March 28, 2019

カナダで働く〜派遣社員とのトラブル




今日は英語とは関係ないんですけど、海外で働くシリーズのようなことを書きたいと思います。一応英語っぽいというか、ビジネス英語もどきというか、英語を勉強してる人なら無関係ではないよね、ということでこのブログのテーマにかろうじて引っかかってるといいな。エヘヘ。

今の職場に派遣社員が2人いるんですけど、そのうちの1人はなぜかでしゃばってしょうがないんです。

でしゃばってもやる気があると言うことで言われた事しかしない人よりはマシかもしれないんですけど、僕に指導してくるんです。

その指導が合ってればいいんだけれども、合ってないw
それはもうやらないって 2年前に決めたことを知らずに言ってくる。

あと、誰だって間違いはあるし、 彼女も間違えるくせに、僕が間違えると担当でもないのにわざわざ間違いを指摘しに来る。お前の仕事じゃねーだろ。

その人はカナダ国外の英語圏からの人なので、英語はネイティブとはいえども土地勘がない。カナダの税金についてあまり詳しくない。

そして僕はこの職場に10年ぐらいいるので各部署についてはわりと詳しい。

なのにいちいちマウントとってくる。

そして今日のミーティング。去年はどうだったか、と言う話になったので、去年は僕は契約社員だったので、

「『契約社員なのでわかりません」』て答えてました、あはは。」

と答えたところ、派遣の彼女の怒りが大爆発。
(ちなみに彼女は大柄な中年のおばさんです)

 テンプ、テンプってその言い方頭にくるのよ!みたいな。

誰もお前のこと言ってねえよ。自分のこと言ってんだよ。

同席していたマネージャーや同僚が必死でフォローしてくれました。チームなので誰もあなたのことを派遣から正社員かで区別してませんよ、彼(僕のこと)もうそんなつもりで言ったんじゃないですよ、みたいな。

去年のマネージャーは正社員と契約社員を明確に区別してたよね、とか、契約社員には重要な仕事を任せてなかったよね、とかのフォローも。

関係ないけど同僚の優しさに感動してしまいました。




でもおかしくない?もし個人的に気に入らないことがあったとしても、課のミーティングで、みんなの前で声を荒らげて個人を攻撃するか?





頭おかしい。







するともう1人の派遣社員(高齢のおばあさん)が、一大決心したかのように、私もスピークアップ(声を上げる)をする!と言って話をしだしました。

「これは私の問題なんだと思うし、誰が悪いというわけじゃないんだけど、てゆうか私もハッピーピル(精神安定剤?)を飲めばいいだけなのかもしれないし、…」

と前置きをした上で、僕の仕事の教え方が気に入らないんだと。




何度も何度も悩みながら話している様子ではあったんだけど、 abrupt なんだって。このアブラプトの意味がわからなかったんだけど、要するに突然だとか早いだとかそんな意味らしい。



でも彼女の仕事はデータ入力なので、間違ってたら「こことここ直してください」てしか言いようがいなくて、fast-paced  と呼ばれる締め切りに追われるじゃんじゃん片付けなければいけない業種なので、事前にミスを予測できるものでもないし、間違ったらその場で直していくような感じだし間違いを締め切り前に治さなきゃいけないし、僕はこれ以上どうしようもない。

しかも、前に職場で発狂してしまっているので間違いの指摘についてはかなり気をつかっていたので、もうこれ以上何をしていいかわからない。

まぁでもおばあさんには辛いだろうなとは思うけど、ソフトウェアーを多数扱うデータ入力なのでしょうがないじゃん。

これはその場で、同席したマネージャーに、この仕事は1ヵヶ月や2ヶ月じゃ間違い減りません、 Second nature(無意識レベルでできるようになる)になるまでには3ヶ月、いや、6カ月位ぐらいかかるんですよ、みたいな話をして、他にもウチの職場は新人に自分のトレーニングも与えずに丸投げしすぎ、って話をしたら最初は黙っていた同僚たちがどんどん話に入ってきた。

結果、僕が悪いと言うよりは、新人に仕事を丸投げしすぎ、研修なさすぎ、みたいな話に着地してなんとなく解決。

話をしてすっきりしたのか、ミーティング後にそのおばあさんがハグしてきましたw








でもね、何が言いたいかと言うと、派遣社員は確かにチームの一員だけど、越えちゃいけない一線と言うものがあると思うんですよ。

僕、実は一旦カナダから日本に帰国して、ちょっとだけ派遣で働いたことがあります。

採用時とか派遣直前、さらには派遣中にも派遣会社から言われる事は、派遣先とトラブルを起こさないこと、です。

身だしなみや勤怠はその一環。業務上トラブルが起きたら直接派遣先と話はせずに、派遣会社の担当者に報告すること。

派遣先とトラブルがあったら派遣会社は次の契約を逃すかもしれません。

派遣社員は派遣会社の代表なのです。そこんとこ忘れてもらっちゃっ困るよ。

これはカナダでも同じです。日本の派遣会社をやめてカナダに戻ってきたときにまず派遣会社に登録したんです。その時にもらった小冊子に同じようなことが書いてありました。

なのになんであいつら派遣先の社員(ウチら)と直接やりあってんの?

家に帰ってきてそのことに気づきました。

明日早速上司に話して、彼女らの雇用主と話してもらうよう働きかけてみます。もう次からあの会社と契約しないで、で本当は言いたい!!







March 18, 2019

英語で自己紹介〜職場編




英語で自己紹介


うちの職場は人の入れ替えがすごく多いので、頻繁に歓迎会があります。

歓迎会といっても飲み会ではありません。勤務時間内に集まって、ちょっとしたリフレッシュメント(クッキー、カップケーキ、カットフルーツ、コーヒー、紅茶、ジュース、炭酸飲料など)が会社から振舞われます。

そこで新入社員に対して自己紹介をするのですが、英会話で自己紹介と言えば1番最初に習う事かもしれませんね。

でも今回は、職場で新人を受け入れる側の人がどう自己紹介をするかを記事にしてみたいと思います。 改めて10人以上の同僚や先輩を見る機会でしたので(頻繁に見ているはずなのに、今までは気付かなかったことに気付きました)。




