January 9, 2020

カナダで大麻吸ってる人は多いですか?







カナダで大麻吸ってる人は多い?


ご質問を頂きました!(ありがとうございます)

タイトル通り、カナダでは大麻は合法だけれども、実際吸ってる人は多いの?というご質問です。

「多いです」「少ないです」とスパッと答えづらい質問ですが、街で大麻の匂いがすることもあるので、大麻が違法である日本から見たら多いと思うかもしれません(匂いについては後程ご説明します)。

ですが、合法だからといって日本におけるタバコのような状況を想像していると、少ないと思うかもしれません。

もちろんエリアや時間帯にもよるでしょうから一概には言えませんが、個人的な感想を書いてみようと思います。





大麻使用者に遭遇する状況

先ほども書きましたが、大麻を吸っている人がわかる状況は、匂いです。

街を歩いていると、匂ってくるのです。

例えば夕飯時に家の前を歩いていると料理の匂いがしてくるように、ある家の前を通ると大麻の匂いがしてくることがあります。

また、横断歩道を渡っていると、信号待ちの車から匂ってくることもあります。

その他、バスに乗っていると、乗ってきた乗客から匂うこともあります。

カナダではタバコは基本的に自宅や自分の車以外で吸える場所はなく、屋外でも建物の近くでは喫煙禁止だったりするので、大麻もタバコ同様場所を問わず吸うようなものでもないらしく僕は実際に吸っている場所を見かけたことは無いのですが、匂いで大麻を吸っている人に遭遇したとわかります。



大麻ってどんな匂い?

さて、匂いでわかると言いましたが、大麻を見たことも触ったこともない僕がなぜ大麻の匂いがわかるかというと、過去に街で大麻の匂いに遭遇した時に一緒にいた友達が「大麻の匂いだ」と言ったからです。

強烈な匂いなので一度(か二度)嗅げばみなさんもきっと忘れないでしょう。

どんな匂いなのか、言葉で説明するのは難しいですが、僕がいつも思うのはこれです:

「味がなくなるほど噛んだキスミントガムを噛んでる人の口臭」

もうキスミントガムは販売していないそうですね(今ググりました…)。

初めて大麻の匂いを嗅いだ時に、なぜか、直感的に、「高校の頃に同級生がキスミントガムを味がなくなるまでずっと噛んでいたときに話しかけてきたときの匂い」を思い出しましたのです。決してその同級生の口臭がキツいと言っているわけではなく、「劣化したガムの匂い」というか、あくまでもガム寄りの匂いです。

(キスミントってうちらが高校の頃発売されたみたいですね…当時は新発売だったのか…30年以上前だって!時の流れにせつなくなります)

とはいえ大麻の匂いは決してガムのフレーバーの匂いではありません!

人によっては、ニンニクのような匂いと言うかもしれません。生のニンニクを切った時に出るような匂いとでも言いましょうか。ニラのような、そっち系(どっち系?)の匂いがすると思ったこともあります。

でも犬のウンチの匂いのように感じることもあります。

上手く説明できませんが(苦笑)、ツンとする匂いです(上に挙げた例が全部バラバラw)。


大麻は一般英会話ではウィード

大麻の匂いがしてくると、一緒にいるカナダ人が「あ、大麻だ」「マリファナだ」という感じで「weed」と言います。

口語的にはweed(草)と言うようです。友達とカジュアルな英会話をするときにはweedで良いみたいですね。

僕は日本語の「マリファナ」につられて「マリワナ」と言うことが多いです。綴りはMarijuanaのようです(たったいまググりました)。

政府発行の販売店用の張り紙などにはcannabisと書いてあったりします。



というわけで、「吸っている人は多いの?少ないの?」「どんなの匂いなの?」「英語で何て言うの」のどれにもきちんと答えないまま、この記事を終わりにしたいと思います。



January 8, 2020

Snow Day とは


今日は雪で仕事が休みでした。

 日本語で言うと、雪が降ったから休んじゃったのか、雪が降ったから出勤できなかったのか、それとも会社から有休を使えと言われたのか、はたまた会社都合で休みなのか、説明が長くなります。

