December 14, 2020

やる気を出す方法



最近自粛生活で、仕事も在宅、買い物も在宅(ネットショッピング)、娯楽も在宅(ネットフリックスやYouTube)という、メリハリのない生活を送っています。


週末もダラダラ。掃除や洗濯や買い物(ネットじゃ買えない生鮮食品)をする予定なのに全然やる気が起きません。


ところが、部屋着(スエット上下とか)から外出着(ジーンズにセーターなど)に着替えてみるとあら不思議!気持ちがシャキっとするのです。


普段その格好で買い物に出ているので、頭がそれに慣れてしまい、その服を着ると外出モードになるのでしょう。


大学に留学してた頃、心理学の先生が、条件反射の話をしていたときに「たいていの学生は勉強に適していない環境で勉強している」と言っていました:

1.大学生は寮の部屋、ワンルームアパート、ルームメイトからの部屋の間借りなど、書斎を所有している人は少なく、机とベッドが一緒の部屋になっている事が多い。

2.毎日その部屋で寝ているので、脳はその部屋を「リラックスする場所」と認識し、部屋に入ると脳が自動的に筋肉や血流や汗腺その他にリラックスするよう指令を出す(つまり副交感神経が優位になる)

3.これは脳が勝手にやっていることなので、気合や根性でどうにかなるものではない。

たしかに気合や根性で血圧や脈拍、手にかく汗の量などをコントロールできませんよね。


それと同じで、普段外出するときに来ていている服を着ると脳が身体中の神経だか細胞だかなんだかを(テキトーw)シャキッと目覚めさせてくれるのかもしれません。


そういえば着替えに関して他にも思い当たる節が。

  • 仕事から家に帰って、部屋着に着替えるとホッとする
  • たまにスーツを着ると日本での会社員時代を思い出して喉が渇く(汗をかいても上着を脱ぎづらい習慣があった&お客様の前で飲み物を飲むのは良しとされない時代だった)
  • ひざ丈のコートを羽織るとアパレル勤務時代だった20代の頃を思い出して現在お腹が出ていることを忘れる

…個人的過ぎて伝わんないだろうな、これ(笑)。

でもみなさんも

  • 職場の制服を着ると仕事モードになる
  • 作業着を着ると力がみなぎる
  • 浴衣を着ると体が自然に踊りだす
  • ふんどしを締めると気合が入る

みたいなことってあるんじゃないでしょうか。

スイッチが入る、という表現がありますが、まさにスイッチを切り替えるのが着替えなのではと思います。

というわけで、やる気を出すには着替えてみるのがおすすめ、というお話でした。

片付け用、掃除用、料理用、買い物用、映画観賞用…と、用途に合わせてコスチュームを揃えてみようかとさえ思っている今日この頃です(コスチュームって)。




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December 9, 2020

YouTubeに芸能人が進出してカナダ生活が楽になった話

 



20年前は留学やワーホリのガイドブックには、ホームシック対策または気分転換のために日本語の本を持っていくようにというアドバイスが必ずありました。

スマホなんてものはなく、メールをするにはパソコンが必要で、自宅にパソコンがある人は少なく、僕の場合は日本の家族や友人との連絡は手紙を郵送するのみでした。

ところがインターネットが普及して、無線LANで家のどこでもネットに繋がる事が出来て、スマホやタブレットの登場で1人何台も端末を持つことが出来るようになると海外にいても日本語が読めるようになりました。

コンテンツの方もブログやSNSや動画配信サイトができて、写真はもちろん音楽や映像もストレスなく視聴できるようになりました(昔は途中でよく止まってた)。



ただ、日本のテレビは見れませんでした。番組の公式YouTubeチャンネルが配信することもたまにはありますが、それはあくまでも一部。ネットで見れるテレビ番組は限られてます。

非公式と思われるアカウントでアップロードされているのもありますが、著作権の問題ですぐ消されたり、画質や音質を加工していたり、かえってストレスになったりもします。

ネットフリックスやアマゾンプライムでも日本のコンテンツは見れますが、僕はそもそも映画が好きでないのと、やっぱりカナダでは配信されていないコンテンツもあり、制限を感じてしまいます。