自己紹介でのタブー



日本では、年齢とか、未婚・既婚、子供が何人いるとか、そういう話をするかもしれません、というか、わりと多いですよね。

でもカナダでは、というかうちの職場では、そういうのは一切しません。

仕事に関係ない事は基本的に言わないことが多いです。特に新人の歓迎会ような、知り合って間もない間柄の人への自己紹介なのでなおさらですね。





仕事がらみのことを言え



同僚や先輩上司が言っていたのは、
1.フルネーム
2.所属部署
3.直属の上司の名前
4.勤続年数
でした。



 1.フルネーム


これは意外でした。外からかかってくる電話等、とりあえず挨拶する時はファーストネームだけで言うことが多く、自分が自己紹介した時も日本の苗字なのでどうせ聞き取ってもらえないし綴りを覚えてもらう必要もないのでファーストネームだけで挨拶をしました。

ところが自分以外の人は全員フルネームで言ってたのです。日本と違いラストネーム(苗字)を言う機会があまりないので驚きました。

これはきっと、業者からの電話のようなあまり上辺だけの対応と違って、これから職場の仲間として一緒にやっていきましょう、という意思の表れによる礼儀なのかと思いました。

ちなみに英会話スクールの自己紹介などでは、ファーストネームしか言わないことが多いですよね、生徒も講師も。

ファーストネームだから打ち解けている、と言うよりは、ファーストネームだけの場合は、日本で言うところの苗字だけ言っているような当たりさわりのない挨拶なのかもしれません。

2.所属部署


これは職場での自己紹介なので当たり前ですね。今回の新入社員歓迎会は、うちの部署だけではあったのですが、それぞれ〇〇課に所属しているので、所属している課を言っていきました。

3.直属の上司の名前


英語圏では日本ほど上下関係がないと思われているかもしれませんが、職場では日本と同様上下関係があります。

上司が権限を持っているのはもちろん、部下も上司を立てます。

日本のような上司が帰るまで部下が帰れないとか、部下が上司にお土産だのお歳暮だのを差し出すみたいな事はありませんが、こーゆー自己紹介の場では、しっかり上司を立てます。

先程の所属部署を言う時に、何々課で誰々のもとで働いてます、と言うように同僚や上司は上司の名前を出していたのです。

日本では
「〇〇課所属の〇〇です、宜しくお願いします」
とは言うけれど、
「〇〇課所属の〇〇です、××課長の元で働いています」
とは言わないですよね?

僕の上司は辞めちゃったので(笑)、うちの課の人は誰も上司の名前を挙げてませんでした。


4.  勤続年数

カナダでは「先に入った方が先輩」みたいな上下関係はありません。例えば20年働いているおばちゃんよりも去年入ったばっかりのマネージャーの方が偉いです、 当たり前だけど。

1つの会社でどんどん上に上がっていくと言うよりは、転職して役職を上げていく文化なので、必ずしも新人が下っ端と言うわけではありません。

経験者でないと就職できないので(新卒は不利)、役職が同じなら立場も同じです。なので自分よりも後から入社した人でも自分と役職が同じなら同僚となります。自分の方が先輩では無いのです。

うちの職場での経験は浅いかもしれないけれど、採用された時点で自分と同じだけの技能があると認められているからです。

なので日本のように先輩だからと威張ってるのは単なる新人いじめです。

というわけで勤続年数は会議での発言等に影響は無いのですが、こういう時にはやっぱり長く働いていることが威張れるんだなと思いました。

やっぱり新人にとっては、誰がどれぐらい働いているかと言うのは参考になりますもんね。自分だけ新人かと思ったら実は〇〇さんも今年入ったばっかりだったとか、× × さんは勤続20年なので何でも聞ける、などなど。


まとめ


いかがでしたでしょうか。
音声入力なのでダラダラ話したまま文字に起こされてしまっているので読みづらいかと思いますが※、最近の新入社員歓迎会の感想を書いていました。

…って日記かよ!


※一旦アップした後でパソコンから修正しました。え?まだ読みづらいって?我慢して!








March 9, 2019

英語で Enjoy

今を楽しむ



最近気が付けば考え事してるんです。
なんなら独り言さえ言ってるかも。
常に上の空というか、常に頭の中が騒がしいというか。

貧乏性なので時間を無駄にしたくないんです。

例えばシャワーを浴びている時も、どうやって上司に横柄な派遣社員の態度を伝えようかブツブツ練習(英語で言うなら事前に準備が必要なんです…)。

良く言えば常に一歩先のことを考えている。
でも悪く言えば今この瞬間を楽しんでいない。

シャンプーを買う時に店頭で散々香りを嗅ぎ比べたのに、実際頭を洗っているときはシャンプーの匂いなんて意識すらしていない。

せっかく迷って買ったんだから深呼吸して香りを楽しまなくては。
シャンプーの泡立ちを楽しまなくては。

と思った時に、思い出しました。

よく
「Enjoy 〇〇!」
って言われるな、と。




英語で Enjoy!



例えば職場で備品を購入したとき。
キーボードが届いたとしましょう。

うちの会社の総務の人は

「Enjoy typing!」

などと言ってくれます。


その他、ペンや付箋なども
「Enjoy!」
と言って渡してくれます。






大量のデータ入力があるので残業しなければならない時、先に帰る人が
「がんばってね」
の代わりに

「Enjoy posting!」

と言ったりもします。

もちろんデータ入力の残業が楽しいわけがありません。
楽しめるもんですか!

でもそこを、冗談でですが「楽しむ」と言い換えられる視点の切り替えは良いと思います。






これらの職場でのお約束ギャグ(うちの職場だけかもしれませんw)には元ネタがあります。

それは食べ物を出すときに言う

「Enjoy!」

です。




レストランでも家庭でも料理を出すときに

「Enjoy your meal」 

と「どうぞお召し上がりください」的な意味で言われるのですが、それのもっとフレンドリーな感じが

「Enjoy!」

です。





それを「頑張って」と言うべき時に言うので面白いのです。
(解説しちゃって面白くなくなるパターン)



エンジョイしましょう


そう言えば昔の人、というか自分の親世代の人たちは割とエンジョイという単語を言っていたような気がします。

70年代か80年代の若者向けの広告でそんなものも見たことがあるような気がします。


逆に90年代とか00年代とか、今どき…とはもう言えないので言い方を変えるとデジタル世代というか現代のようなライフスタイルが確立された頃にはもう当時の若者はエンジョイとはあまり言わなくなった気がします。

まったくもって個人の感想なのですが。




そんな感じの「エンジョイ」に近い、ちょっとネイティブ感のない表現が、「Let's enjoy ~」。そう、中学校の英語の先生とかがよくいう、アレ。

日本で英語を教えている友人が「日本人の口癖」として
「レッツエンジョイ!」
と言います。

「日本人レッツエンジョイ言い過ぎ」
だそうな。


Enjoy の後は名詞が動名詞が来ます。
Enjoy your meal.
Enjoy eating.

