January 3, 2018

プライオリティー

うちの職場は「プライオリティ―」という言葉をよく使います。

決して意識高い系なわけではありません(笑)。






カナダは、というよりうちの職場は、残業を全くしないのでスケジュールがとてもタイトです。

なので毎日毎日仕事を終わらせて帰ることができないので、優先順位をつけなければいけません。

毎週の締め切りに間に合わせるには、

「最低でもこれだけは今週分として処理」
「これは来週分に回しても大丈夫」

というように分けなければいけません。







自分の業務的には、prioritize という形で
「いつも優先順位をつけて取り掛かってます。頭使ってます。」
と言いたい時に使っているので、priority という単語の使い方がイマイチわかっていませんでした。


「優先順位」という意味なのは知っていたので、
high priority とか low priority とかで使うのは本で読んだことがあったのですが、
the priority is high とかっていうのかな、どうなんだろう、と思いつつ、直接その単語を使用するのは避けていました。






ところが今日回ってきた手順書には、
〇〇〇(業務)is priority
とありました。

つまり「優先順位」というより「優先事項」という意味。

日本語では「プライオリティ―が高い」などの使い方をしてますが、英語では
「恋人はプライオリティー」
みたいな、昭和歌謡のタイトルのような使い方ができるようです。




プライオリティーがなんたら、ではなくて、priority が単体で使われることの衝撃と、それが太字で全部大文字で書いてあったので、もうその瞬間からこの曲(↓)が脳内をエンドレスリピート。


January 2, 2018

ソーリーから会話を始めない






日本のあるお笑いタレントが海外に行って彼流のめちゃくちゃな英語で現地の人と交渉するという番組あるじゃないですか。

(「私ってアイスクリームが好きじゃないですかぁ」みたいにみんなが知っているのを大前提として話を始める)

文法めちゃくちゃでも度胸とコミュニケーション能力さえあれば通じちゃうもんだね、というアレ。

そのタレントさんは物おじせずにバンバン話しかけて行きます。

「ソーリー、ソーリー」

と言いながら、道行く人に話しかけていくのです。





これ、チョー違和感…。

例えばレストランで、

「これ何の肉?ウエイターさんに聞いてみよう」

っていうような時に、

「ソーリー、ソーリー、えーっと、あのー、ワッツ、ワッツ...」

というように、「すみません」の代わりに言う「sorry」...。







日本で働いていたときも、上司がこれよく言ってたっけ。
話しかけるときに言う、ソーリー、ソーリー。







店で店員さんに
「あの、すみません、ちょっといいですか」

上司が部下に
「〇〇君ごめん、ちょっといいかな」

「すみません」も「ごめん」もたしかに 直訳すれば sorry ですが、 英語では、
謝罪する時(とお悔やみを述べる時)以外 sorry は使いません!


ソーリーの代わりに使える簡単なフレーズは、

Excuse me

です。えくすきゅーずみー、が言いづらい場合は「スキューズミー」でもおk。
(ごにょごにょと言うのがコツ)

またはシンプルに、

Hi!

と挨拶しちゃう。



Excuse me や Hi などの「ひとこと系」のフレーズが苦手なあなたには、

  •  Can I ask you a question?
  •  I have a question.

のように、直接本題に入ってしまうのもおススメです。

腰が低いと英語圏の人はイライラしてしまうようです。
必要以上にソーリー、ソーリーと謝(って聞こえ)るのはよくないと思います。

※個人の感想です。






January 1, 2018

クロワッサンって言える?


