September 1, 2020

Call in その① Call Someone In


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Call は電話をかけるという意味で I called the company などと言いますが、in がつくとたちまち不安になってしまう、あやふやなまま英語圏で暮らしている当ブログ管理人ですが、たまたま今日 call in が会話に出て来て腑に落ちたのでブログ記事にしてみたいと思います。


辞書で call in を調べるとたくさん意味があり、全部理解しようとすると混乱してしまうので(僕が)、今回は「その①」として1つの使い方だけ書いてみようと思います。


今日の職場での研修で、外部の講師の方が例としてこんなシチュエーションを設定をしました。


〝たとえば水道のトラブルがあったとします。至急修理会社に連絡して、配管工に来てもらいました。そして修理代を支払いました。〟


この「(そして)配管工に来てもらいました」が

Then you called the plumber in.

  

 ね?腑に落ちたでしょ?(落ちない?)



この場合の call は「電話」ではなくて「呼んだ」という意味で、クラ◯アンに電話して配管工に来てもらった、というより、配管工を呼び入れた、というニュアンスになると思います。


Call the doctor! は「医者を呼べ!」(電話でもコールボタンでも…文脈から判断)ですが、

Call the doctor in.  にすれば「お医者さんに来てもらえ(呼び入れろ)」

になります。

エアコンの修理に来てもらった、ネットの回線工事で電話会社の人に来てもらった、水漏れの修理に来てもらった、ガス会社の人に来てもらった、などなど、call だれだれ in と言い慣れておくと、何かと便利そうです。




もし別の意味の call in を耳にする機会があったら「その②」として続編を書きますね。


August 31, 2020

Kiwi の発音

 

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20年ほど前、ニュージーランドでワーキングホリデーをしていて、日本人スタッフのいる店で働かせてもらっていました。


当時は僕は英語ができなかったので、現地のお客様が来た時には日本人スタッフの方々の英語に助けてもらっていました。


現地の人と結婚して移民したと言う社員さんと英語の話になると決まってその人は

旦那が9位だから

と謙遜なさるのです。


いやいや、旦那様は9位かもしれないけど、あなたは1位ですよ、などと言っていましたが...って言うか!(ノリツッコミ)そんなこと言いませんでしたよ。


どうやら彼女は

旦那がキーウィ―だから

※キーウィー=ニュージーランド人の愛称

と言いたかったようなのですが、毎回「9位」に聞こえていました…。



“キウイフルーツ”のようにカタカナではキウイと書くので、もしかしたらそれが影響していたのかもしれません。


でも、お言葉ですが、もしKiwiを英語っぽく言うなら、キューイよりキー・ウィ―と言った方が近くなりますよ。なんてことは言えませんでした。



話は逸れますが、そこの店ではワーホリできているアルバイトと正社員の日本人スタッフの上下関係…というより、永住権、ワークビザ、学生ビザでの制限付きアルバイト、ワーキングホリデービザの順で士農工商のような越えられない階級の壁があって、ぶっちゃけとっても嫌でした。


ワーキングホリデーの年齢制限ギリギリで来ている三十歳近いスタッフでも「ワーホリの“”」呼ばわりされていたし、なんだかなぁ、でした。


* * *

ダンナが9位だろうが10位だろうがキーウィ―だろうがオージーだろうが本人の英語力にはあまり関係がないと思うので、そういう所がキーウィ―をキューイと言わせてしまうのでは、と20年経ったいまでも思います。



August 28, 2020

ハンバーガーボタンとは?三点リーダーは英語で?

