December 17, 2017

How's it going? にどう答える?




Hey, how's it going?

って、返答に困りますよね…。

How are you? なら I'm ~で答えられるけど、
How's it going の It って何よ?って感じじゃないですか?


そこで今日はカナダ生活十数年で得た、教科書にも載っていない、海外ドラマでも出てこない(多分)、衝撃の事実をご紹介。






How's it going? に対する返事は、

It's going.


なんじゃそりゃ!



でも、そもそも How's it going? 自体が意味のない質問だから、答えも意味がなくて良いんだな、とある意味納得な回答だと思います。






Me, Too と You, Too

pixabay.com

誰かが

「アイスクリーム大好き!」
I love ice cream!

と言ったとします。
そしてあなたもアイスクリームが大好きなので

Me, too!

と答えます。

これはOK。











初めて誰かに会った時。
その人が

「お会いできて光栄です」
It's nice to meet you.
(実際には「初めまして」的な意味)

と言ったとします。
そしてあなたもその人に会えて光栄に思ったので

Me, too.

と答えました。

これはダメ!




なぜならばこれは
「私も私に会えてうれしいです。」
になってしまうから。

その他、
I love you.
の返しも同様、「私もです」と言おうとして
Me, too.
と言ってしまうと
「私も私を愛しています」
という意味になってしまいます。


なので、

私もお会い出来て光栄です。
Nice to meet you, too.
とか
私もあなたを愛しています。
I love you, too.

を短く言いたい場合は、

You, too.

です。


Nice to meet you, too.
I love you, too.

ね、you, too でしょ?





December 16, 2017

Happy Holidays はホリデーおめでとう!ではない





最近は職場でMerry Christmasって言ってしまうとその人がキリスト教以外認めてないみたいになってしまうからHappy Holidays に言い換えましょうという動きがありますね。

最近といってももう十年とか二十年とか経つんでしょうけど。

そこで今日はこのHappy なんちゃらについて書こうと思います。
(ああブログのネタ探しって大変)



Happy Birthday が「お誕生日おめでとう」と訳されるので、
Happy Mother's Day も「母の日おめでとう」、
Happy Father's Day も「父の日おめでとう」、
Happy Halloween も「ハロウィンおめでとう」、
などと訳されたりしますが、
「母の日おめでとう」とかって、おかしくね?



これ、「〇〇の日おめでとう」じゃなくて、

「良い〇〇の日を」

と訳すとぴったりなんです。





そう思う理由1:

カナダの職場では、従業員の誕生日にみんなで寄せ書きしたバースデーカードをサプライズで贈ることが多々あります(本人には内緒で回覧板のように部署内で回す)。

そのときカードに一言書くのですが、僕の感覚だと

「今年もたくさん素敵なことがありますように」
「生まれてきてくれてありがとう」

など、年単位の将来や過去について書くものかと思っていましたが
(実際にはそんなクサイセリフは書いたことはありませんが)、
ネイティブの同僚たちが書いていることは

「今日一日が素敵な誕生日になりますように」
「良い誕生日をお過ごしください」
「良い一日を」

というように誕生日という一日のピンポイントなんですよね。
それでもしかして Happy Birthday! って Have a happy birthday!のことなのでは、と思うようになりました。





理由その2:

誕生日以外のハッピーなんちゃらって言葉は、たいてい、

「お疲れ様でした」
「ではまた来週」

と同様、帰り際とか別れ際に言われるんです。


例えば

Happy Holidays!
Happy Canada Day!
Happy Halloween!