Let's の後は動詞の原型が来ます。
Let's go.
Let's eat.

なのでレッツエンジョイの後は名詞か動名詞です。
Let's enjoy eating.



そのせいか、レッツ ~ing という和製英語になってしまうようです。

× Let's eating
× Let's drinking


おそらくですが、全校でたった1人の外国人である友人を気遣って英語科でない担当外の先生方も一生懸命話しかけてくれるのでしょう。

「レッツエンジョイ」(楽しみましょう)の他に、今後は「エンジョイ!」(楽しめ!)と命令するのも良いかもね。



まとめ:人生を楽しもう


話があちこち行ってとっちらかってしまいましたが、これからは人生を楽しもうと思います。

頭を洗っているときはシャンプーの香りを楽しむ、職場で備品が届いたら文房具マニアなのを隠さずに新しい文具の支給を喜ぶ、など。

つまり、エンジョイなになに、を口癖とする!

Enjoy shampooing!
Enjoy the new shampoo!
Enjoy the new sticky notes!
Enjoy the new pens!
Enjoy typing!
Enjoy blogging!


…って自分に言い聞かせようと思います。









March 6, 2019

Onboarding て何







責任者が退職したので隣の部署からAさんがきました。
社内異動なので経験者です。

経験者とはいえうちの部署で働くのは初めてなので色々教わっている最中です。







今まで書類を承認していたBさんがから電話があり、

「AさんがオンボーディングだからBさんと一緒に承認手続きをしたいので金曜に提出していた書類を木曜に提出してもらえないか」

との依頼がありました。

オンボーディング?ムービングフォーワード(これからは、の意)みたいな響きだけど何?

と思いつつも「わかりました」と告げて電話を切りました。







そのあと部署全体でのミーティングがあってプロジェクターに映した資料を元に役割分担の話をしていたのですが、そこにも onboarding の文字が。

〇〇さんに引き継ぐ予定、的な文脈でした。

わかったふりして会議に参加していましたが、後でネットで意味を調べてみたらなんと「研修」「トレーニング」の意味。

詳しい意味や語源はネットで見れるのでここでは触れませんが(英会話ブログを名乗っているのにw)、どうやら「搭乗」のボーディングから来ている言葉のようです。

船や飛行機に乗るように新しい組織に乗る、仲間に入る、のようなニュアンスだとか。

それならなんとなく納得です。同じ研修でも「トレーニング」だと仕事そのものを教える、叩き込むみたいな感じですが「オンボーディング」は既に他で似たような仕事をしていた人にウチのやり方を教える、みたいな感じに聞こえます(個人の感想ですが)。






ネットで意味を調べて初めて自分が理解していなかったことに気付いて自分でもびっくりです。わからないまま1週間ぐらい電話や会議に対応してたなんて我ながら恐ろしい…。

それでも忘れちゃうし文章で使ったりできないんですよね、四十代も半ばになると(苦笑)。



March 4, 2019

英会話上達のコツ:脱・出不精!色々な人と会う





出会いとは人生変えちゃう宝探しかもね


僕はかなりのコミュ障で、引きこもり気味で、人見知りなので決まった人としか会っていません。

いい大人が「人見知りなの。うふふ。」なんてリアルでは言えないので、ブログの中だけでしか言いませんけど。

なのでこの年齢になると、もっと活動的に色々な人と会っておけば良かったな、と思うことが、英会話のことでもそれ以外のことでもあります。

なので、気が乗らなくても、面倒くさいと思っても、たくさんの人と会っておくと長い人生良い事あるよ、という事を書きたいと思います。




もしあの人達と出会わなかったら



1.英会話スクールで会った、ワーホリ帰りのクラスメイト

僕は元々、海外旅行どころか旅行自体苦手で、飛行機に乗ることも外国に滞在することも怖いとさえ思っていました。

英会話を習っていたのは単にその言語に興味があったからで、自分が海外へ行くことは、たとえ期間限定でも考えられませんでした。

そんな飛行機にも乗ったことのなかった僕がなぜ1年間のワーキングホリデーに行ったかというと、当時通っていた英会話スクールのクラスメイトが、ワーキングホリデーで行っていたニュージーランドから帰国したばかりで、いろいろ話を聞くことが出来たからです。

もし英語を自宅で独学していたら、海外は怖いままだったかもしれないし、今こうして住みたい国に住んでいることもなかったかもしれません。

異業種交流会とか、自己啓発セミナーとか、各種勉強会・ワークショップなどには、こういう「出会い」という副産物があるので、二の足を踏んでしまいがちですがいつか参加してみたいと思います(参加したことないw)。


2.That's Not a Dream, That's a Plan

思い出話、続きます(笑)。

ワーキングホリデーを2か国、計2年海外で過ごし、とうとう年貢の納め時とばかりに帰国後就職しました。でもやっぱり英語圏の方が自分らしくいられるし、英語圏の大学で学士号が欲しいという思いは消えませんでした。

当時の仕事は、英会話講師の斡旋会社で外国人講師の手配をすることでした。
ある時、自分の担当していた派遣先からアメリカ人講師に対しクレームが入り、顧客に謝罪をし、その講師は交代となることに。

まあ面倒くさいことだし、疲れることでしたが、そのアメリカ人を車に乗せて会社まで戻る車中、色々な話になり、お互いいつまでこの仕事をするかという話になりました。

なので「夢っていうか希望みたいなことなんだけど、英語圏の大学に行きたいなぁ、って思ってるっていうかなんていうかゴニョゴニョ。」のようなことを言ったら、

「それ夢じゃないじゃん、計画じゃんw」
(That's not a dream, that's a plan!)

