January 8, 2020

仕事はサボってなんぼ




今回はまったく英会話に関係のない話ですが、海外で働くことに興味のある方に読んでもらえたらと思って書いてみます。うふふ。


去年は10月ぐらいまで、ずっと自分ばかり仕事を押し付けられてて、大変な思いをしていました。

あまりにも大変なので数人採用されたのですが、上司は新人にはあまり仕事を頼まず、一番古株の僕ばかりに複数の業務が回ってきて、締め切りも重なり、なんとか3人分の仕事を残業もせずにこなしていました。

誰かが日曜日に出勤しなければいけないと言う時も、仕事の押し付け合いが嫌なこともあったし、そもそも自分以外の人はやったことのない業務だったので、自ら引き受けました。

10月になりようやく新人達も業務を請け負うようになり、少しずつながら僕の業務は減っていったのですが、今後のことを考えて、次回の日曜出勤のリストから僕を外して欲しいと上司にお願いしました。もう数年連続でやってるし、そのせいで他の人が覚えないし。

すると上司は、
「じゃあ自ら志願しなきゃよかったじゃん」
と言ったのです(意訳)。

あまりにもがっかりしたので同僚2人に愚痴を言ったところ、2人にも
「そうそう、自ら言わなきゃ良かったんだよ」
と言われました。

そう…仕事から逃げ回るのがカナダ・スタイル(うちの職場だけかも、とも思いましたが、その同僚2人は他社からの転職組なので、カナダ人あるあるだと思うに1票)。



1人で3人分の仕事をしていたので、どうしても新人には仕事を覚えてもらいたいし、上司にはしっかり動いてもらいたいし、山積みの問題点も改善していかなければいけないので、会議では嫌われるのを覚悟で問題を指摘する発言、同僚の指導(という業務がある)も「出来なくてもいいよ」ではなく「出来ないと困ります」という姿勢、など、がむしゃらに働いていました。

そこへ新人が上司へクレーム。…からの人種差別主義者扱い(過去記事参照)。

なんやねん。

…もうね、年も明けたし、大人しくすることを最・最・最・最・最優先して、肝心の業務は後回しにすることにしました。

よく考えたら、電話やメールは新人たちが担当してくれていて、上司も去年からうちの部署専任になったので、締め切りを逃しても僕にはクレームが来ない♪ 

仕事よりも職場内で波風立てず、「口は災いの元」を胸に言葉にだけ気を付けて(無視するとかの態度は訴えようがないけれど発言はメモされて部長や人事に報告されてしまう)、毎日ただ時間が過ぎるのを祈る!

ということで、仕事初めだった今週から、仕事は待ちの姿勢に徹してます。

古株なので新人が忘れがちな業務も無意識にルーティンで出来ちゃうけどあえて手を出しません!(ウズウズしちゃうけど)

古株なので頑張れば新人さんより早く仕事を処理できるけど、無理して頑張りません!

古株なのですぐ仕事が片付いちゃって手持ち無沙汰になるけど、その分丁寧な仕事をします!

今までは朝も早めに出勤したり、昼休みも早めに戻ったり、お昼以外にある休憩時間も取らなかったんだけど(みんなも取らない)、しっかり休むことにしました(そもそも誰も時間通りに出勤してこないし...)。

いつもはコーヒーを始業前に買ってたのを我慢して午前中の業務のあいまにわざわざ離席して買いに行き、午後は歯を磨くためにまた離席することにしました。この2回の休憩は雇用契約書に書いてあるんですけどね。やっぱり契約は守らなきゃだめですね。





この「あまり仕事をしすぎないようにする」ということ、実はストレスマネジメントのカウンセラーから言われていたことでした。

結果、心が穏やかになりました。

実は、なぜか、新年に入ってから新人のうち一人は僕のことを無視しています。その人のせいで僕は上司から個別に指導が入ったり人事部長から呼び出しをくらったりしてるのでこっちが被害者なんですけどね。

でも、無視をされても心は穏やかです。外国人が少ない小さな街なのでこういうのに慣れているからということもありますが、やっぱりいかに頑張らないかということに重きを置いているので、ストレスがぐっと減ったのでしょう。

