April 27, 2021

通訳するときに勝手にキャラ付けしがちな件




英語って俗に言う男言葉・女言葉がない言語ですよね。

「~だぜ」「~だわ」「~なのよ」みたいな。

たとえば以下の言葉は、英語なら全部 This is a pen です:

  • これはペンだぜ。
  • これはペンだわ。
  • これはペンなのよ。
  • これはペンね。

ということは This is a pen を「これはペンだわ」と訳すか「これはペンなのよ」と訳すかは、訳者次第ということになりますね。

「ええ、そうね。私は寿司が好きよ。トロが大好きなの。よく食べるわ。」

なんていう大物スターのインタビュー記事も通訳の妄想で、実は

「はい、そうです。寿司が好きです。トロが大好きです。よく食べます。」

と、あっさりした受け答えだったかもしれません。

その通訳はきっと「この人が日本語を話したらきっとこう言うだろう」というキャラ付けをしているんでしょう。



だってそもそも、日本の芸能人だってそんなに馴れ馴れしく喋らないじゃないですか。

映画賞の受賞の感想だって大抵の役者さんは

「とっても感謝しているわ」

ではなく

「とても感謝しています」

って言いますよね?



原宿の“カワイイ”文化が好きなアーティストだって、きっと

「とってもキュートなの」

というよりは、英語のネイティブが直接そのインタビュー音源を聞いたら

「すごく可愛い!」

と言ってる、というかもしれません。


特にテレビのように本人が話しているのと同時にそんな字幕がついていると、勝手なキャラ付けに違和感を覚え…るとは言わないけれど、ツッコミを入れたくなり、なんか微笑ましくなります。




海外在住の日本人の伝聞もそうなりがちですよね。

たとえばカナダ人と英語で話して、日本人に日本語でそれを伝えるとき。



「あなたもやったほうがいいよ」

であろう程度のことが

「あなたもやるべきよ」

「あなたもやるべきだわ」

に変換されて、ちょっと大げさに演出されてるかもしれません。




大昔、カナダの寿司屋でアルバイトしていた時のこと。

僕は昼のシフトで、夜は別の人が入っていました。

その夜のシフトの中に、カナダ人の大学生がいたのですが(仮名でブライアンとしましょう)、シフトが違うのでずっと会う事はありませんでした。

とはいえ夜にやったことを昼に引き継ぐこともあるので、よくオーナーがブライアンの話をしていました。例えば彼は背が高いので電球を変えてくれた、とか。


オーナーは日本人なので、僕とは普通に日本語で話していました。

当然、ブライアンが言ったことも日本語に変換されます。

たとえば彼が「I can do it」と言ったら

「ブライアンが 『I can do it』 って言ってくれたの」

ではなく

「ブライアンが『僕できるよ』って言ってくれたの」

と変換して僕に伝えられます。



そこで聞く彼のキャラは、子供っぽくて、頼りなくて、でもお調子者で、ヘラヘラした人物でした。

それはオーナーがブライアンが言っていたことを“こう言ってた”というときは、間接話法ではなく直接話法、しかもモノマネ風だったからです。

モノマネと言っても彼は日本語を話しませんから、オーナーが頭の中で通訳したことを洋画の日本語吹き替えのように演じて言うわけです。



たとえばオーナーが、彼が忘れ物をして戻ってきた、というエピソードを僕に話してくれたときは、

「彼が忘れ物をしたと言って戻ってきたの。」

ではなく、

「彼が、『ボク忘れ物しちゃったんだよぉぉぉ』と言って戻ってきたの。」

と言う、といった感じです。


ところが、たまたまシフトが一緒になることがあり、噂のブライアンに実際に会ってみたところ…なんと一般的な、真面目な青年でした。

そんなアニメのキャラのように喋ってはいませんでした。



外国でホームステイした経験談などを描いたブログを読むと、

ホストマザーから

「心配ないわ、あなたの英語は大丈夫よ。」

と言われたとか、

英語学校の先生から

「あなたにとって必要なのは自信をもつことだわ。」

と言われたとか、

行きつけのカフェの店員から

「あなたが来てくれてうれしいわ。」

と言われたとか、

登場人物がみんなドラマティックな舞台俳優のような口調になっていますが、ええ、そうね、おそらく原文はもっとシンプルだと思うわ。でも英語で言われたことを日本語に言い換えるのが難しいだけなのよ。きっとそうだわ。