と言われました。

それがわりと頭に引っかかって、実現するかしないかは別としてなんとなく計画を書き出してみたり(〇月までにTOEFL〇点、〇月までに資料取り寄せ、などの妄想w)、貯金通帳とにらめっこしたしてるうちに、気付いたら大学から入学許可証が届きましたw

そのアメリカ人は、母国では新聞記者(か新聞社勤務)だったと記憶しています。夢を計画と言い換える。言葉の力ってすごいね。

って話が逸れましたが、このアメリカ人と出会っていなければ、大学(今となっては卒業した母校)に願書を送っていなかったかもしれないと思うと、出会いは人生を変えるとつくづく思うわけです。



3.前の部署の人、今の部署の人

社内で顔が広いと何かと便利ですよね。社内に友達みたいに「〇〇ちゃん」って呼べるぐらいの人がいれば、頼みたいことも頼みやすくなるし。

コミュニケーション能力が高ければすぐに打ち解けるのかもしれませんが、あまり関わりのない別の部署の人となるとなかなか難しいものです。

僕は今の職場では労働組合に加入しています。月に一度、会合があるのですが、うちの部署では全員が組合員というわけではなく、その会合は強制参加でもないのでうちの部署からの出席者は自分1人ということもあります(昼食が出るので出席したいw)。

いざ出席したものの、そんな知らない人ばかりの中で(しかも日本人は自分だけ)どうしたものかと思いましたが、前の部署の人を見つけました。

数年前に人事異動したので知り合いがいたのです。

同じ職場になるのも何かの縁。出会いです。
1つの職場で何十年も働くのもメリットがたくさんありますが、人事異動や転職による出会いも意外な所で役に立つな、と思いました。





4.ひょんなことから


その他、僕は経験がありませんが、たまたまセミナーで隣に座った人が自分と同じ業界の人で意気投合して共同で起業することになったとか、たまたま飲み屋で知り合った人が有名プロデューサーでオーディションの誘いを受けたとか、たまたま竹下通りを歩いていたらスカウトされて〇月〇日に□□□レコードからデビューすることになったとか、いろいろ聞きますよね。

直接専門家に会うことはないにしても、たまたま知り合った人の友達が絵を描ける人を探していたとか、たまたま知り合った人の旦那さんが歌い手を探していたとか、そういうのがあるかもしれないじゃないですか。僕の経験は下にあります。

英会話における、色々な人と会うメリット

上記までが今回書きたかったことなのですが、ついでに英会話ネタも書いておきます(ついでかよ)。


決まった人とだけ話していると英会話の上達が止まってしまいます。外国人の彼氏・彼女を作っても英語が上達しないのはそのせいです。

1.発音

決まった人しか会わない(話さない)と、その人達の発音は聞き取れるけど他の人の発音は聞き取れないと、ということになりがちです。

例えば日本語でも〇〇県民全員が同じ発音というわけでもないし、滑舌も人によって違います。

アナウンサーは話し方の訓練を受けているので同じように話しますが、例えば映画1つとっても登場人物によって話し方が違います。それでも役者はセリフの訓練を受けているので観客が聞き取れるようになっていますが、一般人の話す言葉は本当にひとそれぞれです。

相手のことを聞き取るだけではなく、聞き取ってもらうのも決まった人以外だとむずかしい場合があります。いつも会っている人の場合、自分の英語で十分通じますが、そうでない場合、聞き取ってもらないことも。

たとえばコーヒーショップでいつもと違う人が注文をとってくれる時、いつも通りに言ったら通じなかった、ということがあります。


2.表現

発音以外でも、決まった人としか会わないと決まった表現しか覚えられません。

誰しも口癖、またはいいがちな言葉というのはあるので、新しい人と話すと新鮮です。

逆に、いつも会う人ならこちらの直訳もわかってくれますが、初めて会う人だと直訳的な英語だとわかってくれません。

「いつもの」と言われても何がいつものなのか分からないように、文脈が必要な言葉も伝わりにくいです。



要注意事項:海外にいる場合、「英語の為に」色々な人と会うのはダメ!絶対!


色々な人と会うのは聞き取りにしても話し方にしても英会話にとって有益なのですが、海外に滞在中において、英語の上達にばかり気を取られてしまったり、またはそれを出会い系サイトを利用する自分への言い訳にするのは絶対やめましょう。

1.危険


知らない人と話すと上記の理由で英会話の練習の刺激になるのですが、やっぱり知らない人と会うのは危険です。

出会い系サイトでどこか怪しい感じがするのに「ま、英語の勉強になるし」と自分に言い訳して会ったまではいいけれど、その後金銭的あるいは精神的に騙されたり、それ以上の取り返しのつかないことなりかねません。

これは日本にいても同じですね。知らない人と二人きりで会っちゃだめ、大人でも。


2.失礼


英語の練習のために友達を作るのは、その人に対して失礼です。

悪気はなくても「あなたを含め色々な人と話すと英語の勉強になります」なんて本人に言うと、その人は「使われてる」「英語のネイティブなら誰でもいいのかよ」「俺の性格とか内面は無視かよ」と思って失礼な人と言われそう。

実際、日本で英会話講師達と仕事をしていた時に、それを良く言われました。街で英語の練習のためだけに話かけられるんだそうな。

僕も近寄ってくるカナダ人から「友達にはなりたくないけど日本語の練習が出来ればいい」なんていう無言のメッセージを受け取ることがあるので、その気持ちわかります。


3.会うなら公共の場で、できれば友達と


色々な人と会うと念願の歌手デビューが出来たり英語が上達するかもしれないと書きましたが、もし会うなら公共の場で、出来れば友達とが良いですね。

なんて僕のような一般人が書くことではないのですが、まあ自分に言い聞かせる感じで(おじさんなので危険に巻き込まれるようなことはないと思うのですがw)。

例えば「ひょんなこと」に出会う確率を高めるのであれば、
  • 他の部署の人も参加するような会社のイベント。
  • 有名人の公演会、セミナー、ワークショップ
  • ブロガーさん、フォロワーさん同士のオフ会
英会話の上達のためなら、

  • 地域の寄付金集めのためのイベント
  • 週末のファーマーズマーケット
  • 図書館で行われる無料のセミナー
  • アパートの管理人主催の住人のパンケーキ会
  • 小さなシアターで上演される舞台
のようなイベントに、同僚や友達を誘っていくのが良さそうです。

気分が乗らなくても友達の誘いを断らずに行ってみるのは良いと言われているのは「ひょんなこと」があるかもしれないからなんですよね。



まとめ


最初に書いたように僕は引きこもり気味なので「ひょんなこと」の例はあまりないのですが、最近

  • 近所の大学の日本語の教授(非日本人)が大学内の日本絡みのイベントに呼べたら呼ぶと言ってくれた
  • 社内の他部署の人が実は日本のドラマで日本語を勉強していると言ってきた

みたいなことがあったので、ひょんなことから日本語を教えたりすることになったりしないかなーと思っていますw




March 2, 2019

セレブって英語?