あけましておめでとうございます。
本年も当ブログへのアクセス、宜しくお願い致しマンモス。


カナダ在住と言ってもバンクーバーやトロントと違い、日本人も少なくて日本食料品店などない州に住んでおりますので、元旦の朝食はこれでした。


食いかけ汚ねぇなぁ。



そしてあることに気付いたんです。

クロワッサンと板チョコを一緒に食べるとあの日本のコンビニ(たしかローソン)で12年前によく食べていた板チョコデニッシュふうになる、と。

俺って天才じゃね?w


デニッシュはカナダのスーパーマーケットでも国民的ドーナツチェーン店のティムホートンズでも売っていますが、板チョコが入った、あの歯ごたえのあるデニッシュはお目にかかったことがありません。

ちなみにデニッシュは英語でもそのまま「デニッシュ」で通じます。商品名 danish を見ると、デンマークの食べ物なんですかね?

フライドポテトのことをフレンチフライと言ったり、陶磁器のことをチャイナって言ったり、国名をそのまま使うのって多いですね、英語って。


でも、クロワッサンはちょっとこっぱずかしいです、言うの。

Dictionary.com によると、「クロワッサン(croissant)」の発音記号は

krəˈsɑnts

で、「くろわっそーん」みたいな、ちょっとおフランスな感じなのです・・・!
(Dictionary.com は音声が聞けたり発音記号IPAを表示出来たり出来て便利ですね)

ハードル高い!

でも近所のローカルなカフェで、生クリームをたっぷり挟んでチョコをどっぷりかけた体に悪そうなくろわそーん(しかも大きい)があったりするので言わないわけにはいきません。


以前の記事(アイスを英語で )で、乳製品は牛さんがかわいそうだのなんだの言っておいて、バターたっぷりのクロワッサンに牛乳たっぷりのミルクチョコレートの写真(しかも食べかけ)を貼るっていうのもどうかと思うんですけどね。

あーおせち料理食べたい。



December 31, 2017

年が明けなくても Happy New Year?



日本とは半日遅れているアトランティック・カナダは、日本が年明けを迎えて何時間も経っている現在も、まだ12月31日です。

というわけで明日の元旦はカナダでも祝日で、スーパーマーケットも閉まってしまうので食料の買い出しに行ったのですが、バスの中や店の中で人々がたくさん、

Happy New Year!

と言っているのを耳にしました。



はい、繰り返します。

日本とは半日遅れているアトランティック・カナダは、日本が年明けを迎えて何時間も経っている現在も、まだ12月31日です。

なのに Happy New Year。



これは、「良いお年を」という意味で使われているからなのです。


日本語では、「良いお年を」と「あけましておめでとうございます」と分けて使いますが、英語ではどちらも Happy New Year なのです。


ですが、12月31日の午後11時59分にカウントダウンを始めて1月1日の午前0時ちょうどに Happy New Year! と言うのは日本と一緒です。

なので、12月31日でも、1月1日でも、「これから良い1年を過ごしてね」という (Have a)  happy new year と言う意味なんだと思います。


あ、なんかつい最近も似たような記事書きましたよね。
似たような記事→ 良いお年を、を英語で


Have a happy new year と言っていると考えると 12月29日に言おうが1月1日に言おうが関係ないし、むしろ幸運を祈られているような、はたまた人生楽しめよ、と言ってもらっているような気がして素敵な習慣だと思うのですが(おおげさ?)、この習慣に慣れていないと、

「まだ年が明けていないのにハッピーニューイヤーとか言っちゃう自由でなんでもアリなカナダ人wwwwww」

などとツイートしちゃうのかなぁと思います(想像です)。



2017年はたくさんアクセスして頂きありがとうございました。
2018年も宜しくお願い致します。


関連記事:
■ "A" Happy New Year?
■ YearとEarの発音の違いって






December 29, 2017

ワイヤレスの反対は?


キーボードを買いました。

カナダでは気をつけないと間違ってフランス語を買ってしまうこともなきにしもあらずなので、ちゃんと英語版を買いましたよ。

実店舗ならまあ大丈夫でしょうけど、ネットで誤ってフランス語版を買ってしまった人が職場にいたので、今回気を付けました。

これでもっとこのブログをマメに更新できるはず(?)。
ノートパソコン(英語ではラップトップと言う)だと画面が近すぎて老眼にはキツイんです(実話)。




さてみなさん。
「ワイヤレス」の逆の言葉、知ってますか?