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先日、職場でソフトウェアの使い方の研修がありました。

職場と言っても全員在宅勤務なのでテレビ電話でのリモート研修なので、実際に指で「このボタンを押して」と指すわけにもいかず、講師は口頭で「◯◯ボタン」と言わなければいけませんでした。

とここまで書いて気付きましたがリモートでも同じですね。共有画面を見ながら講義を聞いているので「このボタン」とポインターで示せますもんね。

ま、とにかく、リモートにしろ実際に集まるにしろ、講師はあのボタン、このボタンと口頭で言わなければいけないわけです。


スマホアプリでもウェブアプリケーションでも次のようなボタンがありますよね:
(画像はペイントで自作しました。不格好ですみませんw)


正式名称はちょっとわかりませんが、メニューを表示させるようなボタンなので、口頭で人に指示する場合は“メニューボタン”なんて個人的には言ったりしてます。

人に指示する、なんて言うと大げさですが、具体的なシチュエーションとしては、友達にアプリの使い方を教える時とか、職場で新人にソフトウェアの使い方を教える時などです。

講師がこのボタンをクリックするように言った時に、冗談交じりに

「このハンバーガーボタンね」

と言いました。

ハンバーガーボタン!なんて面白い表現!
と思っていたら、一緒に参加していた人が

「ハンバーガー?私は“ワッフルボタン”と呼んでいる」

と返しました。
面白いですね。

研修後、検索してみたらウィキペディアにハンバーガーボタンという項目がありました。

Hamburger Button - Wikipedia

今度から使ってみようと思います(笑)。





次はこのボタンです:
(これもペイントで自作です。バランス悪くてすみませんw)


これをクリックするとオプションが表示されるボタンです。

全員IT関係は素人のうちの職場では three dots (スリー・ドッツ、3つのドット)などと呼んでいましたが、この間の研修では、講師は 

ellipsis

と言っていました。

実は研修では僕のデスクトップを共有していて、実際に操作していたのも僕だったのですが、講師が何と言っていたのかは聞き取れませんでした。聞いたことのない単語でしたから。

普段から使い慣れているアプリだったので名称はわからずともボタンをクリックすることが出来ましたが、その時に聞こえたまま「えりぷしす」とメモしておいて、研修後にググってみたら上記の綴りだったわけです。

Ellipsis - Wikipedia

日本語では“三点リーダー”と言うのですね(知りませんでした)。

ウィキペディアの日本語のページを見てみると、特殊なボタンや記号ではなく、文章内で使われる「…」だったんですね。

例にも「ん…」がありますが、


MUGO・ん…色っぽい

の「…」もエリプシスだったのですね!中学生の自分に教えたい!

MUGO・ん…色っぽい - Wikipedia


August 26, 2020

新学期を英語で~Back To School~

 

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■ 秋が始まるよ

9月が近づいて、風が少し冷たくなって秋の気配を感じると*、留学先の大学を卒業して10年近く経つのに毎年

新学期だなぁ

と思います。


*ここアトランティック・カナダでは、日本のように残暑はなく、短い夏が終わると朝晩は一気に肌寒くなります。


そんな気候になると、心機一転、新しい事が始まる前のワクワクした気持ちになります。

夏休みが終わって2学期が始まる憂鬱な感じではなくて、日本でいう4月のような、新年度の始まりのような気持ちです。

なぜならば、カナダの学校の新年度は9月なのです。

「新年度」と書きましたが、大学では正確には「新学期」という言われ方をしている気がします。

new school year というよりは new semester。

僕は日本の大学は行っていないので詳しくは分かりませんが、カナダの大学は単位さえ取れば必ずしも四年間通う必要はないので、人によって履修するコースを詰め込んで3年とかで卒業しちゃう人もいます。

入学式もなく、一斉に1年生、2年生…、と年単位で過ごしていくわけではなく、人によっては1月入学だったり、卒業式も春と冬と2回あったりします。

もちろん年という概念はあり、Class of 2020 のように「2020年度卒」という言い方はしますが、9月に始まる学校のことを新年度とは言わず新学期という言い方をすることが多いです。


■ A New Semester

1999年にNHK のラジオ英会話で A New Semester というダイアログがありました。新学期が始まってワクワクしますね、というお話でした。

会話の内容からもワクワクしている様子が伝わりましたが、舞台がニューヨークだったのでこちらカナダの東海岸と気候も見てると思うんですが、夏が終わって、気候が秋らしくなって、毎年新しいことが始まるような気持ちになる、というのは書かれてはいなかったものの、行間から滲み出る登場人物たちの気持ちが高揚している理由の一つなのかもしれません。