また昔話です。
どうしてオジサンは昔話ばかりするんでしょうね。
…って、ほっといて!




若かりし頃、ワーキングホリデーで滞在していたカナダで、スーパーマーケットのレジに並んでいた時のこと。

カナダのスーパーのレジには雑誌が陳列されているのですが(レジ待ちの間に立ち読みさせてあわよくば購入してもらう魂胆???)、レジを待つ間にボーっと見ていたゴシップ誌の表紙に「Celeb」とありました。

なんとなく気になったので、後で調べてみたら「celebrity」の略とのことで、その celebrity とは芸能人や政治家などの有名人・著名人のことのようでした。

なるほど、ゴシップ誌だったので「有名人がなんちゃら」という見出しがあったのも納得です。








ワーホリが終わり帰国し、テレビを見ていた時のこと。

「さて、お知らせ(コマーシャル)のあとは、白金に住むセレブ妻の登場です!」

とアナウンサーが言うので、日本でもセレブって言うようになったんだ、と思いつつ、どの主婦タレントが出るのかコマーシャルの間ずっと待ちました。

CMまたぎに使われるほどのセレブ(=有名人)。元アイドルかな?結婚しても芸能活動をしているってことは、やっぱりセレブ(=有名人)。

ワーホリ中は日本のテレビを見れなかったので、その間にブレイクしたアイドルやタレントについていけず、主婦タレントのようにずっとテレビで活躍する人を見るとホッとできるのです。

なので我慢してコマーシャルの間、待ちました。







CM明け。
出てきたのは、一般人。

誰やねん。

意味がわかりませんでした。
なんでこの人がセレブ(有名人・著名人)なの?

何か事業でも起こしたとか、主婦ならではの視点で何か発明をしたとか…。
その番組によると、その方はIT企業の社長が旦那さん、とのこと。

全然有名人でも著名人でもありませんでした。








その後、日数が経ち、、日本での元の生活にも慣れてくる頃には日本語の「セレブ」は「金持ち」という意味で使われていることがわかるようになりました。





「金持ち」という意味では「バブリー」なんてのもありますよね。

バブリーと言えば、カナダの大学のビジネスのクラスで日本のバブル経済について教授が言及したことがありました。

「ここにいる君たちの友達(僕のこと)は覚えていないだろうけど。」

と1989年のことを言うので

「その時は高校生でしたので覚えています」

と言ったらクラスがざわつき教授もびっくりしてました。
(同級生たちは1989年生まれ)

当時30代でしたが、20代に見られてたみたいですw






って、また全然関係ない事を書いてしまいました。
だからおじさんの昔話は嫌われるんですよね。
僕も若い頃、おじさんの昔話は苦手でしたw

February 26, 2019

日本人がカナダに住まわせてもらってる感

関係ないけど靴を買いました★

「生意気」と言われた気分



なんか周りに敵が多い気がして、みんな自分の話を聞いてくれない気がするんです。

例えば職場で、新人が自分の意見を押し通そうとするんです。

もう僕は今の雇用主の元で11年目で、今の部署では6年目なので、誰が何をやるとか、どこで何が処理をされるとかは知っているので、例えば派遣社員とかに

「〇〇証明書は僕の机の上ではなくで、入り口の横の受信箱に入れて下さい」

などと言うと、それはおかしい、あなたが処理をすべき、とか、コミュニケーションをとるために直接渡すべき、などなど、その派遣さんが入社する前に何年もかけて話し合いで決めたシステムを批評してきます。

でも他の人には言わない。むしろ仕事の話はせずに世間話をしているように感じることも。


新人とか派遣だけでなく、社内の他部署の人達の態度もそんな感じ。
常に命令口調というか、ムスっとしているというか、汚い物でも見るかのような態度。
でも他の人にはお得意のHow are you?で始まる世間話。


How are you? は普通に使います 


でも一度でも、その派遣さんや他部署の人のピンチを救ってあげたりすると、態度が変わる。

僕は今の部署ではまだ6年目だけど、まだ数か月しか在籍していない派遣が経験したことのない、年に数回しか起きないことに対処出来たりするのです。





そこで気付いたのが、見た目とか属性とか、外側で判断されていたということ。

それでもまだそこまで関わりの無い人には、ミーティング等で意見を言うと、「彼は間違っている」という前提で否定される(上司が間に入ってくれる)。

これって一言で言うと、「生意気だ」って言われてるみたいな感じ。

何の癖に生意気、なんでしょうね。

アジア人の癖に生意気、英語も一人前じゃないのに生意気、資格もないのに生意気、ということなんでしょうか。







誰だって強い人にはペコペコするでしょ




こういうのは逆の立場で考えても同じことが言えるかも。

例えば日本で、あなたが発展途上国から来ていると思われる外国人アルバイト店員にレジの対応をされたとします。彼らに対して、がんばってるね、おつかれさま、という気分にはなるかもしれないけど、就職の面接官に会う時みたいな緊張感は無いでしょ?

もし職場に学生バイトがいて、そのバイトがミスを犯してしまったら、
「なんだよぉ、しっかりしてくれよぉぉぉ、間違えられると困るんだよぉ」
とは思うかもしれないけど、上司には同じような態度はとらないでしょ?

もし街で物乞いが寄ってきたら無視するし、うぜーなって思うけど、街でバッタリ会ったのが同僚とか近所の人とかだったら愛想笑いするでしょ?


僕の職場の場合、見た目や肌の色…というより、カナダ生まれ(または英語圏生まれ)でないということが見下されている原因で、さらにはその外国がフランスやロシアではなく黄色人種の国というのが下に見られている原因なのでしょう。

カナダ人からしてみれば、口には出さないけれど、何かと野蛮な文化と思われている節がありますから。

まず英語を話さないということが、すでに未開の地といったイメージのようです、彼らの潜在意識的には。日本や中国、韓国に英語を教えに行く英語講師は、まるで識字率の低い国の人達に言葉を教えに言っているような感覚の人が多いですよ(元英会話スクール勤務です)。

ナイフやフォークを使わずに木の棒で食事をする民族。火をきちんと通さず、生魚を食べる民族。藻のような、海岸の岩に張り付く、カナダでは家畜のえさとなる海藻を食べる民族。浴室を水浸しにしてシャワーをあびる人達(カナダでは浴槽に立ってシャワーを浴びるので浴槽の外に水が行かない)…みたいな、多文化を見下す感覚が無意識レベルであるんでしょう。

誰を弱い人・強い人と見るかは、価値観のような、深い所にある心理的なものだからしょうがない。

誰だって強い人にはペコペコするでしょ?