そんなことより安いワイヤレスのイヤホンとタブレットを買ったら思いのほか良かったので、もう今年はきっと家で仕事のことを考える余裕はありません。たのしみ♪

January 7, 2020

ナイーブ



皆さん、80年代に彗星のごとく現れた伝説のロックバンド、ラ・ム―を覚えていますでしょうか(彗星と言えばハレー彗星が接近したのは1986年でしたね)。

当時大人気アイドルだった菊池桃子さんが新しく結成されたロックバンド「ラ・ム―」のボーカルになり透き通るようなウィスパーボイスとロックバンドの楽曲が化学反応を起こし、他のアーティストと差別化された都会的な作品を残しました。

今聴いても古臭くありません(自分がおっさんだからそう思うのかも)。

当時そのロックバンドのリーダーが、歌番組で菊池桃子さんを起用した理由を聞かれると毎回「彼女のナイーブなボーカル」に惹かれた的なことを言っていたのを思い出します。

でも、英語圏に移住した今では、「ナイーブ naive」って無知とか世間知らずとかって意味(悪く言えば「バカ」的な意味)なのに…と、当時から30年以上経って思うわけです。

日本語では「ナイーブ」は繊細などの意味ですよね。

そういえば洗顔料にもナイーブってありましたよね。きっと「繊細なお肌に」という意味なのでしょう。今でも売ってるみたいですね。


あれ、何の話でしたっけ?




December 11, 2019

人種の話は絶対タブー



職場で、上司に、新しく入ってきた人に仕事を教えろと言われました。

でも僕はあくまでもその新しい人の同僚であって上司ではなく、対等な立場なのでたまには逆らわれたりしてしまいます。

日本人だから、舐められるんです、わかりやすく言うと。

で、西洋人ってどこか東洋人を下に見てることがあって、同じことを言っても態度が違うことってない?

そんな海外在住の日本人の話はたくさんありますよね、ブログでも動画でも。

白人の人はアジア人に対して偏見があることも多いから、いくら対等な立場といっても教えづらい…というようなことを上司に相談したんです。





ハイ、一発アウト。



職場で人種について発言したので、人事部の一番偉い、数百人いる従業員の誰もが知るお方と面接をする運びとなりました…。

それはそれは、大変怒られ、けなされ、指摘され、ハズカシイ思いをいたしました…。

「アジア人なので差別されてる」って言ったつもりが「特定の人種を差別して当事者を侮辱した人」という認定を受け、人事の記録に残ることに…。

ちなみに上司は、
「今日は堅苦しい会議ではないので、思ったことを何でも話してね」
と言っていたのに、人事に報告したようです。人種差別に例外はないそうです…。


「〇月〇日に××さんにジャップと言われた」のような明らかな事例の被害報告でない限り、職場では人種に触れては決していけないようです(仕事に関係ないから)。


ちなみに僕は英語が上手ではないので、
She said "I don't know" 
というのを
She said she didn't know
と言い換えるのが苦手なので、そのまま本人の言ったように
「I don't know と言ってました 」
と言いがちなんですが、それも「高いピッチの声で女性のマネをして女性を侮辱している、もし私があなたの完璧でない英語を真似したらどう思うか」ともご指摘頂きました…(ちなみに出席者はほぼ女性)。