いや、確か履修する学科を選べなくてどうしようめんどくさいなあと言ってるような話だった気もします…何せ21年も前の話ですからね。

さて、「学期」を英語で言うと、セメスター semester です。

ただこれはどうやら2学期生の時に限るらしいです。北米の大学はほとんどが秋学期、冬学期の2学期制だと思うのでセメスターで問題ないと思います。

留学準備をしていた頃留学中の方々のブログを読み漁っていたのですがよく「秋セメ(秋セメスターの略)」「冬セメ(冬セメスターの略)」という言葉を目にして言ってみたいと思っていました。

でも実際には日本人がほとんどいない大学で、日本語でセメスターの話をすることなんかなかったので、「秋セメ宿題が多くて大変★」などと言うようなキラキラしたキャンパスライフとは無縁でした。30半ばだったし(ほっといて)。


■ 「学期」の言い方あれこれ

ザっと学期の言い方をまとめてみます:

  • 二学期制の学期 →semester (例 two semesters)
  • 三学期制の学期 →trimester (例 three trimesters)
  • それ以外の一般的な「学期」→term (例 three terms)
  • ちょっと短めの「学期」 session(例 two sessions) 


昔カナダの語学学校で働いていたことがありますがタームもセッションもどっちも使われていて、もし違いを聞かれれば「どちらでも同じ」「言う人による」という感じです。

大昔カナダの語学学校で働いていましたが、同僚達を観察した結果、同じ「学期」について話をしていても、その語学学校を1年、2年と通うような、“ちゃんとした学校”として見ているか、もしくは塾のような英会話スクール、またはサマースクール的な位置づけで見ているか、人によって変わるといった感じです。

語学学校の場合、例えば日本人なら就学許可(いわゆる学生ビザ)を取って1年、2年と在籍する生徒さんもいれば、ワーホリで1ヶ月のみ受講という人もいるので、人によって見方が違うのも当然です。


学校に在籍するとして話す場合は term、受講そのものについて話す時は session、といった感じ、かな(伝われ!)。

term の方が日本語の「学期」に近く、 session は学習塾や習い事にも使えそう、というのが僕個人の感想です。


■ Back to School キャンペーン


8月も終わりに近づき朝晩の空気が冷たくなるこの時期テレビやラジオではたくさんのバックトゥースクールキャンペーンのコマーシャルが流れます。

そしてウォールマートの店では文房具とか通学に必要な色々なものがバックトゥーキャンペーンの販促アイテムと共にたくさん売られます。

長々と書きましたが、何が言いたいかと言うと9月はこれ、新学期= Back to School キャンペーンなのです!

学校に行かなくなっても、この時期になるとハサミとかノリとかルーズリーフとか必要ないのに買いたくなってしまいます(買わないけど)。



August 25, 2020

after the fact ってどんな意味?

 

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事務の仕事をしています。

各部署で承認された書類が僕の所に回ってきて処理をする流れなのですが、たまに承認なしで実行されてしまったものが回ってくることがあります。

これ◯◯課の承認なしに✖✖課が実行しちゃってるけどそのまま処理しちゃっていいの…?

みたいな状況です。

もう実行されちゃってるし今更どうしようもないし、でも書類は処理しないといけないし...。

そういう時は同僚に相談したりするのですが、彼らはよく

It's after the fact

というフレーズを言います。

直訳すると「事実の後」という意味ですね。

とても便利なフレーズなので、ぜひこのブログで紹介しようと思って念のためグーグル検索してみた所、


事後


という意味でした(「事後報告」の「事後」です)。


ああそうそう、事後報告です。

すでに実行されてしまっているけれど書類上承認がないのはまずいので事後承認もらいますもん。

やっぱり日本語で聞くとしっくりきます。

辞書使わないとダメですね💦




参照:


August 23, 2020

『生まれた』(born)じゃなくて『生んだ』は英語で何て言う?

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■ 日本人は reborn がお好き


日本の企業や芸能人が使うキャッチコピーに reborn (とか re-born とか re:born とか)って多くないですか?

