June 30, 2018

No Loitering ってどういう意味?No Soliciting ってどういう意味?




公共の場にある表示って、老若男女にわかるように簡単な言葉で書いてありますよね?


でも、バス停にあった上の写真(↑)、意味がわかりませんでした。


No Loitering?
No Soliciting?


この街の大学に4年も通って英語で学位を取ったというのに!
そしてこの街でずっと英語で仕事をしているというのに!
そしてこの街のバスを利用して10年以上だというのに!


自分の英語力のなさには情けなくて涙出てくらぁ、です。





というわけでググってみたところ、


Loitering は、徘徊したりたむろしたりすること
Soliciting は、勧誘やセールスをすること

だそうです。


要はバスを待っているわけではないのにそのスペースにたむろしたり、バスを待っている人達に何かの勧誘勧誘活動をしてはいけませんよ、という意味らしい。


っていうか絵がぜんぜん合ってなくね?
ここのバス停には階段らしきものもドアも無いし。




海外に住んでるからって英語がペラペラなわけじゃないよ、というお話でした。


June 25, 2018

電話の英語






電話の英語ってハードルが高いですよね。
でも日本語の電話対応だって最初は緊張したはずです。

慣れるまでは、フレーズを書いておくのも有効ですよね。

「毎度ありがとうございます。〇〇会社〇〇支店でございます。」
「かしこまりました、少々お待ちくださいませ。」

などなど、言い慣れるまではある程度の暗記のようなものが必要ですが、言い換えればフレーズさえ言い慣れてしまえば電話の取次ぎなんて余裕ですよね、社会人歴ウン十年の皆さん(このブログの読者層がわからないのでアレですが)。

ということで、今回は市販の参考書よりもうちょっと簡単な、日本人だから多少カタコトでも大目に見てね的な電話対応のフレーズを書き出してみたいと思います。

(「もっと丁寧な言い方がある」とか「ネイティブはそうは言わない」とかそういうの無しでお願いします)



1.電話に出る第一声



Good morning, 〇〇 Centre, Tom speaking


(正午以降は Good afternoon)
毎度ありがとうございます。〇〇センター、Tom でございます。的な。

How may I help you? とかは無しで簡単に。



2.レスポンス第一声




電話に出ると、たいてい相手は
「総務部のブライアンです。How are you?」
というように本題に入る前に How are you? と聞いてくるので、

Good, how are you?

と言う準備をしておきます。



3.担当者へ繋ぐ


1)担当者が在席

OK, one moment please.



(Sureは発音的にハードルが高いのでOKで間に合わせるw)

担当者がいれば簡単ですね。


「お繋ぎします I'll put you through 」とか個人的にはあまり言いません。本当は言った方がいいのかもしれないけれど、まずは最低限言えるようにするのが目的ですから(と十数年言い続けてる)。




2)在籍者が不在


(1)一日欠席



She is not in today.
欠席はノット・インです。病欠にしても休暇にしても個人的なことなので理由は言わなくても結構。



(2)会議中



She is in a meeting right now.

ミーティングなら言っても良いかもしれません。繰り返しますが「彼女は今日歯医者なので」とか正直に言う必要はありません(日本語でもそうですよね)。



(3)とりこみ中



She is not available right now.


言い方はいろいろありますが、「彼女は利用不可」が一番使いやすいと思います。




(4)ちょっと離席中



She just stepped out.

この stepped out (「ちょっと出て行った」)は本当に便利!



3)用件を聞く


会話集にもありますが、
Can I take a message?
が一番おススメです。言いやすいから。

でも僕は聞き取りが苦手なので

Would you like to leave a voicemail message? I can transfer your call.

と判で押したように言っています。
こんな日本語訛りのスタッフにメッセージを託すより自分で直接留守電を残した方が良いと思う人も多いのか、伝言をご希望の方はあまりいらっしゃいませんw







4.〆の言葉






これは生きた英語というか、教科書には書いていない、学校では習わない、海外と取引のある日本の企業はあまり言わないことなんですが、電話を切る前に



Have a nice day (またはweekend).

がよく言われる〆の言葉です。

どれくらいよく聞くかというと、日本語の電話でいうところの、切るときの

「はーい、では、失礼致しまーす」

と同じぐらいの頻度です(つまり毎回)。




面識のない人同士でも言う挨拶です(立派なビジネス英語)。

あ、似たような事前にも書いてましたね(汗)。
似たような事→言葉は文化な件










June 21, 2018

ファッション用語の英語

アパレル用語は英語の近道


ファッション用語、続編です。
その1:ズボンの裾上げ




20年以上前、アパレル店員としてファッションビル内のブランドショップの店頭に立っていました。正社員で役職もあったので、バリバリ接客していました。

商品知識、という観点からもそうですが、説得力という意味で専門用語の知識が必要ということを接客を経験していくうちに気付きました。

例えば

「こちらのとっくりセーターは最後の1点なんです。」

と言わずに

「こちらのタートルネックニットは最後の1点なんです。」

と言った方が、オシャレな店員と思われて、結果、この店員にコーディネートを任せよう、買うならこの人から、と思って頂ける可能性が高くなります。



のちにアパレル専門用語辞典を買って勉強するようになったのですが、勉強をすればするほど

ヘリンボーン(生地の名前)=ヘリン(魚のニシン)+ボーン(骨)
ハウンドトゥース(生地の名前)=ハウンド(犬)+トゥース(歯)
スカラップスカート(スカートのデザイン)=スカラップ(ホタテ貝)のような裾

