April 25, 2021
在宅勤務に観葉植物のススメ
April 24, 2021
he/sheで悩んだら―英語で文章を書く時は極力複数形を使おう
everyone は、3人称単数です。
「みんなそれが好き!」は
Everyone likes it!
です。
「誰もが自分のお金を使います」は
Everyone spends their money ではなく、
Everyone spends his or her money.
が正解です。
英語が母語の人でも their と言ってしまっていますが、カナダでも学校では his or her で習います。
でも、his or her は面倒くさいですよね。
口頭ならなおさら。
筆記でも、his/her とスラッシュで書くか、or と書くか悩んだりもします。
それから「彼」と男性を先に書くのも男女平等でないと言う人が出てきそうな気もします。
もし全員女性なら Everyone spends her money となるべきなのに his なんて書いてしまったら女性蔑視だと「また」言われかねません(トラウマ)。
参照→過去記事:人種の話は絶対タブー
というわけで、 everyone とか anyone とかは避けたいところ。
これ、大学で履修したビジネスライティングのクラスの先生によると、こういう面倒臭さを回避するために主語は極力複数形で書いたほうが良いそうです。
上記の例の場合、
Everyone spends his or her money. は
People spend their money.
They spend their money.
All of them spend their money.
などと言い換えられます。
そして everyone 以外にも、こんな例も。
「ユーザーはパスワードを入力しなければなりません。」
というのも、
A user needs to enter his or her password.
とも言えますが、
Users need to enter their passwords.
とすればジェンダー問題を回避できます。
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April 23, 2021
スタイラスペン(タッチペン)を買ってみた
選定にあったって考えたこと:
- 古~い iPad Mini 2 (2012年頃のモデル)に使える
- Amazon Fire HD 8 に使える
- Android (スマホ)に使える
使ってみた感想:
■ パームリジェクションは必須(当機種には付いていない)
■ 遅延が気になるほどある
■ iPad Mini 2 ではガラスの厚みが気になる
まとめ:
April 22, 2021
カンニングは英語じゃない
そういえば、テストで隣の席の人の答えを盗み見するカンニングって英語じゃないって知ってました?
英語では cheating と言います。
海外ドラマなんかを見てると、カンニングをした子を発見したクラスメイトが先生に
He is cheating! (ズルしてる!)
なんて言ってるのを見たりします。
それからトランプのババ抜きなどで隣の人の手札を盗み見しようとしている人に
No cheating! (ズルしちゃダメ!)
なんて言ったりもします。
大学でテストのときに、何センチ×何センチまでなら1枚のみ方程式などを書きこんだ紙を持ち込んでも良いというクラスがありましたが、その紙も“cheat sheet(チート・シート)”と先生自ら言ってました。
スピーチマーク(“”)付きで俗称というニュアンスでしたが。
そして就職先では、エクセルやワードなどのマニュアルがないソフトウエアの特殊な使い方をメモした紙も cheat sheet (チート・シート)と呼んだりします。
本当は何も見なくても使えるべきなのに、とか、本当は手順書などの正式文書を見なければいけないのに、手書きのカンニングペーパーを作ってズルしてる、という意味合いです。
この“カンニングペーパー”こそが cheat sheet ですね。
カンニングという英語はありますが(cunning)、同じ「ずるい」という意味の言葉でも、テストでの盗み見には使われません。
cheating には不正の意味があり、ずるして正解、ずるして勝つ、の「ずるい」なので、 cunning のようなしたたかなイメージとは真逆ですね。
…などと偉そうなことを書いてしまいましたが、これはもう、英語学習の鉄則ですが、あまり頭で理由を考えずに「テストでの盗み見=cheating」とセットで覚えるのが確実だと思います。
単語の理由を考えるより、英語⇔日本語の反射神経を鍛える!