但しイケメンに限る



と、さんざん書いたけど、必ずしも外国人、とくに発展途上国の多いアジア地域の出身の人が下に見られているわけではない(書いてて思ったけど、カナダの田舎者から見たら日本も東南アジアも一緒のくくりなのかもね)。

僕は留学生時代、既に髪も薄くなっていたし、服もみすぼらしかったし、そもそも若くなかったから、どこへ行っても(店でも、大学内の部署でも)ウザがられた。

でも、例えばファッション雑誌から出てきたような小ぎれいな女の子とか、モデルみたいな長身の男の子なんかは、例え英語が下手でも対等に扱われていたような気がする。

なんていうか、例え生意気でも、迷惑かけられても、なんか許しちゃう魅力っていうのがあるんだよね、美男美女には。

これって単に、「但しイケメンに限る」ってヤツだ。

僕は男なので女子同士の「ブスはつらいよ」的な話はわからないけど、メンズの場合、背が高いとか、手が大きいとか、声が低いとか、そういうフェロモンプンプンな人が何をしても許されてる。とくに女性が多い職場の場合(うちの職場な)。

僕はこの但し書き(「但しイケメンに限る」)に当てはまらないので、「移民のくせに生意気だ」カテゴリーに入るので、存在そのものが生意気らしい。








まとめ


一言で言うと、立場をわきまえないと、と思いました。

立場、と言っても、本来なら派遣社員に指示をしたり訪問者に手順を教えるべき立場なんだけど、そういう立場ではなくて、自分は移民、とくに黄色人種の移民という立場、ということ。

人種差別は職場でも明確に禁止されていることだけど、無意識レベルで移民を快く思ってない人も中にはいるはず。

人種のことに触れるような、明らかな人種差別はされることはないけれど、背の高い既婚の白人の同僚にはニコニコなのに、アジア人で背も低くていい年して独身の僕に極端に失礼なのは、潜在的な人種差別だと思う。証明はできないので人事部に訴えられないけど。

とびきりのイケメンだったり、難しい資格を持っていたり、生まれながらの英語話者でもない限り、何もしなくても「移民のくせに生意気だ」という扱いを受けているので、「自分が正しい」と声を上げる前にちょっと考えてみよう、ちょっと大人しくしよう、と思った。

残念だけど。

バイアスは心理的なものだから頭で考えてどうにかなるものでもなく、生理的に受け付けられないようなもの。ほぼ白人の中で自分だけ日本人なので、味方を作るのも難しい。

納得のいかないことに悔しくて寝れない日もあったけど、白人様の国に住まわせてもらっていることを忘れずに、上司にこっそり訴える作戦でいこうと思います(幸い上司2名は味方で、僕の訴えを聞いてくれて手順を変えたりしてくれてる♥)。

今日の記事全然英会話と関係なくね?
(毎度のことw)


February 25, 2019

ディティール?ディテール?



テーかティーか問題


Detail って言葉、すでもう日本語ですよね、ディテールって。

「ディテールまでこだわったプラモデル」
「細かいディテールが好きなんです、ここのブランドの服」
「食器やテーブルなどのディテールもフランス風」
「ディテールはのちほど連絡します」

などなど、詳細とか細部とか、そんな意味で使われますよね。



でも、たまにディ「ティ」ールって言う人がいます。

「T」はテーではなく「ティー」ですが、ディテールは detail なので「テー」。
ディズニーランドを「デズニ―ランド」言ってしまうのとは違うのです。


ポニーテールをポニーティールと言わないのと一緒。 
綴りは違いますがフェアリーテールをフェアリーティールと言わないのと一緒。
机(デスク)ディスクと言わないのと一緒。


でもやっぱり、テーシャツとかデズニ―とか言ってしまう年配の人のようになりたくないという意思が働くのでしょうか。

日本の英会話スクールで働いていた頃(十数年前)、先輩が「デティール、デティール」とよく言っていました…。



イントネーション問題


ここでニュージーランドでワーキングホリデーをしていた頃の話。

ええ、20年ぐらい前の話です…もう年齢制限のあるワーホリが出来る年齢はとっくに過ぎてしまいました…。

和食レストランでアルバイトの面接をしましたが、オーナーは英語がペラペラな韓国人で(見た目はサンタクロース)、面接は英語でした。

曜日や時間帯といったシフトなど、詳細(detail)は後程、と言われたので、帰宅後アメリカ人のルームメイト(ニュージーランドではフラットメイトと呼ばれていました)に面接はどうだったか聞かれた時に

「 details は後で、だって。」

と言いました。

すると、

「何が後でだって?」

とルームメイト。僕の detail の発音が通じなかったのです。




日本語で「ディテール」と言う時は、

  • お歳暮
  • 55(ごじゅうご)
  • カレー粉
  • ドリカム
  • 擬音語

みたいなイントネーションなので、そんな感じで言っていたのですが、そのアメリカ人が言った「ディテール」は、

  • ハッピー
  • ラッキー
  • ジョンソン
  • 団さん
  • 長男
  • しょっちゅう
のような抑揚の「ディィィィィテ―(ル)」でした。


でも、今オンライン辞書の音声ファイルを聞いてみたら違いました。

dictionary.com は発音付きです。


北米とイギリスでも違うらしく、また名詞と動詞でも違うみたいです…。

なんだよここまで書いてて間違ってたのかよ。





まとめ


この「detail」という言葉、カタカナの発音と英語の発音が違うのは確かです。
RもTHもないのに通じない発音だなんて。
油断できませんね(なんのこっちゃ)。

正しい発音に関しては各自調べて頂くとして(笑)、ディテールのことをドヤ顔で「ディティール」と言ってしまう先輩がいたんです、ということを誰かに伝えたかったので、記事に出来てよかったです♥



February 24, 2019

英語の主語、いつも人にしていませんか?




初心者の英語


英会話学習の初心者の場合、自分のことを中心に話すことが多いと思うので、

I went to Tokyo yesterday.