というように、英語を知っていれば有利だと感じるようになりました。

ヘリンってなんだっけ?スカラップってなんだっけ?と毎回忘れていたので、英語の知識があれば余裕なのになーと思っていました。







和製英語の落とし穴


というように調子に乗ってアパレル用語(カタカナ)をたくさん覚えていたのですが、落とし穴がありました。

そう、和製英語(または英語でない外来語)。



アパレル会社を退職し、アパレル用語をひっさげて語学留学をしたのですが、着るものを英語で言う授業の時は先生から訂正されてばかりでした。


たとえば。

ニット=動詞なので名詞としてニットと言わない。セーター、もしくはジャンパー(ニュージーランドだったので)。

ブルゾン=フランス語でブラウスの意味。つまり英語ですらない。

カットソー=完全なる和製英語らしい






カナダのファッション英語



同じ英語圏でも国によって違うようですが、ちょこっとカナダで耳にするファッション用語を思いつくまま書き出してみます。

ハット=野球帽のこともハットと言います。野球帽はハットではなくキャップと教わりましたが皆さんハットと言います。

ジャケット=コートでもブレザーでもジャンパーでも、羽織るものはジャケットと呼ばれています。

ボーダー=アパレル時代、横の線はボーダー、縦の線はストライプと教わり、ボーダーのことをストライプと言ってしまうとダサい人呼ばわりされていましたが、英語の本場では縦でも横でもストライプだよ、と声を大にして当時の先輩や上司に言いたいです。





まとめ

  • ファッション用語を通して語彙を増やすのがおススメ!
  • 和製英語や非英語の外来語も混じっているので注意!
  • カッコ良さではなく実用性で学びましょう









June 13, 2018

休憩から「戻りました」って英語でなんて言う?

 

お世話様でした?




昼休みから職場に戻ったら何て言いますか?
特に交代制で自分の持ち場を担当しててもらった時とか。

日本時代は

「戻りました~」
「お世話様でした~」
「お先にお昼ありがとうございました~」

などと言っていましたが、今の職場ではあまりそういうことは言いません。



「休憩ありがとうございました」なんて、どこの奴隷だよって話ですし。

「休憩行ってもいいですか?」ではなく「休憩行ってきます」という感じなので、先輩よりも先にお昼に行ったからと言って「お先にお昼ありがとうございました」なんて言わせていたあの会社、許さんぜよ(注:退社して二十年経ってます)。

休憩は権利なので、上司の許可が特別に必要なものではありません。一声かける必要はあるかもしれませんが。

とにかく、戻ったら何かを言わないと気が済まないので
I'm back.
とか言っていました(結局「戻りました」と言っている)。



さっきも会ったのに Hello




カナダ人を観察していると、どうやら Hello = こんにちは、というわけでもないようです。

「もしもし」も Hello
「やぁ」も Hello
「お邪魔しま~す」も Hello

というように、一日の最初に「おはようございます」なり「こんにちは」なり言っても、何度でも言う言葉のようなのです。


というわけで休憩から戻って「戻りました~、お世話様でした~」に相当する英語は、

Hello.

です(ズコーッ)。


Helloは「こんにちは」よりも使用度が高く、例えば
「〇〇さんすみません、お時間よろしいですか?」
の代わりに、
「ヘロゥ~?」
と茶目っ気たっぷりに言うことができます、というかカナダ人同士ではそう言っています。




…とここまで書いて、自分はそう言われずに「エクスキュ―ズミー、〇〇(名前)」と言われていることに気付きました。

同郷出身者同士(または英語のネイティブ同士)のあのくだけた感じとは違って、丁寧に接してくれるんだーと今実感。

ブログをやっているからこそ気付きました。
という書き始めには思ってもみなかったとんでもない着地点で〆たいと思います。





June 11, 2018

アクティブリスニング

外国人は黙りがち



日本人がすごく少ない街に住んでいます。いや、日本人だけではなく、移民自体少ない田舎です。

自分の交友関係に限って言えば、同僚や友人は全員カナダ人(しかも州内出身)で、外国人は自分だけ。

これはどういう意味かというと、僕のなんちゃって英語は通じないことが多いということです。

英語を教えている人や、毎日留学生の相手をしているような人でない限り、むこうもこちらも話が通じなくてイライラすることも。

こちらの発音が悪くて通じなくてイライラ、相手もこちらの意味がわからずイライラ。

自然な表現が浮かばず直訳的な文章を組み立ててしまったり、勘違いしたままその場にふさわしくない表現を使ってしまい誤解されてお互いイライラしたりすることは日常茶飯事です。

そんな感じですから、海外生活をするとわりと挫けがちです。







口は禍の元


なんかこう、良い天気ですね、とか、髪切ったんですね、とか、間を繋ごうとして言っただけなのに

「え?なんですって?」

と聞き返されたり、

「どういうこと?」

って聞かれて説明しなきゃいけなくなったり、

「もしかしたら文化の違いでこれってセクハラに受け取られちゃったのかも」

みたいな余計な心配をしてしまったり、カナダに十数年住んでいても、もしかしたら自分が知らないだけで今まで失言をしていたのかもと不安になったり、

面倒くさいから黙ってよう

と思うようになりました。

口は禍の元のことわざ通り、黙っていれば波風も立たず平和に時が過ぎていきます。






僕が聞き上手だって?