「生まれ変わった」という意味合いで使うやつ。

「食べる」とか「寝る」のようにあまり日常生活では使う単語ではないし、職場(事務員です)でもあまりというか、ここ10年で一度も耳にしたことはありません。

テレビコマーシャルはもちろん、YouTubeでもSpotifyでも無料会員なのでたくさんのコマーシャルから逃げられずにいますが(笑)、企業が reborn と言っているのを聞いたことは僕は無いと思います。

なので色んな企業や芸能人がキャチコピーやテーマ、スローガンに reborn を使っていると

またか

と思います。reborn を re-born とハイフンを入れるのはまぁいいとして、re:born となると意味不明。メールの件名かよ、と。

ただ、あくまでも僕自身の経験という狭い視野での話ですので、もしかしたら、業界によっては、文脈によっては、または人によってはよく使うのかもしれません、reborn。


■ 日本人は born もお好き?


さて、日本人が好んで使う reborn ですが、好まれている理由に born が既に日本人に浸透している英単語だからというのがあると思います(いつものように個人の意見です)。

学校教育や英会話スクールなどで「私は1996年生まれです」と言う時には
 
I was born in 1996.

などど言いますもんね。
(僕はもう96年にはとっくに成人してましたが)

大物歌手が発売したビデオクリップ集にも「Born」というシリーズがありました。


そして「 re~」で「やりなおし」という意味があるのも日本人にとって割とおなじみの接頭辞。

re も born もお馴染みの言葉。

それだけなく、 reborn という言葉は多くの日本人にとって get や start などの言葉に比べたら割と新鮮(最近は使い古された感があると思うのですが...)。

※これを書いていて気付いたのですが、reprocess や retake、redo は re + 動詞なのに reborn はre + 過去分詞ですね。ま、いいでしょう、とりあえず続けます…。


■ 英語で「生まれた」は分かった。では「生んだ」は?



「I was born in _______」と言うのは多くの人が言う機会があると思うのですが、

赤ちゃんが「生まれました」

という過去分詞ではなく

 赤ちゃんを「生みました」

という動詞を使うには何と言えば良いのでしょう?

複数の辞書(オンライン)によると

bear(現在形)bore(過去形)Born (過去分詞)

のようです。


■ 「生む」で和英辞書で調べてみよう!


辞書(オンライン)をいくつか調べてみると、以下の文章が出てきます:

bear
have
give birth to  
be delivered of 

辞書をそのまま使うなんて“生きた英語”を紹介している当ブログにはふさわしくないのですが(笑)、とりあえず「彼女は昨日赤ちゃんを産んだ」という例文を当てはめてみると、

She bore a baby yesterday.
She had a baby yesterday.
She gave birth to a baby yesterday.
She was delivered of a baby yesterday.

 となりますね。


お子さんがいらっしゃるご家庭と接点がないので、この件に関しては生活に密着した英語はご紹介できません…。

ただ、「生む」って英語で何て言うの?という疑問を取り上げるにあたりいろいろ検索してみたところ、日本語で解説している分かり易いサイトがたくさんありましたので、みなさんも
「生む 英語」
で検索して見て下さいね  (英会話系ブログにあるまじき丸投げ)。

当たり前のように使っている born/reborn ですが、「現在形は!?」と考えるきっかけになれば幸いです(うまいこと言ってるまとめてるつもり)。


August 20, 2020

カナダの眼鏡事情

 

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メガネが壊れました…。

丁番のネジが飛んでしまったのです…。

なんとか自分でネジを付けなおしましたが、そもそもネジが飛んでしまうぐらいなので咬み合わせが良くないみたいで、壊れるのも時間の問題でしょう。

購入した眼鏡店で直してくれるかもしれませんが、有料かもしれないし、そもそもバスに乗ってダウンタウンまでは行くのは大変なので、今まで噂に聞いていた眼鏡のオンラインショップで購入してみようと思います。

せっかくなので、カナダの眼鏡事情についてお話ししたいと思います。


■ スタッフは視力検査をしない


日本は眼鏡店のスタッフ(optician)が視力検査をすることが認められています。ただし、目の病気に関する診察は診断は眼科医でないと出来ません。

経験のあるスタッフがお客さんの視力が上がらない原因がわかっても、「緑内障ですね」とか「白内障です」などと言ってはいけないそうです。診察になってしまうので。そんなときは多くを語らず眼科をお勧めするそうです。