20年前にニュージーランドで語学学校から帰ってホームステイ先の間接照明しかない薄暗い部屋で現地のラジオを聴いていた時のことを考えると幸せだとは思うんですけどね。



それが最近、テレビで活躍している芸能人が次々にYouTubeに進出しましたね。

番組やレコード会社の公式チャンネルの場合、日本国内での視聴に限られてカナダからは見れないこともあるのですが、芸能人のチャンネルでカナダから見れない物は今のところお目にかかっていません。

しかも芸能人本人または所属事務所が更新しているホンモノのチャンネルなので、いつのまにか削除されることもなく、複数のチャンネルで同じコンテンツがアップされていることもありません(つまりチャンネル登録をしておけば自動的に最新動画が見れる!)。

ここ十数年日本のテレビは見ていないので最近のタレントさんは知りませんが、今から20年前に活躍してたお笑いタレントを見られるのは嬉しい限りです。


カナダに住んでいるんだから本当は英語のテレビや映画を見た方が英語のためには良いのでしょうが、現地就職をしてから英語に対するモチベーションは無くなりました…。

もう退職まであと十数年、自分に負荷をかけて寝る間を惜しんで勉強するよりも、残された人生、好きな事だけをして楽しく過ごしたいお年頃。

仕事ではやむを得ず英語を使っていますが、退勤時間になったら何も考えずに母国語のバラエティー番組を見て笑いたいのです(病んでるのかもw)。

最近までは芸能人ではない一般人の雑談動画やビデオブログを見ていて、それはそれで緩い感じで癒されるのですが、やっぱり芸能人は違いますね。30分とか1時間とか、それもう動画っていうより番組!

あと映画のサブスクやDVDと違って、YouTubeはコメント欄も読むのが楽しいですね。

長くなりそうなので今回はこの辺で。

(また似たような記事書きそうな予感)





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December 8, 2020

自粛期間中はステイケーションを楽しむ



今年の有給休暇は、全部ステイケーションです。

ステイケーション staycation とは、有給休暇をどこにも行かずに家で(地元で)過ごすという意味です。

ちゃんとした英語ではないのですが、カジュアルな会話で使われています。



カナダでは多くの人がまとまった休みを取り、旅行に行きます。

車で数時間の実家だったり、よその州だったり、フロリダやバハマなどの暖かい地域だったり、せっかくの休みを家で(地元で)使うのはもったいないという文化です。

もちろんこれは人によりけりで、旅行が苦手、飛行機なんてとんでもない、親族も近所、なんて人もいますから、1~2週間の休みを取らずに月に1~2日とちょっとずつ消化する人もいます。

日本にいた頃は有休を利用して歯医者に行ったり風邪などで欠勤してしまった分を振り替えていましたが、カナダの多くの会社では有休とは別に病休があるので、長期休暇の日数はしっかり確保できます。



そんな理由でカナダ人は有休 (vacation)イコール旅行と思っている節があり、今年の有休はどこかへ行くのかと聞かれることが多いです。

つまり、有給休暇をどこにも行かずに消化するのは珍しい…かどうかはわかりませんが、ちょっと説明をした方が良い状況らしいです。



なので、あえて staycation と言う言葉を使って「有休をどこにも行かずに家で(地元で)過ごした」と表現するわけです。

言葉というのは不思議なもので、「家から出ず何もしなかった」と言うより「ステイケーションした」と言えば充実したおうち時間を楽しんだような気になるので個人的には気に入っています。


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December 6, 2020

日本人はクリアファイルがお好き

 



■ クリアファイル大国、日本


カナダに住んでいてもインターネットで日本の広告を目にしますが、多いですね、クリアファイルがもらえる(当たる)キャンペーン。

景品の中でクリアファイルが一番多いのではないでしょうか。

クリアファイルならアイドルやアニメキャラクターが印刷できるので宣伝にもなるし、ファンも好きなアイドルやアニメのグッズを持っててうれしいし、景品にはもってこいですね。

文房具としても書類を分類するのにも役立つし、中身も確認できるので優秀です。



■ カナダでは見かけません


そんなクリアファイルですが...カナダでは存在しないのです!