日本人というかアジア人は自分だけで、解雇の決定権のある白人達に囲まれ「白人を侮辱するな」という面談だったので、怖かった…。


職場では人種の話は絶対にしちゃいけませんね(人種はスキルに関係ないから)。もう僕は職場以外でも絶対しませんけど…。

てかもう怖くて何も話せないのでそれ以来一言も発していません。うふふ。


こんなブログ書いてて無知なのがバレてお恥ずかしいのですが、ブログの記事にして昇華したいと思います…。



もう早く転職したい。





October 2, 2019

トリアージして





最近上司が「トリアージする」と言う言葉をよく使います。
大量に来る業務依頼を、受付の人がトリアージする、というのです。

話の発端は依頼書の不備が多いというもの。

うちのチームの業務は、社内の人間が記入した伝票を処理することなんですが、不備が多いったらありゃしない。

氏名漏れ、支払先名漏れ、コード番号漏れ、内線番号漏れ、署名漏れ、などなど。

処理にはスピードが求められるのに、不備により伝票を受理できないことが処理のスピードを大幅に低下させる原因になっているんです。

そこでとりあえず伝票を受け取った時点でトリアージして、不備があるものはその場で依頼元の課に返却してしまいましょう、という作戦になりました。

って、トリアージって何よ。最初は意味が分かりませんでした

検索してみると、
”少ない資源を有効に活用するために、被害者のけがなどの状態に応じて治療の順番を決めること。”
とありますアルク 英辞郎 on the WEBさんより)。

というわけで早速これをうちの職場で当てはめると、

少ないスタッフを有効に活用するために、依頼書の記入などの状態に応じて処理の順番を決めること。 

確かにそんな感じです。

まあ処理の順番は決めてはいないけれど、書類の完成度(completenessと言うらしい)によって「今すぐ処理できる」「要返却」「上司と確認」に分けましょう、ということをしています。

ああ、しっくりきました。

ちなみに昔(20年ぐらい前)ここカナダ某所の日本食レストランでウエイターをしていましたが、現地のお客様はみなさん唐揚げのことをカラエイジって言うんですよね、メニューを指さしながら。たしか勤務先のレストランのメニューではハイフンが入っていました。

kara-age

たしかにカラエイジだわw


え?なんで急に唐揚げの話をしたかって?
triageを見て「鶏」と「揚げ」を思い出したからです…w















September 29, 2019

秋を英語で



カナダ某所は、すっかり朝晩冷えてまいりました。
カナダ東部の9月末の気候は、日本で言う10月末の感じとでも言いましょうか。
紅葉も始まり、朝晩は冷え込み、でも日中は汗ばむ日もある…そんな感じです。

さて、そんな「秋」ですが、英語では何というでしょうか。
オータム?
ファッションブランドの秋物コレクションはオータムコレクションとか言いますもんね。
秋冬はオータムとウィンターの頭文字をそれぞれ取ってAW(某アパレル会社ではエーダブと呼んでました・笑)と言ったり。

でも北米では、秋はフォール(Fall)です。
知らず知らずのうちに、自分の中でも「フォール」が当たり前になってました。

なぜでしょう。
きっと生活の中にたくさん出て来るからでしょうね。

秋学期 fall semester
秋の始まり the beginning of fall
秋物ファッション fall fashion
秋物セール fall sale

というわけで気付けばフォール派になってました。

きっと枯れ葉が落ちる(fall)からフォール?



最近、友達と話していて、ちょっと気取って英国風にもう一つの表現、autumn を使ってみましたが、通じないばかりか笑われてしまいました。

オータムと言わずにオータムと言っていたからです。

お恥ずかしい。
これってきっと中学校英語ですよね(あれ?中学校では fall と教えるのかな?)。

一生懸命オータムンと言いいましたが「オットマン(足用の小さいソファ)?」と思われたみたいです。




ちなみに秋の気配を感じる頃になると、毎年南野陽子さんの「秋の Indication」という歌を口ずさみます。Indicationという単語はここで覚えました。枯れ葉の季節にアーモンドチョコを食べたいですね(CMソングだった)。なんのこっちゃ(ナンノだけに)。




July 1, 2019

英語学習におススメのサイト?

pixabay.com



どんな英語のサイトを読んでいますか?


最近「英語の習得におすすめのサイトはありますか?」とご質問を頂きました。
普段どんなサイトを読んでいますか、とも。

 実は、僕は英語のサイトは読まないんですよね.…英語が苦手なので。

でも、具体的なオススメのサイトは挙げることできませんが、英語を読むのが楽になったことを実感したいくつかのサイトの種類ならご紹介できます。




必要に迫られたものを読む


僕は英語が苦手なので読みたくて読みたくて仕方がないようなものはありませんでしたが、やむを得ず読んでるうちに結果的にその分野の表現に慣れたことがあります。


留学前

最新かつ公式の情報を得るべく該当する大学や部署のサイトから直接原語(英語)を何度もチェックしていました。1つでも必要書類を忘れてしまったら大変なので、読まないわけにはいきません。