ちなみに cheat は浮気をした、という意味にも使われて、He cheated on me (彼は浮気をした)なんて言ったりします。
普段からカタカナ語を使っていると英会話の時に役立ちますが、日本語でも最近はダイエット用語で「チート・デイ」(ズルして好きな物を食べちゃう日)なんてのがありますね。
ズル=チートと覚えておくと、英会話の最中にちょうど良いタイミングでポロッと口から出て来るかもしれません。
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April 21, 2021
カナダで Keychron のメカニカルキーボードを買った話
ずっと欲しかった、メカニカルキーボードを買いました。
仕事用ではなく、個人用です。
ブログ(これ!)を書くのに、もっと楽に、早く打てるものを探していました。
プログラマーでもプロブロガーでもなんでもないんですが、触り心地やう打ち心地の良いキーボードが欲しかったんです。
YouTubeやブログなどのレビューを参考にして、以下の条件が良いと思うようになりました。
- メカニカルキーボード
- なるべく小さいもの
- ワイヤレス
- テンキーはいらない
- ファンクションキーもいらない
- 複数台のデバイスに接続可能
- Bluetooth
- 矢印キーが独立している
- キーがカラフルに光る
April 20, 2021
英会話で使えるフレーズ「Life is short」
April 19, 2021
在宅勤務用に PC用スピーカー・ロジクール Z150 を購入してみた
■ スピーカーを買うに至った理由
- ヘッドフォンでは音楽の主張が強すぎて仕事に集中できない
- スマートスピーカー(Google Home Mini を所有してます)では音に包まれる感覚に乏しい
■ スピーカーに求めるもの
■ 良かった点
・小さい
・音量スイッチが大きい
右側の下部の丸いスイッチ。0が電源オフ。 |
・高音が良く出る
■ 残念な点
・縦長
・音が安っぽい
・背面コードが着脱不可
背面のコードは脱着不可。 |
■ ロジクール Z150の感想・まとめ
April 3, 2021
洗剤に書いてある flings! ってどういう意味?
コンビニ、というか、薬局、というか、営業時間短縮の措置が取られるまでは24時間営業だったらカナダの全国チェーンの Shoppers Drug Mart は、週末にセールをやることが多いんです。
こんなご時世ですから、うちの近所の店舗は朝8時からの営業になるのですが、今週も朝イチで行ってきました。
週末は遅くまで寝てお昼ごろまでネットサーフィンをするのが本当は好きなんですけど、混雑を避けるのと、朝から歩いて脂肪を燃焼させるのとゴロゴロしてるわけにはいきません。
というわけで今週の戦利品は、洗濯用洗剤と柔軟剤でした。イエイ!
ふと洗剤のパッケージを見ると、flings という見覚えのない単語が目に入りました。
始めは印刷されている絵の花の名前かと思っていましたが、辞書で調べたら違っていました。
辞書によると、自動詞も他動詞も名詞もあり、“放り投げる”のような意味らしいです。
参照①:weblio
参照②:英辞郎
■ fling の後に目的語がないので、他動詞の線は消えました。
■ もしも自動詞なら、It flings! で文章が成り立つかどうかが焦点となります。
Gain flings! (ゲインは飛び出る!=飛び出るゲイン!)かな?
液体のゲインと違って、カプセルタイプなので飛び出るタイプのゲイン、ってことでしょうか。
Sがついているのはゲインというブランド名を三人称単数として見ているからですね。
■ もしも名詞なら、「投げ飛ばすもの」という意味で、意訳をするなら「液体ゲイン」に対抗して「投げ飛ばしゲイン」という意味合いになります(このカプセルを洗濯機に放り投げるだけなので)。
Sが付いているのは複数形だからで、袋に入っているカプセルをまとめて言っているのでしょう。
僕は英語圏に住んでいますが、同居人も友達も同僚も英語の先生ではないので、こんなこと聞けません。
面倒臭いことを聞いたら彼らに迷惑だし、ネイティブは英語を無意識に使っているので意外と考えこまれてこちらとしても面倒です(笑)。
というわけで Gain flings でグーグルで検索してみました。
すると。
Gain Flings! や Gain Liquid という検索結果が表示されるので、これは商品名、すなわち名詞(固有名詞)ということで、あまり深く考えんなというグーグル様からのお告げです。
flings の f が小文字なのも、きっとデザインです。
細かい事を気にしては膨大な語彙をマスター出来ません。
気にするのはやめましょう。
Photo: 筆者提供
March 31, 2021
在宅勤務用にハニカムゲルクッションを買ってみた
デスクワークの在宅勤務なので、座りっぱなしです。
ダイニングテーブルで使っていた木製のキッチンチェアを使っていましたが、もう限界でした。
お尻が痛いのなんのって。
というわけで、買ってみました。
ハニカム構造のゲルクッション。
カナダのアマゾンで約25ドルでした。
いちばん安いのを買ったせいか、感動するような改善はありませんでした。
でも、もうクッションが無い状態には戻れません。
クッション無しだとお尻が痛い。
普通のクッションでよかったのでは、とも思います。
ふっかふかの厚手のクッションとか、低反発クッションみたいのも試してみたいと思っています。
カバー付きで、カバーの裏面(底にあたる部分)には滑り止めのポチポチがついています。
それでもまあ普通にズレますね(笑)。
ちなみに英語では、この商品は
gel seat cushion
そして椅子用の座布団は
seat cushion
と言うようです。
余談ですが、ゲルクッションというので何かゲル状のぷにぷにしたものが中に入っているのかと思ったら、このゴムみたいな素材(黒いカバーではなくて、青い本体のことです)をゲル素材と言うようですね。
March 29, 2021
ジャッジメントコール(Judgement Calls) ってどういう意味?