呼び名がどうこうとか和製英語がどうこうではなく、クリアファイル自体、売っていません。

文具店でもスーパーマーケットでも見かけないし、オフィス用品専門店の通販カタログにも載っていません。

職場に行っても、誰かが使っているのを見る事はないですね。


■ 紙のファイル


カナダでは紙のファイルが使われています。

オフィスでは、パソコンのフォルダのアイコンにもなっている、二つ折りになってる厚紙のファイルフォルダーが主流ですね。

ファイルフォルダはキャビネットや引き出しの中に立てて収納するものなので、主にオフィスで使われています。

学生は人によりけりです。バインダーだったり、学生向けに作られている薄めの紙のフォルダだったり。もっとも今は課題の提出もデジタルd絵紙は使わないのかもしれませんが。


■ クリアファイルは日本独自


日本のメディアで「クリアファイルプレゼント」というキャンペーンの広告を見ると「またクリアファイル!」と思っちゃいます(良いとか悪いとかではなく)。

僕は日本とカナダしか知らないので「日本独自」と言い切ってしまうのはどうかと思いますが、とりあえず今現在はとっても日本っぽいなぁと思います。

もし僕が「あなたが思う日本らしいものって何?」と聞かれたら、スシでサクラでもハイテクトイレでもなく、「クリアファイル」と答えでしょう(たぶん聞かれないw)。

それにしても今ほとんどの景品がクリアファイルじゃね?ってぐらい何を買っても景品にクリアファイルが選ばれてる気がします。ペーパーレス化とはいえそれなりに保存する書類があるのかな?僕が日本に居た頃は「ジャンパーが当たる!」が多かった気がします(←思い込みw)。



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November 27, 2020

雨の日には Stay Dry




■ 雨の日には家にいたい


田舎に住みながら車の無い生活をしているので、雨の日に出かけると全身ビショビショになります。

地域的なせいか、しとしと小雨が降るようなことは少なく。雨が降る日はたいてい風も強いので、傘が役に立たないんです。横から雨が吹き付けるか、または傘が壊れるか。

レインコートという手もありますが、完全装備しないと結局濡れますよね。それにジャストサイズだと中に着込めなくて寒いし、オーバーサイズだと隙間から水が入るし。とくに風の強い日は。

大した雨でなくても、靴下が濡れます。これかなり不快。長靴にすると歩きづらくて帰宅時にはヘトヘト。

車がない生活をしていると、雨の日には出かけないのは一番だと実感します。在宅勤務になって、この通勤によるストレスがなくなりました(自粛生活と帰国がおあずけという別のストレスが出現しましたが)。




■ Stay Dry


車生活をしていても駐車場から建物まで歩かなければならない場合もあるので、買い物など日にちをずらせる場合は雨の日は買い物を避けたいという人もいるでしょう。“お足元の悪い中~”なんて言いますもんね。

濡れたら困るものを買ったときなんかは雨の日の買い物は厄介ですし。そういえば屋内駐車場からそのまま店内入り口に繋がっているイ◯ンモールって本当に優秀ですね(何の話?)。

雨に濡れるのを避けたいというのは皆さん同じということで、挨拶に使われたりします。

会話の最後、じゃあまたね、という別れ際のタイミングで “Stay dry.” と声を掛けられることがあるんです。

これは “Have a nice day.” の雨の日バージョンと言っても良いでしょう。

僕はひねくれものなので雨の日だって nice day に出来ると思うのですが(サブスクで映画三昧とか)、英語で nice day と言えばたいてい快晴の日のこと。明らかに天気の悪い日にはあまり have a nice day とは言われたことがありません。

そのかわり Stay dry (“雨を避けてね”、“濡れないようにね”的な意味)と言われるわけです。目上の人とか、同世代のグループの中でもお母さん的存在の人とか、兄貴的存在、姉御的存在、世話焼きキャラのから言われることが多い印象です。


■ 明日は雨が降るから今日のうちに買い物に行っておこう


個人的な話に戻ります。

濡れるのを避けるために、雨が降っていない日にはできるだけ用事を済ませるようにしている今日この頃。

最近は天気予報の精度も上がり、さらにはテレビやラジオを待たなくてもアプリでいつでも気象情報をチェックできるようになりましたね。

昭和のアイドル歌謡によく出てきた、天気予報が外れてなんちゃら、というフレーズは新曲には出てこないかもしれません。天気予報はもうあんまり外れなくなったし。

なのに、です。天気予報をチェックするのを忘れてしまうんです…。

冷蔵庫に食材がないから明日買いに行こう、と思っていたら、翌日は雨。昨日は全然雨が降ってなかったのに。明日でいいや、と思っていた昨日の自分を恨みます。

天気予報を調べておいて、行けるうちに買い物に行って数日間痛まないものは買っておくべきですね。

幸い洗濯は天候に関係なく衣類乾燥機を使っています。あ、だから天気予報をチェックするのを忘れてしまうのかも。


■ 雨の日を楽しむ?