今回は会社の判断で大雪のため臨時休業日とし、会社都合なので出勤扱いとなりました。

これ、英語で言うと「snow day」の2ワードで済んじゃうんです。

今まで職場で snow day と言われていても「雪の日」と言っているとしか思っていませんでしたが、普通に出勤だった日はいくら雪が降っていても snow day とは言わないことにだんだん気づきました。

そのうち僕も大雪注意報が出た時、「明日休みになりますように」と言う時には「明日 snow day になりますように」と思うようになりました。

今日、インスタグラムに同業他社に勤める知り合いが「snow day」というキャプションをつけてベッドで二度寝をしている写真を上げているのを見て、彼の会社も休みと再確認。

そして僕も「snow day」という文字と共にインスタに雪の積もった景色の写真を上げたところ、日本で英語を教えている英語圏出身の友人から日本はそれが無いので羨ましい、日本は雪でも出勤、とのメッセージが届きました。

はい、わかります、台風でも大雪でも出勤…。

カナダでは注意報が出ていて明らかに危険が伴うような日に出勤命令を出すのはあまりよろしくない傾向にあるので、公的機関の場合、休業にしてしまう場合が多いです。民間企業でもパソコンを使う仕事の場合従業員自ら在宅勤務を申し出ることが多いようです。

日本語だと「今日は大雪のため会社の判断で臨時休業、でも会社都合なので出勤扱いにしてくれる」が英語では「snow day」で済んでしまうのが面白いと思いました。あ、そんなに面白くはないですね。

仕事はサボってなんぼ




今回はまったく英会話に関係のない話ですが、海外で働くことに興味のある方に読んでもらえたらと思って書いてみます。うふふ。


去年は10月ぐらいまで、ずっと自分ばかり仕事を押し付けられてて、大変な思いをしていました。

あまりにも大変なので数人採用されたのですが、上司は新人にはあまり仕事を頼まず、一番古株の僕ばかりに複数の業務が回ってきて、締め切りも重なり、なんとか3人分の仕事を残業もせずにこなしていました。

誰かが日曜日に出勤しなければいけないと言う時も、仕事の押し付け合いが嫌なこともあったし、そもそも自分以外の人はやったことのない業務だったので、自ら引き受けました。

10月になりようやく新人達も業務を請け負うようになり、少しずつながら僕の業務は減っていったのですが、今後のことを考えて、次回の日曜出勤のリストから僕を外して欲しいと上司にお願いしました。もう数年連続でやってるし、そのせいで他の人が覚えないし。

すると上司は、
「じゃあ自ら志願しなきゃよかったじゃん」
と言ったのです(意訳)。

あまりにもがっかりしたので同僚2人に愚痴を言ったところ、2人にも
「そうそう、自ら言わなきゃ良かったんだよ」
と言われました。

そう…仕事から逃げ回るのがカナダ・スタイル(うちの職場だけかも、とも思いましたが、その同僚2人は他社からの転職組なので、カナダ人あるあるだと思うに1票)。



1人で3人分の仕事をしていたので、どうしても新人には仕事を覚えてもらいたいし、上司にはしっかり動いてもらいたいし、山積みの問題点も改善していかなければいけないので、会議では嫌われるのを覚悟で問題を指摘する発言、同僚の指導(という業務がある)も「出来なくてもいいよ」ではなく「出来ないと困ります」という姿勢、など、がむしゃらに働いていました。

そこへ新人が上司へクレーム。…からの人種差別主義者扱い(過去記事参照)。

なんやねん。

…もうね、年も明けたし、大人しくすることを最・最・最・最・最優先して、肝心の業務は後回しにすることにしました。

よく考えたら、電話やメールは新人たちが担当してくれていて、上司も去年からうちの部署専任になったので、締め切りを逃しても僕にはクレームが来ない♪ 

仕事よりも職場内で波風立てず、「口は災いの元」を胸に言葉にだけ気を付けて(無視するとかの態度は訴えようがないけれど発言はメモされて部長や人事に報告されてしまう)、毎日ただ時間が過ぎるのを祈る!