留学中 

留学中は言わずもがな教科書やハンドアウト(配られるプリント)などをたくさん読みます、というか宿題を片付けたり試験対策をしたりするためには資料を読まないわけにはいきません。どこかにヒントが隠されているわけですから読む必要があったわけです。「英語を読むのが面倒臭い」という感情よりも「英語でもいいからヒントをくれ」という気持ちでした。

海外就職

就職してからも留学時代同様、カナダでの労働許可に関する書類、就職に関する書類(求人票や採用後の申請書類)はもちろん、業務に関する書類た指示書など、リーディングのスキルを上げるためではなく、必要に迫られて読んでいます。

その他、日常生活でも、ごみの捨て方、部屋探し、銀行関係などなど、
「え!なにこれ!どうやるの!?」→「これ読め」
みたいな読まざるを得ない状況で鍛えられます。

興味があるものを読む



学校や仕事で英語を強制的に読まされる環境でないと、なかなか読むのは難しいですよね。〇〇は英語学習者にも読み易く書かれている、などと紹介されても、易しく書かれたものは内容も平坦なことが多いもの。平坦な感動に興味はないし退屈な時間は要らないですよね。

というわけで、どの英語学習サイトでも書かれているしこのブログでも何度か書きましたが、みなさんがご自身で興味のあるものを読むのがやっぱりリーディング上達のコツという結論になります。

でも興味のあるものって言われても、難しいんですよね。できれば日本語では得る事の出来ない情報が「読まざるを得ない」状況になって良いですよね。

例えばまだ翻訳されてない芸能人の取れたてゴシップとか、日本ではまだ人気の出ていない俳優のウィキペディア(もちろん英語版)とか、あまり日本人観光客のいない地域の観光情報などはどうでしょう(テキトーw)。

僕が個人的に最近読まざるを得ないと思わされている「興味のあること」は、アマゾン(カナダ)での自分が興味のある商品の商品説明、レビュー(口コミ)です。気付いたら真剣に読んでることが多いです。





リーディングとリスニングの化学反応



リーディングの話ばかりしてきましたが、実はリスニングもリーディングを楽にするのに役立つこともあります。


英語をたくさん聞いていると、活字を目の前にしたときに脳内でその音が蘇るのです。


だとえば、僕は昔(20年ぐらい前)、although、 however、 in order to などの日本語にはない(または個人的につかわなかった)ような用法の単語がどうしでも引っかかって、読んでいても内容が頭に入ってきませんでした。


Although:
 おるぞう?「~であるが」、って日本語では「~」が先なのにalthough は最初だから脳内で入れ替えなきゃいけない。

However:
辞書によると「しかしながら」。普段「しかしながら」なんて言わないから、この単語が出て来るたびに頭に「シカシナガラ」という音が出て来てしまい黙読に詰まる。

In order to:
イン・オーダー・トゥ、ってそもそも3つも単語が出るし意味も「~するために」とかいう to と変わんねぇんじゃね?的な用法でこれも黙読中に引っ掛かる。


ところが、テレビや周りの人の話などでこれらの言葉を耳にしているうちに、活字に出て来る時に音が脳内再生されるのです!つまり、リス二ングがリーディングで役に立った、ということ!

同時に、リーディング時にこれらの単語に引っ掛かっていたからこそ、実際にそれを耳にした時に
「あ、今 although って言った。おるぞうじゃなくて『おどー』って言ってたw」
のように引っ掛かり、頭のどこかで覚えていたわけです。

読む、聴く、書く、話すの4技能は、まんべんなく取り組むと相乗効果をもたらすのです!

ずっとリーディングだけをしていると足し算のような伸び方ですが、たまにはリスニングなどの違うアプローチすると掛け算になるという化学反応が起きるわけです。

…「化学反応」言いたいだけやん。








June 28, 2019

お酒の英語!