本当は雨対策グッズを買って雨の日も楽しめるようになりたいんですけどね。雨の日というか暴風雨の日はなかなか楽しめません。

一見ドレスシューズのような雨用のショートブーツや、防水・撥水加工のあるこれまた一見ふつうのアウターのようなレインジャケットなどもあるので、ウィンドプルーフ(風に強い)傘と一緒に買いそろえたら外に出るのも楽しくなるかもしれません。

または本格的なアウトドアの格好は、ファッション的にも機能的にも雨の日に外を歩く気にさせてくれるアイテムかもしれません。

でもやっぱり雨の日は不要不急の外出を避けて、stay dry が良いのかもしれません。車の運転手からの視界も悪くなりますからね。



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November 26, 2020

マイバッグを英語で



ここカナダ某州ではレジ袋有料化どころかレジ袋自体が禁止になりました。金を払うからビニール袋をくれと言ってもビニールがないので店で売っているエコバッグを買わないといけないのです。でもゴミ袋は売っているという矛盾。

店によっては紙袋は無料でくれるようです。

紙袋では重いものは運べないし、なによりどこの店が紙袋をくれるのかわからないので、常にエコバッグを2つ持ち歩いています。

このご時世、使い捨ての袋の方が良いのにね、と思いつつ。




このレジ袋、英語では特に“レジ袋”とは言わず、普通に plastic bag と言われることが多いです。

ビニール袋ではなく、プラスチック袋です。

日本語でプラスチックといえばあのプラスチックを連想しますけどね(どのプラスチック?)。

同じ石油が原料の素材でも固いのはプラスチック、柔らかいのはビニールと分けて言いますが英語では同じみたいです。


エコバッグは eco bag で通じなくもないしネット通販でもそれで検索できますが、地球にやさしい素材で出来ているものを指したり、エコなバッグならなんでも eco bag と呼べてしまうので、必ずしも日本人が浮かべるアレとは限らないかもしれません。トートバッグで、ある程度大きくて、わりと丈夫なアレ...え?(みなさんが思っているエコバッグはそうじゃないの?)

reusable bag なら、みなさんが思ってるあのエコバッグに近いと思います。 繰り返し使える袋、という意味ですね。通勤・通学ようのバッグとはちょっと違う、たいていトートバッグのような形で、ナイロンや生成の素材で、折りたたむことのできる、一般的なエコバッグです。

日本語ではエコバッグを「マイバッグ」とも言うこともありますが、英語では「私のマイバッグ(my my bag ???)」のように文法的におかしなことになってしまうので使えません。「あなたのマイバッグ」になるとますます意味不明に(your my bag???)。

どうしても「マイバッグ」にこだわりのある方は、own bag にすれば近い表現になります。

  • 俺は俺のマイバッグを使うぜ→I'll use my own bag.
  • マイバッグを持参してください→Please bring your own bag.

shopping bag (買い物袋)と言ったりもするので、文脈によっては eco bag、 reusable bag、 own bag、いずれのバッグも shopping bag と言っても良いかもしれませんね。 






レジ袋が廃止になってしまったのは不便で個人的には残念ですが、仕方がないので割り切ってエコバッグを使う生活を楽しもうと思います。

若かりし頃、勤めていたメンズアパレルブランドがエコバッグを発売することになり、エコバッグ本体はもちろん、使い捨ての袋を使わない生活が格好良く思えて購入したんです。