のように。

つまり「Happy 〇〇!」は「良い〇〇Day を」というように考えるとしっくりきます。

母親に「Happy Mother's Day!」と言うのは「母の日おめでとう」ではなく
「今日一日、良い母の日を過ごしてね」
と言っているんです。




まだクリスマスにもなってないのに「Merry Christmas」とか「Happy Holidays」とか実際より数日早めに言うのは、まだ仕事納めではないけれどあなたと年内に会うのは今日が最後という状況の時に言う「よいクリスマスを」(とか「よい祝日を」とか)と言う意味。

だから早めなんですね~。







December 15, 2017

ノンネイティブあるある Introvert編

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いくらカナダは人種のるつぼだと言っても、僕の職場は田舎で、仕事も全然国際的ではないので、うちの課の人間は全員地元の人です。

よその州から来てる人ゼロ。

というわけで、食事会なんてなったら
  • ネイティブ並み、いや、リアルガチのネイティブのスピード
  • ESL(第二言語としての英語)では習わない言い回し多数
  • 複数の人間が同時に話す言葉の大縄跳び(しかもダブルダッチ)
なので、AH無理な話。












そもそも自分は単身でカナダに移民したので、
  • カナダで育ったわけでもなく、
  • 州内に家族もおらず、
  • 現地に友達や恋人がいるわけでもなく、
  • 何かボランティア活動などをしているわけでもなく、
  • カナダのテレビも見ず(日本のユーチューブしか見ない)、
  • カナダやアメリカの芸能人も知らず、
共通の話題が無いばかりか話についてもいけず、会話に困ります。



二時間苦痛だった(笑)。

昼休みは一時間なのに、上司自らちょっとぐらい遅れてもいいと言ってみんな食後のコーヒーやデザートも頼んで話が進む進む(自分以外)。







自分が唯一の日本人だとか、自分の英語が使い物にならないとか、忘れがちなんですよね。それが当たり前の環境で10年以上過ごしてきたから。

だから仕事の話以外となると何も言えないのを、社会不安障害かも、とか、人見知りかも、とか、何かセラピーやトレーニングが必要かも、と思っていましたが、それって

ただ英語ができないだけじゃん。

ということに気付きました。









今後は、社会不安障害ぎみなんですとか人見知りでツラいんですという理由ではなく(使った経験アリ)、

「ビジネス英語ならまだしも英語での世間話はキツイので電話番しています、どうぞ時間を気にせず楽しんできてください。」

と正直に言おう。
使用期間中とかに言うと英語力を理由に首になりかねないけど、まあ信頼できる上司には言ってみるわ。

ちょっと introvert (内向的)過ぎるけど、やっぱり身の丈ってものがあるし、職場のみんなには仕事で恩を返そうと思います。








Excuse My Reach

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ウチの会社の今年の仕事納めは、12月20日です。
というわけで職場の全員でランチに行ってきました。

有休と合わせて早めに仕事納めを迎える人もいるので、
最終の金曜日である今日でした。

はっ。
今日が今年職場で最後の金曜日だったのか。
早っ!

忘年会のようなものですが、退勤後ではなく
昼休みに行うのがウチの課の毎年の習わしです。




今年の会場は職場近くのパブでした。

総勢12名なのでぎゅうぎゅうに座っているし、
壁際の席なので裏から周ることもできず、
店員さんが飲み物や料理を出してくれるときに

「前失礼しま~す」

と、我々客の目の前を横切って
腕を伸ばして言った言葉が

「Excuse my reach」。


Excuse me だと言い方によっては
「あなた邪魔」
みたいに受け取られないかもしれないけれど、
これならまさに
「前失礼しま~す」
的な表現だなぁと思いました。




日本人の間でも
「エクスキューズ・ミー」
はおなじみですが、
ミー以外も咄嗟に言えると便利です。



Excuse us
ちょっと失礼します、前通ります、
みたいな表現の複数人向けバージョン。
自分だけならエクスキューズミーだけど、
友達の一緒の時はエクスキューズアス。