って眼鏡店に勤務の先輩が言ってました(実話)。


カナダでは optometrist という、ある種の眼科医が眼鏡店に駐在しています。
日本と違い眼鏡店のスタッフが視力検査をするのは無資格の医療行為にあたり、違法行為です。

「ある種の眼科医」と書きましたが、病院で勤務しているような目の手術をしたりする眼科医はophthalmologist  という別の職業だそうです(日本で言う眼科医はこれですね)。

眼鏡店で視力検査や眼底検査などをするoptometristは「検眼医」という和訳があるようです。はい、今調べました。

話が脱線しましたが、カナダでは日本のようにいつ眼鏡店に行っても視力検査をしてくれるわけではありません。視力検査は事前に予約しないといけないし、診察料もかかります。眼鏡店にもよりますが、僕の場合は毎回一万円弱かかっています(涙)。



■ 保険適用される、かも



日本では眼鏡店で健康保険を使う事はありませんが、カナダでは視力検査はもちろん、フレームやレンズも健康保険の対象です。

とはいっても、これは民間の健康保険に任意で入っている人のみで、州の公的健康保険(保険料無料、病院での診察も無料、ただしめちゃくちゃ待つ)ではカバーされません。

カナダの公的健康保険、確かに保険料も診察料も無料だけれど、それだけ。手術や入院費用は保険ではカバーされないし、歯科治療は含まれないし、結局民間の保険会社に加入する人が多いです(会社員は職場で入っている保険に加入する形になります)。

さて眼鏡ですが、各個人の加入している保険のプランにもよるので人様の保険事情は聞いたことがありませんが、僕個人の場合で言うと、視力検査と眼鏡一式は2年に一回、2万円程度が保険でカバーされます。

微妙でしょ…?

そもそも視力検査で1万円近くかかってしまうので、眼鏡にかけられるのは残りの1万円程度。カナダには(少なくとも僕が住んでいる田舎では)後述するオンラインの眼鏡店以外には実店舗で安さで勝負の格安眼鏡店などが無いので、眼鏡一式普通に5万円ぐらいかかってしまいます。

広告で「眼鏡一式2万円!」などど出ていても、僕の場合結局5万円ぐらいしてしまいます。なぜならばド近眼の上に乱視もあるので普通のレンズでは分厚くなりすぎるからです。しかも格安レンズは傷防止や反射防止のコーティングが無かったりします。そして格安セットにはフレームの在庫に限りがあって、デザインが気に入らないどころかサイズさえない場合がほとんどです。

でもその約1万円の保険の枠を使わないと損な気がするので、2年に一度、約5万円の眼鏡を買っていました。そう、「いました」、過去形なのです。




■ オンラインストア



冒頭でお話した通り眼鏡が壊れてしまったのに、2年に一度の保険適用のタイミングまであと数か月。ヤバイです。

というわけでこれを機会にネットで眼鏡を購入してみることにしました。
幸い処方箋は取っておいたので。


そうそう、ネットで眼鏡を買うのにはレンズの度数を自分で入力しなければいけないので、結局どこかで視力検査をしなければいけなくなりますね。


メガネっ子の友達から聞いていたんです、ネットで買うと三千円程度で買えると。その友達は通販でよく眼鏡を買っていましたが、全然不具合はなさそうでした。

でも…試着も出来ないし、掛け具合の調整もしてくれないし、どうなの…と思ってい増したが、よく考えると日本の眼鏡屋さんみたいに細かく掛け具合の微調整はしてくれないんですよね、カナダって(2店舗しか経験がありませんが...担当者による?)。

この辺は床屋さんと同じで、あんまり細かく、というか、神経質に調整をしないんですよね。

幸い年内いっぱいは在宅勤務が決定しているし、家用にスペアが欲しかったし、ネット通販も試してみたかったし、なにしろ今の眼鏡が壊れかけてるし、購入してみました。

届くのが楽しみです。


2020年9月2日追記:眼鏡が届きました!


■ あなたの国の眼鏡購入までの流れはどんな感じ?