あるとき現地の友人から、聞き上手(good listener)だと言われました。

え?

70%ぐらいしか理解してないのに?

冗談で言っているのかと思ったら、本心のようでした。


どうやら、英語が母語ではないので、

  • 理解しようと(聞き逃すまいと)必死
  • 途中で質問する(「その she ってナンシー?それともマリリン?」とか)
  • カナダ人なら当たり前すぎてスルーしてしまう点についても説明を求める

この辺が「ちゃんと聞いてくれてる」という印象に繋がっているようです。

ましてや質問され、それに答えるということは、まさにインタビュアーのように話を引き出されていることらしいです。

70%ぐらいしか理解してないのにね

そもそも人は、悩みや不安を吐き出すだけでスッキリするので理解してようがしてまいが聞いてあげるだけで感謝されますよね。




アクティブリスニング


なんか気の利いたこと言わなくちゃとか、沈黙が怖いとか、会話集のフレーズ暗記してないどうしようとか、そんなの気にすることないんです。

さ、一緒にご唱和お願いします。
話し上手は聞き上手!

どーんと構えましょう。

もし気まずければ、ニッコリ笑って。
黙っていても、身振り手振りで「怒ってません」アピールは可能です。

チャップリンとか、ノッポさん(40代以下は知らないかな)のように、言葉がなくても楽しく空間を共有することは可能です。

相手に話させましょう。


相手の言っていることを理解するためにきちんと聞くことをアクティブリスニングと言うそうです(勤務先のカウンセラーから聞きました)。





英語が苦手であまり話せなければ、いっそ聞き役に徹して感謝されちゃおう、というお話でした。







June 5, 2018

最初は a 、二回目以降は the








英語学習者で、最初の文でいきなり the を使う人がいます。

I bought the pen. 
そのペンを買いました。

どのペン?????w

「私って犬が苦手じゃないですかぁ」
って言われて
「初めて聞いたし」
って思うぐらい戸惑ういきなりの the 。

The には、「あの」「例の」「前に話した」的なニュアンスがあるので、いきなり the を使うと話が見えなくなります。


だから、聞き手が「あのペン」「例のペン」「先ほど出てきたペン」などと文脈からわからない場合は、the pen と言うのはおかしいんです。


I bought a pen. ←1回目の登場 (1)

The pen was so expensive. ←2回目の登場 (2)

(1) と (2) は同じペン。




太陽とか月は世界に1つしかないので、
「あなたどの太陽のことを話してるの?」
とはならないので(「あの」太陽しかない)、常に
the sun 、the moon なわけです。 


でも、固有名詞には the を付けないので、例えあなたが世界で唯一無二の存在だとしても、あなたの名前に the はつけません(a もつけない)。





冠詞は難しいので、まずは

 the = 「あなたも知ってるあの」
と思うと良いかもしれません。


I bought the book.
あなたも知ってるあの本を買った。

I enjoyed the sun.
あなたも知ってるあの太陽を楽しみました。

…ちょっと無理があるかな? 





June 4, 2018

Something と Anything


somethingとanythingって、わりと紛らわしいですよね。
そこで今日はその簡単な使い分け方法についてお話したいと思います。

ざっくり言うと、

Something →なにか(なんでもいいわけじゃない)
Anything →なにか(なんでもいい)

です。

I want to eat something.
何か食べたい(なんでもいいわけでない)。

I can eat anything.
なんでも食べられるよ。

I can't eat anything.
何も食べられない。

I can't eat something
何か食べられないものがある、私はあるものが食べられない
(さてそれは何でしょう)

Would you like something to drink?
何かお飲み物はいかがですか?
(ドリンクメニューに限りがあるので、anything ではない)
(具体的に提案する飲み物を思い浮かべている)

Would you like anything to drink?
何かお飲み物はいかがですか?
何でもあるよ、的な印象。または、何も要らないと思うけど一応聞いてるよ、的な感じ。


I can do something.
何かは出来るよ。

I can do anything.
何でも出来るよ。


Something は有限(なんでもいいわけではない)で、anything は無限(なんでもいい)、というのを覚えておくと便利かもしれません。


同様に、
someone 誰か(誰でもいいわけではない)
anyone 誰か(誰でもいい)


脱線しますが、
everyone は全員(社員全員、とか、ここにいる全員、とか有限な「誰も」)
anyoneは誰でも(社員じゃない人もここにいない人も含めて「誰も」)


誰でもいいだなんて。失礼しちゃうわ。