがミドルネームを持っていないので、自分以外の全員の封筒にミドルネームが印刷されているのを見ると、「あいつらガイコクジンだー」と思います(実際は自分が外国人w)。



September 20, 2018

ビジネス英語 Mapping







NHKラジオのビジネス英語を聴いていました。

ゲッ!もう二十年ほど前になることに今気づきました。

それなのに英語の初心者気分が抜けない…。

いや、気分だけじゃなくて、実力がビギナーだからビギナーの気分しか知らないのでしょう...。







さて、ビジネス英語を机で勉強していた頃から二十年、今ではビジネス英語を実際に使うようになりました。

そうすると、業務をしている時に、「あれ」や「これ」で考えていることを上司や同僚が横ですんなり言っているのを耳にする機会が多くあります。

それを盗んで覚えるわけです。

これは英会話の上達の基本だと思うのですが、「これは英語で何て言うんだろう」と自分で疑問に思ったものに関しては、記憶の定着が良いです。

むしろ自分が普段使わない(と思っている※)ような、興味のない表現は何度練習しても覚えないという経験はありませんか?

※覚えて損な表現はないというのが持論です。ひょんなことから口をついて出てくることがあります。

…って同じような事、毎回書いてますね。







さて、最近「便利だな」と盗み聞きして覚えた表現(って人聞きの悪い!)があります。

僕は手帳術が好きで、
  • 手帳に夢を書くと不思議と叶う
  • 手帳にタスクを書き出すと不思議とサクサク片付く
  • 手帳に頭の中のモヤモヤを書き出すと心の負担が減る

という真面目に信じているちょっとあやしいオッサンなのですが、仕事の煩雑で複雑に絡み合った手順も、誰が何をやるかをきちんと整理したり図にして可視化したりすればスッキリする、みたいなことに興味があります。

こういう絡み合った複雑なことの整理というか配置みたいなことが必要だというような話をした時に耳にした言葉。

Mapping (マッピング)。

タスクやプロセスを地図のように配置していくということ。プロセス・マッピングという使われ方をします。

マインド・マップもこの仲間ですね。考えている事(マインド)を一枚の紙にマッピングしていくと自分の考えがクリアになる、という。アレ(どれ?)。

その他、頭の中のモヤモヤをドサッと紙に下ろす(書き出す)brain dump もこれ系の言葉ですね。






迷ったときや悩んだときは、紙に思いつくまま図を書いてみると意外とすっきりします。

カナダの永住権を申請して1年ちょっと結果待ちだった頃、もし申請が却下されたらどうしようと不安に押しつぶされそうになりましたが、横軸のタイムラインを書いて、パスポートその他の各種期限を書いて、まだ時間があるから大丈夫、とか、もしこの期限までに結果が出なかったら計画の変更を考えようとか、ずいぶん気持ちが楽になったのを覚えています。

こんな図。なにこれw




そう言えば駅前留学(笑)をしていたとき、授業の最初の「〇〇と言えば」と生徒から単語を引き出すときも、講師(全員外国人が売りのスクールでした)は図を描いてましたね。





Party と言えば? 金。酒。若者。うるさい。


興味がある分野の言葉はよく覚えられると言われますが、僕はこういう自己啓発系の言葉がすごく好きです(なんの報告)。










September 13, 2018

仕事の遅れを英語で~backlog~





事務処理で、1つ1つ処理していかなければいけない場合、どうしても仕事が溜まってきてしまうことがあります。

同時に出来ないんだから、しょうがない。

そういう場合の表現を。





We are behind.
直訳すると「遅れてます」。
たとえば通常1週間かかるところを2週間かかってしまっているような場合などに使います。


We have a backlog.
このバックログというのは、溜まってしまった分の(遅れの分の)仕事です。

バックログが手付かずで、とか、来客の他にバックログもあるし、とか、バックログから片付けて行かないと、みたいな使い方をします。










エビデンスとかアジェンダとか、やたらカタカナ語を使う系の人達のボキャブラリーの中に「バックログ」も入れて欲しいな♪(なんでやねん)