が、便利さに流され、エコバッグを使わない派に逆戻り。

あれから二十数年。21世紀の今、遂にエコバッグを使う時が来ました。

ファッションに合わせて、洗えるエコバッグをいくつか買おうと思います(今はスーパーで購入したダッサイ野菜柄の洗えないエコバッグを使用中)。




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November 24, 2020

カナダの缶コーヒー事情




■差し入れするならコーヒー



テレビドラマで、残業を頑張っている主人公に「残業おつかされま」とか「あまり無理すんなよ」とかいうセリフと共に、同僚や先輩が缶コーヒーを渡すシーン、ありますよね。

缶コーヒーは“とりあえず休憩しよう”という気持ちと“もうひと頑張り”という気持ちにしてくれる最強アイテムなのでしょう。

セリフがなくて黙って缶コーヒーを渡すことで気持ちを表す演出さえあります。

これはパブロフの条件付けなのかもしれません。




■缶コーヒーの思い出



僕も日本で働いていた頃は、毎日缶コーヒーを飲んでいました。

いくつか転職をしましたが、朝と昼休みの1日2回、自動販売機で缶コーヒーでのブレイクタイムが唯一ほっとできる時間でした。

そして飲み会があった日には帰り道が同じ人達と途中まで一緒に歩き、途中で自動販売機で缶コーヒーを買い、そのまま話し込んでしまうことも。懐かしい…。

夏は「つめたい」、冬は「あたたかい」、甘い物が欲しい日はカフェラテ、シャキッとし対日は微糖。新商品は毎年出るし、シールを集めて懸賞に応募したことも。

って20年前の話なんですけどね。当時からカフェラテはあったんですよ(英語ではラテと言います)。




■カナダのコーヒー事情



というわけで、テレビドラマなどの“職場における缶コーヒー”を見た瞬間に副交感神経が優位になってしまうぐらいになってしまう僕ですが、最近は「飲みたい!」とは思わなくなりました。

なぜならばカナダには缶コーヒーがないので、もう缶コーヒーを飲まなくなってしまったからです。

とはいえカナダでも、というかうちの職場でも、始業時間や休憩時間はコーヒーを買うのに長蛇の列ができるし、上司が差し入れでコーヒーをくれることもあります(在宅勤務でそんな光景も見なくなりましたが)。

海外ドラマや洋画でも、出勤前とか仕事中にコーヒーを買うシーンはよくありますよね。

でも缶コーヒーではありません。思い出して下さい…彼がが手にしているコーヒーは…そう!紙コップです!

日本ではコンビニや自動販売機で缶コーヒーを買うように、カナダやアメリカではコーヒーショップやドーナツショップでコーヒーをテクアウトするのです。




■フレッシュなコーヒーとは



コーヒーショップで買う淹れたてのコーヒーに慣れてしまうと、ドラマや映画で缶コーヒーが差し出されるシーンを見ても、飲みたいとは思わないんですよね…。

おしるこも、コーンスープも、缶入りのよりも出来立ての方が良いじゃないですか。

英語では、出来立てのことをフレッシュ fresh と言ったりします。

野菜や果物じゃないんだから新鮮なコーヒーってどういうことよ、と思うかもしれませんが、淹れたてのコーヒーのことを fresh coffee と言うのです(コーヒーフレッシュではない)。

帰国時に缶コーヒーを買った覚えもないし、コーヒーショップのコーヒーと飲み比べしたこともないんですけどね。



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November 23, 2020

コーンスープは売ってない

 


■ コーンスープが飲みたい


SNSで、日本のレストランの洋風の朝食の写真を良く見ます。

ホテルのレストランとかおしゃれカフェの朝食メニュー。お箸を使わず、ナイフとフォークのみ。お店側もきっと海外の雰囲気を醸し出そうとしているであろうメニュー。

フォロワーからのコメントも「海外の朝食みたいですね」というのが多数を占める写真。

あまりにも外国風で、一瞬「あれ?この人海外旅行中?」と思うものの※、すぐにこれは日本のレストランの写真だと見破れる品が1品だけあります。

※また話を盛ってしまいました。日本のレストランの盛り付けは綺麗で、量が少ないのですぐわかります。

さて、その1品とは。

コーンスープです。

カナダでは、そしておそらくアメリカでも、コーンスープが(ポタージュも)、レストランでも、スーパーマーケットでも、通販サイトでも扱っていないのです。

(ヨーロッパ等ほかの国については知りません…)