ざっとカナダでの眼鏡購入の裏側を紹介してみました。

眼鏡は日本で買うと安いので、帰省した時に買うのが一番良いですね。僕はレンズが特注の取り寄せになるので1~2週間程度の滞在では間に合わないらしい為作りませんが。今後さらに老眼が加わるので面倒くさいことになりそうです。



日本では眼鏡店の店員が視力検査出来るんですよ~、とか、カナダでは眼鏡の購入に保険が使えるそうですね~、とか オンライン英会話等、外国人との英会話のネタにして頂けらたら幸いです。


August 19, 2020

「混んでる」は英語で Busy?

写真は本文とは関係ありません。むしろ真逆の閑散とした森w




また20年前の話をしてもいいですか?


ワーキングホリデーで初めて海外に行ったとき、お店が混んでることを直訳して crowdedと言っていました。


満員電車の上に止まってる鳥は?→コンドル→ crowded と覚えていました(コンドル全然関係ない)。


それで問題なく通じてはいたのですが、ある人と店が混む時間帯について話していた時に

「あの店はお昼から夕方にかけてが busy だね」

と言われました。

ビジー…忙しい…。

ああ、混む時間帯のことを忙しいと表現するのか、と思ったのを覚えています。





いつものように言語学者でもなんでもない一般人の個人的な見解ですが、crowded というのは物理的に人がたくさんいる状態を言い表したい時に使うようです。

そもそも crowd が「群衆」などの意味なので、crowded にすると「満員」とか「人でいっぱい」のような意味合いになるようです。

busy なのは、きっと、
店が混む→店が繁盛→店員さんが忙しくしてる→店が忙しい
という思考回路なのでは、と思っています。




単語と出会った時のエピソードって忘れないもんですね。

英会話を勉強している方のための情報発信のつもりで書いている当ブログ、すっかりおじさんの思い出日記になってます(笑)。


August 13, 2020

静かに!Be Quiet! とは何様だ

 





■誰でも知ってる Be Quiet


「『静かに!』を英語で言うと何ですか」
という質問をしたら、おそらく公立中学で英語を勉強した多くの日本人は
「Be quiet」
と言うんじゃないかと思います。

アイドルグループの歌にも Be quiet という歌詞が出て来てそう思いました。

それぐらい基本的な表現ですよね、ビー・クワイエットって。

でもこれ、実は割と横柄に聞こえてしまう表現で、ちょっと気を付けた方がいいなと思います。




■リアルな英語はもっと丁寧?


ニュージーランドで小さな子供のいる家庭でホームステイをした時にあることに気付きました。

親が子に丁寧な言葉遣いをするのです。
please をつけて注意をして、子供が聞き入れたら thank you と言っていました。

これはその家庭だけではなく、近所の小学校にボランティアとして運動会のお手伝いをしたときも、先生たちもそう発言していたのを見ました。

もちろん子供が危険な事をやりはじめた時などに
「やめなさい!」
と大声で叱る時は別ですが、それ以外の普段の注意は丁寧なのです。

子供が乱暴な口のきき方をしないような教育なのかもしれません。

「静かに!」と言う場合、Be quiet ではなく
「Quiet, please」 と言って、静かになったら「Thank you!」と言うような感じです。




■中学校で Be Quiet


帰国後は英語教育関連の会社に就職したのですが、業務の一環として小中学校の授業見学がありました。

ある中学校での授業見学のこと。その時は市主催の研究授業で見学者も多く、生徒のみなさんがちょっとざわついていました(ごめんね大勢で押しかけて)。

その日は英語で英語を教えるという試みだったので授業をしていた先生は英語で「静かに!」と言ったわけですが、それが
「Be quiet!」
でした。

ちょっとビックリしました。そこまで強く言わなくても…と。先生にそんなつもりは無かったのかもしれないけど、そこまで威張らなくても良くない?みたいな印象を受けました。

とは言っても僕はネイティブではないので気のせいかと思っていましたが、授業後のディスカッションで同じく授業を見学していたオーストラリア人が感想を求められたときに

「なんていうか…その…先生は大変お厳しくていらっしゃる(意訳)」

みたいなことを言葉を選んで言っていました。直接的な表現にびっくりしたような感じでした。




■上下関係の文化ゆえ気付かないパワハラ?