ということで、仕事初めだった今週から、仕事は待ちの姿勢に徹してます。

古株なので新人が忘れがちな業務も無意識にルーティンで出来ちゃうけどあえて手を出しません!(ウズウズしちゃうけど)

古株なので頑張れば新人さんより早く仕事を処理できるけど、無理して頑張りません!

古株なのですぐ仕事が片付いちゃって手持ち無沙汰になるけど、その分丁寧な仕事をします!

今までは朝も早めに出勤したり、昼休みも早めに戻ったり、お昼以外にある休憩時間も取らなかったんだけど(みんなも取らない)、しっかり休むことにしました(そもそも誰も時間通りに出勤してこないし...)。

いつもはコーヒーを始業前に買ってたのを我慢して午前中の業務のあいまにわざわざ離席して買いに行き、午後は歯を磨くためにまた離席することにしました。この2回の休憩は雇用契約書に書いてあるんですけどね。やっぱり契約は守らなきゃだめですね。





この「あまり仕事をしすぎないようにする」ということ、実はストレスマネジメントのカウンセラーから言われていたことでした。

結果、心が穏やかになりました。

実は、なぜか、新年に入ってから新人のうち一人は僕のことを無視しています。その人のせいで僕は上司から個別に指導が入ったり人事部長から呼び出しをくらったりしてるのでこっちが被害者なんですけどね。

でも、無視をされても心は穏やかです。外国人が少ない小さな街なのでこういうのに慣れているからということもありますが、やっぱりいかに頑張らないかということに重きを置いているので、ストレスがぐっと減ったのでしょう。

そんなことより安いワイヤレスのイヤホンとタブレットを買ったら思いのほか良かったので、もう今年はきっと家で仕事のことを考える余裕はありません。たのしみ♪

January 7, 2020

ナイーブ



皆さん、80年代に彗星のごとく現れた伝説のロックバンド、ラ・ム―を覚えていますでしょうか(彗星と言えばハレー彗星が接近したのは1986年でしたね)。

当時大人気アイドルだった菊池桃子さんが新しく結成されたロックバンド「ラ・ム―」のボーカルになり透き通るようなウィスパーボイスとロックバンドの楽曲が化学反応を起こし、他のアーティストと差別化された都会的な作品を残しました。

今聴いても古臭くありません(自分がおっさんだからそう思うのかも)。

当時そのロックバンドのリーダーが、歌番組で菊池桃子さんを起用した理由を聞かれると毎回「彼女のナイーブなボーカル」に惹かれた的なことを言っていたのを思い出します。

でも、英語圏に移住した今では、「ナイーブ naive」って無知とか世間知らずとかって意味(悪く言えば「バカ」的な意味)なのに…と、当時から30年以上経って思うわけです。

日本語では「ナイーブ」は繊細などの意味ですよね。

そういえば洗顔料にもナイーブってありましたよね。きっと「繊細なお肌に」という意味なのでしょう。今でも売ってるみたいですね。


あれ、何の話でしたっけ?




December 11, 2019

人種の話は絶対タブー



職場で、上司に、新しく入ってきた人に仕事を教えろと言われました。

でも僕はあくまでもその新しい人の同僚であって上司ではなく、対等な立場なのでたまには逆らわれたりしてしまいます。

日本人だから、舐められるんです、わかりやすく言うと。

で、西洋人ってどこか東洋人を下に見てることがあって、同じことを言っても態度が違うことってない?