日本の欧米風朝食メニューの写真には必ずといっていいほどコーンスープらしきものが付いてきているので、あの味が恋しくなります。



■ スーパーにも売ってない


スーパーマーケットには缶詰のスープがたくさん売っています。が、コーンスープは売っていません(コンソメスープも無い)。

マッシュルームスープ、じゃがいもスープ、チキンスープ、ミネストローネ、クラムチャウダーなどなど。

でもコーンスープは売ってないんです(大事な事なので2回目言う)。

粉末タイプになると、そもそも品数自体が少なくて、そしてやっぱりコーンスープは売っていません。


■ レストランでも出されない


先述の通り、コーンスープが付いている食事の写真を見ると日本で撮った写真だとわかるぐらい、カナダのレストランではコーンスープは出されません。

スーパーマーケットと同様、クラムチャウダーやミネストローネなどが大抵のレストランで出されるスープで、コーンスープはお目にかかったことがありません。


■ 日本からの輸入品という手がある


もしかしたらネットならあるかも、と思いアマゾン・カナダで検索してみたところ、ありました。

でも、それは日本語のパッケージ。日本から輸入しているもののようです。

英語表記で、アメリカやカナダで作っているコーンスープは見当たりませんでした(根気よく探せばあるかもしれないけど)。



■ 誰も知らない起源?


ウィキペディアによると、コーンスープやコーンポタージュは確かヨーロッパのものらしいです。

でも、グーグルで色々な記事を検索してみても(日本語)、ヒットするのは海外在住の方々が現地でコーンスープが手に入らないとおっしゃる記事ばかり。

そして多くの記事がコーンスープが日本に入ってきた起源を見つけられなかったとか、現地人にコーンスープは飲まないと言われたとかの内容。

更には英語で検索をしたら、コーンスープは日本の料理だというものまで!

これってもしかして、コーンスープはハンバーグやコロッケみたいに「日本では洋食と思われてるけど実は日本オリジナル」ってカテゴリーの料理なんですかね?

次回帰国したらファミレスでコーンスープを注文したいと思います。


そういえば小泉今日子さんの Good Morning Call も観月ありささんのHappy Wake Up! も小室哲哉さんの作曲なんですよね。コーンスープといえばこの2曲も一緒に思い出します※

※クノール・カップスープのCMソングだったんです、30年ぐらい前に。


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November 21, 2020

英会話の心得:「落ち着いて下さい」と言う側になる

 


 

■ ネイティブと話していると、イライラされることってあるよね?


仕事で社外の人と話す機会がありました。

わかりやすくするためにフェイクを交えて、仕事の手順書をアウトソーシングで依頼したので業者に会った、としましょう。

手順書を作るために、業者がまずは従業員の話をヒアリングすることになった、というシチュエーションを想像してください。

業者は社内の実務は知りません。

ウチら従業員が業者に手順を説明しなければいけないのであって、業者が業務改善のためのアドバイスは当然しません、というか出来ません。

ただ、せっかく手順書を作るなら、改善できるところがあるならした方が良くない?

というのが全員が無意識に考えていることなのか、現在最後に行っている工程を最初に持って来た方が良くね?みたいな意見交換的な流れにもなってしまうのです。

そこでこれから手順書を作成する業者さんに向かって、第四章を第一章に持ってくることは出来ますか?的な質問が出たりします。

業者としては実務には関わっていませんから、当然「あなた方の業務ですから、私共には回答できかねます」的な返事になります。

でもその言い方!

毎回こちらが言い終わる前に食い気味に「あなた方の仕事です」とギャーギャー言われてしまっていました。



■ ただでさえノンネイティブは怒られがちなのに


僕は数人のうちの1人だったので、先にぎゃーぎゃ―言われていた人達を見ていたので、控えめにしていました。

質問はありますか?と聞かれたので、先に答えた人たちを真似して「良いと思います。」「良い感じです」みたいな感想(Sounds good, とか Looks good)を言ったところ、

あなた方のための手順書を作ってるんですよ?あなた方が使うんですよ?

たいに怒られました…。上司でもないのに。

なんか新人教育にくるマナー講師みたいの。

カッチーンと来たので(笑)、次回の打ち合わせでは、先生が生徒のレポートを評価するような、大企業が下請けの会社の報告に答えるような、デパートの大口の客が立場の弱い外商部に購入の意思をちらつかせるような、そんな口のきき方をしてやる!とずっと考えていた。

提示された手順書を、「That's correct」と「正しい」「よろしい」みたいなニュアンスで言ってやる、と心に誓いました…。



■ 大人として対応してみる


そして二回目の聞き取りの日。

みんなコテンパンにやられてるじゃないですか。

業者は何かコメントを求めるくせに質問をすると「それはテーマからずれている」とか「あなたの業務なんだから私に質問するのは間違いとか」言いやがる…。

そして僕の番になりました。コメントを求められたのです。

もちろん準備していた上から目線作戦を実施し、いい感じの結果を収めつつありました。

ところが同僚のコメントに僕がコメント返しをしたときです。

僕が言い終わるまえに手順について話を被せてきたではないですか!