Excuse my language
ついお下品な言葉が咄嗟に出てしまったときのお詫び。




という僕はエクスキューズミーしか言わないんですけど。








December 13, 2017

英語で読書







一人で飛行機に乗るのも精一杯だったレベルの英語力だったワーホリ時代、英語の本をスラスラ読めるようになるのが夢でした。

専門書を解読するのではく、好きな小説やエッセイを娯楽として読む感じです。

現地で知り合った人たちと一緒に本屋に行って、みんなが「あれも欲しい、これも欲しい」と言っている中、自分だけ退屈でした。

読める本がなかったから。
立ち読みすら苦痛。

日本語の書店なら、何時間でも立ち読み出来ます(お店の迷惑だからしないけど)。
なのに英語圏の書店では、本ではなく雑貨コーナーでみんなを待っていました。
本が読めなかったから。

みじめ。









今はどうでしょうか。

ワーホリ後、日本で英語の勉強をしたり、カナダの大学に入って4年間読み書きをしたり、今では事務職で毎日書類に目を通しています。

が、日本語と同じようには読書は楽しめていません。

さすがに「読めない」とは言いませんが、本を1冊読む気力はありません...。


日本語の本ならば、読み始めると止まらずに睡眠時間を削ってでも読んでしまうのですが、英語の本だと読み始めて3秒で眠りに落ちます。


ネットニュースとか、メールとか、請求書などの短い文章なら全然平気ですが、小説とか本を冊単位で読む気にはなれません。

だから、普段現地の友達のことを外国人と意識しないのに、英語の本を読んでいる姿を見ると、

「あ、やっぱり違う言語を話す人なんだ」

と我に返ります。







日本語の本を読むみたいに英語の本を楽しめるようになりたいですね。

図書館で何か借りてこようかな。

December 12, 2017

独り言大作戦

今更ながらタッチタイピングを練習しています(本文とは関係ありません)。




歌って踊るショーを成功させるには、ステージ上でいかに練習でやってきたことを再現できるか、がカギですよね。


トリプルアクセルを本番で成功するにも、10回跳んで10回成功できるぐらいにまで練習するしかない。そして本番ではその練習でやったことを高い精度で再現する。


ステージにもリンクにも立ったことはありませんが、好きなアーティストの新曲をCDに合わせて歌えるように何十回も繰り返していたらカラオケ屋さんで歌うことになったときに、息継ぎの箇所や間、ちいさく「ん」とか「あ」とか言うところ(「♪私は」ではなく「♪私は」と歌う)を練習通りに再現できるようになった経験はあります。


あとは大学の試験で
「期末テストはこのトピックについてのショートアンサー(書き問題)です」
と教授から告知があったその日から本番と同じ状態(同じ鉛筆、同じ時間内)に書きたいことを手書きで何度も書いて、本番の試験でA+を貰ったこともあります。


TOEICの勉強ではマークシートをいかに早く塗りつぶせるか練習しておくのも重要な対策の一つなのではないかと思ってます。


きっと、マッスルメモリー(体が覚える)ってやつなんじゃないかと思っています。



同様に、独り言も、この本番で練習通りに再現できるマッスルメモリーを身に付けるのに良いのではないかと思っています。



例えば。


● 次回の英会話スクールでのレッスンで話すことをあらかじめ考えておいて、実際にブツブツ言ってみる。


● 今度友達に会ったら言いたいこと(説明したいこと)を実際にブツブツ言ってみる。


● 就職の面接のひとりシミュレーションで、志望の動機などをブツブツ言ってみる。

(実際には志望の動機よりも、もっと具体的な「お怒りのお客様にはどう対応しますか?」とか「今までで一番失敗したことと、それをどう対処したかを教えてください」みたいな質問が多いです、カナダの面接官は)

● 職場で来週のミーティングの際に問題提起したい事柄を、上司が聞いているイメージで実際にブツブツ言ってみる、


● How was your weekend? と聞かれたと想定して、答えを実際にブツブツ言ってみる。




というわけで友達も家族もいない外国での1人暮らしですが、頭の中でこしらえたインタビュアーたちに説明するのに忙しい毎日です。

(って怖っ!頭おかしい人じゃん、これw)