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April 25, 2021

在宅勤務に観葉植物のススメ

カナダで会社員をしている、トム(仮名)です。
現在はこのご時世で在宅勤務をしています。

このブログでは英会話や海外就職について思ったことを書いていますが、今日は在宅勤務についてのお話です。


■ ホームオフィスにグリーンを


お洒落でミニマルなデスクまわりを、と思いYouTubeやInstagramでホームオフィスの画像をたくさん見ています。

フェイクにしろ本物にしろ、鉢植えを置いている方が多いみたいですね。

そしてそれがオシャレ。

というわけで、僕も真似して、家にたまたまあったフェイクの観葉植物を置いてみました。

それはそれでよかったのですが、気候も春めいて来てスーパーマーケットの園芸コーナーにも鉢植えが戻ってきたこともあって、1つ買ってみる事にしました。


それにほら、植物って二酸化炭素を吸って酸素を吐き出すというじゃないですか。
根拠は知らないけど目にも優しいと言うし。


■ この子を連れて帰ってきました


スーパーマーケットに並んでいた植物は、心なしかしおれているものもあり、売れなかったらどうなってしまうのか考えたら、保健所で犬や猫を見ている気になってしまいました(病んでる?)。

全部は買い取れないので、1つだけ購入し、家に連れて帰ってきました。


1週間ほどして鉢を受け替えました。よく見ると一鉢に何株かあったので、株分けしてゆったり育てようと思いました。

以下ビフォー・アフター。

ビフォー:

アフター(3株もありました):


ビフォー:

アフター(2株ありました):


■ 結局デスクには置いていない


株分けまでしましたが、実は部屋の模様替えをしてしまい机に日が当たらなくなってしまったので、植物は窓際に置きました。

緑のあるお洒落なホームオフィスにする作戦は失敗に終わりましたが、仕事中に窓に目をやると緑が目に入るというのは良いものです。

造花と違い、葉が光りに透けたり水やりで生き生きとする様子が見れたりするので、やっぱり植物は良いですね。



■ 生き物を育てている


植物を擬人化して可愛がるなんてことはしませんが、自分が世話をしないと枯れていまうのはペットと一緒。

そして手を掛ければちゃんとそれに応えてくれるところもそうですよね。

水のやり過ぎで痛んでしまうのも、餌をあげすぎてしまうとペットの健康が害されてしまうのに似ています。

正直今まであまり植物に興味はありませんでしたが、想像以上の癒し効果がありました。

とりあえず枯らさないように頑張ります。



April 24, 2021

he/sheで悩んだら―英語で文章を書く時は極力複数形を使おう


 

everyone は、3人称単数です。

「みんなそれが好き!」は

Everyone likes it!

です。


「誰もが自分のお金を使います」は

Everyone spends their money ではなく

Everyone spends his or her money. 

が正解です。

英語が母語の人でも their と言ってしまっていますが、カナダでも学校では his or her で習います。


でも、his or her は面倒くさいですよね。

口頭ならなおさら。

筆記でも、his/her とスラッシュで書くか、or と書くか悩んだりもします。

それから「彼」と男性を先に書くのも男女平等でないと言う人が出てきそうな気もします。

もし全員女性なら Everyone spends her money となるべきなのに his なんて書いてしまったら女性蔑視だと「また」言われかねません(トラウマ)。


参照→過去記事:人種の話は絶対タブー


というわけで、 everyone とか anyone とかは避けたいところ。


これ、大学で履修したビジネスライティングのクラスの先生によると、こういう面倒臭さを回避するために主語は極力複数形で書いたほうが良いそうです。


上記の例の場合、

Everyone spends his or her money. は

People spend their money.