うちらの業務なのに!ってか僕まだ話し終わってないのに!

そこで僕もさらに相手が話している最中なのに

「何もあなたにそれをお願いしていませんよ、◯◯さん。ただのコメントですよ、落ち着いてください」

と言ってみました。


※「食い気味」とか「被せ気味」とか言いたいだけ疑惑..




■ 「落ち着いてください」は魔法の言葉


...話を盛りました。「落ち着いて」とは言ってません。

でも。敢えて、わざと、意識して、担当者のファーストネームを呼び、落ち着いて、目を覚まして、冷静になって、という口調で言いました(読者のみなさんに伝われ)。


落ち着いて、というニュアンスで、

  • この間そう言ったでしょ、マイケル。
  • 何も今すぐやれって言ってませんよ、ナンシー。
  • ただの個人的な感想ですよ、ブライアン。

と名前を最後につけると、諭すような雰囲気が出ると思いませんか?


これが効いたのか、なんと最後に口調について言い訳とお詫び。

数回のヒアリングの中で、そんなの初めてでした。



ちょっと話が逸れますが、英語に自信がないと、会話中に相手側が優勢になり、主導権を取られてしまうことがあります。

私の英語が悪いせいで…という態度だと、ますます相手が優勢になります。

英語が上手じゃないから、日本人だから、みたいなことは気にせずに、

  • お前が聞き取れ。
  • アクセントのある英語が聞き取れないの?この21世紀に?
  • 訛りをモノマネするのは侮辱なんだけど知らないの?お里が知れるわ。

というような態度で毅然としているぐらいがちょうど良いのです。

でもいきなりそんな自信はつかないし、下手すると単に感じ悪い人になってしまいますよね。

そこで役に立つのが「落ち着いて」と言う側に立つことです。



なめられている、バカにされている、と感じたら、オセロで角や端に石を置くタイミングを狙うように、「落ち着いて下さい」と言うタイミングを狙いましょう。

「落ち着いてください」と言う側になったら形勢逆転です。

日本語でそんなことを言ったら火に油かもしれませんが、英語圏では興奮して我を忘れることは恥ずかしいこと。

そして「落ち着いてください」は言ったもん勝ち。

先方は実は落ち着いていても、「落ち着いて下さい」と言われると、周りから落ち着いていないように見えてしまうマジックなのです。


というわけで、日本語でも外国語でも、常に冷静に会話をすることを人生の目標にしようと思います(知らんがな)。



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November 16, 2020

間接照明で海外のインテリア


 


■海外は間接照明が多い

海外と言ってもワーホリで滞在したニュージーランドと、現在住んでいるカナダしか知りません。

なので「海外では」と主語を大きくせず、「ニュージーランドとカナダでは」、とした方が良さそうですね。

でもそれでは語呂が悪いので「英語圏では」としましょうか。

アメリカもイギリスも行ったことはありませんが、まぁ同じようなもんでしょう(テキトー)。

あ、アメリカは行ったことがあります。でも日帰りで明るいうちにカナダに帰ってきたので、照明についての証明はできません(でたオヤジギャグ)。

それでも、まあ、「海外は間接照明が多い」というのは納得していただけるのではないかと思います。


■カナダの家には天井に照明がない

カナダに来て以来、ルームシェアや一人暮らしでたくさん引越しをしましたが、天井に照明の無い部屋がほとんどでした。

リビングや寝室の天井には照明がありません。

(台所や食卓エリアに大抵はあります。浴室は天井になくても洗面台の灯りが十分明るいです。)