英語で注文出来ない事

SNSでやりとりをしている人と英語での注文の話になり、そもそもメニューを知らないと注文できないのは英語以前の問題だよね、という結論に至りました。

たとえば「ビッグマック」を知らないと、「あのぅ、えっと、このお店で有名な大きいハンバーガー」みたいな、わけのわからない注文になってしまいます。

それでも固有名詞というか、世界的チェーンのファストフード店のメニューだったら特に問題ないわけです。レジの上のパネル(今は画面と言うのでしょうか)にでかでかと出てますもんね。

それでもお店独自の固有名詞ではない、商標登録®™されてるような名前ではない、一般に言われる料理名だと困るわけです。

例えばメニューらしいメニューもないようなバーやクラブ(ダンスフロアがあるようなクラブ)で、「〇〇ありますか?」と聞く場合。それで僕が思ったのはお酒でした。

お酒の英語



日本でも、居酒屋に行ったらメニューを見る前に「とりあえず生3つ」とか言いますよね。そういうときに「生」を英語で言えないと困るよね、というわけです。


カナダでとりあえずビールを頼むときは、おそらく扱ってるであろう銘柄を言います。コアーズライトを瓶で、とか、アレクサンダーキースをドラフトで、とか、バドワイザーありますか?など。


***
《追記》
ドラフトの他に、on tapという表現もあります。
ボトルと生と両方ある場合、「生で」という代わりにon tap と言えます。
***


そこでビール以外の、甘くて飲みやすいカクテル系の物を注文しようと意外と英語で言えないことに気付きました。

モスコミュール、カシスオレンジ、カンパリオレンジ、ソルティードッグ、巨峰サワー…。どこまでが英語でどれが和製英語なのかわかりません(巨峰サワーは漢字つこうてるやん)。

2006年以来日本の居酒屋には行っていないので上記の酒の種類が古臭かったらごめんね。

※モスコミュールにはカナダで実際に遭遇して注文しました。モスコとはモスクワの英語読みで、日本の居酒屋同様、銅製のコップで出されましたが全然甘くなくてアルコールとジンジャーの味しかしなかったとか言う話はどうでもいいですね。



飲むものが違う


なんちゃらソーダは英語でなんて言うんだろう、ほにゃららサワーは何て言うんだろう、と考えるより、現地の人が飲んでるものを飲む、というのが正解な気がします。

イタリア料理もそうですが、日本人の方が詳しい!たとえば日本人なら一般人でも「アルデンテ」を知ってる人は多いですが、僕の周りのカナダ人でアルデンテを知ってる人はいませんでした(サンプル少なっ)。

お酒の種類も、よっぽどこだわりのある人でないと知っていません。日本でもバーテンダーさんはカクテルにくわしいけれど一般人はあまり知らないというのに似てますね。ただ日本人は和洋折衷を楽しみ流行も追うのでイタリアで人気のカクテルも全米で話題のお酒も今年出来立てのボジョレーヌーボーも知っていますが、人種のるつぼでない地域のカナダ人は冒険をしないので決まったお酒しか飲みません(期間限定とか興味ないらしい)。


カナダでよく見る、どこにでもありそうなビールでない酒といえば、ロングアイランドアイスティー、ラム&コーク、マルガリータでしょうか。日本の居酒屋ではあまり見なかったような気がします。



郷に入ればなんちゃら


やっぱり名前を知らないと注文出来ないのはビッグマックと一緒ですね。でも、「カシスソーダ」と言えてもお店になければ出てこないので、現地の人と同じようなものを頼みましょう(誰に向けてのアドバイスだこれ)。

こうして単調な食生活になっていき、日本の懐かしい味はなんでも作ってしまう在留邦人になっていくのです…w 僕はまだその道には手を染めてはいませんが、レシピを見ては「自分でつくれるかも…」と思ってしまうのです。

また出だしと関係のないオチ。





June 13, 2019

英会話の上達に独り言作戦







ある分野のことならよくしゃべれるのに、別の分野のこととなるとしどろもどろになってしまうことがよくあります。

例えば会議中に現在の仕事の問題点等を発表する場があれば、ここぞとばかりに不平不満を言うのですが、たくさん文句を言って自己嫌悪になると同時に、こんなカナダ人だらけで日本人が自分1人だけなのに普通に英語で喋って相手のことも普通に理解して、自分で自分を褒めてあげようとも思ったりします。