They spend their money.

All of them spend their money.

などと言い換えられます。





 そして everyone 以外にも、こんな例も。

「ユーザーはパスワードを入力しなければなりません。」

というのも、

A user needs to enter his or her password.

とも言えますが、

Users need to enter their passwords.

とすればジェンダー問題を回避できます。





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April 23, 2021

スタイラスペン(タッチペン)を買ってみた




カナダ在住のトム(仮名)です。
最近ペンタブ(板タブ)を買い、趣味でお絵描きを始めました。


今回、パソコンでのお絵描きに飽き足らず、手持ちのタブレットでもお絵描きしたくてスタイラスペンなるものを購入してみました。





こちらです↓


アマゾン(カナダ)で30カナダドルほどでした(3千円ほど)。
メーカーは Zspeed。


選定にあったって考えたこと:

  • 古~い iPad Mini 2 (2012年頃のモデル)に使える
  • Amazon Fire HD 8  に使える
  • Android (スマホ)に使える 

最近発売された iPad を持っているなら色々な機能が付いたものが選べたと思いますが、iOSと Android のどちらにも使えてかつその iPad が古いとなると(少なくともアマゾンカナダでは)なかなか見つからず、このモデルぐらいしか見つかりませんでした。







使ってみた感想:


■ パームリジェクションは必須(当機種には付いていない)

ペンを持った手をタブレットの上に置けないので、ふにゃふにゃの絵しか描けない。
(あの“いかにも絵師”っぽい二本指の手袋を買おうか悩んでいます)

■ 遅延が気になるほどある

描いてから線がタブレットに移るまでの遅延が気になるレベルであるため、ちゃんとした絵は描けない。

■ iPad Mini 2 ではガラスの厚みが気になる

Amazon Fire では気にならないけれど、iPad Mini 2では画面のガラスの厚みがある感じがして描きづらい(紙とペンの間に分厚いガラスがある感じ、または鏡の上に描いている雰囲気)。


まとめ:

スタイラスペンを買ったのは失敗でした。

YouTubeで安いスタイラスペンのレビューがたくさんあり、どれも高評価ですが、皆さん良いタブレットをお使いのようです。

これはブレンストーミングなどの一時的な落書き専用にします。

お絵描き用には、いつか、お絵描き専用のタブレットか最新の iPad と Apple Pencil を買おうと思います。


ちなみに英語でスタイラスペンは stylus です。


April 22, 2021

カンニングは英語じゃない

 





そういえば、テストで隣の席の人の答えを盗み見するカンニングって英語じゃないって知ってました?


英語では cheating と言います。


海外ドラマなんかを見てると、カンニングをした子を発見したクラスメイトが先生に

He is cheating! (ズルしてる!)

なんて言ってるのを見たりします。



それからトランプのババ抜きなどで隣の人の手札を盗み見しようとしている人に

 No cheating! (ズルしちゃダメ!)

なんて言ったりもします。



大学でテストのときに、何センチ×何センチまでなら1枚のみ方程式などを書きこんだ紙を持ち込んでも良いというクラスがありましたが、その紙も“cheat sheet(チート・シート)”と先生自ら言ってました。

スピーチマーク(“”)付きで俗称というニュアンスでしたが。



そして就職先では、エクセルやワードなどのマニュアルがないソフトウエアの特殊な使い方をメモした紙も cheat sheet (チート・シート)と呼んだりします。

本当は何も見なくても使えるべきなのに、とか、本当は手順書などの正式文書を見なければいけないのに、手書きのカンニングペーパーを作ってズルしてる、という意味合いです。

この“カンニングペーパー”こそが cheat sheet ですね。


カンニングという英語はありますが(cunning)、同じ「ずるい」という意味の言葉でも、テストでの盗み見には使われません。

cheating には不正の意味があり、ずるして正解、ずるして勝つ、の「ずるい」なので、 cunning のようなしたたかなイメージとは真逆ですね。


…などと偉そうなことを書いてしまいましたが、これはもう、英語学習の鉄則ですが、あまり頭で理由を考えずに「テストでの盗み見=cheating」とセットで覚えるのが確実だと思います。

単語の理由を考えるより、英語⇔日本語の反射神経を鍛える!