そんな海外在住の日本人の話はたくさんありますよね、ブログでも動画でも。

白人の人はアジア人に対して偏見があることも多いから、いくら対等な立場といっても教えづらい…というようなことを上司に相談したんです。





ハイ、一発アウト。



職場で人種について発言したので、人事部の一番偉い、数百人いる従業員の誰もが知るお方と面接をする運びとなりました…。

それはそれは、大変怒られ、けなされ、指摘され、ハズカシイ思いをいたしました…。

「アジア人なので差別されてる」って言ったつもりが「特定の人種を差別して当事者を侮辱した人」という認定を受け、人事の記録に残ることに…。

ちなみに上司は、
「今日は堅苦しい会議ではないので、思ったことを何でも話してね」
と言っていたのに、人事に報告したようです。人種差別に例外はないそうです…。


「〇月〇日に××さんにジャップと言われた」のような明らかな事例の被害報告でない限り、職場では人種に触れては決していけないようです(仕事に関係ないから)。


ちなみに僕は英語が上手ではないので、
She said "I don't know" 
というのを
She said she didn't know
と言い換えるのが苦手なので、そのまま本人の言ったように
「I don't know と言ってました 」
と言いがちなんですが、それも「高いピッチの声で女性のマネをして女性を侮辱している、もし私があなたの完璧でない英語を真似したらどう思うか」ともご指摘頂きました…(ちなみに出席者はほぼ女性)。

日本人というかアジア人は自分だけで、解雇の決定権のある白人達に囲まれ「白人を侮辱するな」という面談だったので、怖かった…。


職場では人種の話は絶対にしちゃいけませんね(人種はスキルに関係ないから)。もう僕は職場以外でも絶対しませんけど…。

てかもう怖くて何も話せないのでそれ以来一言も発していません。うふふ。


こんなブログ書いてて無知なのがバレてお恥ずかしいのですが、ブログの記事にして昇華したいと思います…。



もう早く転職したい。





October 2, 2019

トリアージして





最近上司が「トリアージする」と言う言葉をよく使います。
大量に来る業務依頼を、受付の人がトリアージする、というのです。

話の発端は依頼書の不備が多いというもの。

うちのチームの業務は、社内の人間が記入した伝票を処理することなんですが、不備が多いったらありゃしない。

氏名漏れ、支払先名漏れ、コード番号漏れ、内線番号漏れ、署名漏れ、などなど。

処理にはスピードが求められるのに、不備により伝票を受理できないことが処理のスピードを大幅に低下させる原因になっているんです。

そこでとりあえず伝票を受け取った時点でトリアージして、不備があるものはその場で依頼元の課に返却してしまいましょう、という作戦になりました。

って、トリアージって何よ。最初は意味が分かりませんでした

検索してみると、
”少ない資源を有効に活用するために、被害者のけがなどの状態に応じて治療の順番を決めること。”
とありますアルク 英辞郎 on the WEBさんより)。

というわけで早速これをうちの職場で当てはめると、

少ないスタッフを有効に活用するために、依頼書の記入などの状態に応じて処理の順番を決めること。 

確かにそんな感じです。

まあ処理の順番は決めてはいないけれど、書類の完成度(completenessと言うらしい)によって「今すぐ処理できる」「要返却」「上司と確認」に分けましょう、ということをしています。

ああ、しっくりきました。

ちなみに昔(20年ぐらい前)ここカナダ某所の日本食レストランでウエイターをしていましたが、現地のお客様はみなさん唐揚げのことをカラエイジって言うんですよね、メニューを指さしながら。たしか勤務先のレストランのメニューではハイフンが入っていました。

kara-age

たしかにカラエイジだわw


え?なんで急に唐揚げの話をしたかって?
triageを見て「鶏」と「揚げ」を思い出したからです…w















September 29, 2019

秋を英語で



カナダ某所は、すっかり朝晩冷えてまいりました。
カナダ東部の9月末の気候は、日本で言う10月末の感じとでも言いましょうか。
紅葉も始まり、朝晩は冷え込み、でも日中は汗ばむ日もある…そんな感じです。