多くの人が Be quiet と言いがちなのは、そもそも日本語の「静かにしなさい!」が頭に浮かぶからなんですよね。

静かにしなさい!と言って良い文化なんです。

でも英語圏では、最近からなのか昔からなのかはわかりませんが、怒鳴ったり大声で叱ったりすることは暴力として扱われたり、少なくとも分別のある大人がすることではないとされる風潮があります。

また、普段は皆さん意識していないかもしれませんが、日本では年上には敬語を使うなど年齢による上下関係が特に厳しくもあります。

一方英語圏では、子育ての方針なのか、はたまた人権に対する意識なのか、子供達にも一人前の人間として平等に扱おうというような風潮もあります。

何が言いたいかと言うと、一方的に「静かに!」と怒鳴るようなシチュエーションが無いようなのです。

日本では年上の人が年下の人に怒鳴ったり注意するのは当たり前のことですが、英語圏では、少なくてもカナダでは、誰かに言ったりしたらそれはもう喧嘩です。セキュリティー(ガードマン)を呼ばれるレべル。

Be quiet! 静かにしなさい!

という「命令」よりは、同じ大声を出すのでも

Listen up, people!
Please listen!
Can I have your attention!
(この辺の表現あんまり自信ないですがw)

のように「お願い」をするようなことが多いと思います。



今回のこの中学校の先生の例においては、あえて教科書に出て来る表現を使った説も僕の中ではあるんですけどね。


研究授業って先生方は前から準備されるらしいから、おそらくそうかな。








August 12, 2020

本当に児童はPupilsで生徒Students?細かい事は気にするな!

 

※画像は本文と関係ありません。
揚げたモッツァレラチーズ、オニオンリング、そしてポテトのチーズ乗せ。




■ホームステイでStudent


大昔のことですが、ニュージーランドでワーキングホリデー(略してワーホリ)してました。 

ワーホリの最初の1ヶ月は、現地に慣れるためにホームステイ付きの語学学校に通いました。

自分の中では、学生ビザで来てる人達とワーホリビザで来ている自分達には大きな違いがあったのですが、ホームステイ先の人から見ればどちらも同じ語学学校から宿の提供を依頼された students 。

当たり前ですがホストファミリーは学生ビザの子もワーホリの僕も分け隔てなく“students” と呼んでいました、

「students が~」という話になると
「あ、僕ワーホリです…」
と言いたくなりましたが、英語を学びに来た人達という文脈だから間違いではないですよね。


■ワーホリなのにStudent?


ニュージーランドでのワーホリの最後の数か月は学校にも通わずバイトもせず、シェアハウスに滞在していました。

そこのシェアハウスはニュージーランド人のオーナーが同居していましたが、それ以外は日本人が自分を含め3組いました。

1人は学生でフルタイムの語学学校に通っていましたが、自分ともう1人は特に何もせず(旅行とかしてた)、身分的にはとてもじゃないけど学生とは呼べるものではありませんでした。

それでもオーナーは我々日本人3人を呼ぶときに「students」と言うんです。学生向けに部屋を貸していたし、語学学生もワーホリも英語を学んでいるし、なんならワーホリビザで学校も行けるし、まあ目くじら立てることでもないですよね。


■児童か生徒か


そんな「ネイティブはなんでもかんでもスチューデントと言う」という思い込みのあと、帰国して英会話講師派遣の仕事に就いたのですが、そのせいで細かい事は気にならず外国人英語講師への書類はすべて「students」としていました。

でも、ご存知の方も多いと思いますが、小学校は「生徒」ではなく「児童」なんですよね。顧客、つまり学校や教育委員会へ提出する書類では使い分けないといけませんでした。何しろ小学校に「生徒」は居ないのですから。

とはいえ英会話講師は当社で採用した人たちなので、彼らに渡す英文の書類は内部文書なわけです。そしてウチの会社には海外での事務経験のある人はおらず、誰かがビジネス英会話の言い回しを知っているわけでもなく、基本的にメールも文書も日常会話レベルの直訳英語で「意味が通じれば良い」という社風でした(今考えると恐ろしい…外国人従業員とのトラブルは日常茶飯事でした)。