ちなみに cheat は浮気をした、という意味にも使われて、He cheated on me (彼は浮気をした)なんて言ったりします。


普段からカタカナ語を使っていると英会話の時に役立ちますが、日本語でも最近はダイエット用語で「チート・デイ」(ズルして好きな物を食べちゃう日)なんてのがありますね。

ズル=チートと覚えておくと、英会話の最中にちょうど良いタイミングでポロッと口から出て来るかもしれません。



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April 21, 2021

カナダで Keychron のメカニカルキーボードを買った話

 






ずっと欲しかった、メカニカルキーボードを買いました。

仕事用ではなく、個人用です。

ブログ(これ!)を書くのに、もっと楽に、早く打てるものを探していました。

プログラマーでもプロブロガーでもなんでもないんですが、触り心地やう打ち心地の良いキーボードが欲しかったんです。


YouTubeやブログなどのレビューを参考にして、以下の条件が良いと思うようになりました。

  • メカニカルキーボード
  • なるべく小さいもの
  • ワイヤレス
  • テンキーはいらない
  • ファンクションキーもいらない
  • 複数台のデバイスに接続可能
  • Bluetooth 
  • 矢印キーが独立している
  • キーがカラフルに光る


というわけで買ったのがこれ。


Keychron の K6 というモデルです。


YouTubeのレビュー動画によると米ドルで100ドル以下、日本円で一万円以下とのことでしたが、カナダのアマゾンでは200カナダドル近くしていたのでアマゾンはやめました。

というわけで Keychon のオフィシャルサイトを覗いたところカナダでの正規販売店のリストが見つかったので、そこ(オンラインショップ)から購入しました。

送料無料で金曜の夜に注文して火曜の昼に届きました!感動。

(しかも、念のためと玄関に出たところにちょうど配達のお兄さんと遭遇!手渡しで受け取りました)



茶軸、赤軸、青軸…の他に、 リニア、タクタイル、クリッキーなど、いろいろ種類があるようなのですが、よくわからないのでYouTube動画を参考に茶軸にしました。

そしてリニアを買うつもりが、オーダー時にはすっかり選択するのを忘れていて、家に届いた箱を見たらタクタイルでした(笑)。

どちらにせよ違いがよくわからないのですが、打鍵感に満足しています。




iOS用のキートップをはずして、付属のウィンドウズボタンに取り替えました。


とにかく満足しています。

これでこのブログも毎日更新なるか!?




めっちゃかっこええ…。

April 20, 2021

英会話で使えるフレーズ「Life is short」




今日はお役立ちフレーズ Life is short をご紹介しようと思います。



文字通り「人生は短い」という意味なので、誰かが言ったのを聞いた時も、あなたが使う時も、特に混乱も無いと思います。

個人主義というか、自己主張が激しいというか、嫌なことは嫌と言う英語圏らしい言い回しだなと思います。



たとえば...

上司がとある業務について残業をしてまでやらなくてよい、と言ってくれる時。
「そんなことに時間を掛けなくていいよ。Life is short。」

ケーキを目の前にしたダイエット中の友達。
「今日は食べてもいっか。Life is short。」

安いテレビを買い電気屋に来たが、予算よりも高いソニーの高級テレビに魅かれてしまった時。
「えーい、買っちゃえー! Life is short。」




定年退職したら海外旅行をと考えていたものの、実際退職したら足腰も弱くなり、若い頃のような外国の文化に対する好奇心も消え、やっぱり若いうちに旅行をしておけばよかった、なんて話を聞きますが、まさに Life is short。