さて、そんな「秋」ですが、英語では何というでしょうか。
オータム?
ファッションブランドの秋物コレクションはオータムコレクションとか言いますもんね。
秋冬はオータムとウィンターの頭文字をそれぞれ取ってAW(某アパレル会社ではエーダブと呼んでました・笑)と言ったり。

でも北米では、秋はフォール(Fall)です。
知らず知らずのうちに、自分の中でも「フォール」が当たり前になってました。

なぜでしょう。
きっと生活の中にたくさん出て来るからでしょうね。

秋学期 fall semester
秋の始まり the beginning of fall
秋物ファッション fall fashion
秋物セール fall sale

というわけで気付けばフォール派になってました。

きっと枯れ葉が落ちる(fall)からフォール?



最近、友達と話していて、ちょっと気取って英国風にもう一つの表現、autumn を使ってみましたが、通じないばかりか笑われてしまいました。

オータムと言わずにオータムと言っていたからです。

お恥ずかしい。
これってきっと中学校英語ですよね(あれ?中学校では fall と教えるのかな?)。

一生懸命オータムンと言いいましたが「オットマン(足用の小さいソファ)?」と思われたみたいです。




ちなみに秋の気配を感じる頃になると、毎年南野陽子さんの「秋の Indication」という歌を口ずさみます。Indicationという単語はここで覚えました。枯れ葉の季節にアーモンドチョコを食べたいですね(CMソングだった)。なんのこっちゃ(ナンノだけに)。




July 1, 2019

英語学習におススメのサイト?

pixabay.com



どんな英語のサイトを読んでいますか?


最近「英語の習得におすすめのサイトはありますか?」とご質問を頂きました。
普段どんなサイトを読んでいますか、とも。

 実は、僕は英語のサイトは読まないんですよね.…英語が苦手なので。

でも、具体的なオススメのサイトは挙げることできませんが、英語を読むのが楽になったことを実感したいくつかのサイトの種類ならご紹介できます。




必要に迫られたものを読む


僕は英語が苦手なので読みたくて読みたくて仕方がないようなものはありませんでしたが、やむを得ず読んでるうちに結果的にその分野の表現に慣れたことがあります。


留学前

最新かつ公式の情報を得るべく該当する大学や部署のサイトから直接原語(英語)を何度もチェックしていました。1つでも必要書類を忘れてしまったら大変なので、読まないわけにはいきません。


留学中 

留学中は言わずもがな教科書やハンドアウト(配られるプリント)などをたくさん読みます、というか宿題を片付けたり試験対策をしたりするためには資料を読まないわけにはいきません。どこかにヒントが隠されているわけですから読む必要があったわけです。「英語を読むのが面倒臭い」という感情よりも「英語でもいいからヒントをくれ」という気持ちでした。

海外就職

就職してからも留学時代同様、カナダでの労働許可に関する書類、就職に関する書類(求人票や採用後の申請書類)はもちろん、業務に関する書類た指示書など、リーディングのスキルを上げるためではなく、必要に迫られて読んでいます。

その他、日常生活でも、ごみの捨て方、部屋探し、銀行関係などなど、
「え!なにこれ!どうやるの!?」→「これ読め」
みたいな読まざるを得ない状況で鍛えられます。

興味があるものを読む



学校や仕事で英語を強制的に読まされる環境でないと、なかなか読むのは難しいですよね。〇〇は英語学習者にも読み易く書かれている、などと紹介されても、易しく書かれたものは内容も平坦なことが多いもの。平坦な感動に興味はないし退屈な時間は要らないですよね。

というわけで、どの英語学習サイトでも書かれているしこのブログでも何度か書きましたが、みなさんがご自身で興味のあるものを読むのがやっぱりリーディング上達のコツという結論になります。

でも興味のあるものって言われても、難しいんですよね。できれば日本語では得る事の出来ない情報が「読まざるを得ない」状況になって良いですよね。

例えばまだ翻訳されてない芸能人の取れたてゴシップとか、日本ではまだ人気の出ていない俳優のウィキペディア(もちろん英語版)とか、あまり日本人観光客のいない地域の観光情報などはどうでしょう(テキトーw)。