ネットで買ったのですが、間違ってワイヤレスを買ってしまわないように(電池式はいやなので)、ワイヤレス「じゃない」と言う言葉を購入した電気屋さんのサイトから探しました。


日本語だと、ワイヤレスは「無線」なので、ワイヤレスじゃない方は「有線」ですね。

某電気屋さんのサイトで使われていた言葉は、

wired

でした。
ワイヤーされた、つまりワイヤー付き、というニュアンスです。

そのままでしたね。







ちなみに僕は10年ぐらい前まで、恥ずかしながら、「ヘン」とか「変わっている」という意味の weird のスペルをなかなか覚えられず、ずっと wired と書いていました。

ウィアードと発音するので今なら we ウィーで始まるのは自然な事に感じますが、なにせ当時はローマ字の呪縛に取りつかれていたので「あいうえお(a i u e o)の)い(i)」が真っ先に浮かび、常に wired と書いていました。

なのでメールやチャットで

It was weird.
(ヘンだったよ)

と書いたつもりが

It was wired.
(有線でした)

と書いてしまって、よく先方を混乱に陥れてしまっていました。






全然関係ありませんが、「あのUSBをたこ足配線みたいにするやつ何ていうんだっけ」と思って「USB」「port」で検索したら、「hub」が出てきました。そうそう、わたくしこう見えて(どう見えて?)カナダの大学での専攻は計算情報システムだったので hub とかなんとかたくさん授業に出てきたのですが、きれいさっぱり忘れてました。あはは。




December 24, 2017

クリスマスにはストッキングを




靴下は、英語ではソックス(socks)。

でもそれは、左右2つ揃っている場合。


片方の場合は、「ソック (sock)」なんです。

だからクリスマスのプレゼントを入れるアレは、左右両方じゃなくて片方だから、ソック...じゃなくてあれはストッキング(stocking)と言います。



"Christmas Stocking" で画像検索すると、“靴下”の画像がたくさん見つかりますヨ!






まとめ:
1.片方の靴下はソックスじゃなくてソック
2.クリスマスのアレは靴下じゃなくてストッキング









December 22, 2017

same as me と the other one

前回に引き続き、ドリカムの Medicine という曲で思ったこと。


著作権上、歌詞はここに載せられないので詳しくは検索して頂くとして、same as me というフレーズが1番、the other oneというフレーズが2番に出てきます。







Same As Me

もし、私と同じ名前、と言いたいなら
 same as mine
と、me は mine になります。
「私と同じ」と「私のと同じ」の違いですね。
same as me だと、私と同じ状況、境遇、みたいな印象になります。
「私も一緒」みたいな。

ホント細かいようですが、この小さな違いで話が見えなくなるんです。

A「私のと同じ。私と同じ名前の女の子。」
B「私も同じ。私と同じ名前の女の子。」

Aは、単に繰り返しというか強調ですが、Bは「あなたもあなた自身と同じ名前の女の子とデート???」とちょっとわけがわからなくなりませんか?




The Other One


他の誰か、という時も、2つ使い分けが必要になります。

はいここで、英語の基本、「the は唯一の物を指す時に使う冠詞」。

the other one が適した状況は、例えば
・双子の兄弟がいて、兄じゃなくて弟の方を指す場合
・2人候補者がいて、AさんじゃなくてBさんの方を指す場合
・そっちじゃなくて、あっち。と言う場合。

なので、将来他の誰かとデートをする、という場合の「他の人」は、another one の方が適しています。

なぜならば将来デートする相手は1人と限らないし、対となる「私(歌の主人公)」以外の登場人物が歌の中に出て来ないからです(名前が同じの誰かは特定の人でないようです)。







ってかここまで完成したストーリーを1曲の詩とメロディーに詰め込んでその世界観を編曲して表現して約30年経っても色あせないってドリカムすげぇ。