日本では我慢が美徳だったり、言い訳はするのは良くないとされていますが、カナダでは個人個人の尊重が重視されます。

医師の診断書がなくてもアレルギーだとか持病があると言えば職場でもいろいろ許されたりレストランでわがままが言えたり、家庭の事情ですといえば細かい事は聞かずに遅刻・早退を大目に見てもらえたり、言い訳大国です。

そして細かく事情を聴いたりツッコミを入れたりするのは人権やプライバシーや尊厳の尊重に反するとされる。



そんな“言い訳”の1つのように聞こえるんです、この「Life is short」というフレーズは。

誰もが人生は一度きり。

自分のせいで誰かが悔いを残る人生を送ってはいけないし、また誰かのせいで自分の人生に公開が残るようなことがあってはいけません。

誰かに Life is short と言われたら、もう何も言えません。

そしてたまには自分にも Life is short と言い聞かせるべきです。

人生は短いんだから、楽しめるうちに楽しんでおこう。なんで今までPC用スピーカーを買わなかったんだろう、あんなに安いのに。






意識高い系の皆さんは職場で無駄な工程を発見したら言ってみて下さい。
そんな作業は無駄だ。ライフ・イズ・ショートだ、と。



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April 19, 2021

在宅勤務用に PC用スピーカー・ロジクール Z150 を購入してみた






カナダで在宅勤務をしているトム(仮名)です。

会社員ですがこのご時世で在宅勤務になり、はや一年。今年も在宅勤務のままになりそうなので、PC用デスクトップスピーカーを購入してみました。





■ スピーカーを買うに至った理由



音楽を聴きながらYouTubeなどで癒し系の音楽や自然の音(小鳥のさえずりや小川のせせらぎ)を仕事をするとストレスが和らぐことに気付きましたが、
  • ヘッドフォンでは音楽の主張が強すぎて仕事に集中できない
  • スマートスピーカー(Google Home Mini を所有してます)では音に包まれる感覚に乏しい
というわけで、2つ離れたステレオスピーカーが欲しい!と思うようになったんです。



■ スピーカーに求めるもの


パソコンに向かっているときにやんわり音に包まれさえすればよかったので、スピーカーに求めていたものは次の通りでした:

・値段の安さ(今回は試しに買ってみるだけ)
・2つ離れていること(ステレオ感が一番欲しいもの)
・音質はそこそこで良い(良いに越したことは無いけど…)
・重低音はいらない(同居人も在宅勤務)
・音量もいらない(机から離れたら聞こえないぐらいで良い)

というわけでYouTubeやブログのレビューを参考にした結果、ロジクールにしました。






ロジクール(カナダではロジテック)のマウスやウェブカメラを持っているので、このメーカーならきっとスピーカーも性能が良いだろうと見込んで買いました。


本当は Creative というメーカーの Pebble シリーズが欲しかったのですが、なぜかアマゾンは他店より値段が高く他店だと送料や日数がアマゾンよりも掛かるので、今回はロジクールにしました(プライム会員なんです・笑)。

いつか手に入れたいです、Pebble。 




さて、さっそくロジクール Z150の感想を書いてみます。


■ 良かった点


・小さい

写真でイメージしたよりも実物は小さく、デスクの上でそれほど場所は取りませんでした。

・音量スイッチが大きい

電源スイッチ兼ボリュームのつまみが大きくかつ手前にあるので、音楽を聴いていても突然の電話やビデオコール(在宅勤務あるある)にとっさに対応できます。



右側の下部の丸いスイッチ。0が電源オフ。



・高音が良く出る

音質は期待していませんでしたが、きれいな高音が出ます。
※個人の感想です。


■ 残念な点


・縦長

長所と相反しますが、“思ったより”は小さくても実際には実寸で15センチありますので、Creative Pebbleのようにモニターの下にちょこんと置けたらよかったのになぁとは思いました(たいして気になりませんが)。

・音が安っぽい

そもそも安いので当たり前ですが、プラスチックの中で反響している安っぽい音は否めません(個人的には気にならないレベルです)。


・背面コードが着脱不可

背面のコードは脱着不可なので、コードが痛んだらおしまいです。まあ机の上から動かす予定は無いので痛むこともないと思いますし、安いので1年ぐらいで買い替えることになっても精神的なダメージは無いでしょう。

背面のコードは脱着不可。



■ ロジクール Z150の感想・まとめ


全体的にバランスが良く、この価格(20ドル台)では大満足!