自分で天井にフックをねじ込み、買ってきた照明を下げる人はいます。

日本のようにリビングや寝室の天井に配線が埋め込まれている物件は今の所お目にかかっていません。

ちなみにニュージーランドで数軒の家に滞在しましたが、同じでした。

今の家もそうです。


■どのように灯りを付けているか

天井にライトがなくてどうやって暗さをしのいでいるかというと、間接照明です。

実際には、現地のみなさんは、意識して壁に光を当てているわけでもないし間接照明について何か学んでいるわけでもないので、厳密にいうと間接照明とは言えないかもしれません。インテリア関係の方、見逃して下さい。

具体的にはどうしているかというと、ランプです(もちろん電気です)。

ベッドサイドテーブルに置くようなランプ(大抵2つお揃いで買える)や、デスクランプなどをあちこちに置くのです。

壁にも天井にも反射するので、やっぱり間接照明ですね(どっちやねん)。

要するに、薄暗いのです。

今は夜に家でくつろぐときにはスマホかタブレットかパソコンを見ているので気になりませんが、初めてワーキングホリデーで海外に渡航した20年前は、とても暗く感じたのを覚えています。

自分の部屋で本を読んだりCDの歌詞カードを見るのにとても暗くて目ぇ悪ぅなる思いました。


■“コンビニじゃあるまいし”

日本の家は、各部屋の天井に蛍光灯がはめ込まれてますよね。

それが当たり前なので、日本に住んだことがある人にニュージーランドやカナダの部屋の暗さの話をしたところ、日本の家が明るすぎる、コンビニじゃあるまいし、と言われました。

そういえば職場でも、まぶしいので蛍光灯を数本消したいと言い出した人も。この件はカナダ人の中でも意見が割れてましたが。リビングルームでくつろいでるんじゃないんだから、と。

日本は省エネと節約の観点から電気の使用量にはシビアですが、カナダはわりと電気の使用については寛大な人が多いと思います。

僕の周りには「こまめに消す!」みたいに言う人もいないどころかテレビや電気のつけっぱなしが平気な人が多いし、自宅の内外のイルミネーションを煌々と付けてる家も多いです。

そんな感じなので、ルームランプの他にも電気で光る置物や飾りを多く見ます。

というわけで、みなさんも部屋のあちこちに照明器具を置いてみては。

(そう言えば日本は虫が多くてダメかな?)



November 14, 2020

プリペイドカードに「チャージする」は英語で「charge」でいいの?



■プリペイド携帯、使ってます。


僕のケータイ電話、実はプリペイドなんです(突然の告白)。

電話は苦手だし、今の時代たいていメールで連絡が取れるし、なにより毎月何千円も払いたくないんです(どケチ)。

ただ、外出時の連絡用と、電話でしか連絡がとれない機関(病院など)と、各ウェブサイトの二段階認証のためだけに持っています。

100ドル(1万円弱)チャージすれば、1年間有効です。

人との連絡もSNSもネットサーフィンもWi-Fiがあれば出来るし、外出先では音楽を聴いたりしているのでカナダで生活しているここ十数年で困ったことはありません。




■「チャージ」は入金っていうか課金.


...ってこのチャージって言葉!

この記事を書くにあたって、アカウントに入金することを日本語で何ていうんだろう、と調べた結果、チャージだと思い出したのです。

英語では charge ではないのです。


charge というと、入金より課金といったイメージになります。

例1:料金をチャージされた (They charged me a fee)

例2:こちらは無料となっております (This is free of charge)




■ プリペイドカードにチャージする、を英語で言うと


英語では、top up と言います。


チャージするためにサービスセンターに電話をかけると音声案内でこう言われます:

To top up your account, press 1

(チャージするには1を)


ケータイ会社のウェブサイト経由でチャージするなら、Top up の表記のボタンをクリックします。


ケータイに限らず、コーヒーショップが発行しているカードや電車やバスに乗る時のカードなどチャージするときにも、この top up という言葉を使います。


どうやらこの top up にはコップを上までいっぱいに満たすという意味があるようです。

参考→ ejje.weblio.jp



■今日から使おうトップアップ


英語を勉強しているみなさんは、今日からトップアップ、使ってみてくださいね。

「あ、いっけねー、Suica トップアップしなくっちゃ」

「今日は私の奢りね。大丈夫、スタバのカード、トップアップしたばかりだから。」

「はい、これ、500円分のギフトカード。あとからトップアップも出来るんだよ。」

カタカナでも普段から使っていると、英会話の最中にふとく口から単語が出てきます、っていうか出て来るかもしれません(テキトー)。



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