僕が個人的に最近読まざるを得ないと思わされている「興味のあること」は、アマゾン(カナダ)での自分が興味のある商品の商品説明、レビュー(口コミ)です。気付いたら真剣に読んでることが多いです。





リーディングとリスニングの化学反応



リーディングの話ばかりしてきましたが、実はリスニングもリーディングを楽にするのに役立つこともあります。


英語をたくさん聞いていると、活字を目の前にしたときに脳内でその音が蘇るのです。


だとえば、僕は昔(20年ぐらい前)、although、 however、 in order to などの日本語にはない(または個人的につかわなかった)ような用法の単語がどうしでも引っかかって、読んでいても内容が頭に入ってきませんでした。


Although:
 おるぞう?「~であるが」、って日本語では「~」が先なのにalthough は最初だから脳内で入れ替えなきゃいけない。

However:
辞書によると「しかしながら」。普段「しかしながら」なんて言わないから、この単語が出て来るたびに頭に「シカシナガラ」という音が出て来てしまい黙読に詰まる。

In order to:
イン・オーダー・トゥ、ってそもそも3つも単語が出るし意味も「~するために」とかいう to と変わんねぇんじゃね?的な用法でこれも黙読中に引っ掛かる。


ところが、テレビや周りの人の話などでこれらの言葉を耳にしているうちに、活字に出て来る時に音が脳内再生されるのです!つまり、リス二ングがリーディングで役に立った、ということ!

同時に、リーディング時にこれらの単語に引っ掛かっていたからこそ、実際にそれを耳にした時に
「あ、今 although って言った。おるぞうじゃなくて『おどー』って言ってたw」
のように引っ掛かり、頭のどこかで覚えていたわけです。

読む、聴く、書く、話すの4技能は、まんべんなく取り組むと相乗効果をもたらすのです!

ずっとリーディングだけをしていると足し算のような伸び方ですが、たまにはリスニングなどの違うアプローチすると掛け算になるという化学反応が起きるわけです。

…「化学反応」言いたいだけやん。








June 28, 2019

お酒の英語!

英語で注文出来ない事

SNSでやりとりをしている人と英語での注文の話になり、そもそもメニューを知らないと注文できないのは英語以前の問題だよね、という結論に至りました。

たとえば「ビッグマック」を知らないと、「あのぅ、えっと、このお店で有名な大きいハンバーガー」みたいな、わけのわからない注文になってしまいます。

それでも固有名詞というか、世界的チェーンのファストフード店のメニューだったら特に問題ないわけです。レジの上のパネル(今は画面と言うのでしょうか)にでかでかと出てますもんね。

それでもお店独自の固有名詞ではない、商標登録®™されてるような名前ではない、一般に言われる料理名だと困るわけです。

例えばメニューらしいメニューもないようなバーやクラブ(ダンスフロアがあるようなクラブ)で、「〇〇ありますか?」と聞く場合。それで僕が思ったのはお酒でした。

お酒の英語



日本でも、居酒屋に行ったらメニューを見る前に「とりあえず生3つ」とか言いますよね。そういうときに「生」を英語で言えないと困るよね、というわけです。


カナダでとりあえずビールを頼むときは、おそらく扱ってるであろう銘柄を言います。コアーズライトを瓶で、とか、アレクサンダーキースをドラフトで、とか、バドワイザーありますか?など。


***
《追記》
ドラフトの他に、on tapという表現もあります。
ボトルと生と両方ある場合、「生で」という代わりにon tap と言えます。
***


そこでビール以外の、甘くて飲みやすいカクテル系の物を注文しようと意外と英語で言えないことに気付きました。

モスコミュール、カシスオレンジ、カンパリオレンジ、ソルティードッグ、巨峰サワー…。どこまでが英語でどれが和製英語なのかわかりません(巨峰サワーは漢字つこうてるやん)。