上記に挙げた“残念な点”も、個人的には実際には気にならない程度です。

同じく在宅勤務をしている同居人もいるので、大きな音はもちろん重低音も不必要という僕の仕事の状況にはピッタリのスピーカーとなりました。


採点:★★★★★




April 3, 2021

洗剤に書いてある flings! ってどういう意味?


 


コンビニ、というか、薬局、というか、営業時間短縮の措置が取られるまでは24時間営業だったらカナダの全国チェーンの Shoppers Drug Mart は、週末にセールをやることが多いんです。

こんなご時世ですから、うちの近所の店舗は朝8時からの営業になるのですが、今週も朝イチで行ってきました。

週末は遅くまで寝てお昼ごろまでネットサーフィンをするのが本当は好きなんですけど、混雑を避けるのと、朝から歩いて脂肪を燃焼させるのとゴロゴロしてるわけにはいきません。

というわけで今週の戦利品は、洗濯用洗剤と柔軟剤でした。イエイ!

参照:イェイはYeahで本当にいいの?



ふと洗剤のパッケージを見ると、flings という見覚えのない単語が目に入りました。

始めは印刷されている絵の花の名前かと思っていましたが、辞書で調べたら違っていました。

辞書によると、自動詞も他動詞も名詞もあり、“放り投げる”のような意味らしいです。

参照①:weblio

参照②:英辞郎


■ fling の後に目的語がないので、他動詞の線は消えました。

■ もしも自動詞なら、It flings! で文章が成り立つかどうかが焦点となります。

    Gain flings! (ゲインは飛び出る!=飛び出るゲイン!)かな?

    液体のゲインと違って、カプセルタイプなので飛び出るタイプのゲイン、ってことでしょうか。

Sがついているのはゲインというブランド名を三人称単数として見ているからですね。

■ もしも名詞なら、「投げ飛ばすもの」という意味で、意訳をするなら「液体ゲイン」に対抗して「投げ飛ばしゲイン」という意味合いになります(このカプセルを洗濯機に放り投げるだけなので)。

Sが付いているのは複数形だからで、袋に入っているカプセルをまとめて言っているのでしょう。



僕は英語圏に住んでいますが、同居人も友達も同僚も英語の先生ではないので、こんなこと聞けません。

面倒臭いことを聞いたら彼らに迷惑だし、ネイティブは英語を無意識に使っているので意外と考えこまれてこちらとしても面倒です(笑)。

というわけで Gain flings でグーグルで検索してみました。


すると。


Gain Flings! や Gain Liquid という検索結果が表示されるので、これは商品名、すなわち名詞(固有名詞)ということで、あまり深く考えんなというグーグル様からのお告げです。

flings の f が小文字なのも、きっとデザインです。

細かい事を気にしては膨大な語彙をマスター出来ません。

気にするのはやめましょう。



Photo: 筆者提供

March 31, 2021

在宅勤務用にハニカムゲルクッションを買ってみた

 