のように、Iが主語になることが多いと思います。

特に「英語」学習ではなくて「英会話」学習の場合、会話という特性上、話し言葉が中心になるので、ますます  I(私は)で始めることが多くなることでしょう。

よく日記を書くことが英会話の上達のために推奨されていますが(僕もおススメします)、初心者の場合 I で始まる文章ばかりになると思います。

例えば、

I went to Tokyo yesterday.  I went to a bookstore, and I bought a book. I was happy.

のように。 

すぐに he, she, they など、I 以外の主語も出て来るようになりますが、構文としては I で始まる文章と同じになります。

なぜならば人を主語にするのは簡単だからです。

上記の例で言うと、book を主語にしてしまうと

The book was bought by me. 

のように、受動態に変えなければいけないからです…って、そんな表現、普段使わないですけどね。






モノを主語にして脱・初心者



新聞や小説など会話以外の英語、特に書き言葉になると、日記のように「私は~しました」だけというわけにはいきませんよね。

「その車は故障した」
「ある事件が起きた」
「ブログが大人気」

など、「私」「彼」「彼女」以外にも、モノが主語になる文章がたくさん出て来るわけです。



僕がTOEFLの準備コースや大学付属の大学準備コースを受講してハッとさせられたのは、
「英会話学習者は I を主語にしがち」
でした。


大学入学向けの英語コースでは、僕もクラスメイト(留学生)も
I think ______
I believe _______
I assume ________
などと書きがちでしたが、先生いわく「それはあなたの意見ですよね?」。

例えば地球温暖化について書くのに、
「私はこう思います」
というのはせいぜい高校生(もしかしかしたら中学生)まで。

大学の論文では

「〇〇の発表によると、気温上昇が認められます」
「△△の研究では、海面の水位が〇年で〇センチ上昇しています」

のように、モノを主語にして描くことが多くなります。

なので動詞にSをつけたり受動態にしたりと頭の体操になりました。






ビジネス英語


ビジネス英語の場合はちょっと違っていて、「私(私ども)が責任を持って引き受けます」と言って誰が行うのか(主語)を明確にして顧客を安心させたり、「私(私ども)にご依頼ください」と言って顧客に他社ではく自社と契約をしてもうらうように促したりするので I とか We とか主語を人にするのは良い事のようです。

ということを大学のビジネスライティングのクラスで言われたので拍子抜けしました(笑)。それまでは「論文の主語はなるべくモノ」と教わってきたので。

それでも契約書とか、規約とか、取り扱い説明書とか、警告とか、注意事項とかはモノが主語の文章が多く見られます。

「返品は〇日以内で、その際にはレシートが必要になります」
「お支払いはカードがご利用いただけます」
「表示価格には消費税は含まれません」

などなど。

繰り返しますが「私が」「私どもが」というように親近感を出したい場合などは I や We を主語にすると効果的です。

よっぽど個人の営業成績がかかっているとか、それぞれ顧客に個人個人で担当が付いているなどの場合を除いて、普通は「We(私ども)」が使われます。




愚痴聞いてくれる?



で、さんざん前置きを書きましたが、愚痴ってもいいですか?
(ええ、ここまで前置きです)

うちの職場は経理なので、個人の営業成績などもなく、顧客にそれぞれ担当が付いているわけでもないので、電話に出る人もかけてくる人もランダムです。

つまり、メールにしても電話にしても、コールセンターのように

「We(私ども)」

で対応すべき業務内容なのです。

支払い1つとっても複数人のチェックが入るので1人でどうにかなるものでもないので、

私が責任を持って処理します」

というよりは

私どもで必ず処理致します」

的な業種なのです。




なのに!

うちの新人(年上。生まれも育ちもカナダの英語系カナダ人。)ったら!




「かしこまりました。トムが処理します。」

って言うの!
ばっかじゃないの!

(トム=僕の事です)

お客様からしたら「トムって誰?」って話だし(ブログ上ではトムと名乗ってますが職場では日本の名前をそのまま使っているのでお客様は絶対「???」だと思う)、「私はあなたに言ってるんですよ!」って話だと思います。




例えば
「返金処理は〇日ほどかかります」
という場合、

Processing time is ___ business days..
We require ____ business days.
Please allow ____ business days.

などと言う企業がほとんどですが、
Tom has your request.
とか言うのです。

バカか。

新人なので、「うちの会社では返金を処理するのにこの書類ではだめなんですよ。〇〇書じゃなくて△△書を提出してもらってください」と教えてあげたら、お客様に

Tom says he wants △△.

って言うんです!


〇〇 isn't acceptable
△△ is required
We can't accept 〇〇
We require △△

とか、僕の名前を出さなくても言える方法いくらでもあるのに!
プロフェッショナルじゃないですよね。

実はこれ、この新人だけじゃなくて、最近入社した人わりとそうなんです(みんな中年以上)。

でも僕の先輩はみんなお客様には「We」で話すので、僕は間違ってないと思う…。





というわけで、話す(書く)前に、ちょっと頭を使って主語を使い分けしょうね、というお話でした。

愚痴を読んで下さりありがとうございましたw


February 22, 2019

ナチョス nachos は一般的な夕食です


これがこの日の夕食でした。
出前、っていうか宅配、っていうかデリバリーね。

カナダでは、ご飯!おかず!みたいな、明確な食事の定義がないので、ピザとかフライドチキンとかフライドポテトとか、そーゆーおやつみたいな食べ物が食事になったりするんだけど、このナチョスもそーゆーおやつみたいなーなんかいい加減な食事の一例です。

どちらかと言うとアペタイザーというかパブであるおつまみ的なメニューの1つなんだけれども、もちろんメインメニューにもあって食事として注文することができます。

だからこういうのが夕飯にもなり得るわけです。

よく考えたらフィッシュアンドチップスとかもそうだよね。日本で食事と言ったらご飯味噌汁みたいな感じだけどあれでもう普通に夕飯ってなっちゃうんだから。

で、写真はメインの夕飯です、アペタイザーではなく。そしてこれで1人分です。
まぁもちろん何人かでシェアしてもいいんだろうけど。

大きさがわかりやすいように隣にiPad miniを置いてみました。
音声入力で書いてるんだけどiPad miniって自動的にアイが小文字でピーが大文字で勝手に変換されるのね。

日本でレストランに行けば大抵どんなものがあるかわかると思うんだけど、例えばメニューをもらう前でもとりあえず生ビールと頼めるように、特にメニューに悩む必要ないと思うんだけど、カナダでさぁみんなでレストランに行こうとなったときにこの店には何があるかわからない、メニューを見てもいまいちピンとこないということがあると思います。

しかもパブとかなど特に食べたいメニューがない。日本にいればあーおにぎりが食べたい、ラーメンが食べたい、そばが食べたい、などなど選択肢が豊富にありますが、パブで頼むものがないと言う時、僕は大抵ナチョスかフィッシュアンドチップスを頼みます。なぜならば大抵どの店にもあるからです。

あー別に、ナチョスとかフィッシュアンドチップスじゃなくても、ピザでもいいですよね。ピザなら日本にいたってああ食べたいと思うことあるし。

というわけで、カナダに来るご予定がある人は、何か1つ、いつもこれを頼む、みたいなものがあるといいと思います。

てゆうか音声入力、なんでカナダが金田になっちゃうの?