提出された書類に目を通して、不備が無ければ処理係へ回し、不備があれば申請者に返却するような仕事をしています。
受理できるか、それとも却下か、を決めているわけです。
とはいえこちらで自分勝手に却下などせずに、受理できなさそうな場合は上司に回して判断を委ねるんですけどね。
(要はそんな責任のある立場にない)
何を基準に受理できるかを判断しているかというと、規定や規約、それから申請書の裏面にある記入例などです。
ところが。
テストのように点数で合否を決められれば良いのですが、大げさに言えば裁判のように全体の話を聞いて、背景も考えて、必要であれば同僚の意見も聞いて、それで判断を下すのです。
店頭販売に例えて言うなら、「お客様都合の返品はお受けできません」という規約があるのに返品の依頼があった場合です。
何をもってしてお客様都合というのか、特にお客様がこれは自分の都合では無いと言っている場合、線引きが難しいこともありますよね。
社内マニュアルがあっても、お客様が100人いたら返品の理由もレシートの裏面の返品ポリシーの解釈も100通りあるわけで、実際には現場のスタッフが判断することになると思います。
長年働いていればマニュアルも規定も規約も頭に入っているし、過去に経験したたくさんのケーススタディーもあるので判断にはそれほど困りません。
問題は新人に教えるです。
「こういう申請があったんですけど、受理できますか?」
と言われたとき。
社内マニュアルの1ページ目によると受理できそうな感じ、でも2ページ目を読むと出来なさそうな感じでもある。
口頭でざっと説明されたぐらいでは判断できかねます。
今ここでイエスかノーか言える問題ではなく、実際のレシートその他、いろいろ判断材料を見て、マニュアルや規約を参考にして、過去の経験や一般常識を当てはめて、裁判官にでもなったつもりでジャッジしなければいけません。
そんな時に、質問をしてきた新人にはこんなことが言えます。
Judgement calls.
It's a judgement call など文章で言えるのかもしれませんが、僕の短いビジネス英語人生ではたいてい Judgement calls. とだけ言わているように思えます。
はずかしながら、最近まで、judgmeent が主語で call が動詞だと思っていました。
「場合によるね。」と言うのを 「It depends.」と言うみたいに、1つの文章かと思っていました。
が、a judgement call という名詞のようですね。
おそるべし耳コピ生活。
在宅勤務になって、チャットでのコミュニケーションが増え、曖昧なままではいられなくなってようやくネットで検索したのでした。
使うタイミングとしては
- It's up to you.(あなた次第ですよ)
- It depends. (場合によります)
と同じような場面で使えると思うのですが、
- up to you (あなた次第)だと文字通り100%あなた次第になってしまい、上記の例だと「お客様に返金されるかはあなた次第♥」のような公私混同、独裁政治になってややこしいことになってしまいます。
- it depends の場合はまるでその新人さんが何も判断材料に目を通していない印象になってしまいます。
というわけで、意識高い系のみなさんが、職場で後輩に「こんなのは受理しても良いんですか」みたいな質問をされて、
もうそれは具体的に参照できるルールがありませんからあなたが常識的に考えてジャッジしないといけませんね。
みたいなことを言いたいシチュエーションがあったら言ってみてください。
ジャッジメント・コール、と。
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March 28, 2021
なぜ何度も How are you? と聞いてくるのか
◆ 毎回 How are you? と聞いてくる謎
中学校の英語の教科書の一番最初に出て来る、「How are you?」という有名なフレーズ。
大人向けの英会話スクールでも、初心者向けの教科書のレッスン1は大抵それですよね。