なのに、フィギアスケートの話をしようとした途端、全くしゃべれなくなってしまいます。つっかえつっかえでしどろもどろ。

日本人は、普段別にフィギアスケートのファンじゃなくてもオリンピックの前とか世界選手権の前だとつい夢中になっちゃうんだよね。

ってことが言いたかっただけなのに全然ちゃんと言えない。世界選手権って英語でなんていうの?というレベル(お恥ずかしい)。

この違いはなんだろうと思った時にふと気づいたのが普段の自分の独り言の癖。

英語なので言いたいことが自由自在に言えるわけではありません。

例えば明日会議があるという時に普段思ってることを事前にシュミレーションとしてぶつぶつ言ってみることがあります。もしくは会議の後、1人反省会じゃないですけどあー言えばよかったこう言えばよかったと言うのをぶつぶつ言ってみたりもします。後は機会があったらこれを言ってみよう、と言うものもぶつぶつ口に出して言っています。

 最初は英語的なのが目的だったのに、最終的にはまるで誰かと電話でも話しているかのように感情的にエンドレスで口が出てきます(笑) 。

ということで普段口に出して言ってることなので会議でもすらすら出てきます。

ところが普段はフィギアスケートの話はしないんですよね。日本語だったら普段話をしてなくても自由自在に操れるのに、 英語だとやっぱり普段言っていない言葉は出てこないみたいです。

うーむ、世界選手権、何と言うのでしょうか。ワールドチャンピオンシップ、かな?

 カナダではあんまりフィギアスケートは人気じゃないし職場でも話題にもならないけど、日本はすごい人気なんだよね、 テレビとかでも結構視聴率いいみたいだよ。

…みたいなこんな簡単なことがどうしてすらすら言えないんでしょうか、自分。もっと修行が必要ですね。

あ、話が脱線しました。

というわけで英語学習をしている皆さんもぜひ独り言を取り入れてください。頭の中でこしらえた彼と一緒に…じゃなくてもいいけど、頭の中でこしらえた聞き手にじゃんじゃん話しちゃってください。

June 5, 2019

ポットラックって何?

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カナダに住んでいると、やたら「ポットラック」で集まる機会があります。

Potluck。ポットラック。なんでしょう、これ。




簡単に言うと、料理の持ち寄りパーティー、です。




誰かの家でパーティーをする場合、その家の人が料理を用意したら材料費も手間も、1人に負担が掛かってしまいます。そんな時、各自1品ずつ持ち寄れば、1人1人の負担は大してかからずに結果的にたくさんの料理が用意できるわけです。

また、職場で社員が自発的にするような親睦費では、そうそう経費が出ない場合が多いと思いますが、それでもみんなで1品ずつ持ち寄れば、経費なしでも、1人1人の負担は大したことなくても、ケータリングのような料理を用意できるわけです。

日本だと外食が安いこともあって、居酒屋にでも行きますよね。

ただカナダの場合、拘束時間外に親睦会を行うことはあまりないし、昼休みの1時間を有意義に使うにもポットラックの方が都合が良いのです。テーブルセッティングさえすればすぐ食べられるので。

女性が多い職場(男女平等なカナダでも、まだまだ女性が料理担当の家庭が多いようです)なので、家からスロークッカーのようなものを持参し、職場のコンセントを使って昼休みまで保温しておいて、昼休みに休憩室まで移動させるツワモノまでいます。

事前に表を作って、誰が何を持参するか各自書き出し、みんなに知らせておきます。そうすればAさんはミートボール、Bさんはラザニア、Cさんはサラダ、Dさんはチョコレートケーキ…のように他の人と被らずに「全員デザートかよ!」みたいなことが防げるのです。

留学生のブログなどを見ると、日本人は巻き寿司を用意する人が多いみたいですね。うん、良いアイデア。




でも、僕はポットラックは苦手です。暗黙の了解で全員参加ですが、いつも空気を読まず不参加です。

料理ができないから。

いや、料理ができなくても、スーパーマーケットの出来合いのカット野菜の盛り合わせとか、カットフルーツの盛り合わせとか、安いスポンジケーキとか、参加する手段はいくらでもあるのです。