February 18, 2019

海外に住んでも英会話が上達しない理由(わけ)

ネットフリックスでハットリくんを英語で観るでござる、の巻




最近ネタ切れです。

英会話の勉強をしていてコツが掴めた頃から、誰かにそれを伝えたくなりました。英語圏に滞在してからは、英語圏の文化や習慣なども誰かに伝えたくなりました。たとえば「カナダの人参は細長いんだよ」とか(←この情報必要?)。

でも最近、英会話を上達させようとか、もっと現地の習慣を身につけようとかいう気持ちは薄れてます。

そんなわけで今日は海外に住んでも英会話が上達しないのは何故(なぜ)か、その理由(わけ)を本気(マジ)で書こうと思います。

※こういう漢字を無理矢理違う言葉に読ませる歌謡曲(J-POP)、嫌いじゃない。



在住年数、関係ない


ワーキングホリデーという査証プログラムを2回利用したので、2か国にそれぞれ1年ずつ滞在したのですが、英語力の問題もあって日本人のいる店やレストランでアルバイトをしました。

つまり日本人としか働かなかったわけです。うふふ(笑ってごまかす)。

というわけでバイトの先輩達も当然日本人で、ワーキングホリデーで僕より数か月先に来ていた人、現地の人と結婚で数年前に移住した人、若い頃に移民してもう何年も住んでいる人、などなど、どう考えても自分より英会話が上達してて当たり前、な人達ばかりでした。

しかし。必ずしも移民2年目の人が移民3年目の人より英会話がスムーズというわけでもありませんでした。

何年も住んでいる日本人妻がカタカナ発音だったり決まった単語しか言わなかったりするのに対し、ワーホリ仲間の方がスラスラ話したりしていたりしました。



むしろ日本に憧れる


そんな在住年数の長い日本人の方々と接して気付いたことがありました。

僕らワーホリは出来るだけ英語の知識を吸収したり現地の土地勘などを身に着けようと必死で、ワーホリ同士の知ったかぶり合戦というかマウントの取り合いが酷かったのですが、現地の日本人の方は日本の情報についてマウントを取ってくるのです。


例えば新しく出来た空港。合併して名前の変わった市町村。終了したテレビ番組。結婚した芸能人。最近ヒットチャートで1位になった歌手。

そんなの数か月前まで日本にいた僕らワーホリの方が詳しいのが当たり前なのに、負けじと知ったかぶりして話に入ってくる。

当時は今と違ってネットでは音声や映像は手に入らなかったので、芸能人の名前や新しい市町村名などの固有名詞の漢字は文字の情報しかなかったので、読み方が間違ってる。なのに「はいはい、〇〇がまた1位取ったんでしょう?」とか知ったかぶる。

僕は早く「日本に住んでないからもう日本の事はついて行けないな(ドヤ)」と海外かぶれがしたかったので、それは意外な発見でした。

でもね、今ならわかる。

国内旅行の話をする時に新しい空港のことを忘れないようにしたい。「え、なんで羽田まで行く必要があるの?」とかつっこまれたくない。電車での移動の話をするときに、新しい駅のことを忘れたくない。「なんで遠回りするの?」と言われたくない。やたら新しい市町村名を言いたい。テレビ朝日を10チャンネルとうっかり言ってしまいたくない。

流行に置いて行かれたくない、という感じでしょうか。




プールで水泳、海で遠泳


これはいつも僕が例えることなんですが、英会話スクールで習う英会話はプールで泳ぎを習うようなもの。途中で足をつくこともできるし、一旦プールから上がることも出来る。一方海外で英会話をすることは海で遠泳をするようなもの。足もつけないし一旦水から上がることもできないから泳ぎのフォームなんか気にしてられない。もし楽な息継ぎの仕方を見つけたらそれが非効率でも正しくないフォームでもそれに逃げる。



実際に海外で生活をすると、もう「通じればいい」の世界。

もし「コンマリ」で通じるのなら、「整理整頓」「収納」「捨てる」「ミニマリスト」「ときめき」「片付け」など、いちいち説明しなくても良いので、そういう語彙を覚えようとする機会が減ります。

発音もそうで、通じている限りそれを正してくれる人はいません。お金を払って発音矯正でも受ければビシビシ指摘してくれるんでしょうが、普通に生活していてはそんな正しいフォームなど気にする機会もなく、犬かきでもなんでも会話を続けさせることでいっぱいいっぱいです。

いや、なんなら会話をしなくても「おとなしいのね」「無口なんだね」で済みます。

こうして自己流の英会話の海の“泳ぎ方”が確立されてしまい、何年住んでも上達しない人が出来上がるわけです(はい、僕のことですw)。


モチベーションは上がらない


通訳や翻訳や英会話講師など、言葉そのものを職業にしていない限り、何年英語圏に住んでも一般のサラリーマンでは仕事で触れる語彙や表現は限られてします。

毎日同じことの繰り返し。とほほ。
(とほほ、は嘘。効率化を狙えるのでルーティンは楽しい)

しかも仕事では略語や専門用語があるので同僚にいちいち文章で説明することもあまり多くありません。

そして海外在住邦人の憧れ、日本のテレビや映画(笑)。休みの日の楽しみはYouTubeやNetflix(笑)。

永住手続きが終わっている人は英語のテストも受けることもなく、日本の会社と違ってTOEICなどを定期的に受ける必要もなく、そりゃぁモチベーションも上がらないよね。


…と、英語の勉強のモチベーションが上がらない理由をダラダラ書いてみました(笑)。