2006年以来日本の居酒屋には行っていないので上記の酒の種類が古臭かったらごめんね。

※モスコミュールにはカナダで実際に遭遇して注文しました。モスコとはモスクワの英語読みで、日本の居酒屋同様、銅製のコップで出されましたが全然甘くなくてアルコールとジンジャーの味しかしなかったとか言う話はどうでもいいですね。



飲むものが違う


なんちゃらソーダは英語でなんて言うんだろう、ほにゃららサワーは何て言うんだろう、と考えるより、現地の人が飲んでるものを飲む、というのが正解な気がします。

イタリア料理もそうですが、日本人の方が詳しい!たとえば日本人なら一般人でも「アルデンテ」を知ってる人は多いですが、僕の周りのカナダ人でアルデンテを知ってる人はいませんでした(サンプル少なっ)。

お酒の種類も、よっぽどこだわりのある人でないと知っていません。日本でもバーテンダーさんはカクテルにくわしいけれど一般人はあまり知らないというのに似てますね。ただ日本人は和洋折衷を楽しみ流行も追うのでイタリアで人気のカクテルも全米で話題のお酒も今年出来立てのボジョレーヌーボーも知っていますが、人種のるつぼでない地域のカナダ人は冒険をしないので決まったお酒しか飲みません(期間限定とか興味ないらしい)。


カナダでよく見る、どこにでもありそうなビールでない酒といえば、ロングアイランドアイスティー、ラム&コーク、マルガリータでしょうか。日本の居酒屋ではあまり見なかったような気がします。



郷に入ればなんちゃら


やっぱり名前を知らないと注文出来ないのはビッグマックと一緒ですね。でも、「カシスソーダ」と言えてもお店になければ出てこないので、現地の人と同じようなものを頼みましょう(誰に向けてのアドバイスだこれ)。

こうして単調な食生活になっていき、日本の懐かしい味はなんでも作ってしまう在留邦人になっていくのです…w 僕はまだその道には手を染めてはいませんが、レシピを見ては「自分でつくれるかも…」と思ってしまうのです。

また出だしと関係のないオチ。





June 13, 2019

英会話の上達に独り言作戦







ある分野のことならよくしゃべれるのに、別の分野のこととなるとしどろもどろになってしまうことがよくあります。

例えば会議中に現在の仕事の問題点等を発表する場があれば、ここぞとばかりに不平不満を言うのですが、たくさん文句を言って自己嫌悪になると同時に、こんなカナダ人だらけで日本人が自分1人だけなのに普通に英語で喋って相手のことも普通に理解して、自分で自分を褒めてあげようとも思ったりします。

なのに、フィギアスケートの話をしようとした途端、全くしゃべれなくなってしまいます。つっかえつっかえでしどろもどろ。

日本人は、普段別にフィギアスケートのファンじゃなくてもオリンピックの前とか世界選手権の前だとつい夢中になっちゃうんだよね。

ってことが言いたかっただけなのに全然ちゃんと言えない。世界選手権って英語でなんていうの?というレベル(お恥ずかしい)。

この違いはなんだろうと思った時にふと気づいたのが普段の自分の独り言の癖。

英語なので言いたいことが自由自在に言えるわけではありません。

例えば明日会議があるという時に普段思ってることを事前にシュミレーションとしてぶつぶつ言ってみることがあります。もしくは会議の後、1人反省会じゃないですけどあー言えばよかったこう言えばよかったと言うのをぶつぶつ言ってみたりもします。後は機会があったらこれを言ってみよう、と言うものもぶつぶつ口に出して言っています。

 最初は英語的なのが目的だったのに、最終的にはまるで誰かと電話でも話しているかのように感情的にエンドレスで口が出てきます(笑) 。

ということで普段口に出して言ってることなので会議でもすらすら出てきます。

ところが普段はフィギアスケートの話はしないんですよね。日本語だったら普段話をしてなくても自由自在に操れるのに、 英語だとやっぱり普段言っていない言葉は出てこないみたいです。

うーむ、世界選手権、何と言うのでしょうか。ワールドチャンピオンシップ、かな?