でも、留学生時代、自分が作った炊き込みご飯が誰にも手を付けられずに残った思い出とか、ルームメイトと住んでいた時に毎週末に3人で交代に料理を作ることになったのに自分の作ったスパゲティーを半分も手を付けずに「美味しいけどお腹いっぱいだから」と言われ2人ともそれを捨てて、それっきり料理当番の話はなくなったとか、本当に自分が用意した食べ物を誰かに評価されるのが苦痛。(評価はしないんだろうけど、まあ味見はするよね)。

あとは昼休みぐらい英語を使わずに日本の芸能ニュースをチェックしたいし。
友達とはポットラックより外食する方がよっぽど簡単だし楽しいし。


日本だったらお惣菜もあるし、自分が好きで誰かにもおススメの料理もあるけど、カナダでは好きな食べ物がなくて仕方なく食べてるものばかりなのに「こういうのが好きなんだ」「こういうのを食べてるんだ」って思われるのも気持ち悪いし。


変人だ、って自分でもわかってるけど、どうしてもダメなんです。対人恐怖症とか社会不安障害とかと同じレベルでダメ。



というわけで、みなさんもポットラック、やってみて下さいね(説得力ゼロ)。




May 28, 2019

ビジネス英文Eメール:スマイル絵文字は使わない

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今日は英文のビジネスメールの書き方についてのお話です。
といっても全然参考にならないので、そのつもりで。

昔々、カナダの大学でビジネスクラスを取るまでは、日本の会社で英語のメールを書くときに、それはそれはカジュアルで適当でいい加減な友達に書くようなメールを書いていました。

メールを送る相手は英語講師で、自分はその外国人英語講師たちにスケジュールの連絡をメールで送っていたのですが、LOLとか、スマイリー:) とか、いくら取引先ではない同僚とは言えふざけすぎです。今から考えるとほんとに恐ろしい。

その後カナダに留学をし、ビジネス学科を専攻し、必須科目でビジネス文書のクラスがあったので、Eメールの書き方やレターの書き方を学びました。

それと同時に大学内のとある部署でアルバイトをしていたのですぐ実践することができて、割とビジネスメールには自信がありました。

その後就職したわけですが、日本でのふざけたメールと違って今度は真面目にクールなビジネスメールを心がけたのでした。

社会人ですのでちょっとでもふざけてると思われないようにむしろ堅苦しすぎる位にメールを書いていたわけですが、他の人から来るメールは短すぎで冷たすぎと言う印象でした。でも冷たくならないように感じ良くするためにご機嫌伺い的な出だしと締めの言葉を忘れずにいました。

そこで新しい上司が採用され、うちの部署になってきたのですが、彼女はやたら絵文字 :)を使うのです。あまりにも絵文字を使うので、なんだ、使ってもいいのか、と思うようになり他の人も使っていることもあって僕も使い始めました。

長く働いていると、顔見知りの従業員も増えてくるので、感じの良いフレーズを使ったり、良い週末を、で〆たりていましたが、特に間違いを指摘せざるを得なかった時など「大丈夫ですよ」とか「心配しないでください」の後に笑顔の絵文字を使うようになりました。

ところが。

私的なメールではなく業務のメールですから、それを他の人に転送する事は当たり前ですよね。

つまり自分のメールが後日何かの証拠として使いまわされるということで、昨日の友が今日の敵になる事だってあるわけです。

例えば、 「本当はだめなんですけど、今回に限り特例で認めます、今度からはちゃんとやってくださいね」的なメールを送った場合。

その時は、ありがとう、助かります、今度からちゃんと記入します、的なことを言ってくれて本当に良い人だと思ったのに、今回またちゃんと記入せずに送ってきやがって、さらに僕が前回送った今回に限り特例で認めます的なメールを添付して、前回大丈夫だったんだから今回もやってくれ的な裏切り行為をする同僚がいるのです(笑)。

なんか裏切られたって感じ。

なので最近では、実際に会ったときに笑顔で感じの良い人でさえいれば、メールは事務的でも構わない、むしろ冷たく用件だけ言ってやる、と言う結論にいたりました。

どれだけ転送されても、いかなる書類に添付されても恥ずかしくないように。クールな文体はプロテクションに。


というわけでなぜ同僚たちが短い1行のメールを送ったりしているのか分かりました。ビジネスメールはスピードが命。ご機嫌伺いの文章を入れるのはやめた!