海外で生活するまでは
「教科書だからちょっとフォーマルにしてるのかな。実生活ではあまり言わないことも初心者にはとりあえず教えておくのかな」
ぐらいにしか思っていませんでした。
でも実際に英語圏で生活すると、よく聞かれるんですよね、 How are you? って。
特に親切な人というか、気を配ってくれる人ほど聞いてくる気がします。
例えば待ち合わせのカフェの席で、まず「How are you?」。
元気だった?コーヒー注文してくるね、とカウンターへ行き、コーヒーを手に席へ戻り「So, how are you?」。
会ってすぐ聞いたやん…。そんでこっちも Good, thanks って答えたやん...。
職場でもそうで、出勤してすぐ「Good morning, how are you?」みたいな会話をしたのに、数時間後に質問しに話しかけると、また「How are you?」。
なんでやねん、ってずっと思っていました。関東出身ですけど。
◆ How are you? はご機嫌伺い
でも、ハッとするんですよね、How are you? と聞かれると。
用件を切り出す前に「調子はどう?元気?」と聞かれるわけですから、おっと、一呼吸おかなくちゃ、相手の都合も考えなくちゃ、と思うわけです。
日本の職場でも、新しく入ってきた人にはいきなり「例の件なんだけど」なんて単刀直入には聞かないし、特に面倒見の良い優しい先輩なんかは数時間おきに
「どうですか?初日は疲れますよね。無理しないで大丈夫ですよ。」
なんて声を掛けるじゃないですか。
それに似てるのかなと思います。
話が逸れますが、昔読んだ本で、「ご機嫌伺い」という言葉が出て来て、良い言葉だと思ったことがありました。
たしか千葉敦子さんというジャーナリストの著書で、用事がないと連絡もしづらくなって筆不精になっていき、電話の一本もしなくなってしまう傾向にある人は、用が無くても“ご機嫌伺いです”と言って連絡したっていいじゃない、みたいにな内容で使われていたと記憶しています。
ご機嫌取り、じゃなくてご機嫌伺い。
さらに話がそれますが、千葉敦子さんは「ボランティアは出来る人が出来る事をする」、というようなことを80年代に提唱していました。病気の人の話し相手になってあげるとか、本を読み聞かせしてあげるとか(具体的なボランティア例は本の記憶があいまいなので不正確です、すみません)。
How are you? とちょくちょく聞くのは、それだけこちらの体調や気分を気遣ってくれてるってことなんじゃないかな、とさんざん聞かれまくった結果思うわけです。
形式だけで何も考えずに自動的に聞いてる人もいるかもしれませんが(笑)。
◆ 相手への思いやり
自分の用事ばかり済ませようとせず、まずはご機嫌いかがですか、調子はどうですか、お元気ですか、と相手の体調や機嫌を思いやってから本題に入る。
いきなり用件だけ言われるより、こちらの体調や気分を気遣うひとことがあっても良いじゃないですか。
職場なら、
「◯◯さんすみません、明日の会議の件なんですけど…」
といきなり本題に入らず、
「◯◯さん、調子はどうですか? 」
と一呼吸おいてから質問に入る(日本語で言うとヘンですが)。
店で店員さんに質問するときも、
「あのー、すみません、これの色違いってありますか」
といきなり聞くのではなく、
「こんにちは。調子はどうですか?ああ、それはよかった。あのぅ、質問なんですけど~」
と“店員も自分と同じ人間なんだ”と相手を気遣ってから本題に入る。
日本語なら「今質問してもいいですか」「お時間よろしいですか」と聞いて相手の都合を伺いますが、英語の「How are you?」 の場合、相手の体調やメンタル面など、仕事以外のことを気遣っている感じがして個人的には好きです。
僕はいつも相手の調子を聞くのを忘れて自分の用件を済ますことだけを考えてしまうので、まずはHow are you? と聞くのを習慣にしようとしているところです。
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