デスクワークの在宅勤務なので、座りっぱなしです。


ダイニングテーブルで使っていた木製のキッチンチェアを使っていましたが、もう限界でした。

お尻が痛いのなんのって。


というわけで、買ってみました。

ハニカム構造のゲルクッション。


カナダのアマゾンで約25ドルでした。



いちばん安いのを買ったせいか、感動するような改善はありませんでした。

でも、もうクッションが無い状態には戻れません。

クッション無しだとお尻が痛い。


普通のクッションでよかったのでは、とも思います。

ふっかふかの厚手のクッションとか、低反発クッションみたいのも試してみたいと思っています。









カバー付きで、カバーの裏面(底にあたる部分)には滑り止めのポチポチがついています。

それでもまあ普通にズレますね(笑)。




ちなみに英語では、この商品は

gel seat cushion

そして椅子用の座布団は

seat cushion

と言うようです。




余談ですが、ゲルクッションというので何かゲル状のぷにぷにしたものが中に入っているのかと思ったら、このゴムみたいな素材(黒いカバーではなくて、青い本体のことです)をゲル素材と言うようですね。


March 29, 2021

ジャッジメントコール(Judgement Calls) ってどういう意味?

 



提出された書類に目を通して、不備が無ければ処理係へ回し、不備があれば申請者に返却するような仕事をしています。

受理できるか、それとも却下か、を決めているわけです。

とはいえこちらで自分勝手に却下などせずに、受理できなさそうな場合は上司に回して判断を委ねるんですけどね。

(要はそんな責任のある立場にない)



何を基準に受理できるかを判断しているかというと、規定や規約、それから申請書の裏面にある記入例などです。

ところが。

テストのように点数で合否を決められれば良いのですが、大げさに言えば裁判のように全体の話を聞いて、背景も考えて、必要であれば同僚の意見も聞いて、それで判断を下すのです。

店頭販売に例えて言うなら、「お客様都合の返品はお受けできません」という規約があるのに返品の依頼があった場合です。

何をもってしてお客様都合というのか、特にお客様がこれは自分の都合では無いと言っている場合、線引きが難しいこともありますよね。

社内マニュアルがあっても、お客様が100人いたら返品の理由もレシートの裏面の返品ポリシーの解釈も100通りあるわけで、実際には現場のスタッフが判断することになると思います。



長年働いていればマニュアルも規定も規約も頭に入っているし、過去に経験したたくさんのケーススタディーもあるので判断にはそれほど困りません。

問題は新人に教えるです。

「こういう申請があったんですけど、受理できますか?」

と言われたとき。

社内マニュアルの1ページ目によると受理できそうな感じ、でも2ページ目を読むと出来なさそうな感じでもある。

口頭でざっと説明されたぐらいでは判断できかねます。

今ここでイエスかノーか言える問題ではなく、実際のレシートその他、いろいろ判断材料を見て、マニュアルや規約を参考にして、過去の経験や一般常識を当てはめて、裁判官にでもなったつもりでジャッジしなければいけません。

そんな時に、質問をしてきた新人にはこんなことが言えます。


Judgement calls.


It's a judgement call など文章で言えるのかもしれませんが、僕の短いビジネス英語人生ではたいてい Judgement calls. とだけ言わているように思えます。



はずかしながら、最近まで、judgmeent が主語で call が動詞だと思っていました。

「場合によるね。」と言うのを 「It depends.」と言うみたいに、1つの文章かと思っていました。

が、a judgement call という名詞のようですね。

おそるべし耳コピ生活。

在宅勤務になって、チャットでのコミュニケーションが増え、曖昧なままではいられなくなってようやくネットで検索したのでした。



使うタイミングとしては

  • It's up to you.(あなた次第ですよ)
  • It depends. (場合によります)

と同じような場面で使えると思うのですが、

  • up to you (あなた次第)だと文字通り100%あなた次第になってしまい、上記の例だと「お客様に返金されるかはあなた次第♥」のような公私混同、独裁政治になってややこしいことになってしまいます。
  • it depends の場合はまるでその新人さんが何も判断材料に目を通していない印象になってしまいます。



というわけで、意識高い系のみなさんが、職場で後輩に「こんなのは受理しても良いんですか」みたいな質問をされて、


もうそれは具体的に参照できるルールがありませんからあなたが常識的に考えてジャッジしないといけませんね。


みたいなことを言いたいシチュエーションがあったら言ってみてください。

ジャッジメント・コール、と。




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