 カナダではあんまりフィギアスケートは人気じゃないし職場でも話題にもならないけど、日本はすごい人気なんだよね、 テレビとかでも結構視聴率いいみたいだよ。

…みたいなこんな簡単なことがどうしてすらすら言えないんでしょうか、自分。もっと修行が必要ですね。

あ、話が脱線しました。

というわけで英語学習をしている皆さんもぜひ独り言を取り入れてください。頭の中でこしらえた彼と一緒に…じゃなくてもいいけど、頭の中でこしらえた聞き手にじゃんじゃん話しちゃってください。

June 5, 2019

ポットラックって何?

pixabay.com




カナダに住んでいると、やたら「ポットラック」で集まる機会があります。

Potluck。ポットラック。なんでしょう、これ。




簡単に言うと、料理の持ち寄りパーティー、です。




誰かの家でパーティーをする場合、その家の人が料理を用意したら材料費も手間も、1人に負担が掛かってしまいます。そんな時、各自1品ずつ持ち寄れば、1人1人の負担は大してかからずに結果的にたくさんの料理が用意できるわけです。

また、職場で社員が自発的にするような親睦費では、そうそう経費が出ない場合が多いと思いますが、それでもみんなで1品ずつ持ち寄れば、経費なしでも、1人1人の負担は大したことなくても、ケータリングのような料理を用意できるわけです。

日本だと外食が安いこともあって、居酒屋にでも行きますよね。

ただカナダの場合、拘束時間外に親睦会を行うことはあまりないし、昼休みの1時間を有意義に使うにもポットラックの方が都合が良いのです。テーブルセッティングさえすればすぐ食べられるので。

女性が多い職場(男女平等なカナダでも、まだまだ女性が料理担当の家庭が多いようです)なので、家からスロークッカーのようなものを持参し、職場のコンセントを使って昼休みまで保温しておいて、昼休みに休憩室まで移動させるツワモノまでいます。

事前に表を作って、誰が何を持参するか各自書き出し、みんなに知らせておきます。そうすればAさんはミートボール、Bさんはラザニア、Cさんはサラダ、Dさんはチョコレートケーキ…のように他の人と被らずに「全員デザートかよ!」みたいなことが防げるのです。

留学生のブログなどを見ると、日本人は巻き寿司を用意する人が多いみたいですね。うん、良いアイデア。




でも、僕はポットラックは苦手です。暗黙の了解で全員参加ですが、いつも空気を読まず不参加です。

料理ができないから。

いや、料理ができなくても、スーパーマーケットの出来合いのカット野菜の盛り合わせとか、カットフルーツの盛り合わせとか、安いスポンジケーキとか、参加する手段はいくらでもあるのです。

でも、留学生時代、自分が作った炊き込みご飯が誰にも手を付けられずに残った思い出とか、ルームメイトと住んでいた時に毎週末に3人で交代に料理を作ることになったのに自分の作ったスパゲティーを半分も手を付けずに「美味しいけどお腹いっぱいだから」と言われ2人ともそれを捨てて、それっきり料理当番の話はなくなったとか、本当に自分が用意した食べ物を誰かに評価されるのが苦痛。(評価はしないんだろうけど、まあ味見はするよね)。

あとは昼休みぐらい英語を使わずに日本の芸能ニュースをチェックしたいし。
友達とはポットラックより外食する方がよっぽど簡単だし楽しいし。


日本だったらお惣菜もあるし、自分が好きで誰かにもおススメの料理もあるけど、カナダでは好きな食べ物がなくて仕方なく食べてるものばかりなのに「こういうのが好きなんだ」「こういうのを食べてるんだ」って思われるのも気持ち悪いし。


変人だ、って自分でもわかってるけど、どうしてもダメなんです。対人恐怖症とか社会不安障害とかと同じレベルでダメ。



というわけで、みなさんもポットラック、やってみて下さいね(説得力ゼロ)。