上記の2つの理由(僕のワーホリでの“students”経験、細かい文法や語彙チェックにコストをかけない社風)で、英会話講師の派遣先が小学校、中学校、高校、公民館、一般企業、カルチャー教室など色々な所であっても授業を受ける人はすべて「students」と書き記していたのですが、中途採用の年配の男性から児童はpupilsではないのかという指摘を受けました。

その方は僕のような海外でヘラヘラしながらノリで英語を覚えちゃう人ではなく必ず辞書で確認するようなきちっとした方なので英語の児童と生徒の違いが気になったようです。

その時は
「社長の確認が取れてますので大丈夫ですよ☺」
とだけお伝えしましたが(その会社では英文では何年も 児童・生徒問わずstudentsという表現を書面で使っていた )、ちょっとモヤっとしました(別に全部ひっくるめてStudentsでいいじゃん、と)。



■細けぇことは気にすんな



契約書のように言葉の書き方が命取りになるような文書は別かもしれませんが、英会話のレッスンプランとか、日常的なメールとか、日々のやりとりにおいては厳密なこだわりはいらないと思います。

のちにカナダでも英語学校で働くことになりましたが、その時は基本的に「Students」でした。厳密には「学生」以外にも「留学生」「語学学生」「短期留学生」「交換留学生」「受講生」「受講者」その他いろいろありますが、よほど特別な文脈でなければ「Students」と呼ばれていました。特にネイティブがノンネイティブに話す時は敢えてシンプルに「Students」と言っていた気がします。

業務連絡などの内輪の話のときに、スタッフやインストラクターが「Students」以外にどう受講者たちを陰で呼んでいたかというと、

kids

でした(ズコーっ!)。そこの学生はほぼ10代でしたので。

そう言えば口語なら「子供たち」って言えますもんね。児童も pupils より children の方がより口語的で自然かもしれません。

これぞ「生きた英語」って感じがしませんか?あまり辞書の英語にとらわれなくても良いのかもしれません。
 


 






July 27, 2020

アイスモナカを英語で言うと








これには異論反論あると思いますが、今回持論を述べさせてください(いつも持論しか述べてないっちゅうねん)。




アイスモナカを英語で言うと、面倒くさいだろうなあと思っていました。

まずはモナカを英語で説明しなければいけません。
あの包んであるやつは何て言うの?小豆は?

そもそもモナカ(最中)は和菓子ですから、英語にありません。

カナダやアメリカで似たようなものがあればいいんでしょうけど、あいにくないと思われます。


でも、カナダで生活をしていて気づきました。

アイスクリームをクッキーで挟んだ、アイスクリームサンドイッチ(ice cream sandwich) と呼ばれるアイスクリームが売っていますが、クッキーと言う普段常温で食べるお菓子と、アイスクリームの冷たい食感のハーモニーが、まるでアイスモナカを食べているような感覚なのです。

なので、ガリガリ君みたいなタイプのアイスキャンディーでもなく、上の写真のようなアイスクリームだけのものではなく、アイスモナカが恋しい時は、アイスクリームサンドイッチのジャンルから選んで買います。



もし日本でアイスモナカを指さされてあれは何?どんな味?と言われたら、日本のアイスクリームサンドイッチですと言って差し支えはないと思います。




これは翻訳で言うと“原作に忠実な訳ではなくかなり飛躍した訳でファンから叩かれるパターン”だと思うのですが、普通にアイスモナカを指差されて「あれは何?」と聞かれて、

「あれはねウエハースの素材のなんちゃらかんちゃらでレッドビーンズをこれこれこういう風に加工して作った小豆と呼ばれる甘いなんちゃらかんちゃらでかくかくしかじか」

と言うぐらいなら

「あぁ、あれね。日本のアイスクリームサンドイッチですよ。」

ぐらいに言った方がコミュニケーションは円滑になるんじゃないかと思っています。



蛇足ですが、アイスクリームはアイスと略せません。アイス言ってとしまうとアイスキューブ、つまり氷のことになってしまいます。