あ、全然役に立たないですね、このブログ。
個人的なストレス解消の日記に成り下がってしまいました、あはは。

May 21, 2019

英語で説得するときは科学的事実を

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出羽守あらわる



ツイッターでは「フランスでは」「ドイツでは」と白人の国を持ち上げ日本を時代遅れかのように悪く言う人達が定期的に出て来て炎上してますね。

そんな「〇〇では」「〇〇では」とではでは言ってる人たちのことを「出羽守(でわのかみ)」と呼んでいる人達をタイムラインで見かけて、ネーミングのセンスに感心しています。


他国の習慣を知る機会がない?



確かに人権でもマナーでも、日本の習慣にはちょっと苦笑いしてしまうようなことはあります。日本以外の国で日本語が公用語の国はないので、他の国のマナーなどがあまり入って来ず、他の国でのムーブメントなどが価値観を変えるほどには簡単に入ってこないのでしょう。

例えば英語が公用語のA国で人種差別の概念が浸透すると、同じく英語が公用語のB国の人もその情報を母国語で得られるのでその新しい概念が浸透しやすくなります。元々ナイフとフォークの国々はそもそも文化や価値観が似ているので共感しやすいというのもあるのかもしれませんが。



「欧米では」というパワーワード



日本は他の国で失礼とされていることがいまいちピンとこなかったりします。例えば小学校や中学校でクラスに外国人がいたことがあるのを経験したことがある人はあまり多くないでしょうし、人種をネタに冗談を言われたことがある人も日本国内においては多くないでしょう。

元々日本は明治時代から西洋の文化が貴族や富裕層に取り入れられたり、戦後はアメリカに憧れ、現在でもファッションモデルは西洋人、おしゃれなマナーはヨーロッパ、意識高い系の人は横文字…と「フランスでは」「ドイツでは」が説得力を持ってしまう背景があると思います。

そして多くの日本人は普段西洋の生活習慣に日常的に関わることがないので、一度海外で生活をしたり海外の文献を読むとこの「欧米では」と言う言葉を言いがちです。説得するのに手っ取り早い感じがするからです。



「みんなやってます」ではなく科学的に



ではそもそも欧米と言われる括りの国、特にカナダでは他の価値観や概念や新しい常識を紹介するのにはどうするのでしょうか。カナダ人に「フランスでは」「ドイツでは」と言ったところで説得力はありません。〇〇国のほうが上、という認識がないので。

もちろんある分野においては進んでいる国もあるので、そういう場合もあるでしょう。例えば「(ハイテクの最先端の)日本のトイレは便座が自動的に上がるんですよ」とか「(経営管理で成功した)日本ではカイゼンという言葉があります」など。

でも出羽守の皆さんのように、「私知ってます・あなた遅れてます」的に新しい情報をカナダ国内でカナダ人同士で教える時は、

A study shows ~
(ある研究によると~)

など、統計や研究結果などデータに基づいた表現が多いです、ネットの記事をみる限り。

もちろんカナダ人が日本に行くと「カナダでは~」を連発すると思いますが、カナダ人が別のカナダ人に「アジアではお辞儀をします(だからお辞儀をしないお前らはマナーがなってない)」などと言う事はないと思います。

そう言えばカナダではレストランでも家庭でも掃除をするときに「固く絞った雑巾」とかよりも洗剤をスプレーで吹きかけてペーパータオルで拭く所が多いんですよね。水では雑菌が繁殖するから。日本のように水のお清めパワーの信仰が無い。風邪のウイルスはマスクを通してしまうということでマスクをしている人は皆無。やっぱり科学的です。


話めっちゃそれた。